料1 現代中国小説の主な翻訳

作成:近藤直子  

(授業関連作家、魯迅、趙樹理、王蒙、劉心武、莫言、残雪、史鉄生、余華の作品が収録されている場合は頭文字を示す)

T.雑誌 (日本で定期的に刊行されている中国翻訳小説専門誌。定期講読できる)
 @ 季刊 『中国現代小説』   蒼蒼社 1987〜2005現在(文革後)         残、劉、王、莫、史
 A『中国現代文学』  ひつじ書房 2008〜(近年の作品。定期講読できる)     残、史

U.選集 
 @『中国現代文学選集』  全20巻  平凡社1963(清末〜人民文学)      魯、趙
  A『現代中国文学』  全12巻  河出書房新社1970〜71(魯迅〜人民文学)  魯、趙
  B『中国の革命と文学』  全13巻    平凡社 1972    (魯迅〜人民文学)   魯、趙
 C 『八十年代中国女流文学選』  全3巻  NGS 1986〜87      (文革後)              
 D 『台湾現代小説選』全3+2巻 研文出版 1984〜91
  E『現代中国文学選集』  全13巻    徳間書店  1987〜90 (文革後)     王、莫、史、劉
  F『新しい中国文学』    全6巻  早稲田大学出版部1993〜94(文革後)
 G『発見と冒険の中国文学』  全8巻  JICC 1991(文革後・他)    
  H『中国現代女流作家シリーズ』全5巻 1996(文革後)
  I『現代中国の小説』  全4巻  新潮社1997(文革後・他)
 J『世界文学のフロンティア』全6巻1997(文革後) 残、莫
 K『現代中国女作家名作選』上下2巻 鼎書房 2001年(主に90年代)残       

V.作品集(文革後〜現在)
@『傷痕』 工藤静子、西脇隆夫訳  日中出版1980     
A『中国告発小説集  天雲山伝奇』  亜紀書房1981                       
B『現代中国短編小説選』  上野廣生編訳  亜紀書房1983       
C 『キビとゴマ  中国女流文学選』加藤幸子・辻康吾訳  研文出版1985
D『現代中国短編集』藤井省三編 平凡社莫、余
E『現代中国女性文学傑作選』2巻 田畑佐和子・原善編
 鼎書房2001
F『同時代の中国文学―ミステリー・イン・チャイナ』鎌谷修監修 東方書店2006
G『現代中国文学短編選』桑島道夫・原善編 鼎書房2006 

H『じゃがいも』金子わこ訳 小学館スクウェア2007

授業関連作家作品の主な日本語訳   

(1)魯迅
@『魯迅選集』全13巻岩波書店1956
A 『魯迅文集』全6巻  竹内好訳  筑摩書房1976
B『魯迅全集』全20巻1984 学習研究社1986 
C『阿Q正伝・狂人日記』  竹内好訳  岩波文庫1955(改訳1981)
D『朝花夕拾』  松枝茂夫訳  岩波文庫1955
E『阿Q正伝』  増田渉訳  角川文庫1961
F『阿Q正伝・狂人日記』  松枝茂夫訳  旺文社文庫1970
G『吶喊』  高橋和巳訳  中公文庫1973
H『阿Q正伝』  丸山昇訳  新日本文庫1975
I『魯迅作品集』 駒田信二訳  講談社文庫1979
J『故事新編』  竹内好訳  岩波文庫1979
K『野草』  竹内好訳  岩波文庫1955(改訳1980)
主な評論・資料:
○竹内好『魯迅』講談社文芸文庫 1994
○伊藤虎丸『魯迅と日本人』朝日選書1983
○丸尾常喜『魯迅「野草」の研究」汲古書院 1998
○藤井省三『魯迅事典』三省堂 2002

趙樹里
@ 選集@第9巻、B第7巻『趙樹理集』駒田信二他訳に「霊泉洞」「小二黒の結婚」「李有才板話」「土地」「福貴」「態度決定」、A第8巻『趙樹理』小野忍他訳に「李家荘の変遷」「結婚登記」「三里湾」
A『李家荘の変遷』  小野忍訳  岩波文庫1958
主な評論:釜屋修『中国の栄光と悲惨』玉川選書1979

(3) 劉心武
@ 雑誌@に「忘れ傘」井口晃訳
A 選集D  第9巻『劉心武』広野行雄・柴内秀司訳に「王府井万華鏡」他
B 『北京下町物語』(鐘鼓楼) 蘇g訳、恒文社1993
C 作品集@に「クラス担任」

(4) 王蒙
@  雑誌@に14号「夢の中」井口晃訳、15号「カナダの月」16号「海の夢」杉本達夫訳、24、25号「逍遥遊」30号「好漢イスマール」「イリにて」
A  選集D 第1巻『王蒙』市川宏・牧田英二訳1987に「おおモハメッド・アマド」「淡い灰色の瞳」「戸締まりを忘れた農家」「ブドウの精霊」「アイミラ嬢の恋」「辺城アラベスク」
B 作品集Bに「寸草の憂い」
C 『胡蝶』  相浦杲訳  みすず書房1981
D 『応報(活動変人形)』 林芳訳  白帝社1993
E 「硬いお粥」 菅谷音訳 『文学界』1992、3月号所集
F作品集Fに「玄思小説」釜屋修訳

