「海豹(アザラシ)」の名前の由来

「海豹(アザラシ)はもともと、蝦夷の言葉である。」
ということが、『倭訓栞』(ワクンノシオリ)という古い辞書に書かれているそうです。

蝦夷の言葉と言えばアイヌ語。
アイヌ語で「アザラシ」を示すのは「トッカリ(tak ar)」です。
「アザラシ」は、この「トッカリ」の訳語であり、和語であると言えます。

そのことから、「アザ」は体にあるゴマ模様の痣(あざ)を意味していると推測されます。
「シ」は獣という意味です。
「ラ」は接辞です。

「アザラシ」は「痣之獣」が変化した言葉であり、豹のような模様の海獣であることから「海豹」と書かれるようになったようです。
また、海豹には水豹という呼び方もあったようです。

もし、「痣之獣」ではなく「胡麻之獣」だったら今頃「ゴマラシ」だったかもしれません。
略して、ゴマラ………。
♪ゴマラ〜や…ゴマラ〜や……かわいいかもしれません。
『語源辞典 動物編』吉田金彦・編著/東京堂出版(2001年)を参考にしました。

アザラシ教室