先ずは朴の木の板の積層からです。従来は接着に2液のエポキシを使ってましたが、それでも不具合が発生することを先回の「ゆめジェット」で経験しましたので
今度は先輩のご助言により瞬間接着剤を用いました。
瞬着は広い面積での貼り合わせが大変難しく、つまり接着面をずらしつつ調整をする余裕が無く文字通りすぐにくっついてしましますのでかなり工夫が必要です。
要は薬剤を惜しみなく両面にダバダバに行き渡らせ予め設定した位置合わせの仕掛けを目安にエイッヤの気合とともにくっつけて重しを載せしばらく待って完了です。
ただしこれで完璧かどうかは完成までわかりません。
8角形に削ります。
今までは角度ごとに鉛筆で線を描いていましたがそれですと鉋をかけた時その線を削ってしまい判らなくなってしまい引き直したりしてましたが今回は境界をテープで表すことにしました。
これで確実に正しい8角形に削れました。
さらにその角を削り概ね16角形にした後、大阪の大先輩の真似をしてシュシュカバブ方式で芯に全ネジを通し、ドリルで回転させて当て木をしたサンドペーパーをかけ、ほぼ真円に成形が出来ました。

毎度頭を悩ますのが胴体と中央翼との接続の関係です。
今まで色々試みてきましたが、機体構造と中央翼の形態のの違いでこれでよしという結論が得られずその都度やり方を変えていましたが、今回もこれという結論が思いつかず長方形の立方体を埋め込んで削ってみましたが胴体との接続線で悩むことになりました。
悩んでいる時有難いことに、朝の目覚めた直後にその解決策が閃いて来ることです。
胴体が真円であることを幸いに回転式境界指示器を作ることを思いつきました。
1_のステンレス板を胴体の丸みに合わせて曲げその一端をV字形に切り左右にヤスリと砥石で刃をつける道具を作ってみました。
これを胴体にあてがい左右に滑らせながら中央翼の形態にそって胴体の部分を削り取り、中央翼の垂直部分は下から平ナイフで慣らせば確実にデザイン通りの削りこみが出来る事になりました。
胴体の前後が同じ円筒体であることが幸いでした。
主翼・尾翼の粗削りが完了。
それぞれの上反角・仰角・水平・垂直を慎重に決めます。
これを充分に行わず後でどうしょうもなくて泣きを見たことが度々有りましたので、時間をかけてゆっくり頑張ります。

