仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話

      夜明けの部屋の少女
                       
〜唱える霊団〜


 水城さん(仮名)の資質として、以下の様な点が上げられる。
 それは、古い霊体・・・それも、なかば自然霊と化してしまっている様な、年月を重ねた霊体との交信が割合に多いと言うものである。

 今回のお話は、そんな彼女の元に訪れる霊団の一派。
 唱える巫女の霊団が関ってくる実話体験談である。

 ある日、水城さんは、友人である眞子さん(仮名)から、子供が高熱を出して寝込んでしまったとメールを貰ったのだと言う。
 しかし生憎、眞子さんのご主人は出張中であり、彼女の親や親戚も離れた所に住んでいるらしく、誰にも頼る事すら出来ない状況下にあったのだという。

 彼女は仕事でもストレスを感じていたらしく、仕事と子供の看病で、かなり疲れ切っていたら
しい。そんな眞子さんを気遣い、水城さんは色々と雑談を交えながら、メールで相談や愚痴を聞いていたのだと言う。

 そんなメールをやり取りしている間に、いつの間にか夜になっていたらしい。
 そして、眞子さんの方も、徐々に気分が落ち着いてきたらしく、彼女は水城さんに礼を述べ、
その日のメールは、それが最後になったのだと言う。

 しかし、幼児期の子供は熱を出しやすいので、また夜になると同じ事が起こるかもしれないと水城さんは、唱える霊団の長へ向けて、眞子さんの子供への【治癒の祈願】をしたのだと言う

 ・・・そして、その翌朝の日が昇り始めた頃の事であった。

 彼女の隣の部屋から、誰か人がいるような物音がしたらしく、ドアを開けて見ると、そこには
白い着物を着た長い髪の幼い少女の後ろ姿が見えたのだと言う。

「・・・巫女だな。この少女は、きっと霊団に属しているなかの巫女なんだろうな・・・」

 水城さんは、その少女の姿を見て直感したらしい。
 そして、その少女は、窓から指す朝日の光に溶け込む様に姿を消したのだと言う。

・・・そして、丁度その日の事であった。

 子供の発熱も治まり、ようやく容体が安定してきたと、眞子さんからメールを貰ったらしい。

「子供が寝ている部屋にね・・・綺麗な青い光が飛んでいたんだよ?・・・あれ何かなあ?私には解ら ないんだけどね・・・」

 その友人は水城さんが霊的な感覚に優れている事は知っているらしい。
 しかし、眞子さん自身は霊を視る事も無く、その存在自体もあまり信じない方なのだと言う。

・・・しかし、不思議な青い光が飛んでいる所を視て驚いていたのは確かな事であるらしい。

 そして、付け加えるならば彼女の友人の中でも、今回の青い発光体を目撃された方は結構、存在しているらしく・・・私もそのうちの一人であるのだ。