中盤力で初段を目指す編 +++筋の良い手を学んで中盤力を強化しよう+++

 中盤では、終盤での寄せを考えながら指すのが大切です。
 さばいた後の形や、自分の寄せやすい形にもっていくよう心がけましょう。


1:初級編

  まずは、中盤における手筋を多く知ることが大切です。
  どんな仕掛けも、手筋の組み合わせで成立しています。
  様々な手筋を組み合わせ、実戦で試しながら自分の力にしていきましょう。

  ここでは初心者から8級くらいの人を対象とした棋書を紹介します。
    

 羽生の法則〈1〉歩の手筋

 →どんな仕掛けも、まずは歩の突き捨てから始まります。
  また、歩を手持ちにすることにより、攻め筋が大きく広がります。
  金底の歩のように、受けに大活躍する場面もあります。

  このような様々な歩に関する基本的な手筋を、この1冊で学ぶことができます。
  歩の手筋は将棋の基本であると共に、勝敗に直結することもある大事な部分です。
  1歩の大切さを、肌で感じ取ってください。


 羽生の法則〈2〉金銀の手筋

 →銀は攻めの主軸となる駒、金は守備の要となる駒です。
  よって攻めの基本手筋・受けの基本手筋がギッシリ詰まっています。
  これらは「考えなくても指せる」ようにしておくことが大切となります。
  それだけ重要かつ、実戦でよく出てくるということになるのです。
  完璧に自分のものとしてしまいましょう。

  また、終盤の寄せに関する部分も載っており、将棋の力全般を鍛えることができます。
  繰り返し読んで実戦で試していってください。  


 羽生の法則〈3〉玉桂香の手筋

 →さらに玉と桂馬、香車についての手筋が学べる1冊です。
  手持ちの桂馬・香車をどこに使うか、それは非常に大切なことです。

  桂馬しかできない攻めや、歩の換わりに香車を使うなど、
  知っているといないのとでは、攻め筋や受け方の幅が違ってきます。
  また、端攻めでは主役にもなってきます。
  苦しい局面で大いに役立つ桂香の手筋、必ず役立ってくれることでしょう。


 羽生の法則 <4> 飛角の手筋

 →飛車と角は、とても強力な駒です。
  これらの手筋には大技的なものがあり、実戦ではなかなか現れないかもしれません。

  しかし、水面下でそれらを含みにした仕掛けは数多くあります。
  また、大技が決まればそれだけで勝負を決することも可能なほど強力です。
  飛角の手筋を組み込んだ、含みの多い複合的な仕掛けを身につけましょう。
  

 上達するヒント

 →序中盤に関する考え方を学ぶことができる1冊です。
  将棋1局の全体を通して、どういう考え方をもって指すか、
  という非常に大切なことをわかりやすく解説しています。

  使っている棋譜がアマのものということもあり、理解しやすいと思います。
  1回読むだけで、将棋に対する考え方が変わること間違い無しの良書です。
  


2:中級編

  ここでは10級から5級くらいの人を対象とした棋書を紹介します。
  中盤がメインですが、将棋全般に関わる、そんな大事な2冊です。


 手筋の達人 (2)

 →居飛車VS振り飛車対抗形のみに絞った全210題の手筋書です。
  実戦で頻出する好手筋が満載で、振り飛車編105題・対振り飛車編105題となってます。
  また、それぞれ序盤・中盤・終盤の3章で構成されてます。

  序盤編では手筋と共に、簡単にですが定跡も学べるような作りになっており、
  多彩な戦型を知ることが出来るのも良いです。
  また、ここでは大技的な手筋も多く載っていますが、実戦でそれらを活用する時は、
  少しの形で成立する場合としない場合があるので注意しましょう。

  中盤編では、形勢を大きく左右する大事な手筋が満載です。
  仕掛けを成功させる為の手筋や、相手の仕掛けをうまくかわす、
  もしくはごまかすような手筋も載っており、棋力アップに役立つでしょう。

  終盤編では、速度計算の仕方や囲いの崩し方などから載っており、とても勉強になります。
  メインは終盤での相手玉への食いつき方の手筋です。
  問題には全てヒントが付いているのですが、この終盤編ではなるべくヒントを見ないで、
  自分で自玉の危険度を計算しながら解くと効果的です。
  これで手筋の勉強だけでなく、速度計算の練習も出来ます。

  また、終盤編では問題図の局面で相手側が指している手が受けの手筋であることが多いので、
  そこに注意して読めば受けの手筋の勉強にもなります。
  しっかり読んで5級クラスの手筋力を身につけてください。


 将棋・端攻め全集―破壊力抜群の必勝手筋

 →端攻めをマスターすると、香車1本分強くなると言います。
  地味と思うかもしれませんが、端攻めが出来ると格段にレベルアップします。
  端の攻防を知ることは、ワンランクアップへの裏道と言えるでしょう。

  この棋書では端攻めの基本から、戦型別に見る端攻め、そして実戦での端攻め、
  というように、章ごとに段階を踏んで端攻めが学べます。
  一回読むだけでも、とても勉強になります。
  しっかり読んで、端攻めに自信を持てるようになってください。

  (この棋書は将棋棋書ブログでも紹介しています。
   暇つぶしにドウゾ→将棋棋書ブログ:将棋・端攻め全集)



3:上級編

  ここでは5級以上の人を対象とした棋書を紹介します。
  やや難易度が高めの棋書を集めました。
  初・中級編を卒業したと思った人がトライするようにしてください。


 勝てる将棋格言36―プロの実戦に学ぶ妙手

 →将棋の格言を学ぶことは、そのまま将棋の実力アップに直結します。
  この本では格言に沿った実戦を、たっぷりと解説してくれています。
  充実した内容で、非常に勉強になるはずです。

  格言を知ることにより筋が良くなり、また時として格言を裏切れるような、
  そんな将棋を目指しましょう。


 金言玉言新角言―実戦に役立つ新格言集

 →これも格言の1冊となります。
  文庫版なので、いつでもどこでも暇な時に読むのがいいでしょう。
  気軽に読めて、実力アップも見込めることでしょう。


 光速の寄せ〈1〉振り飛車破りの巻
 光速の寄せ〈2〉振り飛車で勝て!

 →基本的には終盤の寄せに関する棋書ですが、寄せは中盤にも大きく影響してきます。
  次の1手形式の問題が中心となっている棋書ですが、その問題図も頭にいれましょう。
  この形にすれば寄りがある、というのを多く知るのが中盤力の向上につながります。

  1巻では対振り飛車、2巻では対居飛車の寄せの手筋が多く学べます。
  寄せの形を学ぶことにより、その形にもっていくように中盤を指すようにしてください。
  常に先を見ることにより、中盤の筋が格段に良くなるはずです。


 光速の寄せ〈3〉矢倉くずし初級編

 →これは前述の2冊と違って、矢倉における中盤の手筋が中心となっています。
  非常に優れた良本で、矢倉を指す上で必須の1冊です。
  矢倉の中盤力アップにはもってこいなので、繰り返し読みましょう。
  


 以上で、中盤に関する棋書の紹介は終わります。
 高段の将棋を観戦したり、棋譜並べをすることでも中盤力は向上します。
 しっかり勉強し、実戦では常に寄せを意識しながら指しましょう。


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