昼休み、教室内… 
浜口みさお「マジ!?さやちゃんのお母さん、やっぱ峠の魔女だったんだ〜」 
高橋きよね「しかも、私のパパまで関わってたなんてね」 
さやか「ほんま、まさかの話やったな〜」 
などと話に花を咲かせている所に、風雲を巻き起こしそうな足音が廊下を駆けてくる… 
 


『Triple-Sも歌って踊る!?大盛況の学園祭!』
タッタッタッ…その足音は、次第にC組の教室に近付いてきて… ガラッ!と扉を開けて入ってきた。それは囲碁部員で、さらに女子学級委員でもある桂うたよ。 さやか「何や何や…」 桂うたよ「た、大変な事しちゃった…!」 走り込んできた桂うたよは、息を切らせながら、なぜか涙目になっている。 おんぷ「大変な事って、一体どうしたの?」 まさみ「まずは息を整えて、それから順を追って説明して」 彼女を落ち着かせている間に、クラスメイト達が何だ何だと集まってきた。 桂うたよ「みんな、ごめんなさい…私の籤運が悪いばっかりに、とんでもないの引いちゃった…」 加藤めい「籤って…学祭の割り当ての籤引きの事?」 もうすぐ遠近学園では、2日間の日程で学園祭が行われる。 1日目は通称「出店日」。普通の教室だけでなく、専門科目の教室までフル活用して、 食べ物を売ったり、ゲームなどをしたりと、趣向を凝らした、店舗型の出し物がなされる。 2日目は通称「舞台日」。体育館のステージを用いた、エンターテイメントである。 演劇を始め器楽演奏、漫才や一発芸、そしてライブまで、ステージを使えば何でもありだ。 そして各クラス及び各部活は、出店日と舞台日、どちらで出し物をするか選ばなければならない。 その抽選が、昼休みを利用して先程行われていた模様… さて、その結果を持ち帰った桂うたよに、熱い視線が注がれる… 桂うたよ「うちのクラスは…舞台日よ…!」 その瞬間、教室全体から歓声が沸き上がった。 さやか「おっしゃあ〜〜!!ステージ発表や〜!!」 山県ともえ「わ〜い!やった〜!」 東久邇なるみ「目立つには持ってこいですわ!」 とにかくはしゃぎ回る者達がいるかと思えば、桂うたよを取り囲む面々も。 寺内たけこ「それにしても、うたよちゃんの最初の言い方は、ちょっと意地悪ね…」 黒田せいら「あの言い方だったら、てっきり悪い所が割り当たったんだと…」 おんぷ「ああやって少し勿体ぶった方が、みんな喜ぶもんね♪」 まさみ「全く、えらい事になったもんだよ…で、ステージで何するの?」 加藤めい「そんなの決まってるじゃない…ね☆」 はてさて1年C組のステージは、どうなってしまうのか… そして、学園祭当日となって… まさみ「さてと、今日はまた一段と賑やかになりそうだね」 さやか「楽しさも倍増やけどな☆」 おんぷ「まずは1日目、それぞれ頑張りましょ♪」 階段前の廊下で、3人は一旦足を止めて… おんぷ・さやか・まさみ「それじゃ!!!」 廊下の左右と階段の上りと、3方向に散っていった… 周囲の目を気にしつつ、女子トイレに入るおんぷ。 おんぷ「さてと、誰も来ない内に…」 シュッシュ♪ おんぷ「プリティ〜ウィッチ〜おんぷっち〜♪」 いきなりのお着替え、さて今回の魔法は… おんぷ「プ〜ルルンプルン・ファ〜ミファ〜ミファ〜!パティシエ服になれ〜!」 今のタップではパティシエ服へのリバーシブル機能がないため、魔法で着替えざるをえない。 それにしても、これはお菓子作りのコスチューム。一体おんぷは、何をしようとしているのか… パティシエ服に着替えたおんぷはトイレを出て、家庭科調理室へ急ぐ。 調理室には、料理研究部の部員が集合していた。この料理研究部、別名スウィートクラブ。 料理とは言っても、専らお菓子ばっかり作っては自分達で食べている部活である。 そんなスウィートクラブ一番の見せ所は、何と言っても学園祭。お菓子屋を開くのだ。 今年も出店日の籤を引き当てて、きっちり調理室を確保。 そこに、おんぷは部員でないが、お菓子作りの経験を買われて応援要員に呼ばれたのだ。 本来、遠近学園では助っ人でも部員としての届がいる。しかし、それは学園外の活動での事。 公式の大会の助っ人なら、部員でなければならないのだが、学園祭は別だ。 そんな訳で、おんぷは1日限りの料理研究部入りと相成った。 おんぷ「おはようございます、御厨部長」 まずは料理研究部長・御厨みかに挨拶。 御厨みか「瀬川さん、お客さんの入りが落ち着くまで、何とかお願いね。      経験の浅い1年生部員、全員押し付けちゃう形になるけど大丈夫?」 おんぷ「ええ、任せて下さい♪」 今回のおんぷの仕事は、料理研究部の1年生部員を統率しながら、お菓子作りをする事。 しかも、担当するケーキのレシピまで、おんぷの案が通ってしまっていると言うから驚きだ。 おんぷ「みんな、お菓子作りは上手い下手じゃないわ。心が籠っているかどうか…     食べた人に喜んでもらいたい…そういう優しい気持ちを忘れないでね」 部員達「うんっ!!」 1年生部員達を集めて、お菓子作りの心得を述べたおんぷ。 部員「おんぷちゃんが私達のリーダーになるって言うから、正直どうなるかと思ってたけど」 部員「流石お店手伝ってただけあって、しっかりしてるよね」 部員「私、あの服知ってるわ。その美空でやってたお店の制服でしょ?」 部員「こう言っちゃ悪いけど、先輩方より頼り甲斐あるかも」 年上でもない同級生、しかも部員でもないおんぷが指揮を執るのだから、第一印象は重要だった。 まずは好印象を与える事に成功。しかし、これで一安心とはいかない。 おんぷ「さてと、早速始めましょ。みんな、レシピは頭に入れてあるわね?」 部員達「は〜い」 ここから、おんぷの指示が飛び始める。 おんぷ「じゃ、いくわよ!まずラズベリーのジャム!ふんだんに使うから多めにね!     それと並行して、土台のスポンジケーキとムース、それと貼り付けるロールケーキも!     冷やして固める時間も要るから、なるべく手際良くね!」 部員達「はいっ!」 1年生部員とおんぷが作るのは、スライスしたロールケーキで表面を覆ったラズベリーのケーキ。 おや?と思われた方もおられるだろう。実はこれ、魔女界に関わりのある、あのケーキだ… 一方、さやかの向かった先は、おんぷの家庭科調理室に対し、家庭科手芸室。 ここは、その名の通り手芸部が店を構えていた。手芸部の出し物は、製作した作品の即売会。 そんな所に、部員でもないさやかが、どうして応援に呼ばれたのか…見ていただければ分かる。 さやか「はい〜!いらはい!いらはい!」 学園祭は学生の父兄だけでなく、近隣住民も多くやって来る。 手芸室にも、ご近所のご婦人方が押し寄せ、さながらバーゲンセールの様相だ。 さやか「ほらほら!こっちも見てってや〜!」 そんな大混雑の中で、威勢の良い声を張り上げ、売り子をするさやか。 さやか「年に1度の学祭や〜!手芸部の服が買えるんは、1年で今日だけやで〜!     さあさあ!モタモタしとったら、来年まで買えんようになんで〜!」 そこに1人の女性が、さやかに声をかける。 