餓鬼憑き


 皆さんはご存知だろうか?
 餓鬼・・・と言われるものを。

 仏教においては、亡者の中で餓鬼道に生まれ変わった者を指し、生前に贅沢をした者が
餓鬼道に落ちるとされている。

 餓鬼は常に飢えと乾きに苦しみ、食物を手に取ると火に変わってしまうので、決して満たされ
る事がないとされ、その姿は痩せ細り、腹部のみが丸く膨れ上がった姿で描かれる事が多い。

 しかし、実際には「雑霊・浮遊霊」などと波長が合ってしまい、その霊が「満たしたい欲求」
を直接、訴えてくるものだという。
 これは霊能者の方々からしても共通の見解が多く見受けられる様だ。

 さて、その症状なのだが、既に食事は済ませているにも関らず、普段では考えられない程、無
性に食欲にかられたり、または異常に喉が渇いて水を大量に飲んでみたり・・・というものである
らしい。

・・・さて、皆さんにも一度位は心当たりは無いだろうか?

 ここからは私の体験談である。

 ある日、私は急激な空腹感に襲われた。正に「飢餓感」というのであろうか・・?
 とにかく何か食事をしない事には満足に眠る事すら不可能な位にである。
 同時に耳鳴りも始まっていた・・。


「仕方ないなぁ・・食べればいいんだろ?」

 深夜に調理を始めたのだった。
 私は普段、小食なのだが、この夜ばかりは深夜にも関らず、異常なまでの飢餓感に襲われ、自
分でも、「こんな量が食べられる訳、無いんだけど・・」と思いながらも、結局「夕飯時に残った
焼肉の具材」を全て平らげてしまった。

 しかし、それでも納まらずに「炒飯」まで平らげてしまった。
一晩にして「3食分」である。

 これで満足して、離れてくれたか・・?
・・・そう、思いながらも「自室」に戻った私に訪れたのは、

 
耳元に聞こえてくる「フゥ〜・・」という吐息・・。

 そう、正に「耳元」・・である。

 その直後には廊下を歩く「ギシギシッ・・」との音。

 しかし、残念ながら「清めの粗塩」も切らしており、仕方なく刀印で九字切りをして、線香を
焚いて眠りについた。

 幸いな事に、この夜は「それだけで」済ませる事が出来たのだった・・。

 この類の自分の意思とは明らかに異なる「欲求にかられた際」には、その欲求を満たしてあげ
る事で割と離れてくれるものだと聞く。

貴方には経験ありませんか・・?

無性に「異常な量の食事を食べたくなる時は・・?」
何故か「異常に喉が渇く時は・・?」

 そんな時は欲求さえ叶えてあげれば離れるかもしれませんよ?

 最後にこの類の報告は割合に多いと言う事を最後に付け加えておこう。


仮面ライダーフリークス&恐怖!夜伽話