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ヤゴにはヤゴのドラマがある、そのドラマを観察してみたい・・・それが「ヤゴ道」のはじまりです。 |
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同定&取り扱い可能な種68種類を突破! 初心者からマニアまで全国に発送! ○○系とか、多分・・・など いい加減な同定は、おこなっておりません!! |
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楽しいヤゴの飼育 |
ヤゴ飼育のススメ |
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第一章 ムカシトンボ |
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ジュラ紀(およそ2億年前)の ヤゴの化石 |
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トンボの祖先とされるのは地球の歴史上最大の昆虫、メガニュラ。その姿は化石でしか見ることができません。いくつかの相違点はありますが恐竜時代よりも前(古生代3億年以上前)に4枚の羽をもち空を自由に飛んでいたことが解ります。この仲間はやがて絶滅しました。そののち現在のトンボの直接の祖先が産まれ繁栄し、現在に至っています。 |
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生きた化石と呼ばれるムカシトンボはその名前からすると古い種類のトンボの様ですが、実際はそうではありません。現在のトンボの仲間はいくつかに分類されています。羽の形や翅脈の違い、眼がくっついているか離れているかなどの形状の違いや休む時に羽を閉じるか開くか、羽化のときにぶら下がるか、ぶら下がらないかなどです。 |
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トンボの中でもイトトンボは羽を閉じて休みますが、その他のトンボ・ヤンマなどは羽を開いて休みます。現在の種類数の違いや生活圏の違いから羽を閉じて休む仲間から羽を開いて休むトンボへと進化したと考えられています。 |
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ところでムカシトンボはサナエトンボに近い体をしています。大きく違うのは羽を閉じて休むところです。ムカシトンボは進化の中間に位置することが非常に貴重なトンボです。また幼虫の期間が3〜5年はかかるといわれています。そしてムカシトンボは日本以外ではヒマラヤにもう一種類いるだけです。こうした貴重性が生きた化石と呼ばれる理由です。そう言った意味ではシーラカンスやカブトガニとは少し違います。 |
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この世界的にとても貴重なムカシトンボは、少し標高のある渓流では見つけるのはそれほど困難ではありません。それ以上に困難な種類がたくさんいます。日本には100種をこえるトンボが確認されています。私自身住んでいる町でおよそ70種類のトンボを確認しています。すでに絶滅してしまって遠出しないと見ることができないものもいますが、世界の中でも日本は数少ないトンボの王国です。 |
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日本と呼ばれる以前、我が国はヤマトアキツの国と呼ばれていました。このアキツというのはトンボの古い呼び方です。水田耕作が広く普及し、気候の温暖な我が国には太古には今より多くのトンボが舞っていたのでしょう。 |
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第二章 羽化 |
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コオニヤンマ(サナエトンボ科)の 羽化(直立型) |
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昆虫は卵から孵化し幼虫になり、そして成虫になります。この間に蛹という期間をへて羽化をするものを完全変態と呼びます。また、ただ体が大きくなるだけの無変態と呼ばれるものもいます。そしてトンボ(幼虫=ヤゴ)には蛹の時期はありません。ある日突然に羽化をし成虫になる、不完全変態の昆虫グループです。 |
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バッタ・コオロギの仲間やカメムシ・セミなどにも蛹の時期はありませんが、トンボとは比較できません。水中から生活圏を空中に広げる劇的変化やヤゴからは想像もできない形状の変化は、不完全という表現では不完全(不適切?)だと思っています。腹部などは3倍以上に伸びるものもいます。 |
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特にオオヤマトンボは他のトンボとくらべても特異な体をしています。どんな仕組みでこの長い足が縮まり、小さな眼が他のトンボのように大きくなるのかが、今でも不思議でなりません。 |
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全ては広い大空に飛び立つために・・・この羽化のドラマを観察できるのもヤゴの飼育のすばらしいところです。 |
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第三章 ヤゴのからだ |
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コシボソヤンマの捕獲仮面を 伸ばしたところ(標本) |
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ヤゴの特長として、エラをもっていることがあげられます。お尻から水を吸い込みエラを使って体内に酸素を取り込みます。イトトンボやカワトンボの仲間はもうひとつ尾鰓(びさい)と呼ばれるエラをお尻に数枚もっています。ヤゴはゲンゴロウや水棲カメムシのように水面から呼吸器を出して呼吸する必要がありません。ヤゴは完全な水中生活ができるのです。 |
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住んでいる環境にあわせた体をしているのもヤゴの特長です。ずんぐりした形のものは水底の泥などに潜っています。渓流などに住んでいるヤゴは平ベったい体をしています。また足の長いものやヤンマのように腹の長いスマートなもの、イトトンボのように特に細長いものもいます。 |
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ヤゴは水中あるいは泥の中に潜み、近くを通る生き物を捕らえて食べています。そのため口器が発達しています。下唇は普段は折り畳まれていますが、獲物を捕まえる時は伸び、その先にある鋭い牙で獲物を捕獲します。その後また折り畳み捕食します。この仕組みを捕獲仮面と呼びます。この動きはほんの一瞬です、こうした捕獲を行うのはヤゴだけです。 |
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ヤゴはまた幼虫の時から、視力がとても優れています。中でもヤンマの仲間、とくにギンヤンマなどは水面近くまで上がってくることがあります。もし人陰などが見えるとお尻から吸い込んだ水を一度に噴射してジェット機のように逃げます。ヤゴは他の幼虫と比較しても、とても立派な眼をもっています。そのため他の昆虫とくらべて触覚はあまり発達していません。 |
