電動糸鋸盤入門・使い方と作品作り


木工をイトノコで遊ぶ




カントリー木工


カントリー木工の、曲線切りや、ハート穴抜きなどの曲線加工は、

糸鋸盤では、どうもうまく切れない

バンドソーでバリバリと切り、自作の研削機で仕上げるのに限る




鉄道模型では

   



HO入門は、真鍮や洋銀製「蒸気機関車」のスクラッチビルドから

購入品は、モーターと車輪くらいだが、今あるのは残骸のみ

真鍮薄板の切断には、手ひき糸鋸が最適 ?



プラバン加工では

   


プラバンのフリーナローと、向こうは手作りのリベット打ち出し器

酒井や加藤のディーゼル、西大寺鉄道、木曾森林・・・・節度も無く次々と作ってしまう・・・





すべての車両は、9mmに合わせたモーターカー、

丸見えのエンジンルームや運転室

ここでもやはり、糸鋸盤の出番は無い!!



レイアウト製作では





どこへでも持ち出せるマイクロレイアウトは、メンテナンスフリー型

レコード盤プレーヤーのケースと、自作の充電式コントローラー


ここでも、やはり糸鋸盤の出番は無いのだ!!!







市販の糸鋸刃を知ろう


今まで持っていた、ヘラクレスやバローベ、ブロクソンなどの糸鋸刃は、

金属の切断には、よく切れ快適であった

しかし木工へとなれば、薄手のベニヤ板でさえ思うように切れない



電動糸のこ盤は木工には使えない?」が、

私なりに達した 結論であった

なぜなら私の工房には、金工用鋸刃しか無かったからである



市販糸鋸刃の選び方


夏の終わり頃のある日、ホームセンターで木工で使えそうな糸鋸刃を探してみた


その夏は何時まで待っても終わらないまま、いきなり冬になった




左は、硬質木材用の、大アサリつき厚0.65、巾1.5mm

右は、薄板木材、プラスチック用、60山並目、厚0.40、巾1.3mm



左は、木工薄板用、厚1.3、巾1.3mm山数25

右は、木工厚板用厚0.53、巾1.7mm山数19

飛び目、返し刃つきと表示された市販品である

他にもあったが、この四種類を買ってみた


返し刃とは、下の方にある上向きに付いた数本の刃

下からバリを逆向きに切り落とすためのもの(下段、左側の写真が分かりやすい)




糸鋸盤の騒音・振動対策




電動糸鋸盤は、旭工機製の「AF−1]だ

使っていなかった機械なので、スピードコントローラは無い、しかしパワーはある

2階和室では、SWーONと同時に家全体に響き渡る轟音

振動、騒音対策に、20mmと10mmのスポンジを敷いた・・・抜群の効果あり



糸鋸盤の使い方




・ 糸鋸刃は手前、下向き方向に取り付ける

・ 機械についている、材料の押さえレバーは、本来の使用方法ではなく

吸塵・集塵チューブのノズル・ホルダーとして使っている

刃が折れたり、材料が焦げたり、バタつくのは、

テーブルと刃の直角、垂直がでていないか、力により押し曲げられ

材料に刃が引っ掛かって、持ち上げられるためだ



糸鋸盤の改造


   

いとのこ入門者は、「返し刃」が テーブル面から上に出ないようにすれば切りやすい

簡単には、2〜3mm厚のベニヤをテーブルに、両面テープで貼ればほぼ止まる

これは、細かい切り抜き細工をするのには、必須である


スピンドルの頭部には、スピンドル押さえレバーも付けてみた・・・・これで楽チン


掃除機につないだピンクのシリコンチューブは、

テーブルの上からも、下からも集塵しているので、切り粉に悩まされることは無い

クーラー用?の縞ホースでは、ヒューヒュー音で新たな公害が発生し、大失敗







切断テスト !!


適当な切れ端に、適当なジグザグや曲線を描き、切ってみた

押さなければ、意外とスイスイ切れるじゃあーりませぬか?


ヘラクレスだ、バローベだ、プロクソンだ、やれ海外製だ!と

それは、勝手な思い込みだった


木工には木工用、そこに金工用の鋸刃を使っても切れない

「薄板には薄板用、厚板には厚板用」 ・・ 木工鋸刃は、選び方次第で切れる



試しの作品作り




9mm厚のパイン腰板で、切ってみた




3〜16mm厚の、市販の建築用シナベニヤ・・・・でも、芯材は 杉? 

中間が赤く、表面は目が粗くてもろい





18〜25mm厚、無垢のポンデロッサパイン材




6mmの芯材もすべてシナベニヤ (共芯)

市販のシナベニヤでは不可能な、細かい加工が可能である(絵画材料店にあり)




15〜25mm厚の、タモの無垢板は少々硬いが

姫小松集成材は切り易い







目的に合っているか !!