女「ねえ、さやちゃん」 さやか「何?」 女「いつもテレビとかで見てるわよ〜。今日も頑張ってるわね〜」 さやか「いや〜、おおきにな〜」 女「で、物は相談なんだけど、これ、もうちょっとだけ、まからない?   そうしたら、おばちゃん買ったげるから〜。ね?いいでしょ?」 値切り交渉を持ちかけてきた客に、売り手のさやかの対応は… さやか「おばちゃん、堪忍な〜。この学祭の売り上げ、全部ボランティアに寄付すんねん。     せやさかい、値切らんといて〜。いつも値切って物買うてる、うちが言うんも何やけど…     その辺の店で売っとるより安くしとるし、直に作り手の顔見て買えるんやで?     な?おばちゃん頼むで〜。な?な?お願いや〜」 瞳をキラキラさせて、半ば泣き落とし。 女「も〜…分かったわ。さやちゃんに頼まれちゃあね〜。じゃあ、これ頂戴な」 さやか「毎度っ☆」 その隣で、クラスメイトで手芸部員の寺内たけこが、嬉しそうな顔をしていた。 寺内たけこ「さやちゃんに売り子頼んで、本当に良かったわ。さやちゃん、商売上手だもの」 さやか「あっ、おばちゃん、この服な、このたけちゃんが一針一針、丁寧に縫い上げたんやで」 女「あら、お上手ね〜。それと、さっきはごめんなさいね。値切ろうとしちゃって」 寺内たけこ「いえいえ、お買い上げ、ありがとうございます」 さやか「ほな、たけちゃん、このおばちゃんの会計頼むで。後が閊えとるさかい、早よしてや」 寺内たけこ「は〜い」 まさみ「弓道部は弓場で的当て…あたしの出番は特になし。     剣道部は剣道場で蝦蟇の油売り…萬主将、しくじらないといいけど。     あたしが交代要員になってるのは剣道部以外だと、華道部と茶道部と…」 指折り数えながら廊下を歩いていたまさみに、背後から声が掛けられる。 ???「まさは〜ん!」 まさみ「ん?」 特徴的な呼び声の方へ振り向いてみると、1人の女子が駆けてくる。 その急ぐ姿には、まるで舞妓のような靭やかさがあった。 まさみ「すざくさん…?」 彼女には、まさみは見覚えがあった。それもその筈、同じクラスメイトの松方すざくである。 ちなみに彼女の場合のみ、まさみは名字でなく下の名前に「さん」を付け「すざくさん」と呼ぶ。 まさみ「すざくさん…なしたの?華道部か茶道部で、何かあった?」 2人の共通点は、クラスメイトというだけでなく、同じく華道部・茶道部員でもある点だ。 松方すざく「そ、それが…えらい事になってまんの!早うお茶室に来とくれやす!」 まさみ「お茶室…茶道部か!にしても、えらい事って何があったの?落ち着いて説明して」 松方すざく「これが落ち着いてられますかいな?怖い高校生が来てはるってのに!」 まさみ「怖い高校生って…まさか不良とか?」 松方すざく「そうどす!みんな怯えてはるん!まさはん、早う行ってあげて!」 まさみ「そりゃあ、えらい事だね…合点承知!」 返事と同時に、まさみが駆け出し、その後に松方すざくが続く。 廊下を急ぎながら、まさみは松方すざくに尋ねた。 まさみ「すざくさん、その不良の頭数(あたまかず)は?」 松方すざく「よ、4人どすけど…」 まさみ「4人か…なら茶室に入るね…」 松方すざく「まさはん…あんさん、何しはる気!?」 まさみ「あたしが、その4人のお茶の相手をする」 松方すざく「えっ…まさはん、大丈夫なん…?」 まさみ「任しといて…何とか穏便に収めてみる」 茶室…不良4人が居座り、着物姿の茶道部員達が怯えていた。 不良「なぁ姉ちゃん、抹茶以外に何も無ぇのかよ」 不良「湿気た茶店(さてん)だなぁ、おい!」 部員「そ、そんな事言われても…」 そんな時だった。茶室に腹の据わった声が響いた。 まさみ「お客様!ご無体は困ります!」 更衣室で制服を脱いで着物を着込んだまさみが、しゃなりと茶室に足を踏み入れた。 不良「あぁん?何だよ…うぉお…!」 不良「酒井まさみじゃねえか!」 不良「流石は遠近!いいホステスいんじゃん☆」 まさみ「不慣れな者が粗相を致しましたようで…」 そう言うと、まさみは怯えた部員達を、さり気無く出口へ誘導した。 まさみ「後は、あたしが相手するから」 部員「でも…」 まさみ「大丈夫だから…ね」 凛とした瞳で部員達を勇気付けると、まさみは茶室内にいた部員達を松方すざくに引き渡した。 松方すざく「まさはん…」 まさみ「みんなをお願い」 そう言って、まさみは襖を閉めた。こうして茶室には、まさみと不良達だけになってしまった。 不良「…んで、まさちゃんが俺らと遊んでくれんの?」 ヒュ〜ヒュ〜♪と口笛を鳴らす不良達に、まさみは落ち着き払って言う。 まさみ「まずは姿勢を正して頂きましょう」 不良「あん?面倒くせぇよ」 まさみ「茶道は、礼に始まり礼に終わるものです」 不良「は?知るかよ、そんなん」 まさみ「男を磨きたければ、礼儀は守るべきですね」 そう言うまさみの鋭い視線が、不良達に向けられた。 まさみ「茶の湯は、歴戦を勝ち抜いた戦国大名も嗜んでいた歴史があるんですよ。     武士同士が茶を飲み比べ、その茶の銘柄や産地を当てていた事から、     闘う茶と書いて『闘茶』とも呼ばれていた事もあるくらいです。     あなた達は、それでも茶道を蔑ろにしますか?」 不良「凄ぇ…」 不良「な、何か、超格好いい…」 不良「俺ら、ちゃんとしなきゃ男らしくねぇよな…」 不良「そうだな…正座しようぜ、正座」 まさみ「はい、宜しい♪」 見事、不良達を理攻めで丸め込んで上機嫌のまさみ。 まさみ「では、お茶を点てましょうか」 不良「よ、宜しくお願いします」 まさみ「はい、良いお返事で♪」 しばらくして、静かになった茶室の外で松方すざくが焦り出した。 松方すざく「静かすぎやわ…もし、まさはんに何やあらはったら…?       せやけど、うちが出てって余計にややこしゅうなってもあれや…       ここは、まさはんを信じて待ってはるしか…」 心配のあまり、茶室に突入しようとする気持ちを、松方すざくは何とか抑えている。 などとブツブツ言っていると、襖がサッと開いて不良達がぞろぞろと出てきた。 松方すざく「…!!」 瞬時に背筋が凍り付いた。だが、その不良達の後ろから、ひょっこりまさみが顔を出した。 まさみ「じゃ、お気を付けて」 不良「姐さん!どうも、あざぁした〜!」 深々と頭を下げて、まさみを崇め奉る不良一同。 まさみ「そんな、姐さんだなんて…まあ、またお茶が飲みたくなったらいらして下さいね」 不良「押忍!絶対来ます!」 不良「姐さんのためなら、毎日だって!」 まさみ「流石に毎日までは…無理せずに来てくれれば、いいですからね」 不良「はい姐さん!じゃ失礼します!」 まさみ「はい、さようなら」 去っていく不良達を見送って、まさみがホッと一息ついたのも束の間。 首根っこに掴み掛からん勢いで、松方すざくが迫ってきた。 松方すざく「まさはん!一体全体、何がどないなってはるの?」 まさみ「上手い事、丸め込んじゃった」 松方すざく「丸め込んだって…せやけど、どないに丸め込んだら、あないなりますの?」 