甘露寺だより(大般若会特集)

平成18年春季号−5

 甘露寺にとって、年間最大の行事である大般若会が、4月8日(土)に盛大に行われました。その陰では、護持会役員さん方はじめ、多くの方々のご協力を頂いています。今回の『甘露寺だより』は、こんな裏方の人々にスポットを当て、「大般若会特集」として紹介させていただくことにしました。

  *** 目 次 ***
1.大般若会までの準備作業
2.大般若会当日の様子
3.短 歌

1.大般若会までの準備作業

役員会の様子
役員会の様子(写真1)

 4月8日(土)の大般若会の日を迎えるまでには、多くの人々の協力・奉仕を得ています。主なことだけを記していきますと、3月25日(土)には、護持会役員会議が開かれ(写真1)、平成17年度の会計・監査報告、18年度の予算案の説明等と共に、小山町並びに近隣の檀信徒の方々への、大般若会の案内状の配布を、役員さんにお願いしました。

奉仕作業の梅花講員の皆さん
奉仕作業の梅花講の方々(写真2)

 4月4日(火)の午前中には、梅花講の講員さん方が、本堂・位牌堂・大玄関・書院・二階・東司等総べての室内外の大掃除と、落雁の袋づめの奉仕作業をして下さいました(写真2)。
 又、午後には、ホームページの会の役員さん方が、「会員名簿管理」や「大般若作業」中のデータの訂正や、受付用名簿作成等の準備作業をして下さいました。

床の間の花
床の間の花(写真3)

 4月6日(木)には、例年のごとく日比野社中の方々が、床の間(写真3)や、本堂須弥壇(写真4)に花を活けて下さいました。今年も大きな桜の枝を、須弥壇前に活けましたが、随喜の寺院さん方の話題になるほどの力作でした。
 又いつもの様に、書家の岩田達子先生が「護持会総会次第」等の差定を書いて持って来て下さいました(写真5)。

花を活けて下さった皆さん 護持会総会次第他
花を活けて下さった皆さん(写真4) 護持会総会次第他(写真5)

がんもの煮付け作業
がんもの煮付け作業(写真6)

 前日の4月7日(金)には、甘露寺名物の「がんもの煮付け」の味つけ作業(写真6)や、落花生のあえものの準備等を、近所の奥さん方がして下され、当日を迎えます。

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2.大般若会当日の様子

 大般若会の当日は、俄雨に驚かされたものの、桜花爛漫のすばらしい日となりました(写真7)。9時30分には役員さん、又総代さんの奥さん方や近所の奥さん方が、寺に集まって下さいました。

桜花爛漫の甘露寺
桜花爛漫の甘露寺(写真7)

 国道246号バイパスの、菅沼交差点より少し離れた川のほとりに、甘露寺開創の地があります。10時頃、都合のつく役員さんと、梅花講の方々とでその地に赴き、開基楠正勝公や、竹之下合戦でなくなった方々に対し、読経、御詠歌を奉詠し供養をしました(写真8,9)。

開創の地碑前での読経 開創の地参拝に参加の役員さん
開創の地碑前での読経(写真8) 開創の地参拝に参加の役員さん(写真9)

 寺に残った役員さん方は、受付の準備(写真10)や、テントをはり、花見堂の飾りつけ、甘茶の準備(写真11)の任に当って下さいます。甘茶を飲まれた方は、昔飲んだ甘茶の味や、思い出をを懐かしまれ、或いは初めて飲まれた方は、あまりの甘さに「お砂糖をどのくらい使用しているんですか」と言う笑い話も出たそうです。

受付の準備 甘茶の準備
受付の準備(写真10) 甘茶の準備(写真11)

 小山葬祭さんが、花の苗を100ケ以上寄付して下さり(写真12)、参詣された方々に無料配布したところ、大変好評で花が足りなくなってしまったそうです。
 又、田代なみ江さんや、佐藤吾一さん、岩田誉信さんが、山草(写真13)や、ボケの盆栽(写真14)を飾って下さいました。綺麗な色の「大輪トキソウ(註1)」や、初めて見る珍しい「やぶれがさ(註2)」、サラサの意味を解説してくれた「サラサウツギ(註3)」等で、話題が大変盛り上がりました。しかし、山草の展示の準備をして下さった佐藤さんは、初めての試みで様子が判らず、とまどっていた様です。

