終盤力で初段を目指す編 +++将棋の基礎体力とも言える終盤力を強化しよう+++

 将棋には、序盤・中盤・終盤とありますが、終盤は勝負に直結してくる部分です。
 優勢な将棋は確実に、不利な時も逆転できるように勉強しよう!


1:詰め将棋編

  詰め将棋を解くことにより、玉を詰ます技術を磨くだけでなく、読みの力も強化することができます。
  極論ですが、15手詰めを解くことが出来る人と5手詰めくらいしか解けない人では、
  長い詰みが読めるかどうかだけでなく、1つの局面において読める量も10手差あると言えるでしょう。
  車で言えば、搭載しているエンジンが違うようなものです。
  よって詰め将棋を解くことにより、終盤だけでなく序中盤の強化にもなるので頑張ろう!
    

 3手詰ハンドブック

 →まずは簡単な3手詰めから。
  この本は、3手詰めの良問ばかり200題載っていて、10級以下の人に大変オススメです。
  駒の動かし方を覚えたばかりの人が、初めて将棋の勉強するのにも良い本です。
  10級以上の人には簡単すぎるので、次に紹介する本から勉強しましょう。
  店頭でチェックできる人は、最初の40題は簡単なので、それ以外の問題を少し解いてみて購入を考えてください。
  
  詰め将棋の勉強方法としては、まず自分で解いてみる。
  数分考えても解けなかったら答えを見て、納得してから次へ進む。
  そして、一回読み終えても、もう一度最初から全部解いてみてください。
  つまり、最低でも2回は読みましょう。

  そこで、スラスラ解ければ次に紹介する本へ進んでください。
  やっぱり手こずってしまうようであれば、スラスラ解けるようになるまで何度も繰り返しましょう。
  人によって差はあるとは思いますが、4回も読めば身についているはずです。
  そして、スラスラ解けるようになったら次に紹介する本へ!


 5手詰ハンドブック

 →今度は5手詰めの良書です。
  5手詰めの良問ばかり200題収録されています。

  前述したように、スラスラ解けるようになるまで頑張りましょう。
  この本がスラスラ解けるようになったら、あーらビックリ!
  もう10手以上の詰め将棋も、読めるようになっていると思います。

  長い詰め将棋であっても、5手前後の手の組み合わせで成立しているのです。
  つまり、5手を瞬時に読めるのならば、10手以上の詰みも読めるのです。
  ここまでくれば、もう十分に初段クラスの詰み能力が身についているはずです。

  これで十分だと思えば、寄せの手筋編へ!
  でもせっかくなんで、10手以上の詰みにもトライしてみたいな、という人は次へ!  


 塚田詰将棋代表作―昭和の名匠・塚田正夫の傑作選202題

 →この本は、5手詰めから、なんと107手詰めまで202題収録されています。
  と言っても、その内の192題が5手詰めから17手詰めなので怖がることはありません。
  良問ばかりなので非常にオススメです。

  この本の活用法としては、最初5手詰めから、そしてだんだん長手数の詰みにトライしていきます。
  短い手数の問題から順番に載っているので、最初から解くだけでオーケーです。
  多分、11手詰めくらいまでは十分に解けるはずなので、解いていってください。
  もちろん、解けなければ答えをみながらでかまいません。
  11手詰めまででも135題あるので、やり応えはあるはずです。

  が、だんだん手数が長くなってくると、苦しくなってくる時がくると思います。
  そんな限界を感じた時は、また最初から解きなおしていきましょう。
  それを繰り返し、最後まで解けるようになるまで頑張りましょう。
  最後まで解けるようになるより先に、初段になることと思いますので頑張ってください。


  以上で詰め将棋編は終わりです。
  ここでは、詰め将棋が嫌いな人でも解きたくなるような好形の良問ばかりの本を選んでみました。
  他にも詰め将棋の本はたくさんあるので、あとはみなさんでお気に入りの本を読んでいってください。



2:寄せの手筋編

  終盤力で最も大切になるのは、寄せの力だと思います。
  寄せの力をつけることにより、急所の攻めをすることが可能になります。
  また、寄せを見越して中盤を指せるようになれば、勝率はグッとアップするのは間違いなしです。
  寄せをパワーアップして、筋のよい攻めを出来るようになろう!


 終盤の定跡 基本編―寄せとしのぎ自由自在

 →簡単な詰みの問題から、王手からうまく逃げる問題、必至をかける問題などなどの基礎的な問題が目白押し。
  文庫版なので安いし、かなりの良本です。

  キチンと理解して実力とするために、最低でも2回は読みましょう。
  終盤の基礎的な攻防を学ぶことができるはずです。
  マスターしたら次に紹介する本へ!
 