まさみ「茶道は昔、戦国大名も嗜んでたって話したら…」 松方すざく「ほぉ…流石まさはん、やりますなぁ」 まさみ「うふふ…」 着物姿のまさみは、自信に満ちた瞳を煌めかせていた… お菓子作りの手伝いから一足先に上がったおんぷは、ここから自由時間。 おんぷ「さ〜てと、かれんちゃんとやくもちゃんの様子、覗いてこようかな」 1−A・B組は合同企画で、2クラス1組で会議室を1室使っていた。 そして、その会議室を2分して、一体何を仕出かしたかと言うと… おんぷ「あった…メイド&執事喫茶…」 間仕切りで分割できる会議室を上手く使って、片側は執事喫茶。 A・B組の中でもイケメンの男子ばかりを集め、女子にはたまらない雰囲気に仕上げてある。 もう片方はメイド喫茶、こちらはA・B組の女子を選りすぐってメイド服を着せたという始末だ。 おんぷ「よくこんな企画が通ったわね…」 最早、呆れたのを通り越して、笑いすら出てくる。だが、集客率はダントツだろう。 執事喫茶には女子が殺到、メイド喫茶にも男子が雪崩れ込んで、満員御礼である。 おんぷ「かれんちゃんとやくもちゃんは…こっちなのよね…」 多くの男子に紛れて、おんぷは1人メイド喫茶の方へと入店した。 かれん「いらっしゃいませ☆ご主人様…あ、おんぷちゃん!」 いきなり登場しましたは森野かれん。フリフリのメイド服が随分とまあ、似合っている事で… おんぷ「頑張ってるみたいね。でも、ちょっと照れが残ってるわね」 かれん「…!」 赤面したかれんの後ろから、こちらも聞き慣れた大声が。 やくも「ちょっと!女子の場合は『お嬢様』だって、何度教えたら覚えるのよ!」 かれん「あ〜ん…ごめんなさ〜い…」 こちらも出ました、メイド服にツンとした表情、池浦やくもである。 やくも「全く…お嬢様もお嬢様で、早く席見つけて座んなさいよ!後が閊えてんのよ!」 かれんとは一転して、かなり荒っぽいメイドである。と思ったら… やくも「早く座って注文してくれないと…お持て成しできないじゃないのよ…!」 おんぷ「ぷっ…」 これには流石のおんぷも、たまらず吹いた。演技か、はたまた素か、見事なまでのツンデレだ。 かれんのドジっ子ぶりと、やくものツンデレというシチュエーション、もう見事の一言に尽きる。 周りの男性客達も、笑いを堪えるのに必死な者や興奮気味の者、果ては悶絶寸前の者まで… やくも「何見てんのよ!あんた達のためにやってんじゃないのよ!」 おんぷはしばらくの間、笑いのあまり声を発する事が出来なかった… ボランティア部が大ホールで、近隣から集めてきた不用品を売るバザーを開いている。 手芸部に引き続きさやかは、今度はボランティア部のバザーの売り子になっていた。 さやか「さあさあ!買うてってや〜!それと頼むから、みんな値切らんといてな〜!     値切られる前に十分安うしとるし、売り上げはうちらの儲けと違(ちゃ)うで〜!     全部募金に回んねんで〜!せやから、ほんまケチケチせんといて〜!」 明るい声を開場全体に響かせながら、さやかは他の部員達と共に、客を捌いていく。 そして、さやかはチラッと壁の時計を見た。そして、こんな事を叫び出した。 さやか「みんな〜!水泳部のシンクロ公演まで、あと10分切ったで〜!     早よ買うもん買うてプール行かへんと、シンクロ間に合わへんで〜!」 これに急かされた奥様方、慌てて品を買い漁る。 女「あらま!もうそんな時間!?」 女「じゃあ、これとそれと、それからあれも買っちゃうわ!」 女「ちょっと、お会計早くして〜!」 女「さやちゃん、商売上手ね〜…って訳で、これ下さいな」 さやか「毎度ありっ☆」 ここは図書室…まさみは、クラスメイトで文学部員の黒田せいらと共にいた。 黒田せいら「それじゃ、お願いね。まさちゃんは特Aコースの出題者だから、頑張ってね。       まさちゃんの問題が解かれちゃうと、図書券1000円分出さなきゃならないから」 ここでは文学部が、漢字クイズ大会を開催するという。 参加費を払い、部員の出す問題に正解すると、問題の難易度に応じた賞品が当たるという仕組み。 ここで何と黒田せいら、まさみを最難関のコースの出題者に据えたのだ。 まさみ「ねえ…ちょっと、せいらちゃん…聞いときたいんだけどさ…     なして、わざわざ呼び出してまで、あたしにクイズ出さすの?」 黒田せいら「それは…」 まさみの耳元に、何やら囁く黒田せいら… 黒田せいら「…って感じにやってほしいの」 まさみ「ちょっと、それって大人気無いんじゃ…?」 黒田せいら「こちらとしては、出来れば図書券はあげたくたいし、でもお客は招きたいし…」 まさみ「あ、そう…」 これには呆れながらも、まさみは引き受ける事にした。 まさみ「まあ、あたしは言われた通りするけど、後でどんな文句言われても知らないよ…」 そして始まった漢字クイズ大会。時間内に出題者が書いた漢字を見事読めれば、賞品ゲットだ。 部員「これは?」 『案山子』 生徒「う〜ん…『かかし』!」 部員「正解!」 その横で、別の部員が… 部員「じゃ、これ」 『山葵』 生徒「えっと…やま、あおい…だから…」 部員「はいアウト、時間切れ〜(『わさび』なんだな、これが)」 こんな具合だ。読書に勤しみ、自分で創作したりもする文芸部員達、漢字には慣れ親しんでいる。 さて特Aコースこと最難関まさみコースには、長蛇の列が… 生徒「あれ?まさちゃんって、文芸部だったっけ?」 まさみ「ううん、今日は特別ゲスト☆あたしが出す漢字読めたら、図書券あげるよ♪」 始めは何だかんだ文句を言いながらも、依頼された仕事はきっちりこなす所、流石は芸能人。 金券及び色気に釣られてきた者達を、次々に捌いていくまさみ。 だが、一体どんな問題を出しているのか… まさみ「はいっ」 『生振』 生徒「は…?」 まさみ「じゃ」 『重蘭窮』 生徒「何、この字…」 まさみ「これ」 『敏音知』 生徒「分かりません…」 まさみ「読める?」 『分遣瀬』 生徒「…無理」 まさみの出す難問、実は一貫した共通点がある。実は全て、北海道の地名である。 しかし市町村名だけではなく、PCの変換候補に出ないような字(あざ)名まで出題している。 中には、区画整理や名称変更、吸収合併などで消滅した過去の地名まで。 こんな問題を出されては、大抵の生徒は歯が立たない。 その様子を見て黒田せいらが、にこやかに微笑んでいる。 黒田せいら「うふふ…まさちゃんに『北海道の難しい地名を問題にして』って言ったのは正解ね。       これなら、1等の図書券は出さなくても、お客さんはいっぱい来るし♪ただ…」 おや、何やら問題がある様子…何が問題だと言うのか。 黒田せいら「…私も全く読めないわね」 そこに1−Cのクラスメイトがもう1人、若槻つぐみがやって来た。 若槻つぐみ「黒田さん、あなたの魂胆だったのね。あの様は」 黒田せいら「あら、つぐみちゃん…別に悪い事ではない筈よ。       