配布された花の苗 珍しい山草の盆栽いろいろ 白い花が綺麗なボケの盆栽
花の苗(写真12) 珍しい山草の盆栽いろいろ(写真13) 白い花が綺麗なボケの盆栽(写真14)

 奥さん方は、役員さん方の昼食の準備、それが終わると寺院さん・役員さん方の夕食の準備、そして後片付けと大忙しで大変だったと思います(写真15)。

食事の支度に活躍された皆さん
食事の支度に活躍された皆さん(写真15)

 午後1時からは護持会の総会(写真16)、引き続いて修禅寺の田中徳潤御前様に法話をしていただきました(写真17)。修禅寺では丁度本堂の大改修工事がすみ、そのことが新聞やテレビで放映されたので、田中御前様に大変親しみを持たれた方が多かった様です。そして2時半より大般若会が盛大に行われ(写真18・19)、無事一日の大行事が終了しました。

総会で挨拶する護持会長 田中徳潤御前様の法話
総会で挨拶する護持会長(写真16) 田中徳潤御前様の法話(写真17)
大般若会の読経 大般若会のハイライト転読
大般若会の読経(写真18) 大般若会のハイライト転読(写真19)
役員一同での記念写真
役員一同で記念撮影をしました

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3.短 歌

 矢後清一さんが、当日の様子を短歌に詠んで下さいましたので、以下紹介させていただきます。

御住職の笑顔に笑顔で応えいる大般若会につどえる人ら
花の下御釈迦様に甘茶かけ慈悲を願いぬ穏なる生死
甘露寺の釈尊降誕花祭り花の下にて甘茶いただく
一年を無事に過ごせた感謝をと大般若会の末席に着く
難聴の吾高僧の法話をと口元と眼に想いめぐらす
甘露寺の大般若会に詣づれば和讃唱和の裡に沁みくる
小山町棚頭  矢後 清一

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【山草の註釈】
註1 大輪トキソウ
白花の大輪トキソウ
大輪トキソウ (らん科 中国産)

大型のトキ色花を咲かせるの意、白花は同じ種で色素を欠いた物。
日本トキソウは花が2センチ位で属がちがう、名前の由来は同じ。
註2 ヤブレガサ ヤブレガサ  (きく科 中国産)

成長した葉は20センチくらい、7〜9深裂し芽出しの状態がやぶれた傘に見える事による。
日本産は葉の切れが荒く大型だが、芽出しの姿は日本産の方が名前にふさわしい。
註3 サラサウツギ サラサウツギ  (ゆきのした科)

空木〔うつぎ〕と書き幹が中空である事、又卯月(陰暦の4月)に咲くからとも云う。
本来白花で花弁に更紗(紅の筋)模様が有ることによる。
唱歌「夏は来ぬ」のウノハナは空木〔うつぎ〕の事。
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 「甘露寺だより」のバックナンバーを見ることが出来ます。
(平成18年度)
春季号−4 (四月の花・新護持会役員選任)
春季号−3 (春を呼ぶ花の盆栽)
春季号−2 (涅槃会の富士山)
春季号−1 (開山忌と役員初会議・ふきたんぽぽ・「創年の集い」文化展の短歌集)
新春号−2 (甘露寺の新年・投稿作品募集)
新春号−1 (住職のご挨拶・投稿作品募集)
(平成17年度)
冬季号−1 (正月の準備作業・甘露寺の成道会・総持寺、永平寺参拝記・小山短歌会)
秋季号−3 (坂東観音霊場巡拝・日比野社中の花供養・町民文化祭出展作品の紹介)
秋季号−2 (小谷さん作品集『芋の蔓』出版・タイに暮して)
秋季号−1 (白いヒガンバナ・裏山の下草刈り・田村さんが句集『よしを彩時記』を発刊)
夏季号−2 (七曲墓地美化奉仕作業・富士にあじさいの寺あり!をめざして)
夏季号−1 (欅植林地の下草刈り作業・護持会の研修旅行)