まず、刃をセットしてみて、テーブルとの直角、垂直を見る

傾きを修整し、刃の取り付け方の癖を知る(100均の丸棒使用)

次は、材料の厚さ、硬さ、柔らかさ、重さ(比重)を感じ取る

硬さは、爪を立ててみると、覚えやすい

そのあと、とりあえず木工用鋸刃の一本を選んで切ってみる

万能の鋸刃は無いから、最適と思う刃と材料の組み合わせを探る





切るときの注意事項は、うまく切ろうと思わないこと

いつかは必ず切れると信じて、糸鋸木工をゆっくりも楽しもう

線から外れてもあわてないで、ゆったりと戻す

このゆっくりが、手作りおもちゃや、作品作りの楽しみだ!!



糸鋸盤の選び方


糸鋸盤選びは、多少値が張っても、たとえ中古を買っても、

必ず、「フリーアーム」の「スピードコントロール付き」を選ぼう


適するアマチュア向け国産機は、種類が少ないから選びやすい

安価な機械や卓上タイプ買ってしまえば、外周を切るだけの木工でほぼ終わってしまう

糸鋸盤の買い替えは、新しく買うよりもハードル高いよ!!


上部アーム(腕)が、途中で跳ね上げることができなければ

窓抜きや、透かし切りができないから、面白さも半減である

糸鋸作品や糸鋸切り絵作りは、穴抜き、窓抜き工作の方がズーッと面白いから






平行と直進性




端面と平行な直線を引き、その線を切る

途中で止めてみると、真っ直ぐ切っているのに 斜めに切れていることがある



(参考画面であり、メーカーを特定するものではない)

糸鋸の平坦な両面を、光をかざしながらルーペで見比べると、いやでも、裏と表が分る

切断の理論は知らないが、 これが曲がる原因なのかな?


片側アサリの市販糸鋸刃でも、ゆっくり切れば、「折れず曲がらずよく切れる」

小細工なしでも、多少のクセはあってもよく切れ、それなりに切り口も美しい

無理な力さえ掛けなければ、1本あれば長い間に渡って切れ味は続く

これが、電動糸鋸盤とノコ刃の使い方で、私なりに悟ったことでもある


組み木パズルも、これですぐに作れるよ・・・  
(と思う・・作ったことは無いけれど)






糸鋸絵の作品集




何か作品らしいものを切ってみようと思ったが、白黒に分けるのが難しい

これが第1作目の、レトロなモノクロ写真風な糸鋸切り絵

よく見かける絵を見て、切り抜けるように描き、シナベニヤで切り抜いてみた

裏に黒い紙を当て、額に入れてみると、どこかでお会いした人に似てる




第2作目は、安易にパインの腰板に切り抜き文字を切ってみた

下手な文字でも、それなりに名筆?に見える

不義理にもつぶれてしまい、下絵の重要さを痛感




これらを教訓に、シナベニヤは高いので百均のまな板で、達磨像を切ってみた

この糸鋸絵も、抜け落ちる箇所を、少々アレンジしてみた

材料と鋸刃がマッチし、思った以上の快削性には驚いた




気をよくして、よく見かける看板絵を見ながら絵を描いてみた

ライオンに2回も噛まれるとは、この頃はまだ思っていなかっただろう




切りかけたら、押し寄せる大波のように止まらない

誰か、止めてくれや〜!!


   

こちらも、皆様よくご存知の、風邪の引き始めによく効く風の神様・雷の神様

風神・雷神図は思ったより簡単だった・・・・が、地味ッ !!

矢張り、屏風仕立てが似合うのかな?





みんなが見て、なんとなく笑ってくれる


   

それは、1300年もの長い夢だった

ご存知、教科書の人気者・・・

陰の部分を抜いてみたり、ちょっと拡大して、白い部分を残した

結局 〜 一緒のことか?

でも、右の方が上手く見えるから不思議




同じ方法で、ベートーベンを切り抜いてみた

ちょっと月並みなのは〜 動きがないからか?


     

大将像、明王像も切ってみたが、動きというより、静の中にある迫力だった

仏像ブームもあり、額縁を作って入れてみた  

想像していたよりも、なかなか面白くて、すばらしい

仏像を信仰よりも、美術品にしてしまった人には、改めて敬服いたします






額縁の作り方


ホワイトウッドの2×4が、安売りをしていたのでそれを使った。

SPFが安いが、曲がりと、フシが多いので、高価なヒノキと共もに敬遠した


30mm角材に仕上げ、額縁は一般的な製法である

表面塗装は、環境対応型ツヤ消し透明ウレタンニス2回塗り

最近では町のガラス店が無くなり、一番高くついた


額縁は機械がなければ作れないので、市販額縁に合わせて作品を作れば良いのだ?




糸鋸木工をはじめてから半年弱、暑過ぎる夏、寒過ぎる冬にも増して、

極度に暑くて寒い二階自室では、遊びといえどもなかなか進めない


動くおもちゃ、自動車、電車にも挑戦したいが、

面白そうなモノが多くありすぎて、なかなかまとまらない


続きは、次の機会に紹介します





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