アンティゴノス軍(兵力3万6千名、うち騎兵は8千名) 対 エウメネス軍(兵力2万4千名、うち騎兵は6千名)
戦闘経過
 戦闘は、アンティゴノス軍の左翼にあるピトン将軍の騎兵隊が前進を始めて開始されました。 ピトン将軍の率いる軽騎兵たちは弓や投げ槍で武装しており、エウメネス軍の強力な象部隊を側面から攻撃するために敵軍の右翼を大きく迂回して進みます。彼らによってエウメネス軍右翼の象部隊は側面から激しく矢を射かけられることになりました。象部隊は鈍重なので、後退することも、攻撃することも出来ず、ただただ大きな損害を出してしまいます。エウメネスはこの危機に対処するため、左翼に置いたエウダモスの軽騎兵隊を右翼に移動させます。ピトンの軽騎兵たちは、この援軍を受けて強力になった敵の騎兵隊に反撃されて潰走してしまいました。
 その頃、中央部では両軍のファランクス同士の激戦が行われていましたが、エウメネス軍の銀盾隊の活躍でアンティゴノス軍はじりじりと後退を始め、遂には逃げ出してしまいました。しかし、エウメネス軍の歩兵隊は、敗走するアンティゴノス軍の歩兵たちを追って前進し過ぎたために左翼の騎兵隊と離れてしまいます。アンティゴノスはこのチャンスを逃さず、孤立したエウメネス軍の左翼に突撃をかけました。エウメネス軍左翼の騎兵隊はこの予期せぬ攻撃に敗走し、丘のふもとまで追い詰められてしまいます。これを見たエウメネスは左翼軍を救援するため、前に出過ぎた歩兵隊を呼び戻しました。敵軍の追撃がなくなったので、 アンティゴノスは敗走中の兵士たちを再び集結させることになんとか成功します。敵が態勢を立て直したのを知ったエウメネスは、これ以上の戦闘は無理と考えて退却を決意します。アンティゴノスは勝利を宣言しますが、実際のところ、アンティゴノス軍にも戦闘を継続する力はほとんど残っていませんでした。 この戦闘は、両軍が大規模な象部隊を使って戦ったものとして有名ですが、戦象がどれくらい効果的に戦ったかはわかっていません。象部隊は側面からの攻撃には極めて弱いということだけが記録に残っています。

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