コックピットのオス型も完成です。
エンジン関係の整形完了。
主翼とエンジンをつなぐパイロンは厚紙でテンプレートを試行錯誤をしながら作り、その後それに基づいて朴材を整形しました。
今まではパイロンその物を削っては合わせ、合わせては削りを繰り返していましたがそれを改めました。
奇跡が発生!!!
何と一発で水平・垂直・平行度が決まってしまいました。
こんな幸運なことも有るんですね。奇跡は2度と起こらないと云われてますから今回限りでしょうがテンプレートの利用は正解だったようです。
胴体・中央翼・主翼の付け根の周りでの接続部分のラインの目立つ所の整形です。今回の製作ではこの辺りを特に入念に仕上がるようにと挑んでおりますので試行錯誤を繰り返しながら頑張っております。
一応コックピットの内部も作ってます。
正確なことはわかりませんので適当にそれらしくをモットーに、ツボレフを作った際間の抜けた事態となりましたのでその反省をこめてのことです。
この機体には操縦桿はなく、それに替わってジョイスティックにになっているようですのでそのように仕掛けてみました。
サフェッサーの段階に入りましたが毎度のごとく修正箇所が無数に出て参りますので、それを修正しながら、またサフを吹き乾いたら修正、そしてまたサフを吹きの繰り返しで乾燥を待つ間にデカールの描画の修正をはじめました。
元になるプラモのデカールの原画は印刷が古くシルク印刷での網目がありそれを1/100のスケールに引き伸ばした場合かなり悲惨な状態になりますので、それを下絵にして改めて人物の肖像を蒐集して書き直しをしたいと思っています。
肖像画の人物の名前は資料でわかりましたのでNETで探しますと随分沢山の画像が現れてきまして、歴史的に古い方々の肖像画は機体に描かれたのと同じ原画と思われる画像が出てまいります。例えばモーツアルトの場合左が資料としたデカールの画像ですが、同じ元絵と思われる右のような鮮明なよりハンサムな画像を得ることができます。
歴史的に古い方々の肖像画は機体に描かれたのと同じ画像が出てまいりますが、近代の方々で例えば指揮者のカラヤンの場合など無尽蔵というくらい出て来まして機体と同じ画像をHITするのは全く不可能と感じました。本来ならそこで諦めて出来うる限り修正をしてということになるのですが、このカラヤンの場合、自分としては最も好きな指揮者であったのですが、左側の写真が原画ですがカラヤンとは全く気が付きませんでした。どこかで見たことの有るおじさんだなあといった程度の感覚でしたが資料を見てビックリ「カラヤン!!やん!!」
そうなったら少々の修正程度では納得出来ない気持ちとなり、ソリッド作りのコンセプトといささか外れることになりますが、思い切って機体の絵と最も同様な感じでよく似たアングルの右側の写真と差し替えることにしました。
ソリッドモデルとは最大限に限りなく実機に似せて作ることが大原則と心得ているつもりですが、今回の場合自分の作る機体に自分でも気が付かなかったそれらしくない肖像画を貼り付けることには抵抗を感じましたので敢えてそんなことをすることに致しました。
23日のクラブの例会ではここまでの出来上がりぶりを先輩の皆さんに見て頂くことになりましたが、気にしていた部分ををやはり指摘されました。つまり接続部分の密着ラインの問題です。
今回の一番に格闘すべきことと思いかなり気をつけてやっている所でまだその経過途上ではありましたが、有難いことにその手法について丁寧にアドバイスを頂けました。
手法についての事と合わせて一番大事なことは「辛抱強く何回でも気に入るまでやり直すことですね」ということでした。
やり直しはまだ2,3回ほどのことでしたが曰く「10回でも20回でも納得できるまでやることが一番ですよ」ということで些か驚きましたが考えてみれば、それでしか上達の方法はないわけで「よーしやってみよう」と決めました。
やり直しの間の乾燥を待つ時間を利用してデカールの原稿の仕上げに入ります。
片面24人の肖像画は3つのブロックに分けてデカールを作りますのでそれぞれの位置関係とサイズの調整をいたします。
取り敢えず出来上がったデータを普通紙に印刷してモックに仮張りをしての確認ですが、理論的には最初の計算通りピッタリと行くはずですが現実には何故かそうは行かず切った貼ったの試行錯誤をしながらの作業です。
サフェッサーの仕上げも終わり胴体のホワイトを始め主翼などのグレー系の塗装を始めたんですが、胴体はともかくあれほど確かめてこれで良しと思っていた主翼の後縁の見かけ上の切れ味が上塗りをしてみて改めてその不味さが目につきました。前作のゆめジェットを作った時もそれを経験したはずでしたが又もやしくじったようです。
改めてその部分を削り直すことに致しました。
梅雨時で天候が思わしく有りません。こんな時の塗装作業はできるだけ避けたいことですし、脚の周辺の機体との整合性はいつやるのかと考えれば答えは
「今でしょう!!」
全体の塗装の完成に近くなってから脚のアライメントや高さを調整することは機体に余分な傷をつけたり汚したりしては情けないことですからやるっきゃ無いことですね。
今回の機体製作で最大の難関はデカール作りでした。PHOTO関係のプログラムと格闘し、大阪の大先輩のお教えを元にお陰様で何とか完成にこぎつけることが出来ました。
問題はこれを如何に正確に貼り付けることが出来るかです。
偉人の肖像の大事な所に窓が来たりして威厳を損なわないようにしなくてはならず、資料写真を見る限り実機でもその辺りに随分気を使っていることが伺えます。
いくら事前に調べたにせよいきなりそれに従って貼り付ける勇気が有りませんので一策を思いつきました。
実寸の図面にトレーシングペーパーを乗せそこに普通紙にプリントした肖像画と窓と乗降口のを載せて位置関係を確定することにしました。
まずは肖像画からです。
トレーシングペーパーの上端をセロテープで固定し原画の位置決めを確認します。

