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実妹キャラ私的評価(あ行)

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皇愛(いもうと大作戦)如月愛奈(妹〜doublesite〜)楽戸愛巣(す快らーく)硯碧葉(Natural Another One 2nd)アカネ(ツンな彼女デレな彼女)篠森茜(淫妹LOVE)南祢月灯(ひとづままん)神城晶(いもうと大作戦)阿倍明日香(すく〜るらぶっ2)久遠寺明日香(コ・コ・ロ…)アプリコット=クロヴィリア(おねだり☆Princess)宮内彩海(しすたぁ孕すめんと)亜夢(少女の道草ピコ)三浦亜耶(マクスウェルの悪魔)八雲綾瀬(裏文化祭)御影亜由(鬼畜の里)初島杏(初恋)湶(夏の燈火)時坂いのり(月踊亭にて)蓮水伊万里(なでしこ)川上伊代(星合いの空)沢崎海(こいとれ)ウラシル(ぼーん・ふりーくす!)木田恵美梨(天使のいない12月)エリ(がんばる妹さん2006)浅生恵理栖(めいくるッ)エルザ・バリエール(娼囚令嬢)栗原音(LIKE)東雲乙矢(あねいも痴漢)


如月 愛奈(妹〜doublesite〜)

 SKILLUPの同人ゲームより。
 ブラコン気味で、恥ずかしがりやな妹。
 テキストいわく「人形みたいに長くて黒い髪の持ち主」らしいが……CGでは、明らかに黒髪と違う。
 おそらく、原画や彩色とシナリオ担当の打ち合わせ不足なのか、それとも他に事情があるのか……。
 それ自体は、妹の評価のマイナスにはなりませんが、いかにも同人らしいです。

 この作品は、両親の旅行中、妹の愛奈と幼馴染の麻衣香と暮らす1週間の出来事を描いたゲーム。
 シナリオ自体はさほど作りこまれていないです。
 それでも、兄妹生活はいい感じで纏まっています。
 勉強を教えている最中にブラジャーが見えてしまい微妙な空気になったり。
 無駄遣いが多いと妹に説教されながらも、ゲームセンターで取ったぬいぐるみをあげると、許してくれたり。
 H展開は少々駆け足気味で、背徳もほとんど無しですが、妹との甘々な生活が楽しめ、ほどよい気分にさせてくれます。

 しかし……一体何なんだ。あのラストは。
 最後の最後で、いきなり何の脈絡もなく調教色あふれるエンドになります。
 愛奈の友達の麻衣香をいきなり自分の雌奴隷と愛奈に紹介する兄。
 いきなり兄貴の性格が変わりすぎ。
 そして、愛奈の目の前で、麻衣香と性交。

 それにショックを受けた愛奈は、泣くつく。
「お兄ちゃんは…………お兄ちゃんは…………私のお兄ちゃんなんだからああああっっ! 麻衣香ちゃんばっかり……お兄ちゃんのばかあぁぁぁ………………」

 しかし、それを聞いても冷静なまま兄貴は返答。
「言っただろう? 麻衣香はお兄ちゃんの雌奴隷なんだよ…………お兄ちゃんが愛しているのは、愛奈、お前だけだよ…………」
 そんなんで納得するか! というプレイヤーの意見をよそに、愛奈は納得してしまいました。

 このゲーム、シナリオライターが3人いるようですが、もしかしてラストを書いた人は別人なのでしょうか?
 兄貴も愛奈も、突然頭が吹っ飛んでしまって、違和感ありまくりです。

 というわけで、このゲーム、最後の最後で一気に冷めてしまいました。
 いきなりこんなラストで納得なんていきません。
(2007.9.22記)

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楽戸 愛巣(す快らーく〜昼はファミレス・夜はハメレス〜)

 はいぺりよん(←現在、リンク先が怖くなっているので注意)からの同人ゲームより。
 十数年ぶりに故郷に帰ってきた主人公を待っていた初恋の相手にして幼馴染。
 でも、実は主人公の父親の浮気でできた異母妹だという事が終盤判明します。

 ちなみに冷兎(れいと)という主人公の妹もいるのですが、実はヒロインの冷兎は偽者の冷兎であり他ヒロインの明桃(みんと)の実妹で主人公とは血の繋がりはありません。
 本物の冷兎は既に母親と共に心中し、故人となっていたようです。
 そして今まで主人公が実母だと思っていたのは愛巣の母親で、主人公の育児の為に入れ替わっていたようです。

 色々複雑ですが、妹の冷兎は他人で、幼なじみの愛巣が異母妹だということを知っておけばいいです。


 故郷に帰って来てから寄ったファミレス。
 そこで主人公は、幼馴染である愛巣と再会します。
「もしかして、猪口くん……だよね? どうして、ここに?」
 積もる話も済ませた後、別れ際に渡された深夜営業招待券。
 それに誘われるまま行ってみると、ファミレスが夜は風俗店であることを知り、ショックを隠し切れない主人公。
あんな清純だった、いや、今でも清純そうだったあの愛巣が、こんなところで働いているだって……?
 ショックで頭に血が上り口喧嘩。
「せっかく再開した初恋の娘が、こんな風になってるなんて、思っても無かった。もう、俺、ここには来ないから。そんなにSEXが好きなら、猿みたいに死ぬまでやってろよ」
 こんな捨て台詞を残して去ってしまうものの、翌日頭を冷やして再び話し合います。
「ここの仕事になれてせいかな? ちょっと感覚がおかしくなってたのかも……でもね、猪口くんがああやって怒ってくれて。私、嬉しかった。何か目が覚めたみたいで」
「私、小さい頃……いや、今でも猪口くんのこと、大好きだから。それは、最後に分かれたあの日からちっとも変わってない」

