Douglas DC−10−30 (1/100)
     フィンランド航空 ”ムーミン ヨーロッパ”の製作です。

                                           
 北欧のフィンランドと言えばシベリュース作曲の交響詩「フィンランデア」は大好きな曲で若い時分、
無けなしののボーナスをはたいてLPを買ってよく聞いた思い出があります。
 神秘的で荘厳なメロディーは何度聴いても聞き飽きなかったもので、今でも時々思い出してターテーン
ブルに針を落として聞いています。
 また息子や娘たちの幼いとき、よくテレビで一緒に見た「ムーミン]のアニメを一緒に楽しんだその頃の郷
愁もあります。
 そのフインランド航空のDC−10 のハセガワ製のプラモのデカールをヤフオクで見つけることが出来まし
たので、是非それを使って作って見たいと思い入札しましたら、幸い落札入手できましたので、早速製作に
掛かりました。

                                         製作開始 2015年4月

プラモデルのハセガワが20年ほど前に販売したたプラモのデカールだけをヤフオクで出品されているのを見つけ、即入札に参加して落札する事が出来、先ずはラッキーのスタートです。
現品は1/200のスケールですが、作るのは1/100ですので資料としてPCに取り込んで、色などの修正を施し必要なサイズに伸ばして改めてデカールを作る事になります。
図面の調達です。
幸いソリッドを作り始めた頃、東京の先輩から今から40年ほど前に発行された航空雑誌を送って戴いた事がありまして、それを調べていましたら幸いにも鈴木幸雄氏の図面が掲載されておりまして、それを1/100のスケールに伸ばして使用させていただく事に致しました。
初めの一歩先ずは毎度の事ですが胴体の木取りからですね。
胴体の中心部の直線部分は張りぼてで空洞に作り、その前後の機首及び機尾はブロック作りで行きます。
8角形の枠材を作りそのうえに厚さ5ミリの板を貼り付け、このあと木工旋盤で真円に削ります。
木工旋盤はこの大きさの胴体を削ることが出来るのを手に入れるとすれば当然数万円はするわけでとても手に追える物ではありません。そこで使っていない古い電気ドリルが有りましたのでそれを利用して自分で作りました。
自作の木工旋盤が快調に働いてくれまして目的の達成です。機首部分と尻尾部分のブロックを接続して概ね胴体の概略は終わりました。
中央翼の細工です。
只今世界中で大活躍している多くの機体は中央翼は見かけでも全く一つの重要な機能構造物としてしてデザイン的にもその存在をハッキリと分かる設計がなされていますが、このDC−10の場合、素人目に見てもこの頃の機体はかなり遠慮がちな表現で胴体に繋がっているように感じます。
「あなたはそんな軽い存在ではないんだよ」と云って見たいのですが、実機に可能な限り似たように作るのが模型の世界ですからそれに従って及ばずながら作っております。

