同虫 (友人と昆虫採集に行った記録です)

多くは貴重な種類なので、採集地などの細かなデータは、一切お伝えできません。

同虫 vol.01

帝釈峡編-2009.05.02-
 今もムシ取り小僧のまま・・・
 「ニシキキンカメムシ」このカメムシは「オオキンカメムシ」や「アカスジキンカメムシ」とはくらべようもなく美しい。また「カメムシ=臭い」の公式があてはまらない。まさに日本一の美しいカメムシだ。実は生きている個体は飼育したこともあり、標本も所有しているのだが、どうしても野外で見たかったのだ。今年の初めから楽しみにしていた採集を明日に控え、胸のたかなりでなかなか眠れない。やっぱり今も「ムシ取り小僧」のまんまなんだ。
 帝釈峡は二度目
 帝釈峡へ向かうのは、ニ度目になる。しかし、前回は目的の珍品「ニシキキンカメムシ」を目にすることができなかった。このカメムシは終令越冬し春に成虫になるそうだ。成虫になると(当然だが)羽もあるし、採集は困難になるそうで「この時期を逃すと又来年」という極めて採集の困難な昆虫だ。
 一行はカミキリ師匠、ハンミョウ大将、そしてシンキチ。クルマと燃料は師匠もちという恵まれた条件でしかも社長席に座り、昆虫談義に花を咲かしながら行くのであった。特に大将のハンミョウの飼育に関しての話にはとても参考になった。ブチサンショウウオの情報もありがとうございました。
 動く宝石 ニシキキンカメ
 ポイントに着くと間もなく、大将が数匹採集した。終令幼虫と新成虫らしい。シンキチは何も見つからず鳥の巣やガの幼虫やヤマルリ草などをカメラに納めていた。こんなことしている場合じゃない・・・
 ん?あれは・・・下方にあるチョウセンマメツゲの上でキラリと輝くものが・・・まさしく「ニシキキンカメ」の成虫だ。そっと近づきカメラに納め、採集した。まだ軟らかい新成虫でその側に抜け殻もあった。(実は終令幼虫だと思い握ったので潰れてしまった。)
 結局そのポイントではシンキチは一頭のみ、別のポイントに移動することになった。ちなみに前回はもっと採れたらしい、まだ早かったのかも知れないとお二人は話していたが「ニシキキンカメの新成虫」をカメラに納めシンキチは満足でした。
 鳥のフンにそっくり
 次のポイントに着く前に師匠が珍しいカミキリのポイントをひとつ教えてくれた。「エゾナガヒゲカミキリ」という。なんでも「材割り」といって木の中から取り出した成虫は、触覚がまっすぐにのびずに丸まってしまうのだそうだ。(自然羽化ではまっすぐになる)。鳥の糞に擬態しているとされていますが。シンキチは木の皮にも似ているなと思いました。このカミキリもなかなか見つからない種類だそうです。
 珍しい草花
 途中珍しい「ギンリョウソウ(銀龍草)という腐生蘭の一種を発見。ヒトリシズカやヤマルリソウ、ヤマシャクヤクなども見つけました。このポイントはシンキチは0でした。以前も0だったのですが・・・
 イバラの道
 休む間もなく今度は「モンクロベニカミキリ」を採集に。このカミキリはクヌギなどのヒゴバエの若い葉を食べるそうで採集は凄く簡単そうに思えたが、とんでもなかった・・・。山のクヌギを椎茸のほだ木にするため切り出したのだろう。その脇からは、なるほど美味しそうな若葉が生えていた。おまけにその周りにはタラやら木いちごやらのイバラが枝を茂らせていて、まさしくイバラの道だった。4〜5匹確認したが逃げられたものもいたのが悔しい。さすが師匠は10頭以上確保したらしく、今回0の大将に気前よく分けていらっしやったのである。
 洞窟のコメツキムシ
さて最後に「フタキボシカネコメツキ」の採集をするのである。このコメツキムシは、洞窟にいるという。真っ暗な洞窟にヘッドランプの3人が入って行く・・・中はひんやりとしていてあちこちにヤスデカマドウマそれにコウモリなどがいたりして怖いところだ。壁面で数頭捕まえたが小さなこのコメツキは、ルーぺでゆっくり見ることにしてケースに入れた。このポイントではなぜか私が一番多く採集したようだった。

2009.May.3 shinkichi

エゾナガヒゲ

カミキリ

ムモンホソ

アシナガバチ

ドロノキハムシ
ニシキキンカメムシ

モンクロベニ

カミキリ

クロコノマチョウ
ギンリョウソウ

フタキボシカネ

コメツキ

ヒトリシズカ
※ここに掲載しているのは、この日に見かけた昆虫や植物です。クリックで拡大します。
個々の採集地のデータはお伝えできません。

参考ページ

飼育のススメ

ヤゴの飼育

ヤゴ図鑑

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