第三十六番 真言宗 藤戸山 寶心寺

〒508-0351 岐阜県中津川市付知町寺山7096  
電話 0573-82-3154


縁起 当山は高野山真言宗に属し、排仏毀釈の影響を受けた当地に開山光城和尚が当地住民の要請により、昭和二十六年高野山より止錫し再興され中興開山、以来藤戸山寶心寺と号す。
 当山の薬師如来は、霊石(さすり仏)で近年付知川右岸堤防にて不思議な霊気現象により、お陰を戴いた地域住民が発掘し当山に安置したもので以来「瑠璃光さすり仏」として、石をさすり至心に祈願すれば不思議な効験が戴けると言うことで毎日多数の信者が参拝に訪れる。又、御堂の薬師如来尊像は播磨西国八番札所で「涙観音」で知られる稲富山円融寺より勧請安置されたもので、古くより信仰されているお薬師様である。
 又、当山には、岐阜県重要文化財に指定されている明兆(南北朝時代)の画いた十六羅漢(十六幅)をはじめ、大般若経を木の皮にサンスクリット語で記した「貝葉」等を蔵している。
 例年五月十三日には、霊石出現記念法要として「ほうろく灸祈祷」が奉修され多数の参拝者が訪れる。又、一月八日は付知恵比寿大祭十月二十日は本尊弘法大師の御影供法要が盛大に巌修される。
交通 JR中央西線中津川駅−(付知峡行きバス)上見屋前下車徒歩5分 
   

第三十七番 臨済宗 医王霊山 温泉禅寺

〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島680 
電話 0576-25-2465

ホームページ  http://www.onsenji.jp/

縁起 文永二年(1265)湯ガ峰からの温泉の湧出が突然止まってしまう。その翌年、毎日のように飛騨川の河原に舞い降りる一羽の白鷺に村人が気づく。不思義に思った村人がその場へ行ってみると、温泉が湧いていた。空高く舞い上がつた白鷺は、中根山の中腹の松に止まり、その松の下には光輝く一体の薬師如来が鎮座していた・・・。これが下呂に伝わる白鷺伝説であり温泉寺開創の縁起である。 白鷺に化身し、温泉の湧出を知らせたこの薬師如来を本尊とするのが、瞥王霊山温泉寺である。下呂富士と呼ばれる中根山の中腹に建ち、創建は寛文十一年(1671)。江戸元禄期以降、北海道開拓に尽力したことで知られる初代飛騨屋久兵衛の父、武川久右衛門倍良が、萩原・禅昌寺八世剛山和尚を開山に迎え、建立した寺である。下呂温泉を、草津・有馬とともに天下三名泉として初めて全国に紹介したのが、室町時代の五山僧・万里集九である。(「梅花無尽蔵」より)以来、下呂温泉にはたくさんの湯治客が訪れるようになり、江戸中期には年間三万人を数えた。温泉寺にも、花柳病などの湯治客がお籠りし、朝夕薬師如来を拝みつつ、湯治の未、無事病気平癒した人達の残した絵馬が、今でも本堂に数多く残されている。また、願い叶わずこの地で命絶えた人達の過去帳も残っている。
交通 JR高山本線下呂駅より 車で5分 徒歩10分