『古代の霊団』


 私の友人である水城さん(仮名)は、古代の霊・・・なかば自然霊と化している存在との交信を頻繁に行なっている・・・そんな能力の持ち主である。

 数々の古い霊・・・しかも、その長とも言える方々との接触が多いのだ。

 力のある霊団の長が、また気に入った霊団を呼び寄せる様な形で、次々と彼女の元に訪れるのだと言う。

 今回は、その経緯から流れ。そして取り巻く状況についてのお話をさせて頂く事にする。

 まずは、旅行先の海外の西洋館で一枚の心霊写真が撮れた事がきっかけで訪れたと
いう将軍の霊。
 彼もまた、複数の部下を従える霊団の長であり、赤ワインが好物な敬虔なクリスチ
ャンだと言う。


 その将軍については、数々の霊能者に視て頂いたらしく、共通事項としては、以下
の様なものがあったと言う。

 イギリス辺りの中世の王族で、信仰心が厚く大酒飲み。
 戦術家でもあり、友好的な人柄で部下想いでもあるという。
 時に霊能者相手に、延々と説教や息子の自慢話を始めるのだという。


 彼は一時的に、かの有名な【串刺し公】とも行動を共にしていた時期があった。

 ちなみに彼に関する話を読んで、普段は酒を飲まない方が、感化されたのか、赤ワインを2本
も開けたという報告も入っており・・・私もまた同様の体験をしているのだ。

「ワインとパンは神の儀式だ」

・・・と、将軍はこの件に関して言及していると言う。


 そして、最も活動的なのは、好戦的な霊団と呼ばれる【豪族の霊】である。
 彼もまた複数の霊団を束ねる長であり、以前に行った遺跡公園の古墳の主であると言う。


 水城さんに関る友人の中で、最も目撃談や類する体験を引き起こしているのが、この霊団であ
り、それに属している「唱える巫女の集団」であると言う。

 その姿は、相手が最も視やすい状況で現れるらしく、時には青いオーブとして。
 そして、時には風として、その存在を示しているらしい。

 ちなみに私の元へは最初はイタチの様な式神を送り込んできており、最近では青い発光体とし
て表れる様になっている様だ。

 そして、今回のお話は、数年前に訪れたとある墓の記憶が鮮明に蘇って来たという、水城さん
よりの【新たな霊団との交信中】に送られて来たメッセージである。



・・・彼女は、かなり以前に【とある歴史上の人物】の墓参りに行ったらしい。

 その人物が埋葬されていると言う、お寺の墓地には、宅地整理の為に行なわれていた工事中に
出て来たと言う、地下古墳の豪族も一緒に奉られていたのだと言う。

 彼女は、その墓地へ行く前に、郷土資料館へ行っており、その土地に住まう【古い霊の方々】
への、ご挨拶をと思い、線香と花を購入すると、その豪族を奉る慰霊碑と、本来の目的であった
墓参りをした後に帰宅したのだと言う。

・・・そして、それから数年の歳月が流れ、その事を水城さんはすっかりと忘れていたらしい。

 しかし先日、どうもその古い時代の豪族・・・それは弥生か古墳時代あたりの男性だと思われる
霊が来たのだと言う。

 そして、その彼に伝えられた内容が以下の様なものであったと言う。

「・・・あの豪族の霊団にあなたを紹介したのは私だ。つてを作った。彼らと私は友好関係にある
が私は前に出て行く立場ではない。あくまでも中心は、あの霊団の長だ」


・・・この連絡があった時点では、まだコンタクトを取っていた最中だったのだろう。
 最初は、名前は名乗らずに、単体で来てるとの事であったが、すぐに訂正のメールが入った。

 その彼もまた「霊団を束ねる長」である事と、その名前を告げてきたのだという。

・・・ただ、残念な事に私個人は聞いているのだが、その名をここに記す事は出来ないのである。
 何故か、これらの霊団の方々は、その名を知られることを望んではいないからである。

 彼女は霊との交信を終えるとぐったりと疲れ果てるらしいが、最近では、霊的な現象が起こる
際には、寒気や手足が痛くなる様な副作用が出て来ているらしい。

・・・そして、この度の交信の際も同様の現象が起こっていたのだと言う。

仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話