航空自衛隊F-86D

セイバードッグ

キットについて

レベルのF-86Dにカルトグラフ製のデカールを追加して航空自衛隊バージョンとしたキットです。キット自体の評判はいいのですが、細かく見てみると胴体合わせ目付近のモールドが無視されていたり、バリエーション替えのせいでデティールが異なっていたりします。また、自衛隊ではアンテナ増設などの独自の改修をおこなっていたようなので細部が異なっています。そして一番困ったのが資料の少なさです。デティールに関しては千歳基地のゲートガードを参考に出来ましたが、塗装に関してはほとんど無かったです。「世界の傑作機」はカラー写真が無いし・・。

主な改修点

1.機首にアンテナを追加
 航空自衛隊では運用中に機首にアンテナを追加しています。このアンテナはハセのF-86F-40オールドファッションからアンテナを奪ってきて付けました。機器類を納めるスペースを取るためのパッチもプラ版でスクラッチして付けています。

2.機首のダクトの追加
 キャノピー前の電子機器冷却用空気取り入れ口(だと思う)が完全に省略されています。ついでに周りのモールドも追加しておきました。このダクトは航空自衛隊でなくても付いているのでこのキットを作るときは必ず追加しないといけないです。ついでに機首左側のレドームすぐ後ろの穴も省略されてますので追加です。

3.計器版とフード
 計器版についているレーダースコープの形状が異なっています。無理なバリエーション替えのせいだと思います。キットでは断面が○ですが航空自衛隊では□です。一番上の列の計器は削ってフード自体を横の窓枠に隠れてほとんど見えなくなるくらい低くし、プラ版で補強用のデッパリを追加して謎のレンズ状パーツ及び、フードの上にのっかっている謎の四角い計器を付けてそれにコードを繋げています。

4.キャノピー後ろのモールド
キットにはすぐ下のエンジン冷却ダクト(だよね?)が二つ付いていますが、その上のモールドもダクト形状の変更に伴って替わっているらしいです。これも実機を見ながら変更です。すぐ近くで本物が見られるのはいいですね。

5.胴体下面のアンテナと周辺のデティール
胴体下面にもF-86と同様のアンテナが追加されています。周りに追加されたTACANアンテナ冷却用ダクト(かな?)も追加です。

6.パイロット
キットに付属しているパイロットはアメリカンなのでハセのパイロット&グランドクルーセットからパイロットを奪って、ヘルメットを改造してジャパニーズにしました。

7.ボーテックスジュネレータ
なんかかっこいい名前ですが、ただの板が貼り付けられているだけだったりして。胴体尾部のボーテッスジュネレータの外側のが分割の都合で潰れかかっているのでプラ版で作り直しました。

塗装

運用中のカラー写真少なすぎです・・。追加されたデカールの注意書きは一部で、「あとはキットのものを貼ってください」とありますが、足りません・・。足りない分はウェーブのXデカールから奪ってきました。このデカールはロボット用とありますが、誰がどう見ても飛行機用なので注意書きが足りないとか、貼るのに失敗したときなどに役立ちます。

1.運用初期。アメリカから供与されたばかりの頃。
全面無塗装で胴体にはうっすらとU.S.AIRFORCEの文字。マーキングの位置はアメリカ空軍と同じ。注意書きデカールはドイツレベルのデカールを貼りたい。けど、キットのは派手なマーキングなので隠れる部分の注意書きがありません。

2.運用中期。アンテナが追加されている。
胴体下面と主翼下面の一部が銀塗装。ロケット弾のブラストから機体を保護するためです。エアブレーキは全て銀塗装、塗りわけラインから下だけ塗装、塗りわけラインから上だけ塗装など数種類。垂直尾翼が塗装されている機体もあります。注意書きは運用初期と異なっているが機体ごとの差が多いみたいです。

3.運用後期
全面銀塗装

塗装は中期を選んでみました。無塗装部分はアルクラッドUカラーで胴体下面とエアブレーキと垂直尾翼はMrカラーです。

F-86D実機写真集