バルトーク ピアノ教則本 ピアノ楽譜








ブージー・アンド・ホーク社 社史

1816年創立 名前のとおり、ブージー社とホーク社が合体したものです。1855年から管楽器製造を行っているブージーは楽譜貸し出業からスタートした会社だが1920年に流行したバラッドの出版で大当たりした。 ホーク社は、もともと各種の楽譜出版で、順調に成長していた会社だが経済不況による合理化により1920年に両者は合弁した。現在は日本支社が設けられ、普及率も多くなり現代曲のうちバルトークのミクロコスモスは 年間1万冊も売れるほど信頼度の高いヒット商品となっている。ブージー・アンド・ホーク社のバルトーク楽譜は音楽大学付属、中高含め音大では標準使用となっている。

Boosey & Hawkes

ミクロコスモス第1巻 \583
ミクロコスモス第2巻 \889
ミクロコスモス第3巻 \1,613
ミクロコスモス第4巻 \1,214
ミクロコスモス第5巻 \1,238
ミクロコスモス第6巻 \2,625

演奏と解釈

ミクロコスモス演奏と解釈 \2,310
このバルトークのミクロコスモスの全6巻は、1939年ウィーンの友人R・E・ロート博士から、若いピアニストが現代音楽の演奏の為だけではなく、譜面の読み方を充分に習得できるような完璧な教則本を作ったらどうか と勧められたことと、ちょうど次男ペーテルの教育のためもあって作曲されたのがこの、ミクロコスモス第1、2巻の中の50曲である(No.36とNo.66の終わりにpe-tereと記されている。)それ以外の曲はロート博士 に勧められる前にピアノ教育の目的と演奏会用作曲作品としてすでに作曲されている。 テクニックと音楽的な面で、全くの初歩から至難の域にまで達するものが収められている。順を追って難しくなっていっても、各曲の目的が判然としている ためその目的に向かって有効かつ習得できる上に、色々なテクニックの応用を意識的にさせるようになっている。新しい着眼点として「リズム」「メロディ」「ハーモニー」といった三要素を「目」と「耳」 から意識的にしっかり学び取るべきであるという立場をとっており、総合的な意味でのピアノ技法鍛錬のための教則本としての効果のほかに、現代音楽入門のためにも新しい概念と知識、すなわち現代音楽に 対する表現力と理解力を得させる。教則本としてのミクロコスモスが、単に初歩の人達のためであると同時に、ピアニストが自分自身のピアノ技法を反省する手段としてこれ以上の材料はないであろう。 「音階と音程」「フレージング」「リズム感と拍子感」「正確なデュナーミク」等の訓練も組織立てられているので、ピアニストばかりではなく、作曲家や指揮者にとっても有益な生きた教則本でもある。 ミクロコスモス自体それを要求するようになっているが、特に教師は、組織的に、「目」と「耳」すなわち「視ること」と「聴くこと」の正確さを生徒に起こさせなければいけない。こういうふうにして、自分 の演奏に鋭い批判の耳を傾けるという事が、音楽の勉強の方法として一番重要で効果のあがるものなのである。この学習方法の徹底から、音符を読むだけで、あらゆること、すなわち、作曲家の意図を理解し、 それをどのように表現させるか、そしてそのための必要なピアノ技法の有様が目に浮かび耳に聴こえてくるはずである。若いピアニストが教える立場になっても生徒を正しく指導できるようにし、未知の曲にあっても 、このように正しく培かわれた、読譜力によってその曲を相応しく教授できるようになろう。

ミクロコスモスにおける様式の分類

ミクロコスモスを実際に研究するうちに、その楽曲技法がよく理解できるであろうが、その前にここで具体的に分類しいてみる事も必要と思う。長短両調だけでなく「教会旋法」「ペンタトニック」を多く使用して いることから調性の雰囲気に多様性が見られる。緊張、期待、高揚の効果のために「2度」「4度」の音程を使用している。「和音」というものが本来のものと違い「機能的に結びつかない和音」音程の積み重ねによる「和音 」「あるいは本源的調性からできている和音」からできていう場合が多い。

ミクロコスモスの指導の要点

「楽譜を正しく読み取り」「弾かれた音が楽譜に忠実であるか聴き分ける」この2つが基本としてすべてである。そのために次の事柄に注意を向けることが大切であろう。 「リズム」音楽の3要素(リズム・メロディー・ハーモニー)の中でメロディーとハーモニーの欠ける音楽はあっても、リズムの欠ける音楽は絶対に存在しないという事を心に留めておいていただきたい。楽曲の性格はこのリズム に依存するほど、リズムは大変に重要である。以下ミクロコスモス演奏と解釈を参照ください。