BOEING B777-300ERの製作              

ANAのSTAR WARS シルーズの第2弾 「BB-8」をデザインした国際線用のB777-300ER が飛ぶ事がわかりましたので、先回の「R2-D2」に続いて作る
事にいたしました

                                        製作開始 2015/11初旬

先ずは資料の収集からです。
前回の「R2-D2」の時もそうでしたが、この塗装の実機もまだ飛んでいませんので、ANAの広報のサイトに載っているデモンストレーションのCGの動画からが唯一の塗装資料になりそうです。
B777-300ERの図面は「ハセガワ」のプラモデルを購入して、その取説の図面を参考に致します。NETで探せばそれなりの図面は手に入りますが、どの程度信頼できるかが甚だ不本意のようですので、わが国の世界に冠たる最も信頼できるメーカーのお世話になるのが一番良さそうとの判断です。
プラモは1/200のスケールですが図面はその50%或いは35%で出来ておりますので、製作するのは縮尺1/100になりますので、PCで拡大して印刷してそれを利用させて頂く事になります。
胴体の全長が約730_程になりますので前後の円弧で細くなるところを除く直線部分は8角形の板張りでスタートです。それでも約430_程となります。
4箇所の8角の枠材は厚さ9ミリで、周囲の板材は6ミリのホウ材を使用しました。
このホウ板材は九州のクラブの大先輩から譲って頂いたものですが、実に良く枯れていて、しかも全て柾目の優れ物で随分滑らかに作業が続けられています。
中程には主翼の差込部分を仕掛けておきます。
この機体は実機では双発の旅客機としては現在では最も大きい旅客機だそうですね。

全周に板を貼り終えて以前に作った手作り旋盤で真円に成型します。
断面の円形はこれでほぼ完璧になりますが、問題は前後の直線性が如何に確保できるかが難題です。
刃物を当てる為のゲージを設定して慎重にゆっくりと格闘です。
努力の甲斐あってほぼ思い通りの結果となりました。
機首と後端の窄む部分は上下が非対称ですので旋盤が効きませんから板の積層での張り合わせブロック作りになります。
板は上下に積み上げて、その際接着面にラッカーで着色して張り、その後左右に2等分割してその面にも着色をし再び張り合わせます。
これによりX・Y方向のラインがハッキリ表示されますので成型の目安が随分つけやすくなる事になります。

此処で忘れてはならないのは、機首部分にウエイトを埋め込む事です。
過去にはそれを忘れて後で随分余分な苦労をした事もしばしばでした。
機首の前部と後部を胴体に合わせて概略の削りだしです。
板の積層の為の貼り付けにその面を着色しておきましたので、左右の不均衡などが一目瞭然で大変に判り易くなりました。
以前は板の色目の違いだけが頼りでしたのでかなり杜撰な削りだしでも、それに気付く事がなく適当にこなしてた事は事実です。
中央翼の製作です。
丸い胴体の下面から貼り付けるようにして取り付けますので、胴体との密着度を限りなくピッタリとする為に接触面をアルミ板を利用します。材料は缶ビールのアルミです。実に適度な丸みがついているのが好都合ですね。
その外側に木材を型どって貼り付け成型します。
先ずはピッタリとなる様にしましたがまだ接着は致しません。
その作業は仕上げの塗装の直前にする予定です。まだ胴体の表面の成型も完全ではない筈ですし下塗りもこれからです。そして何よりも胴体と中央翼の境界線がそれなりにもっともらしく現れるようにしたいからです。
機首のコックピット部分の成型で例によって例の如しの定番の作りです。
色違いの人工木を張り合わせ窓のマスキングを張る際の目安になるようにしておきます。形が思うように行きませんのでパテで整形手術を施してます。
主翼の木取りです。過去に作った作品の端切れが随分たまってますので、それらを適当に貼ったり繋いだりしての作業でして、決してモザイク模様を真似しているわけではありません。
恐れ多くも畏くも、自分にはそんな事が出来る筈は御座いませんです。
余談ですが国産ジェット機の「MRJ」の初飛行をテレビで見ました。素晴らしい出来栄えに感激しましたね。
主翼の大雑把な成形が進んでおります。
後縁が左右4箇所にわたって僅かなカーブを伴って斜め後に後端していますがその折り目が、確かな折れ線ではなくカーブを画いての角度変更ですのでこれは思ったより困難な表現方法になることがわかりました。
その部分を適当に処理をしますと、その間の後部エッジとの整合が旨く行かず、模形作り屋としては随分悩ましい仕事になりました。
例によって適当にインチキの誤魔化しでそれらしく仕上げるしか方法は無いみたいです。