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第四章 住み分け |
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ほとんど判別ができない、泥の中に潜ったオニヤンマ。 |
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ヤゴは種類によりハッキリとした住み分けをしています。泥に潜り近づいた獲物を捕らえるもの、底に沈んだ落ち葉などの下に隠れているもの、水中の枯れ木などにしがみついているもの、水草につかまっているもの、流水中の岩などの裏にくっついているもの、小石や砂底に潜っているものなど様々です。別の機会にまた触れますがここが混育の難しいところです。(ヤゴ飼育の注意点) |
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第五章 飼育のススメ |
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脱皮中のギンヤンマ |
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ヤゴの飼育をすすめるのは以下のような理由があります。 |
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(1) 成長のスピードが早く脱皮や羽化の様子が短期間で観察できること。>>>
早いものは数週間で成虫になる |
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(2) 比較的飼育のスペースが少なくて済むこと。>>>
行動の欲求はあまりないものが多い |
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(3) 飼育に関して大掛かりな装置がいらないこと。>>>
エアレーションはほとんど不要 |
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(4) 種類や形状が多種多様であること。>>>
70種程度は取り扱っています |
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(5) 羽化後、植物への被害や雑交のリスクがほとんどなく安心して空中へ放せること。>>>
環境にやさしい |
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などがあげられます。 |
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終章 自分のヤゴ道をゆけ! |
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2007.Jan.23に採集した サラサヤンマのヤゴ(計3頭) |
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日本にはトンボ愛好家はとても多く、写真家の被写体としても多く選ばれています。しかし興味のほとんどは成虫に注がれています。それも当然で、ヤゴの採集・同定に関しては、難しいものも数多く、サラサヤンマのようにヤゴの発見者がたった数例しかないものもあります。かく言う私も現在まで3頭しか採集したことがありません。このヤンマの羽化殻・成虫はよく撮影・観察されます。ウチワヤンマも採集の難しいヤゴです。同定に関して難しいものは、オオヤマトンボとキイロヤマトンボ、クロスジギンヤンマとギンヤンマ、ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマ、エゾトンボの仲間、イトトンボ類など多々あります。 |
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実は、私がヤゴに興味をもったのは、飛翔力のある(採集地と繁殖地がかなり違う)トンボ類を「この地に分布している」と言えるのだろうか?という疑問からでした。特にヤンマ類などは実際の繁殖地を突き止めて初めて「分布している」と言えるのではないだろうかと考えたからです。100箇所をこえる地域の調査をくり返し次第にヤゴの生息地が分かってきました。同時に同定できる種類も格段に増え、現在では70種を越えます。 |
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飼育でしか解らないことも多くあります。ヤゴのなかには非常に活発に動くもの、ほとんど移動せずじっとしているもの、臆病ですぐ水草に隠れるもの、逃げるのが上手いもの、羽化前に徘徊するもの、何度も水面から外の様子を確認して上陸するものなどがいることや足が欠落していても羽化を成功させたヤゴ、足場を固めるのに独特の動きを見せてくれたヤゴ、羽化後の透き通った体・・・など今でも数えきれない
感動と発見があります。 |
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数多くのヤゴ飼育をしてきましたが、まだまだ多くの種類があり、またそれぞれにドラマがあります。どうか100年未来もヤマトアキツの国がトンボの楽園としてあることを願っています。 |
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ヤゴ道を進めば進む程、新たな目標が出てきます。ヤゴの飼育は楽しい! そこからあなたの道は始まります。 |
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2009.April.20
shinkichi |
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ヤンマ類 |
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ヤンマ類 |
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トンボ類 |
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サナエ類 |
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エゾトンボ |
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アカネ属 |
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イトトンボ |
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その他 |
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その他 |
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※ここに掲載しているのは、取扱いをしているヤゴのほんの一部です。 飼育の難易度によりご希望の種の飼育が困難な場合もあります。飼育可能頭数は飼育槽や餌の確保などの条件により決まります。 |