下仁田町から南牧川沿いに臼田下仁田線で南牧村に入り、以前の道幅と変わらない砥沢の集落を抜け、勧能で熊倉方面へ向かう。すぐに左に熊倉川にかかる橋を渡り、トイレのある三段の滝駐車場についた。駐車場にはまだ誰も駐車していないので、先行者はいないようだ。
沢沿いには杉が植えられ、また広葉樹もすっかり繁ってしまって少し薄暗い感じがする。所々にヤマブキソウや小ぶりのラショウモンカズラがひっそり咲いていた。しばらく行くと、沢の岩場に鉄梯子のかかっているところがあった。梯子を上がってもよいが左岸の斜面に巻き道があり、難なく通過できる。
滝の上に出て、細い流れの居合沢を右岸に渡ると碧岩・大岩方面分岐の道標があった。二子岩へは沢をこのまま遡行して行くらしい。さっそく左の碧岩・大岩方面へ向かうことにする。
少し行くとまた道標があり、碧岩・大岩へは左方向らしい。そこで左へ進んで行くと、沢の右岸に踏跡があるのでそれを登る。沢沿いにはそのまま遡行して行くコースもあるようだ。
しばらく尾根を登って行くと、右側のヒノキの樹林越しに特徴的な二子岩のピークが見えた。また、左には木々の間から碧岩の姿が見えはじめる。尾根沿いにはムラサキヤシオの他にオレンジ系のヤマツツジも見られるようになってきた。
分岐から北西方向に尾根を進み、碧岩の基底部に近づいてルートをよく見る。登りづらそうな岩稜のルートには固定ロープが設置されていた。ネットで前もってロープがあることを知っていたが、実際に確認できたので心強い。さっそく軍手をして登りにかかる。
中段の難所を越え、ようやく碧岩の山頂部に出た。山頂部にはまだアカヤシオが咲いていていた。五月に入って少し冷え込んだのでまだ散らずに残っていたようだ。
西には長野県境の山々が見える。特に広小屋山から大上峠の稜線の向こうに茂来山から四方原山への山並みも確認できた。南方には二子岩とククリ岩のピークも見える。北東は木立でよく見えないが、遠くに特徴的な鹿岳と四ツ又山の山影が確認できる。
碧岩の基底部から再び尾根を南東に向かい、先ほどの尾根コースの分岐点に戻った。ここからは大岩へ向かうので、尾根をこのまま南東へ辿る。すぐにT字路で北東へのびる尾根にぶつかる。
新緑の明るい尾根を少し行くと、また道標のあるT字路のような地点についた。左(北東)方向が「大岩」で、右(南東)方向が「砥沢」と表示されている。
それから少しヤブめいた岩尾根を左に巻いて登り返すと、見晴らしのよい岩場に出た。そこからは大岩が見えるが、先ほど登った碧岩を眺めるのに絶好のポイントだ。
厳しそうな岩稜のコースだが、左に右に岩場を巻いて行けるので難なく大岩頂上(1133m)に辿りついた。そこから登路をふり返ると、先ほどの鐘のハイカーが下の見晴らしのよい岩場で休んでいた。男性の単独者のようだ。
さて、先ほどのハイカーも大岩へ向かってくるようなので、ねくらハイカーも次の目的地へ向かうことにする。眺めのよい岩尾根を少し西に下り、岩場の途中で男性のハイカーをやりすごす。どうもこの人は先に大岩に登り、その後で碧岩へ向かうらしい。こちらは再び岩尾根を下り、眺めのよい岩場で碧岩と大岩を見納め、尾根を南西に向かう。
ここからは二子岩・ククリ岩をめざすのだが、一般的には居合沢の沢沿いを遡行して行くらしい。ここでねくらハイカーは思案する。…碧岩沢を下り、一旦居合沢に降りて再び沢を登り返すにはロスが大きい。先ほど大岩からククリ岩を眺めたとき、しっかりした尾根もあるように見えた…。ということで、碧岩沢に下るのはやめ、尾根を直進して行くことにする。
しばらく尾根を南西方向に進み、落ち葉の急斜面を上がって行くと南北にのびる尾根に出た。少し広い尾根で踏跡もあるようだ。一休みして、ここからはこの尾根を南方向に登ることにする。少し登ると、右上の木立の間に二子岩の西の峰らしき山影が見えた。さらに登って行くとモミの木ある開けた地点に出た。ここにはミツバツツジが咲いていた。右に先ほどの二子岩西峰がハッキリ見える。
