先輩の皆様からはご自身で撮られた写真や昔の航空雑誌の記事の写しなど一冊のファイルでは収めきれないほどの随分沢山の資料を頂けました。実に有難いことですね。
図面についてはNETで探した所、5例程ありましたがいずれも細部はまちまちでイマイチ信用できそうなものは見つけることが出来ませんでしたが、頂いた写真資料に基づきそれなりに検証しまして一応それに近いのを基本として、落書き程度の図面を作成してそれに基づいて製作を進めようと思っています。
まずは胴体からですね。
3つの窓がありますが1/50のスケールですので窓から中が見渡せるサイズですから、客席などのインテリヤ等を作るべきかと思いましたが、身の程知らずと気が付きましてこれは即パスとしました。

集まった図面では5例とも窓やエンジンの取り付け位置などが全部違っていました。
先輩方から提供していただきました真横から撮られた写真を元に設定を確定いたしました。
コックピット窓の部分を合成木で作ります。
窓枠の部分の基本ラインに従って鋸で切断しその切断面に墨を塗り再び瞬着で貼りあわせます。
図面や写真を眺めながら窓の整形をします。削ることによってラインが消えること無く左右のバランスに気をつけながらの整形です。
ここで問題に思ったのはそれぞれの窓ガラスが平面なのか曲面なのかがハッキリ解らなかったことです。
不確かな図面によりますと殆んどが前面の4枚は曲面ガラスのようになっていました。
その気になって写真を眺めてみますと恐らく窓のそれぞれは平面ガラスのように感じましたのでそのように削ることにいたしました。
上の写真をご覧になった先輩の方から早速にメールが有りました。
先端の正面2枚のガラスはわずかに曲面になっている筈とのことで、もっと写真をよく見る事が大切とアドバイスを頂きました。
早速厚み約1ミリほどの合成木を貼増しして修正を施しました。
リアルタイムでのアドバイスを頂けまして本当に有難いことですね。
主翼・尾翼の木取りです。
後縁へのテーパーを見込んで平板を卓上ノコでV字型に挽きそれぞれのサイズで切り取ります。
エンジンを除き大まかな成形が出来ました。
これからの工程を考えると艱難辛苦のスタートラインに立ったわけですね。
三点クラブの例会でこれをご覧になった先輩から「主翼の前後の幅が少し細いのではないか、そして窓の位置を再確認したほうが良いのでは・・」とアドバイスを頂き早速に確認をした所その通りでした。
先輩のご慧眼は流石に鋭いです。
其れ等の修正を施してエンジンとそのパイロンの製作にかかりました。
コックピット内部の製作です。
パネルは先輩から提供していただいたコックピット内部の写真を縮小して印刷し貼り付け、操縦席は適当に小細工して程々のインチキ仕上げです。
コックピットのヒートプレスでの整形。
先輩は1個のために少なくても20個ほど作って一番良く出来たものを選ぶと聞いていました。
以前の大型機で1/100スケールの場合は5個ほど作ってその中から選んでいましたが、今回は15個ほど作りその中から選びました。機体が小さいので相対的に窓が大きくなりますので、少しばかり真似をしたわけです。
材料の塩ビ板は100均で買ってきたB4 の硬質カードケースです。
客席窓の部分はブロックとして水平に抜けるようにしてありましたのでそれを一旦抜き取り、透明の塩ビ板を張り窓側から10_ほどのところで縦に切断して窓の面と胴体との面合わせをして接着しました。
その上で透明部分へのマスキングを施します。
じぇじぇじぇじぇ・・・
コックピットの窓のマスキングを終えてから、操縦席の高さが違う事に気がつきました。
左が実機の真横からの写真ですがパイロットの横顔が丁度窓の高さに来ています。判りにくいですが模型ではかなり下に来てしまってます。
床の高さを推定して掘り下げたのですが2度目の確認をしたとき2ミリほど低い事に気がつきその修正のために底上げをすべきところを、逆にさらに掘り下げてしまったようです。その為本来の高さより4ミリほど下がってしまったのです。
キャノピーを接着してしまってから気がついたのですが、当然やり直しという事です。トホホホ・・・
いよいよ老人性なんとか症の世界に深入りしそうです。
前脚の収納部分の穴を掘っていて気がついたのですが、機首下面のプロフィールが実機の写真や図面とは随分違っているという事です。
実機の写真では収納扉が殆ど直線になっているようですが、模型の姿ではこれでは扉がピッタリと閉まる訳が無いという事です。
適当にこんな物かなあと言う感じで整形してた杜撰さがまたまた露呈してきました。
トホホホ・・・病の再発です。
一応素組みができましたのでホワイトのサフェッサーをたっぷり吹き付けて乾燥を待ちます。
この時点で細かい不良箇所が存分に出てきますので根気よく一つづつ潰してゆかなくてはなりません。さらに接続面の合いをきっちりするのが「今でしょう!!」です。
随分面倒な仕事ですがこれが一番大切な事ですから辛抱強く進めてゆきます。
乾燥待ちの間に降着装置などの加工を進めます。
この部分の詳しい図面は入手出来ませんでしたので先輩から提供していただい写真に基づき推定して、その上に作りやすいように勝手にアレンジしてそれらしく進めます。
