BOEING B777-300
ポケモン ピース★ジェット の製作

製作開始 2011/10
完   了 2012/05

先ずは前後方向が直線部分の胴体です。
従来は厚さ15_の朴材を胴体の直径に必要な分だけを積層で貼り付け加工してましたが、今回は方法を変えてみました。
8角形の枠に厚さ6ミリの朴板材を貼り付けです。
8角形の隣接の角度は22.5度とは分かっていますのでそのように切り出して、計算通りの寸法で張り合わせてみましたが、結果はご覧のように八方が隙間だらけです。
そもそもこの8角形の型枠を作ることから随分と難儀をしました。
朴材の節約になると単純に思いつきまして挑戦しましたが思いのほか苦戦です。

正方形の角を落とせば簡単に8角形になる筈ですが5枚の型枠が全部同じに仕上がるのは至難の事でした。
機首と尻っぽの部分は従来通り積層のブロックで作ります。
こうして分かったことですが小細工の多いこの部分を切り離すことにより非常に作業がやりやすいという事です。長い胴体を振り回しながらのあっちでゴツン、こっちでガチャンが無くなりました。
機動戦士ガンダムの頭みたいな機首部分、こんなんでスマートな飛行機が出来上がるのかいささか疑問に思えてきました。
八角形の胴体を真円(のつもり)に整形、隙間をパテで埋め中央翼を取り付けて取り敢えず胴体の整形は一段落です。
隙間がかなりあってもパテと云う強い味方が居てくれるので下手くそモデラーには有難い事です。
全長が700_を越えますのでご覧のようにウイスキーの瓶が3個ほど並びます。
ガンダムのような顔もコックピットらしくなりました。
次は主翼です。
胴体と同様に付け根と翼端と前縁は厚板を用い翼面は3_の薄板をリブを介して貼り付けての組立です。
今までは必要な厚さの朴板に鉋やナイフを使って整形してましたが、どんな結果になるかは鉋に聞いてくれーと云った具合でしたが、この方法ですと基本的なアウトラインが確実に読めますので有難いです。
ただし手間はムクの板を削るより数倍掛かりました。
角を落としてサンドペーパーを掛ければほぼ確実に形になりそうです。
ペンギン状態です。
主翼はまだ翼端の航法灯、後縁の鋭角の整形、付け根の加工などまだ多くの事が残っていますが取り敢えず次に進みます。
尾翼に掛かりました。
今までは図面に従って必要な厚さの板から、小さいので鉋が使えずナイフなどで削ってサンドペーパーなどで形どってましたので、どうしても表面が甘くなり平面性の表現が旨く行きませんでした。
多くの尾翼の場合、前縁の1/3より後ろはほとんど完全な平面になっているという事を先輩に教えて頂きましたのでそれなりの方法を考えてみました。
先ずは立方体である板材を図の緑色の部分を鋸で切り落としその上赤線の部分を切断します。
そして青い点線付近を頂点として前縁の丸みを付けて行けば非常にキレのある尾翼が出来るのではないかと考えそれをこれからやって見ます。
先ずは第1段階の電気鋸による切り取りです。
アウトラインに限って言えば今までのどの機種より旨くいったようです。
首尾は上々。
思った通り綺麗に整形できました。付け根がぐちゃぐちゃしているのは翼が取り外しできるようにその為の真鍮パイプが埋め込んであるのですが、その角度を出すために別にブロックを作りそれにパイプを貫通させてから接着したした結果です。これにより上反角がピッシと決まる筈でしたが、現実は左右の角度を何度もやり直して決めた次第です。しかし翼に直接パイプの為の穴を角度を定めて穿つのは経験上至難の業と承知してますのでこの方法は面倒のようでも結果オーライでした。
主翼の付け根の付近はまだ随分入り組んだ構造になっているようですのでこれからじっくり掛かります。
取り敢えず「士」の字です。ここまで来るとホッとしますね。
エンジンポットの削りだし。
失敗を見込んで必要数は2個ですが素材は3個準備します。
直径の最大幅が40ミリ近くありますので、15_の朴板を2枚と10_の板1枚を接着して角材を作り前後方向の芯に3ミリの穴を通し角を落とし、前後に約30ミリのインテークとエキゾーストの穴を穿ち旋盤で加工します。
後部は真鍮板で筒を作り接着してパテで整形です。
ここまでは旨くいったように見えてましたが、この写真を見る限り後半のすぼみ方が資料写真と感じが違うように思えてきました。
もう一度よく確かめる必要があるようです。
