先に作ったファルコンとは全く良く似たまるで双子のような機体ですね。
図面はサイトで探しまして一応有るには有ったのですが例によって今いち信頼性に乏しく曖昧模糊の不鮮明なものばかりでした。ひょっとしてと思い数年前に東京の先輩からTSMCの故大先輩からの遺品として受け取り持って居られて、それを小生に参考になればと贈って頂いた1970年代の「航空ジャーナル」誌を調べていましたらバッチリと4面図が載っているのが見つかりました。
B5版1ページの大きさでしたのでそれを1/50のスケールで拡大して印刷しました。A4用紙で約6枚分の大きさです。
機体の下面図もあり実にラッキーでした。
資料になる写真はNETで殆ど無尽蔵なほどの枚数の中から極力違った角度から取られた写真を収集して検証をいたします。
中にはセスナ社の営業用のカタログの資料も有りました。(左下の写真)
ただこの図はあくまでイラストとしての単なる絵ですので決して正確とは思えませんが大いに参考にはなるのではないかと考えております。
先ずは胴体の木取からです。
キャビンが見かけ上かなり大きいので重要なポイントとなります。
窓枠の基準線を図面と写真とを見比べながら合成木に切れ目を入れて黒マジックで塗って張り合わせてゆきます。
この部分が図面と実機の写真とでかなり違う事が判明しました。
このような検証が実に重要な事と先回のファルコンの製作のときつくづくと先輩に教えていただいての成果です。
一番厄介だったのが中央翼の整形でした。真円の胴体から中央翼を介して主翼が設定されるのですがその取り付け部が想定外の難物で、図面では詳細が分かりませんので採集した写真を眺めながら「あーでもないこーでもない」と考えながら試行錯誤を繰り返しまして、一応見た目がそれらしくなる様にして見ましたが正解かどうかは全く自信がありせん。
ノーズの部分も多くの写真から最大公約数と思われるプロフィルに基づいて型紙を作りそれを当てがいながら進めております。
翼類の木取りと整形。
今回は可動翼を切り離してみようとその挑戦です。取り敢えず尾翼をやってみましたところ、うまく行きそうに感じましたのでこのあと主翼にかかります。
どの機種だったかは忘れましたがずっと以前に可動翼をそのようにやって見ようと挑戦しましたが、見事に失敗をしてしまい、改めて接着をしてお茶を濁した事がありましたが、今回も決して動くようにするのではなく,あくまでそれらしくを表現するための挑戦です。
エンジンの整形です。
このエンジンは真円ではなく下縁がやや膨れている、例えればフグのような形状です。したがって旋盤で一気に削ることは出来ないので先ずは上半分の断面で真円のボデーを削り、もう1個下半分の断面で削りそれぞれを上下に真っ二つに切断しAとBをそれぞれ張り合わせて作る事にしました。
理論的には旨く行くはずですが実際はどうなるかやって見なければわかりません。


  色々躓きはありましたがほぼ思惑通りの整形ができました。
エンジンパイロンの製作です。
前のファルコンの時このパイロンで苦労をしました。厚さ約2ミリの板の断面の水平方向に差込みピン用の1ミルの穴を貫通させ、そこに1ミリの真鍮線を通しエンジンと胴体の固定用としたのですが、途中までは注意深くやってましたので旨くいってたのですが終盤の磨きの段階でうっかり力がはいってしまい真鍮線の境でポキリと折れてしまいました。
泣くに泣けない事で改めて作り直しをしたのですが、今回はその轍を踏まないように芯に鉄板を入れることにしました。
スチール製であるコーヒー缶を開いて(厚さ約0.2ミリくらい)施してあるコーテングをサンドペーパーで削ぎおとし、形を切り抜いてから真鍮線を半田付けし鉄板の上下を1ミリの朴板(黄色の部分)を挟み込んで接着します。鉄板を使ったのは半田付けをするためです。。
これで鉄筋入りのパイロンの完成です。
以上でほぼ機体の主要部分は出来ましたが、これから細部の修正やサイズあわせ、整合性など細かく点検しつつ後で後悔することの無いようにと取り掛かることになりますが、いつも思うのですがここまでは一番愉快なところですが以後は実際にあまり面白くないところなんですよね。
そんな事ばかり思っているのですから結局は最後は諦めざるを得ないことになります。
そんな事にならないように気を引き締めて頑張ります。
一応モック状態での組み立てが出来ましたので17日の我が三点クラブの8月例会に持参し先輩方に見ていただきました。
お陰で随分のアドバイスを頂く事ができまして多少は耳の痛いこともありましたが、物凄く勉強が出来ました。
問題はそれに対する解決への実行ですが果たしてそのうちの何%が実現できるかが覚束ない事ですが頑張らねばと思っております。
翼類の可動翼との切り離しをしたわけですが、例会の際の先輩からのアドバイスで、ここまでやるのならヒンジを付けたほうが良いのではないかとアドバイスを頂きましたので駄目もとと覚悟をして挑戦して見ました。
「案ずるより生むが易し」という言葉がありますが何とかそれらしい仕上がりとなりそうでそこそこに仕上げられそうです。この機体の可動翼の構造がどんな種類のものかは確認できませんが、分かったとしてもそのように作ることは出来そうもありませんから先ずはそれらしくのデッチ上げです。
いよいよコックピットの内部の製作です。
今までは毎度の事ながら適当にそれらしく誤魔化していました。
ロシアのTu−154Mを作った時などは窓が大きいにも拘らず無謀にも省略してしまって大失敗をしたことも有りましたが、この機体は大きさの割りにコックピットの窓が大きいようで、手抜きをしますとモロに恥ずかしい事になりそうですのでそれなりに挑戦しています。それでも矢張り適当程々と言う事は免れないようです。

