執政官フラミニウス率いるローマ軍(兵力2万6千名)
対 マケドニア王フィリップ5世率いるマケドニア軍(兵力2万6千名)
戦闘経過
夜が明けると、たまたま同じ丘の両側に野営していたローマ軍とマケドニア軍の偵察隊どうしが小ぜり合いを起こしました。これが戦闘の発端となります。マケドニア軍は得意のファランクス戦術(16列の密集隊形)で攻撃してきますが、短い剣を武器とするローマ軍はバラバラな散開隊形をとっていたので全く対抗できません。
マケドニア軍ファランクスの第1陣はローマ軍の左翼に重点的に攻撃を加え始め、じりじりと圧迫していきます。一方、ローマ軍右翼は戦象部隊を先頭に立てて丘を上って前進し、マケドニア軍ファランクスの第2陣を撃破することに成功しました。 ローマ軍右翼部隊の指揮官は小高い丘の上から戦場を一望し、味方の左翼部隊が苦戦しているのを見ると小部隊を率いてマケドニア軍ファランクスの第1陣の背後にまわりこみます。6メートルもの長い槍と重い盾を持ったマケドニア軍の歩兵隊は、正面からの攻撃に対しては絶対の強さを発揮しましたが、側面や背後からの攻撃には極めて弱かったのでした。 ローマ軍の新たな攻撃は背後から加えられたため、マケドニア軍ファランクス第1陣はこれに対抗できず完全に粉砕されてしまいます。この戦いでローマ軍は700名の戦死者を出したのに対し、マケドニア軍の戦死者は8千名にもなりました。ローマ軍の機動力がマケドニア軍の密集隊に勝利したのです。

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