合わせる基準はあくまで機体の中心線と図面によるデカール像の位置関係が目安となります。
その上にもう1枚トレーシングペーパーを乗せて下端を同じくセロテープで固定し窓と乗降口をレイアウトしてみます。
全体のバランスと窓や乗降口との絡みに矛盾や不自然がないかを確かめます。
その上に資料写真との違和感がないかがポイントになります。
こうしてそれぞれの位置を確定してからデカールの上端に合わせて1ミリ幅のマスキングテープを目印として貼り付けます。
取り敢えず左舷への貼り付けが終わりました。
充分な乾燥を待って右舷に掛かり、その後デカールの抑えのためにクリヤーを吹き乗降口やマーク・ステンシルなどを貼ってゆくことになります。
右舷への肖像画も貼り付けが終わり、乾燥を待つ間に主翼の塗り分けです。
しかし・・・・・。
この写真ではよくわかりませんがイメージした塗り上がりとは少しばかり違う結果となりました。細部をつぶさに点検するまでもなくこの程度の仕上がりだったらちょっと前の自分の仕事と殆ど変わってないじゃあないかという程のものでした。
本来なら「まっいいか」と先に進んでしまうところですが、「気に入らなかったら何度でもやり直しをすべし」という大先輩のお言葉を思い出しもう一度サフを吹いてやり直しをする決心をいたしました。
サフを上塗りし改めて地ならしをして、スジ彫りを直して2色に塗り分け、踏み込み禁止(?)の部分の境界のラインのデカールを貼り、最後のクリヤーを念入りに吹きました。
同時進行で胴体や尾翼などにも最後の仕上げのためのクリヤーを吹きまくりました。
本来ならまだ梅雨の真っ最中のはずが今年はどうしたのかもう上がってしまい猛烈な暑さが襲ってきて、今日も
(7月10日)最高気温が38.5度で全国で第4位の暑さでした。しかしそのお陰で塗装の乾燥が早くジャンジャン塗り重ねが捗りました。
なんでやー。
胴体のクリヤー吹きとコンパウンドでの磨きも終わり大詰めにきましたので、コックピット窓のマスキングを剥がすことにしましたが、何と又してもブヨブヨ窓となってしまいました。
原因を考えると前回と同様にこの部分のホワイトとクリヤーを厚く吹きすぎたのではと思われます。
トホホ・・・の気分で何とか修正できないものかと只今奮闘をしています。
完成です。
コックピット窓の修正に延べ3日間程かかりましたが何とかインチキ仕上げで誤魔化して、アンテナとか航法灯など細かい装備品を取り付けましてお陰さまでどうやら完成に至りました。
左の写真をクリックで完成写真のページをご覧になれます。
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Air Bus A321 Austrian Airlines(1/100)


オーストリアの偉人の肖像画を機体いっぱいに描いた旅客機の製作です。

数年前の静岡でのホビーショーに参加した時、別会場で同時開催のフリマでオーストリアの偉人を機体いっぱいに描いたエアバスのプラモを見つけ製作の資料になると思い購入しました。
ただ古い製品でしたので肝心のデカールの印刷が悪くその上変色してまして、データとしての肖像画を描画ソフトでうまく修正できる自信がなくそのままにしてましたが、どうにかそれが出来そうになりましたので製作に着手しました。

製作開始 2013/6