勉強法の基礎知識編 +++効率の良い勉強法を知ろう+++

 やみくもに対局をこなしたり、勉強をしていてはなかなか上達できません。
 ここでは効率の良い勉強法をするための基礎知識を紹介します。


1:詰め将棋編

  詰め将棋を解くことは、将棋の基礎体力を養うのに最適の勉強法です。
  1日10問を解くことを目安とし、毎日継続して行うのがベストです。
  継続することがとても大切で、最低でも1日1問は解き続けてください。

  その時の解き方ですが、将棋盤と駒を使って解くのはやめましょう。
  本で図面を見たら、そのまま頭の中で解いてください。
  出来るなら図面を暗記して、本当に頭の中だけで解くのがベストです。
  暗記してから解くのは難易度が高いので、初めはやらなくてもいいですが、
  それが勉強法としては最善である、ということは知っておいてください。

  盤と駒を使って解くのは、詰め将棋を楽しむという点では良いのですが、
  勉強としての詰め将棋としては、有効であるとは言えません。
  実戦では、当然のように駒を動かして考えることは出来ません。
  頭で解けないと武器になりませんし、基礎体力養成にも適していないのです。

  また、いたずらに何冊も読むのはやめましょう。
  1冊の本は最低でも2回読み、出来る限りスラスラ解けるまで繰り返し読んでください。
  これは基礎体力養成に加え、手筋を暗記する効果をアップするためです。
  詰め将棋には、終盤で役に立つ手筋がギッシリと詰まっています。
  それを覚えることも、詰め将棋の勉強法で大切な要素となります。

  さらにその効果をアップするための、本の読み方があります。
  1日10問を解くとして、その前に前日に解いた10問も解くという読み方です。
  これにより、1回読むだけで2回読んだ以上の効果が期待できます。
  この場合、一日に新しく解く問題数を5問にすれば、1日で丁度10問です。
  あなたのペースに合わせて調整してください。

  また、当サイトでオススメしている本は全て1見開き4問という構成になっています。
  そこで、1日1見開きを新しく読み、その前に前日の1見開きを読む、
  というスタイルが丁度良いかと思います。
  継続が一番大事なので、一日にガンガン解くのではなく、適量を解いていきましょう。
  余力があってもたくさん解くのではなく、その分は定跡の勉強などに割いてください。

  さらに問題の解き方ですが、どうしても解けない問題もあるはずです。
  この場合、1問に何時間もかけるのは勉強法としては有効ではありません。
  手数にもよりますが、考える時間は5手詰めなら1問で最大10分、
  11手詰めでも最大15分くらいにしてください。
  
  以上の点を踏まえ、1日10問を目安として毎日解いていきましょう。


  オススメ棋書:3手詰ハンドブック 5手詰ハンドブック 塚田詰将棋代表作

  それぞれの棋書については→終盤力で初段を目指す編にて。



2:手筋編

  将棋は、そのほとんどが手筋で構成されていると言っても過言ではありません。
  手筋を知っている数、それがそのまま棋力の差となって大きく表れます。
  これが、強い人が短い時間で良い手を指す、その大きな要因でもあります。

  そのため、あまり使うことの無い手筋であっても、知っていて損はありません。
  むしろ、そういう知識の積み重ねが非常に大切となってきます。
  とにかく知らない以上は指せないので、暗記よりもまずは知ることから始めましょう。

  読み方ですが、とにかく「知っている」ということが一番大切です。
  よって、最初は出来る限り多くの棋書を読むことを目標としてください。
  しかしやみくもに読み進めても力になりにくいので、1冊を2回読んだら次へ、
  というスタイルがベストだと思います。

  問題が解けなかったら、すぐに答えを見てしまってもかまいません。
  と言っても、やはり考えることも大切なので、1問で最大5分くらいとしてください。
  
  この勉強では、毎日継続することは必要ではありません。
  一度知識として身に着けてしまえば、そうそう忘れるものではないからです。
  気が向いた時に1日10問くらい解いていってください。
  もちろん余力があればガンガン解いてもらってかまいません。

  また、こういった知識は定跡の勉強でも得ることができます。
  定跡は、その戦型における手筋の集合である、とも言えるからです。
  その定跡における攻めと受け、それはそのまま実戦的な手筋となります。
  よって、自分が指さない戦型の定跡であっても、読んで損にはなりません。
  意欲的に数多くの定跡書を読んでいってください。

  さらに、高段の将棋を観戦することや棋譜並べも手筋の勉強になります。
  観戦していて、「こういう手筋もあるのか」と思うことがあると思います。
  その時点であなたの棋力は確実に上がっています。
  勉強も対局も疲れたなという時は、ぼんやりでも観戦することをオススメします。
  
  以上の点を踏まえ、数多くの棋書を読んでいきましょう。


  オススメ棋書:終盤の定跡 基本編 寄せが見える本 基礎編 寄せが見える本 応用編
         手筋の達人 手筋の達人 (2) 将棋・端攻め全集
         光速の寄せ〈5〉寄せ手筋総集編 佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所 
         ザ・必死 詰みより必死 Zの法則 入玉大作戦

  それぞれの棋書については→中盤力で初段を目指す編終盤力で初段を目指す編にて。



3:定跡編

  定跡は丸暗記してもダメだ、とよく言います。
  定跡で学んだ知識を実戦で試してその復習をする、ということの繰り返しが大切です。
  でも、これは言葉を変えただけであって、実際は定跡を丸暗記するための手順です。

  誰も言わないので言いましょう、定跡は丸暗記するものなのです。
  ただ、棋書を読んで暗記するのは大変なので、実戦をやりながら覚えようという事です。
  また、定跡書そのまま全ては実戦で出現しません。
  よって実戦をやりつつ覚えることで、覚える絶対量を減らしているとも言えます。
  これにより、定跡の中から実戦的なものを中心に覚えていくのです。

  定跡の知識がそのまま勝敗に直結してくるのは、横歩取りなどの激しい戦型くらいです。
  そういった戦型では本当に丸暗記が必要となりますが、ほとんどはその必要はありません。


  さて、ここからは定跡書を使った1つの勉強法を紹介します。
  まず最初は、1回読んだ後とりあえず実戦で試してみてください。
  その時、ネット将棋で定跡書を手元に置いて指してください。
  将棋倶楽部24ならフリー対局で、持ち時間は15分が良いでしょう。

  出来る限り定跡書は読まないで指すのが良いですが、わからなくなったら読んでください。
  これを行うことにより、指した局面に関しては定跡書を2回読んだことになります。
  しばらくそれを繰り返すことによって、よく指す局面がわかることと思います。
  一通り指したと思ったら、指した局面を意識しながら、また定跡書を通読してください。

  これを繰り返すうちに、自然と実戦的な定跡を覚えていることでしょう。
  これが定跡書を丸暗記するという意味です。
  自分の得意戦法にするつもりの棋書は、最低でも3回、出来れば4回読みましょう。
  充分にあなたの得意戦法となるはずです。


  定跡をマスターした自信がついたら、定跡書を読みながら指すのはやめてください。
  また、定跡そのままキッチリ指すぞ、という心構えもダメです。
  一度、覚えたことを全て忘れてカラッポになるくらいの気持ちが必要です。
  定跡を知った上で、自分の力で指していってください。
  途中で気になった手があったら、積極的に試しましょう。
  何度も指し、何度も復習することによって、真の実力が身につくのです。


  
 以上、詰め将棋・手筋・定跡についての勉強法の基礎知識を紹介しました。
 極論的な部分もあったかと思いますが、なるほどと思った所だけでも取り入れてみてください。


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