仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話
            赤い警告。


 今回のお話は、水城さん(仮名)から寄せられた【鎮められていた筈の霊】からの怒りをかっ
てしまったと思われる智子さん(仮名)と言う女性にまつわるお話である。

 水城さんは、友人に誘われて飲みに行った席で、その友人の知り合いであるという智子さんと
知り合ったのだと言う。

 智子さんは、何事においても派手好きな女性であったらしく、沢山の男性と交際している様な
方だったらしいのだが、結局、誰ともうまくいかなかったらしく、気分転換に南の島へ海外旅行
へ出かけようとしていたらしい。

 その席で、智子さんは、霊感が強いと言われている水城さんに、様々な恋愛相談を持ちかけて
きたのだと言う。

 元の彼女が、ちょっかいを出してくるといった話から、新しい彼が宝石を買ってくれないなど
と言う、実に自己中心的な内容に腹を立てた水城さんは、彼女に忠告をしたらしい。

「男の事ばかり考えてないで、時には一人になる事も必要なんじゃないの…?」 

その言葉を聞いた智子さんは、機嫌を悪くしたらしく、次の様な捨て台詞を残して帰ってしまっ
たらしい。

「私には霊感あるから、そんなの平気だよ」

 そう言って、ふざけた様に笑っていた智子さんの姿は、自身の身に降りかかるであろう災いの
兆しを一切、理解していない様であったのだと言う…。


 それから数日の後、智子さんは友人を数人連れだって、海外へと旅行へ行き、帰国した智子さ
んは、その席にいた友人に、旅行先での写真を送ってきたのだと言う。…そして、その時の写真
を、水城さんが視る事になったのである。

…しかし、その写真に写し出されていた光景は、あまりにも非常識な行為の数々であったと言
う…。

 それは、戦争慰霊碑に抱きついてみたり、ふざけてポーズをとってみたりと、鎮められている
霊に対する敬意の欠片も感じさせない行為の数々であったのだと言う…。

 その写真には、赤い光が写りこんでいたらしく、明らかに霊たちの怒りの感情が滲み出ていた
らしい。
 そして、この出来事からは、彼女が旅立つ前に言ったという【あの言葉】ですら、全くの勘違
いにすら、思えてしまうのである…。

「私には霊感あるから、そんなの平気だよ」

 霊感があると公言出来る程であるのならば、赤い光が霊からの警告の色…怒りをかっていると
いう印であると言う事も知らなかったとは到底、思えないのだ。…ましてや慰霊碑に対して、そ
んな行為を行う筈が無いと私は思うのだが…。

 その後、友人の話によると、智子さんは帰国してからというもの、不眠症に悩まされる事とな
り、仕事も辞めざるを得ない状況に陥ってしまったのだと言う…。