 |
毎度おなじみの朴の木の積層ブロックから上下左右の切り出し、断面の4隅の角落とし、丸型整形へと進行です。
同じ物を複数作っていて気がついたのですが1機の時はそこそこ寸法や形が出来れば適当なところでそれで善しとして簡単に決着をつけていましたが、3機となるとすべてが当然のことながら同じ寸法、角度で揃わなくてはならず簡単には妥協できないことが判りその辺が苦労のようです。
ただそれにより誤魔化しがきかない分、それなりに今までよりは多少は正確に仕上がってゆくのではないかと感じています。 |
 |
 |
 |
 |
板材の朴ノ木を胴体の幅に合わせて挽くとき普通の丸ノコで挽くときは寸法の精度と直線性に何時も苦労をしていますが、丸ノコが1台安物であった故に台座が壊れてしまったのがありましたので、それを利用して有り合わせの材料で卓上ノコを作って見ました。出費はステンレスのスケールが2枚で百円ショップで合計210円ですみました。全部で30枚近くの板を挽いたのですがすいすいと能率よく見事に挽けました。 |
 |
胴体を8角、16角と電動カンナと手カンナでで削るのですが、そのあとサンダーで丸みに仕上げる時、従来は片手で材料をそして片手でサンダーを持って作業をするのですが材料の保持と道具の保持がなかなか思うように旨く行かず、ずいぶん苛々しながら進めていたのですが、サンダーそのものを台の上にバイスで固定をしてその上で両手で材料をしっかり持って進めましたら大変具合がよく、力も充分に入りかなり思うように作業が捗りました。逆転の発想ならず横転の発想でした。 |
 |
コックピットを作ります。今回は操縦席の窓を透明にするだけで操縦席の内部は省略して黒潰しにいたします。Q400の時、計器パネルや操縦桿などそれなりに苦労をして作りましたが完成後見たときそれらは殆ど認識することは出来ませんでした。戦闘機のように上部から操縦席がよくわかる機体と違って旅客機の操縦席は窓からの内部の視界は殆ど無いことがよくわかりました。
操縦席窓とその上のおでこの部分を一体整形として単独に作り、それを機首のL型部分に両面テープで貼り付けて機種部分の整形をいたします。その後その木型を雄型として透明塩ビ板を熱処理で絞込み機首上部部分に作り貼り付け整形いたします。A300の製作時以来操縦席窓だけを作って整形をしてその後おでこの部分を別に作って貼り付けていましたが、Q400を作っている時、名古屋の三点クラブの望月会員さんからおでこの部分も一緒に一体整形したらもっと楽に出来るのではとアドバイスを頂戴いたしました。「眼から鱗」とはこの事、この方が実にスムースに旨く行きます。3機同時進行の場合この方法を取らなかったら3機とも同じ形に整形することは殆ど不可能だっただろうと思います。同好の志の方からのアドバイスは本当に有難いことです。感謝々々。 |
 |
 |
 |
主翼の基本部材です。
付け根あたりの厚さが1枚の板では不足しますのでその部分は2枚張り合わせです。この段階で付け根の切口の角度を上反角に合わせて切断しアルミ板挿入のための角穴を設けます。
アルミ板は主翼着脱の為の接続用です。 |
 |
主翼付け根とメインギヤー収納部。
主翼の接続用の金具の差込口を中心に端材を張り合わせて3機分の幅のサイズでブロック化し整形の後3分割に切断しました。手間的には1機分と変わらず3機分に切断する手間だけが違うだけで、大量生産の面白味を十分に堪能しました。 |
 |
翼端灯の取り付け。
アクリルの角棒を約3ミリ角のブロックにに切り出しその1面に直径1ミリの浅い穴を開けそれぞれに赤色と青色のラッカーを垂らし前面と側面になる部分を除き銀色ラッカーを塗りそれを翼端に瞬着で貼り付け、そのあとサンドペーパーで形を整えます。これにより透明の照明具の中にあたかも赤色、または青色の電球が設置されているかのように見えるはずです。この手法は諸先輩のHPを拝見して参考にさせて頂いたことを今回初めて試めさせていただきました。 |
