仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話
        飛び廻る人魂 
          〜鏡の中より〜



 この話は私の友人である美穂さん(仮名)が高校生だった頃の話である。

 彼女は日頃から不可思議な現象に、たびたび遭遇していたのだが、今回は、そんな彼女の実家
で起きていたという、ある不思議な現象のお話である。

 その当時、 彼女は毎晩、午前二〜三時頃になると目を覚ましていたのだと言う。

・・・一般的には「霊が最も活発になる時間帯」と言われており、
 事実「この時間帯の体験談は非常に多い」のだが‥もちろん、私も含めて。

・・・とにかく「うるさくて目が覚めてしまう」らしいのだ。

・・・何故だか「多人数の霊」が彼女の部屋で、その内容は良く聞き取れないのだが、何かを話し
ていたらしいのだ。


 ただ、それも慣れてしまえば、特に害は及ばさないらしく、またすぐ寝入っていたのだと言
う。また、彼女の実家は精神病院の目の前にあり、本人は、それが何か関係しているのかもしれ
ないと語っていた。

・・・さて、本題に入るが彼女の家の浴室の鏡はポスターとガムテープで塞がれているのだ。

 それと言うのも、そうしておかないと人魂・・・大きな球状の人魂が、その鏡の中から飛び出し
てきて家中を飛び廻った後、また鏡の中へ帰っていくのだと言うのである。


 近年でこそ、オーブという名で定着してはいるものの、美穂さんが高校生の頃は全く知られてはいなかった名前であった。それは丁度、ハンドボール位の大きさだったと言う。

 流石にに毎日の出来事で、しかも、いきなり目の前に飛んできたりする事もあるらしく、驚い
てしまうからだというのだ。そこで、そういう処置をしてみたらしいのだが、そうしておけば何
故か「その人魂」は出て来られないらしく、そのままにしてあるのだという。

 あまりにも、そんな出来事が続くので、当時の彼女はとあるの霊能者に「水晶玉」に封じ込め
てもらったのだと語っていた。

 もっとも、未だ彼女の霊感は残念な事に消え去ってはいないのではあるが・・・。