仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話

         笑い声


 テレビ・ラジオ・携帯・パソコン等の声を発する様な機器に纏わる現象も多く存在している。
 今回のお話は、美穂さん(仮名)が体験したという紛れ込む声に関する心霊体験談である。

 その日はご主人が夜勤で暇を持て余していた彼女は深夜の二時から三時頃に、自室で一人、運動のDVDを見ながら身体を動かしていたと言う。
 激しいテンポに着いていけないなりに、何とか運動を終えて、息を切らせながらパソコンの前に腰かけたのだと言う。

 そして、いつもの様にパソコンの前に座り、CDをかけていた所、そのパソコンから予期せぬ声が聞こえてきたのであった。

「わ〜っはっはっはぁ〜」

・・・そんな高らかな笑い声であった。

 彼女曰く、そのCDは毎日の様に聴いているものであり、何処でどんな音楽が流れるのかまで覚えているもので、英語の歌ではあるものの、笑い声を入れる様な歌詞の部分では無かったのだと言う。

「どうして君は行ってしまったんだい?」と言う様な意味の切ない心情を歌う部分であり、笑い声など入っている筈が無いのである。

 しかし、その高らかな笑い声は決して怖いものでは無く、例えば体育の授業中に友達同士で交わす様な声であったと言う。

「こいつ、息があがってるぞ〜」
「何だ、それ位で息があがってるのか?仕方がないなあ」

 そんな感じの友好的な笑い声であったと言う・・・。

 そして、今でも彼女は毎日の様に、そのCDを聴き続けているのだが、二度とその様な笑い声がする事はなかったとの事であった・・・。