巨大な顔
今回の話は山の中腹に巨大な顔が浮かぶ所を目撃したという、
美鈴さん(仮名)の心霊体験談であり、
丁度、私と電話で話をしていた時に怒った出来事です。
その日、私は美鈴さんと電話で話をしていたのだが、
突然、美鈴さんが次の様な事を口走ったのでした。
『ねぇ、今ねぇ。山に大きな顔が視えるよ?すっごく大きいの。』
私は、そんな時もあるだろうが、
自分の方に近づいて来ないならば、別に気にしなくてもいいだろうと言ったのです。
実は似た様なものであれば、私も幾度か目撃した事もあったのですが、
それによって災いが起こったという様な経験も特にはありませんでしたし、
近くならともかく、遥か遠くに視えた所で、
私にとって、それは気にもならない様な出来事のひとつだったからなのです。
しかし、その次の日の事でした。
その顔と関連があるのかどうかは、定かでは無いのですが、
彼女から、次の様な報告があったのでした。
『昨日、電話してる時 遠くに顔が見えたっていったじゃん?
その辺に住む子供の同級生のお父さんが癌で亡くなってた。
例の巨大顔のお通夜に行ったんだけど、死体の臭いがまだ鼻から消えないよ。
私の子供達は臭いなんかしないって言ってたんだけどね。
でも 今日は体調不調だ・・・。憑かれたかな?でも その人凄くいい人だったんだよね。』
実は私も以前、叔父が夜更けに亡くなった際に、斎場に泊まった事があったのですが、
翌日から、酷く疲れを感じており、その症状から、
霊障を受けてしまったのだと感じていたのです。
それは約一週間程で元に戻ったのですが、
とにかく何もやる気が起きなくなってしまった様な状況でした。
また、それより数年後の話なのですが、
同じ職場の同僚も以前、葬式の翌日から脱力感に襲われてしまい、
同様の状態に陥ってしまった事を目にした事があるのです。
以前の私の経験から、同様の症状なのではないかと思った私は、
彼を注意深く視てみた所、それが何かは未だに解らないのですが、
白い靄の様なものが、それは厚く、彼の身体全体を覆っていたのでした・・・。
結局は休職という形になり、誰もが退職するだろうと言っている中で、
私は『いや、あれは一週間で治るから大丈夫』と言い切っていたものです。
・・・そして、それは現実のものとなったのだ。
そしてまた、今回も彼女だけでは無く、
彼女の友人も同様の症状に陥ってしまったのだとか。
そして、そんな中で美鈴さんから、今回。
次の様な事を教えて頂いたのです。
葬式には様々な霊が集まりやすいのだが、そういう類の霊は火を嫌うのだと。
そして、次に上げる方法で霊障から身を護る事が出来るのだと言う。
葬式に行く前に、新聞紙とライター。そして粗塩を玄関先に用意しておき、
帰宅した際に、新聞紙に火を点け、その上を三度、またいでから粗塩を身体に振り、
直にシャワーを浴びると効き目があるのだ・・・と。