まさちゃんの事だから、答えの無い問題は出してないだろうし」 若槻つぐみ「反則すれすれよ…私のモバイルPCでも変換できない地名まで…」 ぼやきながら、若槻つぐみはまさみの方を見ていた。 すると、まさみは更なる行動に出ようとしていた。 まさみ「あぁもう、これじゃ焦れったくてしょうがないや!ねえ、黒板か何か無いの?」 黒田せいら「え?あ、あの、ホワイトボードなら…」 急に頼まれて、少し慌てる黒田せいた。 まさみ「それでいいや。ちょっと、持ってきてもらえる?」 キャスター付きのホワイトボードが、まさみの元に運ばれてきた。 まさみ「1問1問、ちんたら問題出してたら日が暮れるよ。     これから一気にババっと書くから、1つでも分かったら景品あげちゃおうよ」 黒田せいら「え?えぇっ!?」 驚いている間に、生徒達の歓声を背に受けながら、まさみは書き始めた。 まさみ「このまま誰も分かんないんじゃ、詐欺みたいなもんでしょ?     パソコンとかで変換できそうな奴も混ぜて、難易度少し下げないとね。     もう面倒くさいな…さっき出したのも、全部込みで書いちゃおっと」 そう言いつつ、まさみが書き連ねたのが、以下の地名である。 お読みの皆様方も読めるかどうか、お試しいただきたい… 愛冠 蒼瑁 厚軽臼内 厚別 厚沢部 厚瀬 嬰寄別 跡永賀 安足間 庵原 咾別 軍川 育素多 市来知 一已 井目戸 寄人 入舸 雨煙別 鰔川 嘯牛 歌棄 海別 宇莫別 卯原内 雨粉 羨古丹 売買 枝幸 恵茶人 枝々幸 舳提辺 襟裳 生花苗 雄武 大備 大椴 可笑内 於鬼頭岳 奥潭 興部 於古発 筬島 長都 御札部 納内 長流 長流枝 鴛泊 老者舞 押帯 忍路 忍路子 音調津 於免牛沢 晩生内 苧足糸 尾岱沼 於尋麻布 大楽毛 落石 雄忠志内 乙忠部 音稲布 音威子府 音標 音更 雄信内 負箙 小鉾岸 大奮 生剛 雄鉾 覚生 生振 居辺 居麻布 温根沼 遠音別 活汲 勝納 蛾眉野 神威 俄虫 雁来 川汲 癸己 木樋 来人臥 旭神 清真布 貴老路 嫌侶 郡来 久寿里 沓形 屈足 久連 久遠 久根別 庫富 国縫 訓子府 薫別 毛登別 蓋派 計根別 鳧舞 計呂地 元和台 嶮暮帰 原野苫務 恋隠 濃昼 祐辰 珸瑶瑁 転多 金曇 栄恵 崎無異 咲来 札久留 札弦 幸震 札比内 核蘂 様舞 鮫取澗 更喜苫内 去来牛 沙留 去童 珊内 珊瑠 紫雲古津 然別 支寒内 聚富 志美宇丹 志撫子 信部内 染退 凋寒 占冠 下下方 茶志骨 朱鞠内 春国岱 後静 尻羽岬 新成生 賎向夫 仙美里 仙法志 仙鳳跡 壮瞥 添牛内 宿内 初無敵 財田 多峰古峰 旅来 鍛高 男能富 少牛 小砂子 知布泊 重蘭窮 知方学 地嵐別 茶安別 長節 白人 千走 対雁 弟子屈 徹別 手師学 天寧 遠浅 問寒別 登栄床 十弗 床潭 戸蔦別 富武士 海馬島 椴法華 十町瀬 苫鵡 斗満 富村牛 富岸 新冠 入境学 西舎 二風谷 鵺抜 幣舞 熱郛 野花南 能取 海栗前 馬主来 抜海 発寒 発足 茨散沼 荊苞 芭露 班渓 蟠渓 花畔 緋牛内 火散布 日司 比布 美馬牛 美葉牛 美羽烏 美蔓 美良波 美利河 美留和 敏音知 冬窓床 風烈布 畚部 烏頭川 伏古籠 太茶苗 太櫓 棚部岱 古鋪 振別 文庫歌 米飯 別寒辺牛 戸切地 可礼 辺計礼 鼈奴 別奴 歴船 辺渓 穂香 幌 幌蓋 幌内 幌美内 幌向 奔渡 浦雲泊 奔美唄 奔別 奔幌戸 奔幌内 正利冠 優別 又飯時 真狩 松音知 真布 末広 瑞治 簾舞 美禽 美流渡 芽生 生顔常 貰人 母子里 妹背牛 藻散布 設計山 物満内 紋鼈 安瀬 東風泊 止別 止若 止若内 和 夕来 勇足 遊楽部 羊蹄 良瑠石 螺湾 梨野無納 留久 留辺蘂 瑠辺斯 瑠橡 礼文華 分遣瀬 渡散布 和歌 若生 輪厚 全部で300問もある。こういう事になると、まさみは留まる所を知らないのが恐ろしい… ここで当の出題者である、まさみから読者の皆様だけにヒントがあるそうで… まさみ「この300の地名、実は五十音順に並べてあります。前後から読みが推測できるかも。     アイヌ語に強引に漢字を当てた物も多いですが、基本は音読み・訓読みの組み合わせ。     そのまま読んだら、意外と正解なんて場合も。アイヌ語の特徴として半濁音も多いです。     それと、これらはあくまでも地名。普通の読みは不可ですよ。     あと同じ読みの地名が複数あったり、1つの地名に読み方が複数ってのもあるかな♪」 勿論、問題の出しっ放しという事はいたしません。最後に答えを載せておりますので… クイズの参加者は皆、腕組みしたり相談し合ったりして、何とか1つでも解き明かそうと懸命。 何とか答えの予想を立てて、まさみの元に行ってみる者も出てきた。 他の解答者に影響が無いよう、答える時はまさみの耳元に囁くのだが… まさみ「…はい外れ。さよなら三角また来て四角、戻ってやり直し」 こんな調子で、なかなか正解は出ない。 若槻つぐみ「これ、正解者出るの?私もPCで検索しなかったら、分からないのばっかり…」 黒田せいら「私、とんでもない事を言い出したのかもしれない…」 若槻つぐみ「今更になって後悔されても…」 そんな淀んだ場の空気を、一気に吹き抜けるような声が… おんぷ「あ、あれ知ってる。あと、あれとあれも。あれも多分読めるかな」 やって来たのは、何とおんぷだ。騒然とする一同。 まさみ「おんぷちゃん!」 おんぷ「噂、聞いてきたわ。まさちゃん、随分と意地悪な問題出してるわね」 まさみ「せいらちゃんのご指示でね。あたしとしては、捻れるだけ捻ってみた」 おんぷ「じゃ、私に答えさせて」 まさみ「いいよ。今までの解答者に手応えが無くて困ってたんだ」 黒田せいら他の文芸部員と、若槻つぐみ他の大衆が固唾を飲んで見守る中、おんぷが囁く… おんぷ「あれは・・・・よね。あれは・・・で、あれは・・・・・だったと思うの…」 難攻不落だったまさみの問題を、1つどころか幾つも答えていくおんぷ。 その答えを聞く度に、まさみが頷いている。これは期待が持てる…! おんぷ「…私が分かるのは、こんな所かな」 まさみ「うん、答えた分は全部正解」 これには観衆一同、どよめいた。 まさみ「流石おんぷちゃん。駅名になってるのは全部答えられちゃった。     さては時刻表、頭に読み込んでから来たね?」 おんぷ「てへっ♪」 まさみ「あ、せいらちゃん、おんぷちゃんに景品の図書券…」 しかし、おんぷは首を左右に振った。 おんぷ「ううん、私いらないわ。元々、参加費払ってた訳じゃないし…じゃ♪」 手を振りながら、足取りも軽く、去っていくおんぷ。 黒田せいら「クールビューティーね…」 まさみ「…何それ?」 若槻つぐみ「美しくもあり格好もいい、知的な美人…       あなたに分かるようにするなら『小股の切れ上がった』って表現が妥当かしら?」 まさみ「うん、それなら分かる。キリッとした小粋な女性って事だね。おんぷちゃんそのものだ」 こんな調子で1日目は終了… さて2日目は、さらなる賑わいを見せる事となる… 翌日の体育館ステージ…おっと、既にオープニングが始まっている。 