途絶えるメール
霊的なものは時として・・・いや。実は割合と多く。
携帯などの通信機器に影響を及ぼす事がある事をご存知であろうか・・・?
・・・例えば、こんな経験は無いであろうか?
電波状況も全く悪くない場所であるにも関らず、何故か不意に通話が途切れる。
また、掛け直しても再び突然に途切れてしまう。
電話している相手の側から・・・または、双方の受話器から、その場にいる筈の無い者の声が聴こえてきた事など・・・。
・・・それは、ひょっとしたら、常識では考えられない何か。
得体のしれないものからの干渉であるのかもしれない・・・。
今回のお話は、私の友人である大森さん(仮名)が経験した、そんな実話体験談である。
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「さっきのメール見たかな?」
突然、自宅の電話に友人の大森さんから連絡がきたのである。
「え〜っと・・・どのメールだっけ?」
その日、彼女からは2通のメールが携帯に届いていたのであった。
だが、彼女の口から語られる内容は、そのメールとは掛け離れた、意味不明な事柄であったのである。
「いや・・・あんたが倒れたら不味いだろうと思って・・・」
そんな話は確かメールの中には無かった筈・・・。慌てて話す彼女をまずは落ち着かせ、改めて
その話を聞く事にしたのである。
以前、彼女は私に不倫をしている友人の交際相手だと言って、私に一枚の写真を見せた事があ
った。
その写真には所謂、生霊の類が写っており、そこから情報を引き出す為の霊視を試みた際に、私は、突然の脱力感に襲われて倒れこんでしまったのだ。・・・どうやら、その事を心配して電話
をしてきたらしいのである。
・・・その話の内容とは、以下の様なものであった。
どうやら彼女は一ヶ月程前から体調を崩しており、彼女は霊感が強いという友人に、その事を
相談してみたのだと言う。
そして、その際に言われたという助言は、次の様なものであった。
彼女が勤めている【とあるスーパーマーケット】は、凄く念が強い方が多く、それらが彼女に霊的な攻撃をしているとの事であった。
大森さん自身、今まで仲が良かった友人と突然に喧嘩になったり、彼女には気を付けた方がいい等と陰で言われはじめていたらしく、幾人かが彼女に対して無視をする様にまでなっていったのだと言う。
・・・そんな邪気によるものなのか、同じ職場に働く霊感の強い友人も同じく体調を崩しているの
だと言うのだ。・・・余りにも強い邪気による影響である。
また、その霊感の強いと言う彼女に対してメールを送ると、その彼女にはつながるが、彼女から大森さんへの返信は受け取れず、かつ自宅への電話ですらつながらないという状況下にあるらしいのだ。
その彼女が霊視を試みたらしいのだが、誰が糸を引いているのかを調べても、その余りにも強い念によって「邪魔しないで」と言う様に視えない様にされてしまうのだと言う。
・・・そして、気付かないうちに、私自身にも小さな異変が起こっていたのである。
冒頭で、私は次の様に書いている。
その日、彼女からは2通のメールが携帯に届いていたのであった。
だが、彼女の口から語られる内容は、意味不明な事柄であったのである。
・・・そう、最後のメールはともかく、2通のメールは確かに携帯に届いていた筈なのだ。
当然ながら【履歴】が残っている筈なのである。
事実、他の全てのメールに関しては履歴が残っていたのだが・・・。
不思議な事に彼女から送られてきた筈のメールのみ、まるで送られていなかったかの様に、履歴ごと抹消されていたのである・・・。これには私自身、いささか驚かされたものだ。
大森さんは悲観した様子で、次の様に語っていた。
また、下記に出てくる氷川とは、私の夜伽話における仮名である。
「今まで・・・そこまでされた事も無いのに。何故、私ががそこまでされなければいけないのかが
全く解らない。凄く辛くて、こんな時に氷川が近くいてくれたら・・・と思ってた。私が辞めるの
を待っているらしいけど何故そこまでするのかが分からないよ。
・・・・・・余りにも強い念によって「邪魔しないで」と言う様に?
・・・・・・嫉妬・・・情念・・・か。
その一文から、私は【ある原因】となるものを感じていた。
そして、それを確かめる為に、私は逆に彼女に問いかけてみたのである。
「sub 正直に。
不倫・恋愛。・・・それに近い事をしたんじゃない?もしくは、そう見られる事。
怒らないから 言ってごらん?」
さて、その返事が以下の様な内容のメールであり、私は既に結論に達し、彼女に然るべき方法をお伝えさせて頂いたのだが・・・後の話は是非、このお話を読まれている方に考えて頂きたい。
「sub RE:正直に。
確かに不倫はしてたんだけど。・・・でも、みんなみたいに、そこまでしていないよ?それに彼
が結婚すると言う事もあって、ほとんど逢っていなかったし。・・・でも彼が結婚した始めの頃
に私からのメールを読まれて大変だったって事は聞いたけど・・・。
でもね?何度も、終わりにしょうと言ったけど、彼が聞かなかったから・・・。
私も旦那と喧嘩になった事なんかもあって、家庭内別居だったよ。
今は、その彼はこの店にいないから逢わないんだけど・・・その嫁が買い物に来て、必ず私のレ
ジに来るよ?・・・でも、彼は結婚したから、そこで終わったし逢っていないよ。
家は知らないけど、今度、私の店の近くに家を借りるらしいよ」
本人には気付かない部分でも、いざ客観的に見れば何が原因なのかは、読まれている方の中にはっきりと浮かんで来ないであろうか?
今は、確か不倫していた相手には逢っていないのかもしれない。・・・だが、しかし。
それが相手の感情・・・妻となった女性の中では終わりの無い憎しみの中にあるとしたら、如何なものであろうか・・・?
生きている人の想念は、自分でも気付かないうちに飛んでいる事があるという。
そして、通常ならば、その心が晴れない限り、憑きまとうとも言われている。
・・・何せ、相手もまた生き続けているのだから。