それとなく存在すると云う風情の表現は考えて見れば随分難しいものですね。実際にはそんな事は出来るわけは無いのですが・・・。
中央翼を一応削りそれに整合するように主翼の根本部分を作りました。
いつも悩むのが胴体と中央翼、そして中央翼と主翼の接続部分のラインの表現です。
展示会等への出品の際など輸送の場合は当然主翼は外して運ぶ事になり、そのように組み立てますと完成機を見る場合どうしてもその境が甘く見えてしまって面白くありません。
今回はそれを如何に解決するかが課題と思っております。
主翼を含めてそれぞれの削りだしは一応出来ました。
只これからの微調整が何時もの事ながら大変ですね。
3個のエンジンの木取りです。第2エンジンは垂直尾翼と一身同体となりますので長くなってます。
旋盤での削り出しで一応の形とはなりました。
旋盤は胴体を削った自家製の物ではなく、昔に買って持っていたミニ旋盤を活用しました。
基本的な部位はほぼ出来ました。
ただしこれからの細部の調整や面合わせを随分念入りに行わなくてはなりません。
16・17日の静岡でのホビーショーに参加するための準備もありますので少しばかり先延ばしになりそうです。
静岡へおいでになりましたら是非お会いいたしましょう。
「ソリッドモデル連合会」と「旅客機模型合同展示」のブースのどちらかにいるつもりです。
お陰さまで静岡でのホビーショーは存分に楽しませて頂いてきました。「サイトを見てますよ」と云ってくださるお方がかなり居られまして大変嬉しかったです。
今年も昨年に増して大盛況でした。
漸く落ち着きましたのでムーミン機の製作に取り掛かります。
各部位の正確な取り付け角の確保を念入りに施し接続箇所の面合わせを致します。
面合わせは今後も塗装が進むにつれ何度も確かめながら繰り返してゆく事になります。
そして翼類の後縁先端の保安養生を施しておきます。これをしっかりして置かないと後で無念な思いが待っていることになりますね。
ジェジェジェジェーッ!
今日 所属する三点クラブの例会に参加して先輩から「脚は全部で4箇所あることを知ってる?」と聞かれました。
「えっ!何処に?」と驚いてお聞きしましたら「主脚の間の胴体下部の真ん中にもう1脚あるんですよ」との事でした。
家へ帰って資料写真を眺めましたら確かに合計4脚装備されてました。何度も見た写真でしたが全く気がつきませんでした。先入観とは恐ろしいものですね。
実に先輩方の豊富な知識に改めて敬意を表すことになります。
脚類やエンジン周りなど、そしてコックピット内部の製作を含めて細かくて重要な仕事は、まだ随分先になるわけで、取り敢えず当面の仕事としては基本的な主要な各部の正確な位置合わせがが正しいかどうかををチェックしながら接続面の合わせをきちんと出来るか等ののチェックを、今の段階でやら無くてはならない事と考えて進めております。
なんと云っても、意識から1脚足らなかった事を全く気が付いていなかったと言う大失態をした後ですからね。
現代の旅客機を1/100のスケールで作った場合、小さなコックピット窓から見える内部の範囲はほんの僅かでそれなりに手をかけて(そのつもりで)製作しても殆ど見える範囲は限られております。
一番大切なのは全体から感じられる窓の表現が一番大切な事と思いそれなりに工夫をしているつもりです。
窓の部分のモックは合成木を3次元で切り刻みまして座標が分かるように工夫をして成型して、それを使ってヒートプレスでキャノピーを作り、図面や写真を参考にしながら0.4ミリのテープで窓のデザインを確定してそれに基ずきマスキングを作り貼り付けました。
まだまだ着手していない小物の難しい部分がありますが、その前に全体の下地の調整を進めております。
先ずはグレーのサフェッサーを筆塗りでこってり塗りつぶし、乾燥後に木地が出るほどにサンディングして先ずは第1段階です。
その上にホームセンターで手に入れた普通の銀ラッカーを吹き付けします。
そうすると表面の不具合のところが歴然と現れてきます。第2段階でそこを根気よくパテで埋めたりサンドペーパーで削ったりと修正を繰り返します。
銀を吹くと手抜かりがよく分かるのは経験から知りましたが、この辺りを根気よく繰り返せばそこそこの仕上がりになるようだと知ることが出来ました。
サフェッサー塗りと水研ぎを時間をかけて繰り返し、まあこんな物かと判断して一部の筋彫りを施したところで、昨日(6月20日)所属する名古屋三点クラブの例会に製作途上の本機を持って行きました。
これをご覧になった先輩から昇降舵等のスジ彫りに就いて、少し太すぎるのではないかとご指摘が有りました。この筋はそれなりに目に付くようにと思って少しばかり太めに付けたのですが、結果的には太さが1ミリに近いサイズとなって居りました。
つまり1/100のスケールの場合「この太さだと実機では幅が100ミリに近いラインになってしまう訳でそれは無いでしょうね」という事でした。
考えて見れば実にその通りで、今日はその筋をパテで埋めて明日から彫り直しをしようと言った所です。ご経験豊かな先輩のご助言は本当に有り難い事ですね。
その後もあちこち修正の連続でまだ下塗りの完成には至りません。
乾燥を待つ間にデカールの製作をしました。
入手したプラモ用のオリジナルデカールは1/200のスケールですので、それを元に1/100用に描画ソフトで引き伸ばし、若干の色の修正などを施しての製作です。A4サイズでは面積が足りず一部を別紙に致しました。
垂直尾翼にくる大きな十字マークはマスキングで塗装にした方が良いと思いましたが、胴体上部にくる「FINNAIR」のロゴと同じ色になる関係上、デカールと塗装での色の一致が殆ど不可能と考えてデカールで進めます。
梅雨の合間を縫ってそれなりに塗装を進めていますが、それをしようとしますと雨模様になりなかなか思うようには進めません。
その間に難関のギヤの製作に掛かっております。
先輩方の作品を拝見しますと、実に精緻に実機其の侭のように作っておられますが、自分ではとてもそんなことは不可能と決めておりますので適当にそれらしくと、今までどおりの作り方で出発進行です。

先輩方のお陰で主脚が3箇所に有る事を教えていただいて重大な失敗を避けることが出来本当に有り難い事でした。
梅雨の合間を縫って塗装にかかりました。
胴体と尾部のホワイト、主翼のグレーとシルバーそしてエンジンと翼の前縁のシルバーの基本の3色を塗り分けました。
いよいよ大詰めです。
このあと充分な乾燥を待ってデカールを貼り、全体にクリヤーを吹けば山場を乗り切ったことになりますが・・・。
今頃になって目に付くいやな所が目立ってきています。
デカール貼り付けのリハーサルです。
普通紙に普通のインクジェットプリンターで印刷したものを実機の写真を参考にレイアウトをして見ました。
窓との相互の位置関係をキチンと確認して置かないと張り直しが効きませんので入念に確かめて置きます。
無事デカールを張り終えることが出来、乾燥を待ってクリヤーを充分に吹き終え先ずは一段落です。
続いてコックピット窓の枠の塗装をシルバーで施します。これが終わればいよいよ入念に磨き終えた上で小物の装備品を取り付ければ取り敢えずの完成となります。
この場に及んでアクシデントの発生です。
第2エンジンの上部に亀裂が発生しました。この上に垂直尾翼が乗るのですが前半40_程はもろに目立つ所になります。
最初の木取りの際の接着が甘かったようでクリヤーを吹いたあとの水研ぎの際、塗装を通してその隙間に水が浸みこんだ様で悲劇的な結果となりました。
何としても解決をせねばならない訳で梅雨空を眺めながら憂鬱な気分150%です。
思わぬアクシデントでなかなか前へ進めませんでしたが、生来の「適当にインチキで・・・」の性格が頭をもたげまして程々に誤魔化して何とか完成に持ち込みました。
出来るだけ「完成度を高く」との気持ちは有るには有るのですが、「まっ いいか・・・」で進んでしまうのが良いのか悪いのかが分かりませんが、「作ってなんぼ・・・で楽しむのが一番大切ですよ・・・」と仰っておられました今は亡き大先輩のお言葉に従えばこれで良しとしています。
左の画像をクリックで完成写真がご覧いただけます

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