観衆の目が注がれる先には、合唱部と吹奏楽部。 オープニングを務めるのは、この2つの部だ。 吹奏楽部の演奏に乗せて、合唱部の女声が厳かに響き渡る。 まさみ「(あめーじんぐれーす…)」 おんぷ「(アメイジング・グレイス…)」 さやか「(Amazing Grace…)」 ハープに指が躍り、フルートの音色が吹き抜け、クラリネットは快活に歌う… もうお分かりであろう。曲目は讃美歌として名高い「Amazing Grace」である。 それにしても表にこそ出していないが、まさみの英語に疎いのが思考回路にまで出ているとは… さて、メロディーを一通り奏でてきたオーケストラだが、ここでピアノ伴奏を残して演奏を休む。 そして合唱部の女子の中でも、特に声自慢を誇る者達による斉唱だ。 おんぷ達のクラスからも、原こはくが選ばれている。耳を傾ける事としよう… 合唱部「Amazing grace how sweet the sound That saved a wretch like me♪     I once was lost but now am found Was blind but now I see♪    (驚く程の恵み、何と美しい響きであろうか。神は私のような罪深き者もお救いになった。     私は見失われたが今、見出されたのだ。私は何も見えていなかったが、今は見える)」 素晴らしい演奏に素晴らしい歌声。聴衆は皆、聞き惚れていた。 しかし、これが全てではない。この曲が終わっても、まだ曲目は用意してある。 合唱部からは無伴奏(アカペラ)の歌、そして吹奏楽部が金管楽器中心のブラスバンドで締める。 最初の荘厳な曲から次第に明るい曲へと進み、聴衆を徐々に盛り上げていく算段だ。 最後のサックスの高らかな音色が終わった時…割れんばかりの拍手が巻き起こった。 その後、舞台裏に引き下がった吹奏楽部員の中で、3人が語らう。 まさみ「いや〜…何とか決まったね、あめーじんぐれーす」 さやか「せやからAmazing Graceやて。何回言うたら分かんねん」 おんぷ「まあまあ、許してあげましょ。Amazing Graceは許しの歌でしょ」 そこに、同時に引き揚げた合唱部の中の、原こはくがやって来た。 原こはく「そうよ。神様は、どんな罪深い人間もお許しになる…って歌詞だもの。      それと、このAmazing Graceを作詞したジョン・ニュートンの話、知ってる?      黒人奴隷輸送船の船乗りだった彼の船は、ある日、激しい暴風雨に遭うの。      もう駄目だと思って神様に祈りを捧げたら、奇跡的に天気が回復したって。      それ以来、彼は奴隷の待遇改善に努め、後に牧師になって讃美歌を作詞するの…」 おんぷ「その讃美歌が、このAmazing Graceなのよね…」 まさみ「あ、その口ぶりだと、さてはおんぷちゃん知ってたな?」 悪びれる様子も無く、おんぷは返答代わりに、何も言わずに微笑んだ。 さやか「せやけど、そういう曲の背景知っとったからなんやろな。     こはくちゃんの歌、深みがあって、胸に響いたわ…ほんま、オペラみたいやった…」 原こはく「あら、ありがとう。でも前半のオーケストラだって、とっても良かったわ。      いい演奏を聞かせてもらったお陰で、こっちも緊張が取れて伸び伸びと歌えたもの」 おんぷ「あら、それはどういたしまして」 まさみ「相身互いって事で♪」 さて、ステージ発表は、まだ始まったばかり。 名乗りを上げてきた生徒達が繰り広げる一発芸、落語研究部による漫才。 演劇部は笑いあり涙ありの名演技を見せ、放送部の秀逸な映像作品も上映された。 さて、ここまで部活動単位の発表ばかりのステージ発表。 そこに、珍しくクラス単位で乗り込んだ1−Cの出番が、いよいよやって来る…! 照明の落とされた場内… これから何が起きるのかと、生徒達は固唾を飲んで待っている。 そんな中に突然、ノリノリな重低音が響き始め、同時に照明も点いた。 そして舞台上には…ステージ衣装に身を包んだ歌手・瀬川おんぷの姿があった! おんぷ「We can do anything if we do it together♪     きっと出逢えるよ can do! 何かが変わり始める 新しい私に♪     書きかけのdiary 溜め息をついてる 心の言葉見つからなくて♪     大好きなリボンでも ちぐはぐしてる気分ね いつもみたいに笑えない♪     もっとぎゅっと 手の平つないだなら 雨上がりの虹に会えるよね♪     We can do anything if we do it together♪     みんな一緒なら can do! 涙も勇気に変わる 笑顔になるよ♪     We can do anything if we do it together♪     きっと出逢えるよ can do! 何かが変わり始める 新しい私に♪」 持ち歌では、これが一番テンポも速くノリも良い曲だ。 1−Cのステージ発表は、御承知の通りライブである。掴みはOKのようだ。 おんぷ「みんな〜!瀬川おんぷで〜す!」 ワ〜っと歓声が応えてくれる。 おんぷ「まずは1曲目『WE CAN DO!』聞いてくれて、ありがとう〜!     でもね、今日は私1人のライブじゃないの…さあ、2人目も来ちゃって〜!」 この声を合図に、体育館の後方入口から、観客席の通路を花道に駆け込んできたのが1人… おんぷとお揃いのステージ衣装に、長いツインテールが躍る。西郷さやかのお出ましだ! さやか「With you every time With you everywhere I will be with you forever♪     うちと一緒に いつも どこでも いつまでも♪     Hi!おはようさん 今朝もええ笑顔 君と会えたなら 運勢◎(にじゅうまる)♪     昨日 落ち込んだ事は忘れよか 今日は今日の風 君と駆け出そう♪     With you 君となら With you どんな風も♪     With you 背に受けて With you 飛んでいけるで♪     With you every time With you everywhere I will be with you forever♪     うちと一緒に いつも どこでも いつまでも♪」 こちらも、ノリの良い曲で登場。「さ〜やちゃ〜ん!」といった掛け声まで上がる。 さやか「ど〜も〜!西郷さやかです〜!『With You!』聞いてくれて、おおきにな〜!     ほな、もうみんな予想ついとるやろけど、3人目も出てきてもらおか〜!」 すると最後の1人はステージ奥から、おんぷ・さやかの間に割り込むように走り出てきた。 