恐怖!夜伽話〜本当にあった実録怪談集〜

・・ 深夜に、ふと目が覚めて「何かの視線」を感じる事は無いだろうか?
それはひょっとしたら「この世ならざる者」の視線なのかもしれない‥。

これは私の友人である梨花さん(仮名)がまだ高校生だった頃の話だ。
彼女はその日、母親と一緒に寝室で眠りについていたらしいのだが、
深夜二時位であろうか、彼女は、ふと目が覚めたのだという。

‥だが、その時、何か妙な気配を感じたらしい。
彼女の右手側の天井付近の壁には棚があるのだが、
どうも「その上に何か載っている」様に見えたのだという。

・・そこで彼女が良く目を凝らして見ると、
そこには‥なんと生首があったというのだ。
それは、「‥まるで、お侍の様な生首だった」 と、彼女は語っていた。

‥その「生首」は何も言わずに「ジッと彼女の方を睨んでいた」のだという。

彼女は幸いな事に金縛りにはなっていなかったので、
あまりの恐怖と驚きに隣に寝ていた母親を揺さぶり起こしたという。

・・そんな状況であれば、ほとんどの人が同じ事をするだろう。
そして、「‥お、お母さん!ホラ!あそこ生首!生首!」
・・と、訴えたらしいのだが、
深夜に突然起こされた母親は、当然「機嫌が悪かった」らしく、
「馬鹿な事、言ってないで早く寝なさい!」
・・ と、母親は目もくれないで一喝し、また眠ってしまったと言う・・。

そうなると堪らないのは梨花さんの方だ。
依然、生首は消える事も無く、彼女を睨み続けているのだから・・。
仕方なく彼女は布団を被り、しばらく我慢していたらしいのだが、
そのうちに寝入ってしまったのだという・・。

幸いな事に、その後は何も起こらなかった様だが
「あの生首」は一体、何を訴えたかったのだろうか‥?

おそらくは「単なる霊のイタズラ」だったのでは無いかと思うのだが・・?

しかし、助けを求めたにも関らず「馬鹿な事、言ってないで」‥と、
叱られてしまった彼女は本当に哀れだと思う。

・・その話を聞いた時は「思わず笑ってしまった」のだが‥。

天井に浮かぶ生首


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