  ちなみにこの本は基礎編以外にも応用編・実践編の2冊がありますが、全くの別物なので注意しましょう。


 寄せが見える本 〈基礎編〉
 寄せが見える本〈応用編〉

 →お次は2冊セットで紹介です。
  この2冊をマスターすれば、初段に通用する寄せの力が手に入る!と言うほどの良本です。
  どのへんが良本かと言うと、まずは問題が非常に良いものばかりが揃っています。
  さらに、解説がめちゃくちゃ詳しいのです。
  その分、問題量が1冊では少ないので2冊セットでオススメします。

  まずは基本編を2回読み、それから応用編を2回読みましょう。
  とにかく完璧に理解できるまで読めば、格段に終盤力がアップしていること間違いなしです。


 光速の寄せ〈5〉寄せ手筋総集編

 →このシリーズは5冊ありますが、この1冊はかなりの良本です。
  1章では寄せに関する基本知識から学べ、2章の次の1手問題でしっかり寄せが身につきます。
  3章は実戦次の1手となっており、とりあえず2章までをしっかりマスターしましょう。

  また、このシリーズの1巻〜4巻は戦型別になっており、気になる人は読んでみてもいいでしょう。
  ただし、4巻の難易度はかなり高いので初段以上になってからにしましょう。


 佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所

 →囲いの急所を知っているかどうかで、終盤で1手差以上の差ができます。
  的確に敵玉を攻めることは、非常に大事なことです。
  
  この本では、囲いごとに分けて寄せ方を解説しています。
  しっかりマスターすれば、寄せの筋が格段に良くなります。
  完全に自分のものとなるまで、繰り返し読んでください。



3:寄せの手筋の補足編

  今までに紹介した5冊でも十分に初段の終盤力が身につくと思います。
  ここでは、もう少し終盤力をアップしたいという人の為の本を紹介していきます。


 ザ・必死―これが終盤の定跡だ
 詰みより必死―終盤の超発想法

 →必至問題の良本を2冊セットで紹介します。
  それぞれ100題収録されていて、簡単な1手必至から9手以上のものまで良問が揃ってます。
  やはり終盤力を鍛えるのには必至問題が一番です。
  この2冊を読めば、数がたくさんこなせるので実力アップ間違いなしでしょう。


 Zの法則―ゼったい詰まない終盤の奥義

 →この本は、ハッキリ言って難しいです。
  初段以上の実力が身についたときに読んでください。
  
  Zとは、将棋用語で、ぜったい詰まない形のことを言います。
  簡単に言えば、穴熊はZです。
  終盤、どの駒を渡しても自玉は安全なのか、また、自玉をZにしてから攻撃に転じる技術、
  これらは、終盤で非常に大切なことです。
  実戦で常にそれを念頭に置きながら指すことで、実力が上がることでしょう。


 入玉大作戦―逃げるが勝ち!

 →この本のタイトルを見たときの印象は、「アホな本だなあ」でした。
  実際、読んでみてもそこまで良本とは思えませんでした。
  とりあえず内容はタイトル通り、実戦から取り上げた入玉の将棋をたくさん見せてくれています。
  個人的に、入玉するくらいなら投了する、という思いがあったのであまり本気で読みませんでした。

  が、実際の将棋では大ピンチになることがしばしばあると思います。
  そんな時の粘り方として、入玉まではしないものの、玉を上部に逃げ出す形を作る、
  というのが非常に大事だということに気付きました。
  つまり、すぐには負けない形を作り、チャンスを待つという指し方です。
  この延長線上にあるのが、入玉なわけです。
  
  最初は「入玉」という言葉にためらいを感じるかもしれません。
  でも、こういうテクニックを身につけることにより、必敗の将棋をひっくり返すことも可能なわけです。
  常に自玉の逃げを用意しておけば、不測の事態でも落ち着いて対処できるはずです。


 以上で、初段に必要な終盤力は身につけることができることと思います。
 古い本で、名著と言われる本も多々あるのですが、新しい本を中心にまとめてみました。
 あとは、これらの本で学んだことを実戦で試しながら自分の力にしていってください。


 初段を目指す勉強法
 初段を目指すデータ分析
 勉強法の基礎知識

 初級を脱する棒銀対策

 矢倉で初段を目指す
 横歩取りで初段を目指す
 角換わりで初段を目指す

 四間飛車で初段を目指す
 四間飛車穴熊で初段を目指す
 対四間飛車で初段を目指す

 三間飛車で初段を目指す
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