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七拾四の部屋
妄想の部屋4 煙突

只今製作中・・・。
今年夏までには書き上げる予定です・・・。






「地震かっ!?」
世界中で巨大なマグニチュード7クラスの地震が、ほぼ同時に起こった。
その同時刻、沖縄諸島から東へ約50キロという所を、乗組員170名アメリ
カ海軍潜水艦が極秘で試験運行をしていた。
海中にいても、とてつもない衝撃波だった。

太平洋には、まだ人類の到達が不可能と言われているとても深い海峡があ
る。
艦のレーダーはその海峡の真ん中に、巨大な異物を感知していた。

一見すると、それは一本の巨大な煙突の様だった。
「高さはおよそ300メーターと言った所か・・・。だが、横幅が・・・、とんでもな
いぞ!数マイルは続いている。」

「艦長!本土から緊急入電です!魔のトライアングルと言われている海峡
に、巨大なアンテナの様な物が出現したとのコトです。」
大佐は声を荒げて言った。
「巨大なアンテナの様な物とはなんだ?そんな報告ではわからん!一体何
なんだっ!」

「艦長っ、先程の煙突が噴出を始めたとのことですっ!」

「一体どうなってしまうんだっ博士っ!?」
「このままあれだけの噴射が続くと、あと1時間以内には地球の自転が止ま
るでしょう。そうなると引力はなくり・・・、わかりません。何もかもがまだ未知
の領域ですので
・・・。」
「艦長っ!先程のアンテナがうなりを上げだしたとのことですっ!」
「何がどうなっているんだか、全くわからんっ!」
「艦長っ!映像入りましたっ!煙突の噴射が止まったとの情報が入りまし
た!」
「大変です、艦長。おちついて聞いて下さい。今、地球は自転していませ
ん・・・。」
「そんなバカなハズあるかっ!現に今我々は地球の自転による引力で立っ
て・・・?まさかこの引力はあのアンテナによるものだとでも・・・?」

「また煙突が噴射を始めたようです!」
「もう手段は選ばん!核だっ!煙突に核を突っ込まさせろっ!」
「大佐、あのとてつもない噴射の前では核なんて無意味ですっ!」
「なら他に方法があるのかっ!構わん、全責任は私が持つ!」

「艦長っ!核です!アメリカ本国からの遠距離核ミサイルが煙突に向って発
射されましたっ!あと20分後に到達する予定ですっ!」
「よし、我が艦も続いて発射だっ!発射準備急げっ!」

「博士、もしこのまま噴射が続けばどうなってしまうんだ・・・?」
「おそらく、おそらくではありますが、この太陽の位置、煙突の場所から判断
いたしますと、太陽系から離れて行き、生物は全て氷漬けになり・・・。」
「動く冷凍パックと言った所か・・・。」

「やりました艦長っ!成功ですっ!噴射が停止しましたっ!」

「なんとか宇宙人の食料にならずなりそうだな。さて、どうするか・・・、いや、
この先どうなるのか・・・。」

「今は、夜か?まぁ、海中にいては関係のないことだがな・・・。」
「艦長信じられないことが・・・。月が猛スピードで地球に突進してきていると
のコトです。」
「月の裏にも同じ様な煙突があったってことか・・・。クレーターとの区別がつ
かんな・・・。で、どうなる?」
「衝突の向き、衝撃からすると、煙突の噴射時と同じ進路をたどります。」
「結果は同じだったか・・・。いや、月との衝突で犠牲は大きいがな・・・。宇宙
人め、用意周到なこった・・・。」