 |
 |
 |
主翼の付け根付近のブロックの整形です。
結構神経を使う分部でして、なかなか思うように捗りません。着陸灯というのでしょうか主翼の付け根のフィレット付近の照明灯として3ミリのアクリルの丸棒を銀色ラッカーを塗り埋め込み付け根の整形をいたします。削り込みとパテでの補修との戦いで、もとの朴の木よりパテのほうが多いくらいの出来上がりです。
大阪の彩雲会の先輩たちが作っておられるような実に精緻な寄木細工もどきのモデルを拝見すると、パテを多く使うことは手法の稚劣さの象徴かと思いこの写真を表示することは却って恥さらしになるのでないかと思っていた矢先、偶々東京の大先輩からパテは大いに使うべしと励ましのお言葉を頂きました。この事は本当に心強く嬉しいことです。
これからも安心してパテをじゃんじゃん使います。
それにしても主翼を取り外し式にした事と、付け根付近を別仕立てにしたことは実に作りやすいと実感いたしました。特に同一機首を複数作る時、仕上がりを均一化するにはかなり有効と思います。
|
 |
 |
飛行機の山積みです。
実機ではあり得ない風景。模型でも完成したのをこうして積み上げることは無いでしょうし、複数の製作途中ならではのワンショットです。
主翼付け根のブロックを機体に接着し尾翼も出来て取り敢えず組み立てて見ました。各翼の後縁のアルミ加工も済ませてあります。先端の整形が未処理ですがこの部分は塗装作業の直前まで保留しておきます。かなり注意して仕事をしているつもりですが、ついうっかり先端をあちこちにぶっつけたりして壊してしまうことの連続でしたので、その経験を生かして今回からはそうします。 |
 |
エンジンの基本部分の整形完了
本体の開口部の前縁はアルミ製。ちょうど25ミリのアルミパイプが寸法がほぼ一緒でしたので少し角度をつけて約1.5ミリ幅で輪切りにして瞬間接着剤で貼り付け整形。後部のスカート状の部分は10ミリの真鍮パイプを貫通させて整形。
縮尺の正確さで言えばちょっと乱暴な作り方ですが、手に入る材料の都合で多少のことは大目に見るのも楽しく作るというのがコンセプトとすれば、これも大切なことと自らを納得させています。 |
 |
 |
後部コーン部分の前半分のところは銀塗装をするつもりでしたが思いついて試しにアルミを巻いてみましたら物凄くリアル感が増し、もっともらしくなりましたのでこれで行くことに、ビール缶の内側の生地をそのまま利用です。ファンブレードも完成。 |
 |
木地の仕上げ、下塗り、水研ぎと進みまして下塗りの最終仕上げのベースホワイト1000を吹きつけるところまでやっと漕ぎつけました。 |
 |
生地仕上げから本塗装の間は乾燥待ちで、機体に手がつけられない時が続きますのでその間にキャラクターのデカールの原稿を作ります。
まずプラモに付随のデカールをスキャナーで1体づつ取り込みます。加工に使うグラフィックソフトはSOURCENEXT社から発売されている「Paintgraphic」というのを購入して使っています。ソフトとしては格段に安い1,980円で買えました。デジカメ写真編集用のレタッチソフトでも使えると思いますが、小生が使っているソフトでは切抜きで使いづらい面が有りまして苦労をしましたので思い切って購入しました。
|
 |
小生のPhotoshop Elemebtsではバージョンが古いせいか切抜きがいまいち思うように出来ませんでしたがPaintgraphicではスムースに進みました。
ご覧のように窓などが描かれていますのでこれらをすべて修正しなくてはなりません。こういうことは初めての体験ですのでかなり苦労をしましたが下の絵のようにかなり旨く行ったようです。パソコンの威力をまざまざと感じました。ありがたい世の中ですね。 |
