棍棒は、多分最も原始的な武器でしょう。ただの棒きれが棍棒の原型ですが、効果的に相手を攻撃するため、棒の先に石をくくりつけたり、棒の一方の端を重くするという工夫がされました。穀物の脱穀に使われていた穀竿を戦闘用に改良した「フレイル」は、敵が避けにくいうえ、攻撃力も大きい優れた棍棒です。「フレイル」の継手が、腕の振りを加速して打撃力を高めています。このような棍棒を「連接棍棒」と呼び、木の柄についた鎖付きの鉄球なども機械的な原理は同じことから「連接棍棒」の一種と言えます。とがり付きの鉄球を鎖でつないだ「星球型の棍棒」などは、鎧で装甲した敵にも相当なダメージを与えられますが、鎖がたわんでしまうため、敵の攻撃をはらう時にはそれなりの技術が必要でした。上図の上は、スイス製の「星球型の棍棒」で、木の柄に鎖で鉄球がつながっています。下がドイツ製の片手用「フレイル」で、木製の柄に鉄製の短い棒がついています。
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