火皿と発火装置の発明で小銃は火縄銃となりました。有効射程100〜200メートルで2分に1発の割で射撃できたのです。スペイン歩兵はこの小銃と方陣を組み合わせて成功しました。
小銃兵を騎兵の突撃からまもるためには、槍兵方陣が必要であり、敵を撃破するには槍兵の突進力が必要でした。
騎兵のなかには、敵に近寄ると馬上から小銃射撃を加え、装填のために引き返すという昔のペルシャ騎馬弓兵のような戦法をとるものが現れました。
スペインでは、銃身を長くして托架をつけた貫徹力の大きい重小銃も現われます。
小銃兵、槍兵、乗馬小銃兵、砲兵の各兵力の割合とその隊形と配置、そして各兵力投入のタイミングが勝敗の鍵でした。
軍隊には高度な訓練が必要になったため、常備軍でなければ役に立たなくなります。
火器の発達により戦闘の損耗は非常に大きくなったので軍隊の行動が慎重になり、これまでのような遭遇戦は減って、陣地の攻防のような持久戦が多くなりました。
■1525年 パヴィアの戦い ■1538年 プレヴェザの海戦 ■1571年 レパントの海戦 ■1588年 アルマダ海戦 |