 |
原画のデカールはおそらくシルクスクリーン印刷と思われますのでその網目が当然現れます。その原画を加工してアルプスプリンターでドット印刷をしますのでその影響としてモアレ現象が現れるに違いないと心配していましたが、試し刷りをしてみたところ全く問題ないことが分かり、ほっといたしました。これでマリンジャンボもウッドペッカーも何でもござれです。 |
 |
40.9度の日本一の暑さを記録した測定地点から直線距離で約2キロのところにある我が家ではとても屋外での塗装作業をする気にもなれずかなりの間サボっていましたが、その暑さも少し和らいできましたので取り掛かることにしました。
基本色のホワイトを吹き充分な乾燥を待って第2色の水色を雲形にマスキングをして塗装。遠目で見る限り旨くいったと見えますが・・・・・・・・・。 |
 |
現実はこんなもんです。
1ミリ幅のマスキングテープを型紙に合わせて張りこんで曲線を出したのですが当然その部分はテープがギャザーになる訳でここには毛細管現象で塗料が滲み込まないようにと充分過ぎるほど押さえ込んだつもりでしたが、当然判っていることでそのように対処をしたのですが・・・・・・・・・現実は厳しいです。
どうしたらよかんべえか、トホホ・・・・・・・・・。
|
 |
ウッドペッカーの胴体に大きく書かれたUSJのロゴのマスキングです。ちょっと厚めの用紙にガムテープを張りそれを台紙としてそこにマスキングテープ貼り付け、その上にプリンターでUSJのロゴを印刷します。 |
 |
OLFAのデザインナイフで根気よく文字を切除して機体に貼り付けます。切り抜くのもかなりの根気が要りますが貼り付けるのはその数倍の根気が必要でした。
終わったあと肩がこってしまい、せんねん灸のお世話になる始末・・・年を感じます。 |
 |
それぞれ第2色の塗装が完了。乾燥を待つため暫くは養生させます。
サントリーの角瓶は大きさを認識して頂くための物で、肩こりをほぐすために飲む訳ではありませんので念の為。 |
 |
ウッドペッカーを描く。
他の2機と違ってUSJはプラモのオリジナルのデカールが手に入りませんでしたので元になる絵がありません。そこで以前に空港で撮った写真を基にPaintgraphicを使って描いてみようとしましたが、そのこと自体が如何に野望に近いかということを思い知らされました。思い通りの絵を描くということは大変であると痛感して、結局画用紙に手書きをすることにしました。パソコンで悪戦苦闘を数時間費やして挫折、手書きでほんの数十分での完成です。しかしいずれはやっつけてやるぞ・・・・。 |
 |
エアーブラシによる塗装は最終のクリアーを除いてすべて終了しましたので、コックピットの窓のマスキングを剥がしフレームをシルバーで描きます。木地が完全に仕上がった時点で窓ガラスのマスキングをしてその後下塗り、中塗り、仕上げ塗りと重ねてきましたのでマスキングを剥がした時その分が厚みとなり旨くフレームとしての段差が出来、まあまあの仕上がりです。
3歳の孫がそれを見て「あっ、お目々がついたあ・・・」とそれを聞いてお爺がおおいに喜ぶ。
ちなみにこのたび思い切ってコンプレッサーを買いました。ヤフオクで出物を期待していたのですがなかなか手ごろな値段での出品が無く、ネットで探しましたら新品がヤフオクで出ていたのと殆ど同じくらいの価額で出ているのが見つかりましたので早速注文いたしました。
スプレー缶のエアーを使う時のように残りを気にすることなく存分に使えますので精神的にも気楽に使えて有り難いです。 |
 |
