いとしの殿へ 


         

             2008年1月

            たったひとり

            孤独に旅立ってしまったあなた

            突然のことに呆然としたわたし達だったけれど

            いち番驚いたのは 自分でも逝くと思っていなかったあなたよね?


            苦しみの中 最後に何が頭をよぎったのだろう?

            人は最後を迎える時

            それまでの人生が走馬灯のように流れていくというけれど

            あなたは何を思っただろう?

            自分自身か?

            わたし達との人生か?


            人は母と共に産みの苦しみの中から

            母に助けられながらも ひとりこの世に生まれる

            そして死に望む時も またひとり


            あなたの最後の時が

            ただただ苦しみだけでなかったと思いたい


            離れていても 心はいつも一緒と言っていたのだから

            こうして離れ離れになってしまったけれど

            これはほんの束の間のこと

            これからも この先も

            いつでもどこでも心はひとつ

            またお空で会おうね

            待っていてね 


            そして

            生まれ変われることができるなら

            もう一度 いや何度でも

            あなたと出会い

            共に白髪の生えるまで

            人生を歩みたい

            いとしい いとしいあなただから