何をやってりゃーす?
取り敢えず一応出来た前輪を実機の写真と見較べていて気がついたのは前輪は単輪の筈がダブルに出来てしまっている事です。(右側)
随分苦労をして組み立てたのに何の意味も無い結果となってしまってます。
改めて構造の推定から工作のやり直しで、左のようにたどり着けました。
考証は何よりも大切なソリッド模型作りに携さわりながら、結果的にこんな不手際をしていましてはお話になりませんですね。
またもや トホホホ・・・病の再々発です。
サフを吹いては乾燥待ちの繰り返しですがはっきりしない天気で思うようには進めません。
前から思っていた、リベット打ちの道具を作ってみようと思い立ち、まずは写真の左のような縫い針をややアーク状に並べて金具で固定をして作って試してみました。これは東京のO先輩のアイデアのパクリです。道具は一応旨くできたのですが幅が約10_ほどですので、長いラインの場合何回も繰り返しながら打って行くわけですが、かなり練習をして熟練しないと程ほどの仕上がりにはならないと分かりました。
多くの先輩方が試しておられるのは置時計などの歯車を利用したのが良いと聞いていたのですが、その置時計とか目覚まし時計が手に入りません。あちこちのリサイクルショップなどを当たってみましたが、有るのは電気式ばかりで昔のようなゼンマイ式の機械時計は遂に見つかりませんでした。
そこで目を付けたのが今では使っていない昔の35_フイルムカメラで、オリンパスの一眼のOM-1です。知る人ぞ知る往年の名機ですが、ヤフオクに出品しても買い手がつかず、と云って廃棄処分はためらっていましたが、それを分解すれば歯車の一つや二つは有るのではと考え意を決して分解をしましたらいいのが見つかりました。
それを加工して右のようなルーレットが出来上がり試してみましたら何とか旨くいけそうです。
漸く基本色のホワイトの吹きはじめです。
この7月20日が我が三点クラブの例会ですので出来ればそれまでに完成したいと思っていましたが、本日(17日)を含めて3日間しかなくとても無理ですからそれは断念してゆっくりと焦らず取り組んでゆきます。
ホワイトが完了しましたので華やかなSONY機としての装いに進みます。
先ずは鼻先から垂直尾翼の後端まで走る赤と濃紺のラインのマスキングです。
先端からかなり細い線でスタートしてますので旨く行くかどうか自信がなくデカールの方が良いかと思いましたが、デカールはデカールでまっすぐ貼り付けるのはさらに困難と判断して手塗りでの挑戦です。
二日かけてレッドとブルーの帯を塗りました。
マスキングテープの張り合わせ場所が無数に有りますのでその部分からの塗料の浸み出しが無いように充分に注意をして手を打ったつもりですが、思いがけないところから浸み出しがあって、それの対処に暫く手間がかかりそうです。
そこそこに修正を施しデカールを製作し貼り付け完了です。
全身が倶利伽羅紋々の旅客機と違いレジスタ番号とか多少のロゴだけですので楽でしたが、乾燥の期間だけは同じですので最終作業は暫くは待ちとなります。
25日に我が住まいのT市が最高気温39.3度で日本一となりました。
そんな状態ですから塗装の乾燥には好条件となりましたが逆にこちらが軽い脱水症状に見舞われ医者へ行く羽目となりましたが薬をもらいお陰で回復しましたので、いよいよマスキングを剥がす時となりました。
毎度の事ですが絶対に期待通りにはならず今回もかなり修正が必要な状態となりました。
修正が出来ればよいのですが、場合によっては其のまま諦めなければならない所も有って結果的には一番憂鬱なときです。
あちこちに発生した要補修の箇所の処理を概ね済ませ、補修すれば返ってさらに悪くなると思われるところは深追いせず諦めて、いよいよエンジンの固定です。エンジンの芯に3_のパイプを貫通させ、やや上向きと左右に少し開いている角度に左右のエンジンを保持してマウントに接着剤を塗り暫く固定をしておきます。
6月はじめに取り掛かって丁度2ヶ月、何とか完成させました。とは言え自分にとっては今迄では一番完成の満足度が低い出来上がりとなりました。大いに反省する事は多々ありますが、それよりも何よりも過去の経験を充分に生かすという意識が低くなり、つい手慣れた仕事と錯覚して知らず知らずのうちに杜撰な仕事になったようです。
応援をして頂いた先輩の皆様方には大変申し訳ない結果となりました。
次回からはもっと頑張ります。
左の写真をクリックで完成写真がご覧になれます。
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FALCON 10 (1/50)の製作

製作開始 2014年 6月
完   成          7月

SONYのロゴが入っているビジネス機の「FALCON」を作ってみたいと思い、そのことを三点クラブの例会の時に漏らしましたら、有難いことに先輩の方々より随分たくさんの資料を提供して頂くことが出来ました。
SONYとは仕事の上で随分と関わりあった身上ですので、昔の栄光有るSONYの事を思い出しながら作ってみたいと思っております。