涼 州 詩  王 之 渙
   
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   現在残っている玉門関 あと
   東西24メートル・南北26.4メートル
   高さ9.7メートル・面積633平方メートル。中国旅差図冊より
  
我流の解釈

 黄河をさかのぼること雲のあるところまで。
 
そこには 
高くて大きな山と ちっぽけな城壁。
 誰だ・・・羌笛で楊柳など吹くのは
・・・ 

 都では春になると新芽が出て花が咲き
 小鳥がさえずるが、ここ玉門関は見渡す限り
 砂漠と木の生えていない山だけだ。

 だから、春の光(気配)すらやってこないのだ。
 
こんな所で楊柳を聞くと故郷を思い出し
 悲しくなるだけではないか。

 涼州詩に付いて
 涼州は、今の甘粛省武威県にあった地名。
 この地で流行した「涼州の歌」(民謡のような曲)が全国に
 広がり、この曲に合わせて色々な人によって歌詞が
 作られた。 この歌詞がいずれも涼州詞である。
 (現在の替え歌のようなものです)

 詩の内容は西域に遠征した兵士の詩に限られた。
 
 文字の説明
 黄河遠上=黄河を遠くに逆のぼって。
 白雲間=白い雲のある所。
 一片孤城=山に比べて一かけらのように見える
        城壁
 仭(じん)=長さの単位(昔7尺又は8尺を1仭と
         いった) (1尺=30センチ)
 萬仭山=とても高い山。
 羌=中国の少数民族のひとつ 羌族・
    中国古代の西部の民族。
 羌笛=上記民族の持つ笛。
 何須=どうして用いるの・どうしてこの笛を吹くの。
 楊柳=別れの曲 
      詳しくはここをクリックして折柳を見る。
 怨=うらむ・ここでは曲名(楊柳)が気に入らない。
 春光=春の光・春らしさ。
 不度=渡らず・ここまで来ない。
 玉門関=中国の西の方にある関所の名前。

 ひとこと
 唐の兵士は羌族と戦っているのです。
 玉門関の周りには羌族がいて
 要塞の周りで中の様子をうかがいながら笛で
 楊柳を鳴らし
 唐の兵士の戦意消失をねらっているのです。