根本の上部のくりぬきは胴体へ接続するための挿入板を埋め込むためです。
その上にまだまだ一番厄介な付け根のフイレットと翼端のウイングレットの作り付けがお待ちになっています。
胴体へのジョイント部分を、念入りに調整しながら挿入部分を作ります。ここを適当によく考えないでやっつけますと、後でどうにもならない修正に悩む事になります。
そんな苦労をしないように根気との戦いで仰角・上半角・左右の対象を念入りに確かめながら頑張っててます。

一応は「士の字」まではたどり着きました。
これから細部の修正や確立を施しながらコックピット内部やエンジンや降着装置を作っていくのですが、急ぐ理由は全く有りませんので、来年5月の「静岡」を目標にじっくり掛かりたいと思っています。
エンジンの製作。
定番の作り方で、板を積層で貼り付けブロックにして角を落とし、前後の吸入口と排気口を大口径刃を付けたドリルで穿ち、木工旋盤で成形です。
この後、念のため接着箇所に瞬間接着剤をしみこませておきます。仕上げ塗りの段階で思わぬ悲劇を避けるためです。
コックピット内部を適当に作ります。
大きな胴体に較べコックピットの窓は相対的にかなり小さく、窓から内部はその気になって眺めないと殆どわかりませんから、それをいい事に手抜きをして次に進みます。
したがって適当に大雑把に作っておきます。
コックピット窓のマスキングをして機首部分の造作はこれで終わりです。
主翼の付け根の部分が少しばかり厄介な作りになってるようですので、それを一応資料写真などで解析をしてそれなりに手を施した後、先ずはグレーのサフを全体にこってりと筆塗りをします。木地の儘ですと細かい不行き届きの部分が分り難いのですが、グレー色によって接着の隙間とか木質による凹み等がかなりはっきりと目立ってきますので、そこをパテで補強や修正等をしたりして進めてゆきます。
この辺りを入念に施して置かないと後で大後悔をすることになると経験で知る事になりました。
下地均しのサフェッサーの塗りこみと乾燥・研磨を繰り返す間にエンジン後部の機能部品、パイロン、フェアリング等細かいパーツなどを作ります。
そろそろ機体への描画の資料を整えなければならない事になりましたが、サイトで手に入れた写真などでは当然ながら正面から捉えられた映像はほとんど無く、しかも回り込みで不明な点とか翼やエンジンなどで隠れた場所も大有りで確かなパターンは皆無です。
初めのころフイギヤでも有ればとNETで探してましたが有るには有っても随分高価なものばかりで、とても年金生活者としては手が出せない物しか見つかりませんでした。
2・3日前に駄目もとで再度挑戦しましたら幸運にも安いのが見つかりまして「ラッキー!!」で、早速注文しましたらすぐに送ってくれました。便利な世の中になったものですね。
これで想像での出鱈目なパターンで逃げることなく何とかなりそうです
柄でのグレーだと思っていた所がシルバーである事も判明しました。これも大きな収穫でした。
この「BB−8」が活躍する STAR WARS の映画がいよいよ公開されて、その大評判の初日の様子がNHKのニュースでも放映されていました。
そんな話題豊富なキャラを画いた模型機を作る事にずいぶん愉快な心持を感じます。

胴体の第1段階の基礎的なサフ仕上げが出来、この後入念な第2段階の下塗りにはいります。
第2段階のサフ塗りの吹き付けを入念に行いました。サフェッサーを3倍ほどに希釈して何回も何回も時間をかけての繰り返しと乾燥です。
塗装についてはこの作業が先ずは一番大切な事と、この頃漸く実感できるようになったところです。

暮れも押し詰まり、新年を迎えることになりますので当分此の儘になりそうですが、本来ならば少しでも早く次の段階に手を付けたくなるところを、サフの養生の為には逆に良い事になりそうです。
見た目では上の写真と殆ど変わっていませんが、年末・年始と余儀なく製作を避けざるを得なくなったのが幸いして、基本のサフがしっかりと乾燥出来たようです。
まずは800番の水ペーパーでサンデングを施して、そこで現れた不具合の個所の補修と一番大切な翼などの接続部分の面合わせを入念に行っています。
(自分ではそのつもりです。)
そして難関の筋堀りへと進んでゆくわけですね。
テレビの報道によりますと昨年暮れの新作の「STAR WARS」の初公開は大変な人気だったようですね。
その分自分も頑張らなくちゃーと張り切っているつもりです。
くるくると回るようなBB-8の体に描かれた丸いパターンの6種類の模様などのデカールを作るために、いっろいろな方面から資料を集め概ねこんな具合かなと判断して、Excel上で描いたイラストを普通紙に刷って機体に仮張りをして感じを眺めているところです。丸いリングのオレンジ色のの具合いがいまいちピンとこないように感じR/G/Bの数値を変えながら試行錯誤を行っています。