さっそく固定ロープなどが設置されていない西峰の登りにかかる。鞍部から直接東側が登れそうだが、岩登りが得意でないねくらハイカーには難しい。よく見ると、岩峰南側が岩溝のようになっているのでそちらへ移動する。厳しそうだが、灌木があるので何とか登れそうだ。恐る恐る岩と灌木をホールドしながら上がって行く。
岩と灌木を伝わって途中まで降りたが、下るのにヤバそうな岩場になった。登るのには何とか登れるが、下降にはロープの補助が必要なところだ。
鞍部からヤブの斜面を少し登って、二子岩東峰の頂上に立つ。山頂には灌木が生えそれほど眺めがないが、北東に碧岩と大岩が確認できる。ちょうどコメツガの木がいい日陰をつくっているので休憩する。
そして再び笹ヤブの尾根を登って行くと、三角点のあるククリ岩頂上(1355m)についた。ククリ岩は、岩とはいっても東西に稜線をもつ笹と灌木の繁るヤブ山だ。「栗木立」という別名があるのだが、別段目立つほどのクリの木もない。
ククリ岩から二子岩へ下って行くと、ヤブの尾根にはイノシシが木の根を掘り起こした跡がいくつも見られた。相当数生息しているようだ。また、登るときには気づかなかったが尾根にはアカヤシオの花が咲いていた。
二子岩からの下りは東峰から西峰との鞍部に降り、再びトラバース気味に東峰の急斜面を下って行く。ようやく東峰北尾根のモミの木の生えた見通しのよい地点まで来た。ここからは緩やかな新緑の尾根道だ。沢沿いから涼しい風が吹いてくるので気持ちがいい。
しばらく行くと尾根は登り気味になる。やがて左側の木立の間から碧岩が近くに見え出すと、尾根筋は大岩からのコースが碧岩沢へ下って行く地点に合流する。そこから沢方向へ下って行くと、午前中登った碧岩沢右岸の尾根越しに碧岩の秀麗な姿が見えた。
そこから沢沿いを少し歩き、再び居合沢右岸の道標の地点に降り立った。今日の行程の周回もこれで完了したようだ。満足気味に居合沢を下る。帰り際に右岸にある碧岩沢を確認してみる。碧岩沢は水量が少なく、小滝の流れで居合沢に注いでいた。| 日程 | 2005年5月17日 (火) |
| 天候 | 晴れ |
| 行程時刻 | 三段の滝駐車場7:00→(居合沢)→三段の滝7:30〜35→(左岸)→碧岩・大岩方面分岐7:57→(碧岩沢)→右岸尾根コース・沢コース分岐8:08→(左へ、尾根コース)→碧岩分岐8:35→(左の北西方向)→碧岩基底部8:42→碧岩頂上8:53〜9:07→(下山)→碧岩分岐9:22→(南東へ直進)→碧岩方面・大岩方面・三段の滝方面分岐9:26→(左の北東方向)→大岩方面・砥沢方面分岐9:33→(左方向)→見晴らしのよい岩場9:38→(東方向)→大岩頂上9:50〜55→(下山、西方向)→見晴らしのよい岩場10:03→(南西方向)→砥沢分岐10:06→(右方向)→大岩・碧岩・三段の滝分岐10:14→(南西方向直進)→碧岩沢下降地点10:15→(南西方向の尾根へ)→(二子岩東峰北東尾根)→二子岩東峰北尾根出合(北東尾根分岐)10:40→(左の南方向)→二子岩東峰と西峰の鞍部11:06→西峰頂上11:20〜25→(下山)→鞍部11:35→東峰頂上11:40〜45→(ヤブの稜線、南東方向)→ククリ岩手前ヤブのピーク?:?→(南方向)→ククリ岩頂上12:22〜48→(下山、北方向)→ヤブのピーク?:?→二子岩東峰13:23〜29→鞍部13:30→(二子岩東峰北尾根)→(北東尾根分岐通過、戻り)→北東尾根分岐14:05→(北東尾根、下り)→碧岩沢コース合流14:18→(碧岩沢沿い、下り)→尾根コース・沢コース分岐14:38→碧岩・大岩方面分岐(居合沢出合)14:50→三段の滝15:00→駐車場15:40 |
| 備考 | ☆この居合沢のコースのメインはやはり碧岩・大岩で、もし時間があれば二子岩まで延長可能です。二子岩から先はヤブで展望もあまり期待できません。 ☆二子岩東峰北尾根の下りで、途中の大岩へ向かう北東尾根の分岐はわかりづらい。もし居合沢方面へ下るなら、北尾根をそのまま下った方が早いようです。 ☆二子岩西峰の登降には、安全のためザイルまたは補助ロープなどの使用をお奨めします。 |
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