勿論、3人で揃えたステージ衣装を身に纏ってポーズを決めるは、酒井まさみだ! まさみ「巡り巡る季節は 回り回る風車(かざぐるま)♪     あたしも風が歌うように 四季を歌い継ごう♪     咲き競う花々と 春を祝う鳥の歌♪     夏の積丹ブルーは 遠く波が鳴る♪     paykar sak cuk mata rekpo a-ki♪     spring summer fall winter I sing the song♪     春・夏・秋・冬 歌 歌おう♪     あたしの歌は どこまでも♪     pirka rera tura rekpo a-ki♪     風と一緒に歌おうよ♪」 先程の2人と同様、1曲目はテンポの速い曲を1番だけという形を取った。 こちらも「まさちゃん格好いい〜☆」といった声援を受け、上々の滑り出しだ。 まさみ「はい!『四季巡る風』聞いていただきました、酒井まさみでございます!」 これで3人出揃った訳で、3つの手の平を重ねつつ、会場に向かって叫ぶ。 おんぷ「瀬川おんぷのS♪」 さやか「西郷さやかのS☆」 まさみ「酒井まさみのS!」 おんぷ・さやか・まさみ「3人合わせて…Triple-S!」 こんな事をされては、もう体育館全体が沸き立って、熱狂と興奮の渦。 おんぷ「さあ!始まりました、私達Triple-Sのスペシャルライブ〜♪」 まさみ「足早に3曲お送りしましたけど皆さん、ついてきてますよね?」 さやか「ほな、この先もバンバン歌ってくで〜!」 舞台裏でも1−Cの女子の面々が、ご満悦な様子。 東久邇なるみ「出だしから絶好調ですわ☆」 今回のライブの演出担当、目立ちたがり屋の東久邇なるみ。 高橋きよね「私のデザインした衣装を、あの3人が着て、ステージで注目を浴びてるなんて…」 寺内たけこ「そうよね…私も作った甲斐があったわ」 衣装デザイン担当、美術部所属・高橋きよね。衣装制作担当、手芸部所属・寺内たけこ。 そして、この日のためのオリジナル曲を、こさえてしまった方々がいる。 黒田せいら「さて、この後は私の考えた歌詞を…」 近衛まろん「私の手掛けた曲に乗せて、3人が歌ってくれるのね♪」 作詞担当、文芸部所属・黒田せいら。作曲担当、吹奏楽部&合唱部所属・近衛まろん。 はてさて、Triple-Sのために一体どんな歌を作ってくれたと言うのか… まさみ「さあ!ここからは特別企画!」 おんぷ「うちのクラスの子が作詞・作曲してくれたオリジナル曲を、     私達が2人または3人で歌う、コラボレーション企画♪」 さやか「まずは、西郷さやかwith瀬川おんぷ で『Dream!』     うちメインで、おんぷちゃんサブや…おんぷちゃんファン、堪忍な〜」 まさみ「ではお二方、どうぞ!」 ※〈〉…おんぷパート 《》…おんぷ&さやかパート それ以外さやかパート さやか「《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      君と2人で手に入れる《その夢を》♪      素っ気の無い横顔に 声掛けてみる 君に何言っても 生返事だけ♪      冷めた雰囲気纏って 君は言ったね〈『夢を夢見てるね そんなのつまんない』〉♪      夢捨てた君 見ていて悲しい 瞳に輝き あげたいな♪     〈Go!Go!Go!〉《Here we go!》♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢追いかけて突っ走る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢に手伸ばし掴み取る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢の中まで踏み込んで♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      君と2人で手に入れる♪《その夢を》♪      1人で夢を探して 疲れ果てたの? それで嫌になって 諦めムード?♪      もう一度挑戦しようって 君誘ったら〈『夢ばっかり見ずに 現実見たらどう?』〉♪      希望無い君 見ていて切ない 再び夢を あげたいな♪     〈Go!Go!Go!〉《Here we go!》♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢追いかけて突っ走る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢に手伸ばし掴み取る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢の中まで踏み込んで♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      君と2人で手に入れる♪《その夢を》♪      夢見てる君が好きって 言ったら君は〈『行けそうな気がする 2人で一緒なら』〉♪      夢を追う君 見ていて楽しい 手繋ぎ走って あげたいな♪     〈Go!Go!Go!〉《Here we go!》♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢追いかけて突っ走る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢に手伸ばし掴み取る♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      夢の中まで踏み込んで♪     《Chase the dream!Catch the dream!Step into the dream!》♪      君と2人で手に入れる♪《その夢を》♪」 歌いきった2人に、大きな拍手。「さやちゃん可愛い〜☆」なんて声も。 さやか「どやった?良かった?ほな今度は、まさちゃんにおんぷちゃんな」 まさみ「おんぷちゃん、休みなしで悪いけど、お願いね」 おんぷ「みんなが見てるんだもの。このくらい、へっちゃらよ♪」 さやか「ほな、酒井まさみwith瀬川おんぷ で『運命のあなた』いってみよ〜!」 ※《》…おんぷ&まさみパート それ以外まさみパート まさみ「《my destiny》だってあなたは あたしの運命だから♪      そう あたしときめいたの あなたと出会ったその時に♪      でも淋しそうな顔で いつでもあなたは1人きり♪      潔く孤高な あなただからこそ…《I follow you》♪     《my destiny》あたしだったら《my destiny》ついてゆく♪     《my destiny》だってあなたは あたしの運命だから♪      あなただったら どんな言葉でも信じられる♪      伝わるよ その思い《いつだって以心伝心》♪      あなただったら この身も心も任せられる♪      頑張るよ その胸に《この情熱が届くまで》♪      そう 強がって見せても 本当は孤独な筈だよね♪      その心 空いた隙間 一緒にいれば塞がってく♪      気高くて美しい あなただからこそ…《I follow you》♪     《my destiny》あたしだったら《my destiny》ついてゆく♪     《my destiny》だってあなたは あたしの運命だから♪      あなただったら 未来も希望も預けられる♪      夢見るよ その姿《忘れるなんてありえない》♪      あなただったら 魂までをも委ねられる♪      信じるよ その瞳《永遠に見つめてたいよ》♪     《my destiny》あたしだったら《my destiny》ついてゆく♪     《my destiny》だってあなたは あたしの運命だから♪      あなただったら どんな言葉でも信じられる♪      伝わるよ その思い《いつだって以心伝心》♪      あなただったら この身も心も任せられる♪      頑張るよ その胸に《この情熱が届くまで》♪      あなただったら 未来も希望も預けられる♪      夢見るよ その姿《忘れるなんてありえない》♪      あなただったら 魂までをも委ねられる♪      信じるよ その瞳《永遠に見つめてたいよ》♪      あなただったら あたしは全てを捧げられる♪      感じるよ その愛を《いつまでも離れないから ずっと…》♪」 こちらにも割れんばかりの拍手と共に、「まさちゃん最高〜☆」なんて声が。 まさみ「いかがでしたか?お気に召していただけたら何よりです!」 さやか「まさちゃん、次うちらの歌やで」 おんぷ「はい、次の曲は『My Only Star』。歌うのは、西郷さやか&酒井まさみ♪」 さやか「withやないで!&やで!デュエットやで!どっちもメインやで〜!」 まさみ「はいはい、うるさい、ほら始めるよ!」 ※さやか「」内では〈〉…まさみパート 《》…さやか&まさみパート それ以外さやかパート  まさみ「」内では〈〉…さやかパート 《》…さやか&まさみパート それ以外まさみパート さやか「涼やかなその視線 みんながみんな釘付け 私もほら あなたしか想えない♪     でもあなた知らんぷり 興味ないって顔して より高い目標だけを目指して♪     想い届かない…それでも 空を目指し伸びる木々のように諦めない♪     You're my only star 手を伸ばしても〈You're my only star 届かないよね〉♪    《高嶺の花よりも遠く 天高く輝く》♪     You're my only star 夢に見ていた〈You're my only star 憧れていた〉♪    《あなたしか もうあり得ない ずっとあなたを追いかける!》♪」 まさみ「涼やかに見据えてる その先には何がある? 少なくとも 私じゃないんだよね…♪     でもあなただからこそ 永久に見つめてたい 出来るならば一緒に歩みたいよ♪     あなた気付かない…それでも ただ静かに積もる雪のように見守ってる♪     You're my only star 唯一の夢〈You're my only star あなたが全て〉♪    《追いかけるけど近付けず 雲の上の存在》♪     You're my only star 差は縮まらず〈You're my only star 遠ざかるだけ〉♪    《でも絶対に挫けない きっとあなたに追い付ける!》♪」 さやか「You're my only star 気高いあなた〈You're my only star 孤高を持して〉♪    《誰も近付けない程の オーラが出てるけど…》♪」 まさみ「You're my only star でも構わない〈You're my only star 隣にいたい〉♪    《あなたの進む先ならば ついて行くどこでも》♪」 さやか「You're my only star さあ導いて〈You're my only star 離さないでね〉♪    《他の誰をも認めない 理想の人は…あなただけ!》♪」 ワアァ〜ッ…!!! 歓声は鳴り止まない。体育館は最早、超満員のアリーナと化している。 狂喜乱舞する大観衆を抱える最高の舞台で、歌い踊るプリマドンナ。歌劇の如き雰囲気だ… 舞台裏でも、息を飲むクラスメイト達… 寺内たけこ「凄い…凄いわ…!」 近衛まろん「私、自分の作った曲で感激してきちゃった…」 東久邇なるみ「それにしても、どの歌の歌詞も胸を打たれますわね…       『Dream!』は、愛する男性と共に夢を追おうとする歌、       『運命のあなた』『My Only Star』の2曲は、憧れの男性を慕う歌…」 黒田せいら「くすっ…なるちゃん、そういう風にも取れるけど、本当は違うのよ。       歌詞の中で『君』とか『あなた』が指すのは、おんぷちゃんなんだから♪」 東久邇なるみ「何ですって!?」 黒田せいら「さやちゃんとまさちゃんの、おんぷちゃんを想う強い気持ち…       歌詞を考えてる時点で、こんなに胸を踊らされるなんて、作詞者としては何よりね」 高橋きよね「みんなの笑顔が弾けてる…本当に、やって良かったね。       それに…おんぷちゃんも、さやちゃんも、まさちゃんも、とっても楽しそう…♪」 これ以上は、何も語るまい。下手に文を連ねて興奮が冷めぬよう、ここで筆を置く事とする… おんぷ・さやか・まさみ「(Triple-Sのスペシャルライブin遠近学園…大成功!!!)」 次回予告 おんぷ「学園祭、2人ともご苦労様♪」 さやか「今度は、うちがドラマに出る事になって…」 まさみ「役作りのために、めいちゃんの所で新聞配達するって?」 おんぷ「めいちゃんのお家、新聞の販売所なんだって」 さやか「そんで1週間、バイトの大学生の兄ちゃんに、見習いで付く事になったんやけど…」 まさみ「次回、おジャ魔女おんぷTriple-S(トリプル・エス)    『新聞配達員さやか!雨にも負けず風にも負けず!』次回もポクセルパトレ〜ヌ!」 さやか「あ、まさちゃんのその締め、久々に聞いた…」 33話端書き はい、学園祭です。はっきり言って、ネタが積載量オーバーですw おんぷはパティシエ服で「愛しのトゥルビヨン」作ってるし、さやかはバーゲンセール状態(笑) まさみは着物姿で姐御扱い、かれん&やくもはメイド服と、どこからでもツッコめる仕様w Triple-Sのライブ!もう、これには筆者、かなり時間食いました… 字数ありすぎな上に、今回ソロの曲じゃないもんで、表記の仕方に困りました… とりあえず、括弧の区別で表現してみましたが…見映えとしては、いかがなんでしょう? それと、今回の使用曲… WE CAN DO!(唄:瀬川おんぷ) With You!(唄:西郷さやか) 四季巡る風(唄:酒井まさみ) Dream!