3キャラクターのデカールの原稿が遂に完成。左下のマリンジャンボJr.の元のデカールは経年変化で色が少しくすんでしまっていましたのでフォトレタッチソフトで修正しました。これをMYK
DESIGN社製の「クリアなデカール」というA4の用紙にALPSのプリンターで印刷すると非常に使いやすいデカールが完成します。左の写真にはありませんがこのほかに客席窓や出入り口などの原稿も出来ております。 |
 |
デカールを印刷して貼りにかかったのですがどうも面白くありません。写真がまずくてわかりにくいのですがポケモンのほうはスカイブルーと白のバックにまたがる位置に貼るのですが、このデカールは印刷の時まず白のベタを刷ってその上にフルカラーで印刷するという手順を踏んで作るのですが、それは下地の色を白で遮蔽するためのものです。にも拘らずピカチュウの黄色がもろに下地の影響を受けぶち壊しになってしまいました。鯨のキャラのほうも下地の濃紺の影響を受け暗い淋しい色になってしまいました。遮蔽の白を2度刷りに刷るなど試してみましたが効果がありません。
以前に作った機種ではこうした影響を受けない位置に貼ってましたのでこんな弱みに気がつきませんでした。
さてどうしたものか・・・・・・・・・。 |
 |
解決策として遮蔽の白の替わりにより遮蔽力の強い銀を使ってみました。その上にピカチュウをフルカラーで印刷したところ黄色のが見事な金色のピカチュウになってしまいこれもアウトです。そこで思いついて銀の上にさらに白を乗せた後フルカラーで印刷したらと思いつき実行しましたら銀の上には何故か白が乗りませんで無茶苦茶な斑になってしまい完全にアウトでした。
最後の手段として銀の下地を別に1枚作り、まずそれを貼ってからその上に通常のフルカラーを重ね貼りにしたらと考え、先ずは銀の貼り付けです。手前のマリンはこうして見るとなんだかあるセレモニーの為の特別機みたいな雰囲気になっています。 |
 |
漸くのことで何とかデカールの貼り付け完了。
このあと乾燥を待ってデカールの接着の固定と艶出しのためのMr.COLORのスーパークリアーUを何回も吹くことになります。 |
 |
クリアーを合計10数回吹き充分な乾燥を待って、まず800番の水ペーパーで梨地状になっている表面をならし、この際決してクリヤーの下のデカールや塗料まで削らないよう充分に注意しなければなりません。続いて1500,2000番をかけます。その後コンパウンドで粗目・細目・仕上げ目と3段階で磨きます。かなり根気を必要としますがこれで表面はいわゆる鏡面仕上げとなりツルツル・ピカピカに仕上がり塗装の色違いの境目やデカールの厚みによる段差も全部なくなります。取り敢えず仮組み立てをしてみました。撮影の際の照明が下手でそのツルピカが表現できなくて残念です。 |
 |
ワイパーを付けました。Q400の時は機体の大きさに対して相対的に窓が大きかったのでそれなりの細工で格好付けが出来、そのつもりで同じようにワイパーを作ったところ全く感覚が合わず無茶苦茶格好悪いワイパーになってしまい完全に失敗、あらためて試行錯誤の結果0.3ミリの真鍮線を単純に切って曲げて半田付けするだけのもっともシンプルな形が一番尤もらしく仕上がりました。それにしましても全体で見るとそれほど違和感が無いと思っていたコックピットの窓枠がこうしてクローズアップで見ると随分不自然だなあとちょっとガックリしています。 |
 |
天頂のアンテナとか航法灯などの取り付けも完了。 |
 |
翼端灯も旨く行きました。 |
 |
5月始めに取り掛かって6ヶ月、漸く完成しました。3機で6ヶ月ですから1機当たり2ヶ月、かなり効率のよい製作日程でした。それにしましても結構忙しかったです。
11月初旬に東京で全国の同好会の展示会がありますので何とか間に合わせることが出来ました。
左の写真をクリックしますと完成写真のページへ飛びます。 |