細かいパーツは別としてここまでやってきましたがそこで大問題が発生、ANAのB787が華々しく就航しました。
日本の旅客機史としましてはかなり歴史的な出来事と思いますので、それをいち早く作らないと旅客機モデラーとしては立場が無いと気が付きまして急遽それを作ることにいたしました。
従ってこの機体の製作記事は暫くお休みとさせていただきますのでどうかよろしくご了解をお願いいたします。
お蔭様でB787の製作が完了しましたので引き続き作り掛けの機体に戻ります。
この模型の肝は機体全体に描かれたピカチューをはじめとした数々のキャラクターの絵柄をどうするかにあります。
既製品のデカールは有りませんので一から始めなければなりません。先ずは雑誌やサイトなどから出来るだけ多くの写真資料を集めます。
ただキャラクターごとに正面から写された写真は数が少なく大半は斜めやら前方とか後方から撮られた物ばかりです。それと大問題は正面から撮られてはいても丸い胴体に描かれているので上下の回り込みの部分をどうして引き延ばすかにあります。
そんな問題をどうにか解決してトレーシングペーパーにデッサンを描く事が出来ました。
画像のひずみとかサイズ直しはPC上で解決しましたが仕上げの描画は、PC上では物凄く根気との戦いとなり結局この部分はアナログで、と云えばかっこよさそうですが要するに手書きで処理をしました。描画ソフトでのペジェ曲線の機能を使えば実に綺麗な曲線が出せることは充分に分かっているのですが1体や2体ならともかく合計15体必要となり慣れない作業に悲鳴を上げついに手書きで仕上げました。
素描さえ出来ればそれを再びパソコンに取り込んでモニターを見ながら資料写真と比較して着色してゆけばよいわけでこの作業はかなり順調に進みました。
これでデカール作りの基本は成功しましたので以後は機体その物の製作に取り掛かります。
この写真を見る限りB787に取り掛かる前とほとんど変わっていないようですが、これでも随分いろいろなことをやっています。目につくところはエンジンパイロンが新たにくっついただけに見えますが、エンジン回りの小物を作ったり主翼とエンジンとパイロンの整合性など、特に左右のバランスにかなり苦労をしました。最初に左のエンジンの取り付け角度などを確定したのですが、それは殆ど一発でで決まってしまい拍子抜けするほど旨く行ったのですが、続いて右側エンジンに掛かったのがなんとも釣り合いが取れず苦心惨憺でどうやらスラストラインも揃いやれやれのていたらくでした。
只今は下塗りのサフェッサーを筆塗りし乾いてはサンドペーパー、塗ってはサンドペーパーを繰り返しております。
前の787のとき塗装こそは一番大切とエネルギーを費やしたつもりでしたが、今考えるとこの一番基礎的な下塗りの時に少なからず集注力が足らなかったようで、完成に近づくにつれ思うように仕上がらず、考えていた出来上がりとは随分かけ離れた結果になってしまい反省をしているところです。
この戦いはまだしばらく続きそうです。
もうここまで進行したわけではありません。下塗り仕上げの途中ですが、梅雨時の台風みたいに天候が荒れてまして庭先でのスプレー塗装が出来ません。よく考えればキャラクターの配置やサイズを確定するには今が一番良い時と気づき、窓の配列と共に普通紙にプリントアウトして窓の位置を基準に各キャラクターを配置してみました。大雑把なサイズでの印刷でしたがこれで幅や高さが割り出せるわけです。
この段階でもしも機体に傷を付けたり汚しても幾らでも修正が可能で安心して作業が出来ます。
胴体はホワイトとスカイブルーの2色に塗り分けるのですがそれだけだったらマスキングテープで仕切るだけですが、キャラクターのバックにスカイブルーが有るとデカールを張った時色の干渉が生じまして旨くありません。これは前のミッキーマウスのジャンボを作った時それで苦労をしましたので、今回はそれを避けるためキャラクターの形のマスキングシートを作りまして貼り付けた後スカイブルーを吹きました。
Alpsのプリンターで作るデカールはそれを避けるために柄の下地にホワイトを刷りその上にフルカラー印刷をするのですが、それでもまったく完全ではありませんのでやはり工夫が必要のようです。