(唄:西郷さやかwith瀬川おんぷ) 運命のあなた(唄:酒井まさみwith瀬川おんぷ) My Only Star(唄:西郷さやか&酒井まさみ) 最後に、まさみの出した北海道難読地名300選、解答編です。 目が疲れそうな字の羅列に、明らかに不満の出そうな内容が書いてありますw 筆者ですら、「この字をどうしたら、こんな読みするんだ」って思いましたから… 愛冠/あいかっぷ 蒼瑁/あおしまい 厚軽臼内/あからすない 厚別/あしりべつorあつべつ 厚沢部/あっさぶ 厚瀬/あっちゃせ 嬰寄別/あっちょろべつ 跡永賀/あとえか 安足間/あんたろま 庵原/いおはら 咾別/いかんべつ 軍川/いくさがわ 育素多/いくそだ 市来知/いちきしり 一已/いちやんorいっちゃん 井目戸/いもっぺ 寄人/いよろと 入舸/いりか 雨煙別/うえんべつ 鰔川/うぐいがわ 嘯牛/うそふけうし 歌棄/うたすつ 海別/うなべつ 宇莫別/うばくべつ 卯原内/うばらない 雨粉/うぶん 羨古丹/うらやこたん 売買/うりかり 枝幸/えさし 恵茶人/えさしと 枝々幸/えださし 舳提辺/えとろんべ 襟裳/えりも 生花苗/おいかまない 雄武/おうむ 大備/おおそない 大椴/おおとど 可笑内/おかしない 於鬼頭岳/おきとだけ 奥潭/おこたん 興部/おこっぺ 於古発/おこばち 筬島/おさしま 長都/おさつ 御札部/おさっぺ 納内/おさむない 長流/おさる 長流枝/おさるし 鴛泊/おしどまり 老者舞/おしゃまっぷ 押帯/おしょっぷ 忍路/おしょろ 忍路子/おしょろっこ 音調津/おしらべつ 於免牛沢/おそうしざわ 晩生内/おそきない 苧足糸/おだいと 尾岱沼/おだいとう 於尋麻布/おたずねまっぷ 大楽毛/おたのしけ 落石/おちいし 雄忠志内/おちゅうしない 乙忠部/おっちゅうべ 音稲布/おといねっぷ 音威子府/おといねっぷ 音標/おとしべ 音更/おとふけ 雄信内/おのっぷない 負箙/おふいびら 小鉾岸/おふけし 大奮/おふん 生剛/おべつこらし 雄鉾/おぼこ 覚生/おぼっぷ 生振/おやふる 居辺/おりべ 居麻布/おるまっぷ 温根沼/おんねとう 遠音別/おんねべつ 活汲/かっくみ 勝納/かつない 蛾眉野/がびの 神威/かむい 俄虫/がむし 雁来/かりき 川汲/かわぐみ 癸己/きし 木樋/きとい 来人臥/きとうし 旭神/きょくしん 清真布/きよまっぷ 貴老路/きろろ 嫌侶/きろろ 郡来/くき 久寿里/くすり 沓形/くつがた 屈足/くったり 久連/くづれ 久遠/くどお 久根別/くねべつ 庫富/くらとみ 国縫/くんぬい 訓子府/くんねっぷ 薫別/くんべつ 毛登別/けとべつ 蓋派/けなしば 計根別/けねべつ 鳧舞/けりまい 計呂地/けろち 元和台/げんなだい 嶮暮帰/けんぼっき 原野苫務/げんやとまむ 恋隠/こいかくし 濃昼/ごきびる 祐辰/こしん 珸瑶瑁/ごようまい 転多/ごろた 金曇/こんたん 栄恵/さかえ 崎無異/さきむい 咲来/さっくる 札久留/さっくる 札弦/さっつる 幸震/さつない 札比内/さっぴない 核蘂/さねしべ 様舞/さままい 鮫取澗/さめとりま 更喜苫内/さらきとまない 去来牛/さるきうし 沙留/さるる 去童/さるわらんべ 珊内/さんない 珊瑠/さんる 紫雲古津/しうんこつ 然別/しかりべつ 支寒内/ししゃもない 聚富/しっぷ 志美宇丹/しびうたん 志撫子/しぶし 信部内/しのぶない 染退/しべちゃり 凋寒/しぼさむ 占冠/しむかっぷ 下下方/しもけぼう 茶志骨/しゃしこつ 朱鞠内/しゅまりない 春国岱/しゅんくにたい 後静/しりしず 尻羽岬/しりっぱorしれぱ みさき 新成生/しんなりう 賎向夫/せきねっぷ 仙美里/せんびり 仙法志/せんほうし 仙鳳跡/せんぽうし 壮瞥/そうべつ 添牛内/そえうしない 宿内/そこない 初無敵/そんてき 財田/たからだ 多峰古峰/たっぷこっぷ 旅来/たびこらい 鍛高/たんたか 男能富/だんのっぷ 少牛/ちいうし 小砂子/ちいさご 知布泊/ちっぷどまり 重蘭窮/ちぷらんけうし 知方学/ちぽまない 地嵐別/ちゃらしべつ 茶安別/ちゃんべつ 長節/ちょうぼし 白人/ちろっと 千走/ちわせ 対雁/ついしかり 弟子屈/てしかが 徹別/てしべつ 手師学/てしまない 天寧/てんねる 遠浅/とあさ 問寒別/といかんべつ 登栄床/とえとこ 十弗/とおふつ 床潭/とこたん 戸蔦別/とったべつ 富武士/とっぷし 海馬島/とどしま 椴法華/とどほっけ 十町瀬/とまちせ 苫鵡/とまむ 斗満/とまむ 富村牛/とむらうし 富岸/とんけし 新冠/にいかっぷ 入境学/にこまない 西舎/にしちゃ 二風谷/にぶたに 鵺抜/ぬえぬんけ 幣舞/ぬさまい 熱郛/ねっぷ 野花南/のかなん 能取/のとろ 海栗前/のまない 馬主来/ぱしくる 抜海/ばっかい 発寒/はっさむ 発足/はったり 茨散沼/ばらさんとう 荊苞/ばらとう 芭露/ばろう 班渓/ぱんけ 蟠渓/ばんけい 花畔/ばんなぐろ 緋牛内/ひうしない 火散布/ひちりっぷ 日司/ひづか 比布/ぴっぷ 美馬牛/びばうし 美葉牛/びばうし 美羽烏/びばからすorびばかるうし 美蔓/びまん 美良波/びらば 美利河/ぴりか 美留和/びるわ 敏音知/ぴんねしり 冬窓床/ぶいま 風烈布/ふうれっぷ 畚部/ふごっぺ 烏頭川/ぶしかわ 伏古籠/ふしこもり 太茶苗/ふとちゃない 太櫓/ふとろ 棚部岱/ふなぶたい 古鋪/ふるしき 振別/ふるべつ 文庫歌/ぶんがた 米飯/ぺいはん 別寒辺牛/べかんべうし 戸切地/へきりち 可礼/べけれ 辺計礼/ぺけれ 鼈奴/べっちゃろ 別奴/べっちゃろ 歴船/べるふね 辺渓/ぺんけ 穂香/ほにおい 幌/ぽろ 幌蓋/ほろけなし 幌内/ぽろない 幌美内/ぽろぴない 幌向/ほろむい 奔渡/ぽんと 浦雲泊/ぽんとまり 奔美唄/ぽんびばい 奔別/ぽんべつ 奔幌戸/ぽんぽろと 奔幌内/ぽんぽろない 正利冠/まさりかっぷ 優別/まさりべつ 又飯時/またいとき 真狩/まっかり 松音知/まつねしり 真布/まっぷ 末広/まびろ 瑞治/みずはる 簾舞/みすまい 美禽/みどり 美流渡/みると 芽生/めむ 生顔常/もいこつねい 貰人/もうらいど 母子里/もしり 妹背牛/もせうし 藻散布/もちりっぷ 設計山/もっけやま 物満内/ものまない 紋鼈/もんべつ 安瀬/やそすけ 東風泊/やなせとまり 止別/やむべつ 止若/やむわっか 止若内/やむわっかない 和/やわら 夕来/ゆうくる 勇足/ゆうたり 遊楽部/ゆうらっぷ 羊蹄/ようてい 良瑠石/らるいし 螺湾/らわん 梨野無納/りやむない 留久/るうく 留辺蘂/るべしべ 瑠辺斯/るべす 瑠橡/るろち 礼文華/れぶんげ 分遣瀬/わかちゃらせ 渡散布/わたりちりっぷ 和歌/わっか 若生/わっかおい 輪厚/わっつ ※あくまで筆者の拙い知識の範囲内ですので、間違い等あるやもしれません。 「違う読みがある」「漢字が違う」等のご指摘ありましたら、マターリ掲示板にどうぞ…  筆者が見つけ次第、なるべく早くご返答致したいと思いますので…