訪れる霊団
〜続:唱える霊団〜
かつて水城さん(仮名)が体調を崩していた際に現れた、真言系の経を唱えていたという、
複数の女性により構成された巫女の霊団・・・。
その際、彼女の耳には、山奥の谷川を流れる様な心地よい水音と、一定の間隔をおいて、
棒の様なものを叩いている「キィィーン・・」という金属音の様な音が響いていたのであった。
そして、それがまるで、一体となった「音楽」の様に流れる中で、恐怖心を感じる事も無く、
安らかな眠りにつけたのだと言う話であった・・・。
そして、この話に出てくる「唱える霊団」は彼女の友人の元に現れる事もあるらしい。
今回のお話は、そんな水城さんの友人である宮内さん(仮名)の元に現れたと言う、
「唱える霊団」についてのお話しである。
宮内さんは所謂「霊感体質」だった訳では無かったらしいのだが・・・ある日の事。
水城さんが宮内さんといつもの様に雑談めいたメールのやりとりをしていた時に、
ふとした会話の流れから、数日前に不思議な体験をしたと彼女に話したのだと言う。
その頃、宮内さんの職場はかなり忙しく、体調を崩してしまっていたらしい。
・・・そんなある日の夜の事。自宅にいた彼女は何故だか周囲の空気が違うと感じていたと言う。
それは彼女の耳元から大勢の声が聞こえ始めて、たまに金属音が響いていたとの事であった。
しかし、かつての水城さんと同様に、宮内さんも、それに対しての恐怖心を感じる事も無く、
そのまま安らかな眠りにつく事が出来たらしいのだ・・・。
・・・そしてまた彼女も、その日を境にして、不思議な程に体調が回復したらしいのである。
水城さん曰く、この巫女の霊団が彼女に対しても祈祷を行っていたとの事であった・・・。
また、今回の投稿と同時に水城さんはまた、宮内さんとメールを交わしていたらしいのだが、
その際には、水城さんの耳には谷川の音が聴こえていたらしく、またその一方では、
宮内さんの耳には、例の金属音が響いていたのだと言う・・・。
・・・そう、それはまるで「唱える霊団」によって共鳴作用を起こしているかの様に・・・。