そのマスキングシートですが今回ELECOM社から左のようなシートが有ることが分かりましてそれを使ってみました。インクジェットで印刷できるラベルシートですが簡単に剥がせるシートという事でマスキングに使えるのではないかと思い試しに買ってみました。別の板材に適当な形に切って貼り付け、ラッカーを吹いてみたところ多少の工夫が必要であることは判りまして何とかなると思いやってみました。
結果は目的は達成しましたが拙い事が発生いたしました。
それはテストの時はそんな現象は見られませんでしたが、本番ではラベルを剥がしたとき本来残らない筈の糊が溶剤の影響なのか機体に残ってしまったことです。この糊を剥がし取るのにずい分手間がかかりました。セロハンテープかガムテープでペタペタやれば取れるかと思いやって見ましたがぜんぜん歯が立たず、いろいろ試して結局消しゴムで擦るのが一番と分かりましてキャラの全面積をゴシゴシ擦ることになりそれだけで1日費やしました。結局これは駄目ですね。
今後の事もありますのでどなたかよいシートをご存知でしたらどうか教えてください。
キャラクターのデカールの印刷が完了し貼り付けとなりました。使っているプリンターはALPSのレーザープリンターなのですが、7年ほど前に中古品をヤフオクで入手したもので以前の持ち主と併せると恐らく10数年以上は確実に働き続けてきたものでこの頃かなりヨレヨレになってまいりましたがメーカーのサポートは打ち切られており、使うたびにご機嫌を伺い乍ら祈るような気持ちで動かしています。
インクジェットで印刷できるデカール用紙も使ってみましたが、用紙そのものがいまいち使い勝手が悪く仕上がりも納得できませんのでやはりALPSのお助けが必要です。
このあと搭乗口、客席窓、レジナンバー、マーク、ステンシルなどを印刷し貼り付けとなります。
デカールの貼り付けが完了し乾燥を待ってクリヤー塗装をしたいのですがこの頃の天候不順でなかなかそのチャンスがやってきません。今日こそはと思った日に限って野暮用が発生して断念せざるを得ない日が続いたりしてなかなか思うように捗りませんが、慌てる事は無いのでのんびり構えています。
その間にメインギヤー、ノーズギヤー、フェアリング等の小物の製作に励んでいます。
大変拙速ですが一応真面目にやってます。
とは云うものの失敗やら旨く行かなくてやり直しなどの連続で少しも前へ進めません。その一つの例として、例えば主翼先端の後縁の突起物(アンテナ?)が左の写真のように突き出ているのですが、気がついたら右の写真のようにいつの間にか無くなっています。こんな事はいつもの事ですので随分気をつけていたのですがこの有様です。造形途中でしたら何とでもなるのですがここまできてしまったらかなり難儀な仕事になります。
エンジンとか降着装置を仮着けしてみたのですが、あれほど念入りにスラストラインやアライメントを確かめた筈なのにどうもしっくりと決まりません。接着面を削ったり付けたりをしたりして苦心惨憺なんとか誤魔化せました。
艶出しをして小物を装着すればいよいよ完成の筈ですがまだまだ日暮れて道遠しです。
磨きが終わりましたのでいよいよ操縦席窓のマスキング剥がしです。毎度のことながら胸がどきどきの瞬間です。
かなり時間をかけて剥がさないとせっかくの窓枠が一緒に剥がれてきてしまう恐れが多分にありますので慎重にかかります。
心配をしていたよりはまずまずの仕上がりでやれやれです。
窓枠をシルバーで塗りこめまずは窓の完成です。
この段階の写真がだんだん小さくなっていますがつまり段々UPに耐えられなくなっているからです。
昨年の10月に製作に取り掛かって以来、途中でB787を作る事になり4ヶ月ほど中断いたしましたがお陰さまで漸く完成いたしました。
毎度の事ながらはじめの意気込みのときの完成像と実際に出来上がったときの現実像とはかなりの落差が有りまして、いつまでたっても思うように作る事が出来ません。
今回ただ一つだけいえる事は塗装の艶が少しは進歩をしたのかなと言うことです。
旅客機は見た目が綺麗でなんぼと云われてますので少しはましになったかなとこれだけ自画自賛してます。
これも偏に諸先輩方のご指導のお陰です。
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これまでジャンボのピカチュウはお馴染みでしたが、777のピカチュウが「ピース★ジェット」として
この7月から新登場しました。それでさっそく作ることにしました。

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