正月が過ぎて新しい事にチャレンジをと思い、Windows 10を無料のうちにインストールをすべきと判断してそれを実行しました。
流石にすぐに動いてくれましたが、なんとなく今までと違う使い勝手に違和感を感じ、しかも新しいメリットがこれからの自分にとって必要かどうかと考えたところ、苦労して新しい事に馴染むより、今迄のままの方が良いと感じて元のWIN 7に戻したのが運のつき、戻るには戻ったのですがNETもメールも出来なくなりおまけに日本語の入力も不可能となって、それの解決に七転八倒で肝心の日本語入力が結局どうにもならず、ついに専門家にヘルプを求めることになって、少なからず出費を余儀なくさせられました。
お蔭で完全ではありませんがなんとか元に戻った様で胸を撫で下ろしている始末です。
そんな事と格闘しながら一応脚のギアを纏めたところです。

主脚には6個の車輪が付き中央の部分の車軸は3次元で交差をしますのでその扱いにずいぶん苦労をしましたが、なんとかそれらしくこなすことが出来ました。
デカールの作図にかかりました。
実機がまだ飛んでいませんので当然ながら客観的な資料は皆無です。
ANAのサイトとか航空雑誌でのデモ用のCGによる画面資料を集めたり、ヤフオクで手に入れたフィギアを参考にしてこんなものかと勝手に結論を出して描画を続けております。春先に実機が公開されれば違うところは当然出てくるでしょうが、それは「知ーらなーい」で無視することになりますね。

機体後部の「STAR WARS」のロゴは前のB787を作った時は大きくてデカールでは無理と判断してマスキングによる塗装で仕上げまして、思いがけない失敗をしたりしてそれなりに苦労をしましたが、今回はそれもデカールでやっつける積りです。つまりロゴの部分を全体の大きなデカールと考えないで文字の区切りの部分を切り離して分割して貼り付ければ問題はない事に気が付きました。
デカール用紙についてはよくお問い合わせをいただきます。自分がお世話になっている用紙は「クリアなデカール」というA4のサイズで大変使いよい用紙のお世話になっています。Amazonのサイトから容易に入手が出来まして大変重宝をさせて頂いております。

但しこれの印刷には普通のインクジェットのプリンターでは不可能でして、ALPS製のレーザープリンターでないと製作が出来ません。
このプリンターはすでに数年前に販売が終わっておりまして、ヤフオク等で中古品を探すしか入手の方法がありません。そのあたりが問題ですが他にも入手の方法が有りますのでご関心のお有りの方は小生までメールでご遠慮なくお問い合わせをください。
機体全体をデカールと描き添えでの描画で埋め尽くすわけでして、大変には違いないですがそれを好んで挑んでいるのですから文句は言えませんですね。
描画のデータ作成からデカール印刷そして貼り付け、マスキングによる塗り分けなどかなり手間の掛かる作業でしたが大いに楽しませていただけました。
まだ細部に書き込まなくてはならない部分も有りますが取り敢えず此処までの状態です。
アジャジャー!です。
コックピット窓の体裁を整えなくてはと、何時もの様にかなり慎重に窓のマスキングを剥がしたのですが、なんと窓枠の途中の縦桟がマスキングと共に剥がれてしまいました。今迄はこんな事はなく、きれいに剥がれるのが常でしたので困惑をしています。何が原因でこんな事になったのかよく考えなければならない事ですが、取り敢えずは完成のために手書きで書き込みを余儀なくしなくてはならない事になります。
窓枠をシルバーで塗って仕上げるのですが機体全体で云えば一番面積の小さいところで随分悪戦苦闘をいたしました。
目指していたスマートな仕上がりとはかなり程遠く、やり直せばする程ますます悪くなってドツボに嵌ってっしまいました。
適当程々で妥協をして撤退です。
数々の失敗と妥協を重ねてきた本機ですが自分の不甲斐なさをつくづく感じた次第です。
一難去ってまた一難、エンジンの塗装で少しばかり気になる処が有りましたのでそれを修正すべく手を施したのですが、それが逆効果で軽く考えてマスキングしたのが裏目に出てとんでもない結果となってしまいました。
思い切って完全に塗装のやり直しを余儀なくする事になってしまい完成がまた一歩遠のきました

「日暮れてまだ道遠し・・・」です。
昨年の11月初旬からッスタートして3ヶ月かかってようやく何とか完成しました。
細部をよく見なくても如何に手を抜いたかが歴然とわかる仕上がりになりましたが、充分に製作の楽しみを味合わせてくれた事に一応の感謝をする事にいたします。
何と云っても実機が飛んでいないことをよい事にして、適当にインチキで進められたことはある意味有り難い事でした。
左の写真をクリックで完成のショットがご覧いただけます。


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