資料10                             2004.10.22.Fri.
調査報告書

心理学系教授 小山田様
心理学系助手 鈴木様
  
  N.T.I.サービス(有) 
  担当調査員 大岩 忠弘

 先日お預かりいたしました文書についての任意調査が終了しましたことをご報告すると共に、ご指示通り調査結果を文書にて送付させていただきます。
 つきましては、請求書その他一式の書類を同封いたしますので、所属学系経理担当様へお渡しいただきますようお願い申し上げます。

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 先日お預かりした検討会資料6について、以下のようにご報告いたします。

 資料6にある詞が沖田カズヤの手によるものと出見氏が主張している件について、その事実関係を調査いたしました。
 沖田カズヤは十代後半からバンド活動をしていました。高校卒業と同時に新たに組んだバンド「スターリーダー」はインディーズ界でかなりの人気を集めましたが、三年ほど活動した後ボーカルであった沖田のみがソロデビューし、バンドは解散しています。その後沖田は周知のように若者たちの間でカリスマ的な人気を得るようになりました。これは沖田カズヤの経歴として一般的にも知られていることです。
 かつてのバンド「スターリーダー」の他のメンバー三人が共同で現在横浜にあるライブハウス「フロム・ザ・イースト」を経営していることも有名だったため、その「フロム・ザ・イースト」の宣伝ホームページから管理者へEメールでメッセージを送り、例の詞を添付ファイルにし、質問をしておいたところしばらくのち返事がきました。やはり沖田が書いた詞だということはないという答えでした。
 しかし、次のことが確認されました。「スターリーダー」として活動していた時期から彼らはホームページを利用して様々な情報を公開しており、逆にファンから様々なメッセージを受け取っていました。HPにはファンからメールで詞を募集するというコンテンツもあったということです。保存されていた過去の投稿の中にこの詞がありました。投稿者のハンドルネームはmax‐skywalker というものだったそうですが、それが出見さんかどうかまではわかりませんが、そうであった可能性はあります。ご指示のあった点についての調査は以上になります。

 なお、調査の段階で沖田カズヤ死亡の新聞記事をデジタル版にてあらためて見直していたところ、同じ社会面に以下のような二つの記事を見つけました。大きな場所を占めている沖田の記事の脇に小さく載っていたものです。
 一つは検討会にも参加されている富良晶さんの妹さんの事故に関するもので、先の検討会でも取り上げられているものですから既にご存知の内容と思います。もう一つの記事に関して、溺死したという人物の名前が、出見氏の卒業アルバムの名簿にあった同級生の名前と同じであり、年齢も出見氏と同じである点を注視したいと思います。この事件で亡くなった人物が実際出見氏の知人・友人であったかどうかは未確認ですが、資料としていただいた出見氏作の短編小説中に「新田」という名前が出てくるところを見ると、そうであった可能性があります。
 この可能性が事実であった場合、出見氏にとって重要な位置を占める3人の方が二年前の4月24〜25日にかけてという同じ日に亡くなったということになり、精神のバランスを崩すような大きなショックを彼に与えたということは考えられます。
 御参考までに当該の新聞記事のファイルを添付いたします。事実関係の調査が必要な際には、ご指示がありしだい速やかに取り掛かりますので、ご連絡いただければ幸いです。

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歩道橋から落下?
 24日夜11時30分ごろ、JR信濃町駅前の319号線で東京都渋谷区千駄ヶ谷、飲食店勤務の富良エナミさん(23)が乗用車に引かれたと同駅員から通報があり、病院に搬送中死亡が確認された。乗用車の運転手によると路上に倒れている富良さんに気づきブレーキを踏んだが間に合わなかったという。警察では富良さんが駅前の歩道橋から下の道路に落ちたものと見ている。駅員によると歩道橋ではしばしば楽器を弾く女性の姿がみられ、事故後の検証では富良さんのものとみられるキーボードが歩道橋上で発見されている。


荒川で溺死、橋から投げ落とされた?
 24日夜11時ころ、荒川にかかる平井大橋上で若者数人が暴れていると車で通りかかった人から通報があり、駆けつけた警察官が付近を調べたところ橋から50メートル下流の荒川岸に引っかかっている溺死体を発見した。身につけていた身分証などから、溺死したのは東京都江戸川区平井の会社員新田友也さん(26)と判明した。警察は新田さんが橋上で目撃された若者の一人で、なんらかの原因で争いあううちに誤って落下したか故意に投げ落とされたものと見ている。他の若者たちの行方はまだわかっていない。



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