動物の筋や毛髪などの弾性のあるもので撚り上げた縄を束にして軸木に巻つけ、それをバネにして腕木にのせた石を強い力で発射する兵器です。中国の古い記録にある「砲」とは火砲のことではなく、この投石機のことでした。投石機が投げつけるのはだいたい石ですが、城砦の攻撃では焼いた石や油を注いで火をつけた石を投げて、敵に火災を起こさせたり、敵陣地内に病気を発生させる目的で敵兵や馬の腐敗した死骸を投げ込んだりもしました。12世紀の十字軍では、敵の戦意を挫くために敵(イスラム)兵の死体から首を切り取って、投石機で敵城砦内へ次々と発射したこともあります。映画「大将軍」(上の写真)では、10世紀頃のノルマン人たちが投石機を使って火玉を投げつけています。

投石機(カタパルト)
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