鹿児島の先輩からコックピットパネルの鮮やかなな仕上げの妙技をご教授いただいたのですが、小型機の1/50のサイズですと殆どその結果が発揮されないと判断して残念ながらそれはパスをすることになりました。
いずれその内には小型機を1/30位のサイズで作るとすればそれを是非やって見たいと思っております。
片面たった4っの客席窓ですが単純な丸とか楕円ではなく、楕円の上下を水平に切り取った形の樽型で、それなりに考えてマスキングを作りてサフェッサーを吹いて見ましたが、かなり心配でしたので、今の段階でマスキングを剥がして見ましたら案の定とても見られた情況ではない事がわかりました。
当然その対策をよく考えてやり直しを余儀されざるを得ませんが、6×4ミリくらいの窓をたった8枚作るのにかなり試行錯誤が有りそうです。
結局窓のマスキングを3回ほど作り直し決着しました。決して満足できる出来栄えではありませんが程々での妥協です。
その後はサフを吹いては瑕疵を補正しの繰り返しですが、雨ばかりが続いて中々はかどりません。いつになったら本塗装に入れるかというところです。
先ずは基本色のホワイトを吹き重ねてその塗り上がりを眺めて見るのですが、随分慣らした筈の下地があちこちでザラついていたり、凹みや膨らみがあったりで面白くありません。
繊細を極めた大先輩方の作品に比べると如何にお粗末かが歴然としております。それをどの程度改善できるかがやって見なければ分からないですが、適当程々という勝手な都合の良い言葉もありますので、それに従ったほうが身の程では無いかと勝手に判断をして先に進めます。
またやってしまった。
胴体の横に細い3本のチトーラインが入るのです。
まずその1本目の濃紺のラインを入れたのですが画いてから気がついたのですが前半の途中で「SONY」のロゴが入るのでそこは空けて置かなければならないのにうっかり引いてしまいました。
さあ大変 消すのも後に白に戻すのもかなり神経を使う事になります。
これでは更にその先が思いやられます。
このチトーラインを画くについて帯の幅が約5ミリ余りですのでデカールにするか塗装にするかを迷いました。
デカールでとすると「SONY」のロゴの後から尾翼の後端までが約180ミリあり、しかもエンジンの後ろ辺りから徐々に太くなってしかも胴体から垂直尾翼へとせり上がって行きますのでそのあたりをすっきり張る事ができるかどうかが自信が持てなくて結局塗装で画く事にしました。
0.4ミリと1ミリと2ミリのマスキングテープを根気との戦いで貼り付けて漸くそこそこの出来具合で完了しましたが、小型機の1/50スケールでのこの作業には猛烈に肩が凝りました。
デカールの製作と貼り付け完了。
全体が倶利伽羅紋々の大型旅客機と違い、僅か数点の小さなものを張るだけですからあっという間の仕事です。
ただ水を使った作業でしたので次のクリヤー塗装までには完全な乾燥が必要ですので1〜2日間はじっと我慢の子ということになりますね。
お陰さまで漸く完成いたしました。
不本意な仕上がりですが我が力量を考えればこれで良しといたします。
よく先輩の皆様方から「製作スピードが速いね」といわれる事がありますが、あともうひと奮張りと頑張って丁寧にと心構えればもう少しはましな仕上がりになるかとも思いますがそれが出来なくて次へ進めてしまうのが我が性の情けないところです。
左の写真をクリックで完成写真をご覧いただけます。
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CESSNA CITATION の製作

製作開始 2014年8月初旬

 ファルコンの製作に続いて セスナ サイテーションを作ります。
もちろん SONY のマーク入りの機体です。 前回に引き続いて SONY の華やかなりし頃を偲んでの思い入れです。
 ファルコンの場合ソリッド製作について、馴れによる油断で随分不手際が露呈しまして不本意な結果となりましたので、気分を引き締めまして慎重に進めたいと思っております。