クリーニングの仕方


 ゲレンデを滑っていると、リフトからたれ落ちる潤滑油などでソールは意外と汚れるものです。せっかくワックスをかけても、汚れの上からではあまり意味がありません。
ホットワックスをかける下準備としてますはクリーニングから始めます。

必要なもの

 ・アイロン
 ・固形ワックス
 ・作業台
 ・スクレイパー
 ・ナイロンブラシ
 ・ワクシングペーパー
 ・リムーバー
 ・ペーパータオル

ブロンズブラシをかける
 ソールの表面や、ストラクチャーに入り込んだ汚れを古いワックスと一緒にブロンズブラシでかき出します。
 この時に、必要以上に力を入れないように注意しましょう。ブロンズブラシは硬いので、力を入れすぎると無駄にケバが立ってしまいます。


 ※この作業は、特に汚れがひどい時だけでかまいません。

ワックスを生塗りする
 ソールにワックスを生塗りします。使うワックスは、クリーニング用か高温用の柔らかいワックスです。

 これにはワックスをボード全体にまんべんなく行き渡らせるためと、生塗りしたワックスがあることによってアイロンの熱が直接ソールに伝わりにくくなり、ソールが焦げるのを防ぐという効果があります。

 ワックスが硬くてのばしにくい場合は、アイロンで軽く溶かしてあげると塗りやすくなります。左手でアイロン、右手でワックスを持ち、アイロンにワックスを軽く当てるようにして暖めて、消しゴムを使うようにしてのばします。

ワックスをかける

 ソールの汚れを取るために一度ワックスをかけます。このとき使うワックスは、生塗りで使ったものと同じクリーニング用か高温用の柔らかいものを使います。はじめから低温用の硬いワックスを使うと、汚れも取れにくいですし、しっかりとしたベースが作れません。
 ボードの上にワクシングペーパーを置き、その上にワックスを溶かします。そこにアイロンを乗せ、ワックスをペーパーになじませて、ペーパーを引っ張りながらゆっくりと動かして、全体に行き渡るようにのばします。 動かす方向はストラクチャーに沿って、ノーズからテールに向かって動かします。

 アイロンは絶対に動きを止めないようにしましょう。長時間ソールに高熱が加わると、ボード自体がうねってしまったり、ソールが焦げてしまい、ワックスが浸透せず滑走性能が落ちてしまいます。アイロンの温度は、煙が出ない程度です。パッケージに書いてある設定温度を確認してください。
 ワクシングペーパーがあると焦げにくくなり、さらに均一にワックスを塗りやすくなります。

ワックスを削る

 ワックスが冷えて固まる前にスクレイパーで削りとります。感覚としては、アイロンで溶けたワックスが液体でなくなったら削っても大丈夫です。

 せっかくかけたワックスを削り取ってしまうのかと思うでしょうが、この工程はワックスを浸透させることではなくクリーニングが目的です。ソールについていた汚れがアイロンをかけることによって浮き上がり、新しいワックスと混ざります。その汚れを含んだワックスを削り取るのです。

 削っても次々とカスが出ますが、あまり出なくなるまで根気よくやりましょう。スクレイパーを使うときは肩の力を抜き、ソールを軽くなでるようにします。力を入れすぎるとアイロンの熱で柔らかくなったソールまで削れますので注意しましょう。

ワックスを掻きだす
 スクレイパーで削れなかった、ストラクチャーに入ったワックスをナイロンブラシで掻きだします。ブラシを動かす方向はストラクチャーに沿って、ノーズからテールに向かって動かします。

 ストラクチャーにも汚れが入り込んでいるので、しっかりと取りきってください。ここで取りきれないと、次のホットワックスの効果が半減してしまいます。

リムーバーをかける
 基本的にはこの手順でワックスで浮かせて汚れを取りますが、ワックスでクリーニングしても落ちそうにない場合は、一番はじめにリムーバーを使ってワックスごと汚れを落とします。

 ソールにリムーバーをスプレーしてちょっと放置します。すると古いワックスが溶けて汚れが浮いてきますので、スクレイパーで軽く削ってペーパータオルでふき取ります。汚れがひどい時はこの作業を繰り返します。

※ ただし、リムーバーは使いすぎるとソールの材質を劣化させてしまうので注意しましょう。また、今までソールに浸透していたワックスまで落としてしまうので、リムーバーを使った後は何もワックスがかかっていない状態になります。

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