(5) 史鉄生
@ 雑誌@に11号「我の舞い」28号「ある謎なぞのやさしい当てかた」28号「老人」井口晃訳、30号「毒薬」37号「わたしと地壇」40号「あの日あの時」千野拓政訳、37号「秋」41号「ねむの木」久米井敦子訳、46号「境界」関根謙訳、48号「第一人称」久米井敦子訳、50号「法学教授とその夫人」久米井敦子訳、51号「鐘声」61号『他者」72号「塀づたいの道」栗山千香子訳、60号「二つの物語」飯塚容訳
A 選集D第3巻『史鉄生』檜山久雄他訳1987に「わが遥かなる清平湾」「命は琴の糸のように」「お婆さんの星」「・牧師についてのルポルタージュ」「昼休みのひととき」「サッカー」
B 『遥かなる大地』  山口守訳  宝島社1994。表題作の他に「車椅子の神様」

(6) 残雪
小説
@ 雑誌@に10数篇(39号「痕」、47号「新生活」近藤直子訳、45号「匿名者」鷲巣益美訳、以外は以下の単行本に収録)
A 『蒼老たる浮雲』 近藤直子訳  河出書房新社1989 。表題作の他「山の上の小屋」「天窓」「わたしの、あの世界でのこと」
B 『カッコウが鳴くあの一瞬』  近藤直子訳  河出書房新社1991。表題作の他「阿梅、ある太陽の日の憂い」「霧」「雄牛」「曠野の中」「刺繍靴および袁四ばあさんの煩悩」「天国の対話」「素性の知れないふたり」「毒蛇を飼う者」
C 『黄泥街』  近藤直子訳  河出書房新社1992
D 『廊下に植えた林檎の木』  近藤直子・鷲巣益美訳  河出書房新社1995。表題作の他「帰り道」「黄菊の花によせる遐かな想い」「逢引」「汚水の上の石鹸の泡」
E 『突囲表演』  近藤直子訳  文芸春秋社1997
F  「かつて描かれたことのない境地」  近藤直子訳  『世界文学のフロンティア』第三巻岩波書店1997所集
G「弟」近藤直子訳 選集K
H「阿娥」近藤直子訳
 雑誌A1号
I『暗夜』近藤直子訳 河出書房新社、池澤夏樹編『世界文学全集』T-06。2008。表題作の他「阿梅ある太陽の日の愁い」「わたしの、あの世界でのこと」「帰り道」「痕」「不思議な木の家」「世外の桃源」
評論・随筆

@「井戸の中の戯言」  近藤直子訳  『ユリイカ』1990年8月号所集 
A「美しい南国の夏の日」  近藤直子訳 『中央公論文芸特集』1992冬季号(残雪特集)所集  (自伝的エッセイ)
B「胸躍る、困惑に満ちた交流」近藤直子訳『すばる』2001年12月号
C「水晶のような境地―松浦理英子論」近藤直子訳『すばる』2002年7月号
D「精神の階層」日中女性作家シンポジウム報告書2002年
E『魂の城 カフカ解読』近藤直子訳 平凡社2005年
F「趨光運動―幼年期の精神図像に遡る」近藤直子訳 雑誌A2号
主な評論:
○近藤直子『残雪―夜の語り手』河出書房新社1995
残雪ホームページ:
○http://www.k2.dion.ne.jp/~kondo-n/
 

(7) 莫言
@ 雑誌@に5号「枯れた河」井口晃訳、38号「石臼」、54号「指枷」、70号「疫病神」立松昇一訳
A 選集D第6、12巻に「赤い高粱」「赤い高粱(続)」1990
B 選集F『中国の村から』 藤井省三・長堀祐造訳1991に「古い銃」「片手」「「秋の水」「白い犬とブランコ」「金髪の赤ちゃん」
C 『花束を抱く女』 藤井省三訳   宝島社1992。表題作の他、「透明な人参」「蝿・前歯」
D 『酒国』 藤井省三訳  岩波書店1996
E 「女郎遊び」『世界文学のフロンティア』第四巻岩波書店1996所集
F 『豊乳肥臀』吉田富夫訳、平凡社1999
G『赤い高粱』井口晃訳 岩波現代文庫2003
H『白檀の刑』吉田富夫訳 中央公論新社2003
I『四十一炮』吉田富夫訳 中央公論新社2006
J『転生夢幻』吉田富夫訳 中央公論新社2008
 

(8)余華
@雑誌@に15号「十八歳の旅立ち」、17号「四月三日の事件」、26,27号「世事は煙の如し」、35号「名前のない 男」いずれも飯塚容訳
A「アクシデント」『現代中国短編集』平凡社 藤井省三編所収
B『活きる』飯塚容訳、角川書店2002

(9)近年のその他の主な小説単行本
〇 衛彗『上海ベイビー』桑島道夫訳、文春文庫2001
○ 高行健『ある男の聖書』飯塚容訳、集英社2001
〇 李憑『もうひとりの孫悟空』飯塚容訳 中央公論社2001
○ 彭見明『山の郵便配達』大木康訳、集英社2001
〇 棉棉『上海キャンディ』三須祐介訳、徳間書店2002
○ 高行健『霊山』飯塚容訳、集英社2003
○ 閻連科『人民に奉仕する』谷川毅訳、文芸春秋2006
○ 閻連科『丁荘の夢』谷川毅訳、河出書房新社2007
○ 陳染『プライベート・ライフ』関根謙訳 慶応大学出版社2008

(10)近年の主な中国文学評論
○ ケ暁芒『精神の歴程』(90年代文学)赤羽陽子、近藤直子、山口守訳 つげ書房新社2003

 


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