 愛巣はそんな告白の後、訳アリの理由でここで働いていることを語り、主人公も一応納得する事に。

 愛巣とは相思相愛でありなら、他の男とも性行為を繰り返すという何とも微妙な関係ですが、そんな関係のまま物語は進みます。
 主にこのゲームは、昼のファミレスでの日常会話と夜のファミレスでのHシーンで進行し、特にストーリー的には発展しなくとも体を重ねていくことに。


 物語終盤にて、物語は一変します。
 愛巣が主人公の父親と一緒に歩いているのを目撃し、それを相手が自分の父親だという事を伏せて問い詰めたところ、愛巣は自分の父親だと返答。
「あの人は……私のお父さんだよ……だから、腕組んで歩いてても、おかしくなんて……ない」
 実は、この愛巣の台詞に嘘は無い。実は父親は同じなのだから。
 しかし、当たり前だけどそんなことを知らない主人公は、この台詞を聞いて嘘をついていると激怒。
「お父さんね……ははん、そんなわけねーだろ! もうネタは光ってんだよッ! どうせあのおっさんに取り入って、借金肩代わりして貰おうって思ってんだろッ!?」
 言い争いの末、遂に愛巣もぶちきれ罵倒します。
「そうよ。私は猪口くんなんかより、あの人のことが好きなの」
「私もちょっとは昔の思い出に縋ってみようと思ったけど……ふう、甘かったみたい」
「彼氏でもないクセに、人のプライベートにしゃしゃり出て来てさ……」
「二股が何? 大人しくセフレでもやってりゃいいのに。こんな程度のことでキレてる様じゃ、そんなセフレとしても使い道がないわね」

 しかし愛巣がムキになってこんな事言ったというのは分かるのですが、主人公からしたら嘘ついているようにしか見えないことも知っていたはずですよね?
 主人公やプレイヤーからしたらまるっきり癇癪持ちの地雷女です。


 その後、愛巣ハッピーエンドでは、もう一度話し合い主人公と愛巣の関係と風俗店で働いているかと理由も説明されます。
 実は愛巣が父親との愛人の娘で、自分の母親がやったことの罪滅ぼしをするために、主人公の母親のお墓があるファミレスで働いていた事が判明。

 しかし、何かおかしくないか?
 本当にこれが風俗店で働いている理由?
 お墓があるのが理由というなら、お墓参りなら別に勤務しなくともできるのでは?なんて冷静に思ったり。

 それに、自分の母親が原因で、主人公の母と妹が死に主人公を不幸にさせてしまったと思い込み、代わりに罪滅ぼしをしようとしていたという悩みは分かるのですが……。
 しかし、私には父親が一番の諸悪の根源で、2人の母親も被害者に思えます。
 その父親が何のお咎めも無く終わるのは少々不快。

 そして、生き別れの兄妹としてのドラマも何も無いです。
 愛した女性が実の妹だったという葛藤で苦しんだりするという事も一切無い。
 兄妹だからといっても、ストーリーは何も発展せずに終わります。


 兄妹らしい日常や会話などもちろん皆無。背徳や葛藤も皆無。
 途中判明パターンなら兄妹としてのドラマを見せてくれるのだと思っていたけど、それもなく不幸な身内話で終わってしまったような印象。
 そして、NTRエンドや癇癪シーンでの愛巣が一番生き生きしていて、本性を垣間見えたように思えたのは気のせいだろうか?
 色々な意味で上級者向けのキャラ揃いのゲームでした。
(2010.6.17記)

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硯 碧葉(Natural Another One 2nd -Belladonna-)

 DreamSoftのPCゲームからです。
 家事、車の整備に運転、機械、薬学、護衛術、ナイフ術なんでもこなすスーパーメイド。
 性格は、かなり強気で冷たくツンツン系、もちろん終盤にはデレ化します。
 更に、実は生き別れの妹である事が終盤で発覚。
 ルートによっては、幼児化、奴隷化、邪悪化と様々な属性をこなす。
 ……正直、やりすぎだろ。このキャラ。
 私は、実は生き別れの妹だという事を目当てで購入しました。

 しかし、このキャラ、最初は主人公に対し警戒心バリバリでかなりキツイ態度をとってきます。
 主人公も碧葉に対抗して、かなり生意気な横柄な態度で挑みます。
 とはいえ、そのやりとりの内容は

 お互い「バカメイド」「バカ男」と罵り合う。
 嫌いなものをニンジンと答えると、その日の食事がニンジン尽くし。
 "アレ"に免疫が無いと知り"アレ"見せたところ、怒り狂い"アレ"をちょん切ろうと、朝から追いかけっこ。

 と、唯のしょうもないケンカです。
 妹だと分かってみれば、兄妹ゲンカにしか見えないし、生意気な妹キャラに見えてしまいます。
 こういう生意気な妹や、おバカな兄妹会話は大好きです。
 ルートは様々ありますが、どのルートでも、主人公にベタ惚れになります。
 記憶喪失+幼児退行して主人公に甘えまくってきますが、実は主人公に甘えたいがための演技だったり。
 かなりのS心を刺激させるほど、従順な奴隷化したり。
 主人公が実は兄だとわかり、「何故私は妹なのに特別じゃない?」と主人公と関わる女性を始末しようと、狂気化したり。

 最後に生き別れの兄である主人公の風早草平の台詞を。
「兄妹同士で愛し合う? 実の妹がメイドだなんて、俺的にはストライクゾーンだよ。世間がどうかじゃない。俺は俺のやり方で生きる……好きな女を愛してやるっ!」
 よく言った、主人公(笑)
(今後改稿予定)

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アカネ(ツンな彼女 デレな彼女)

 PeasSoftからのPCゲームより。
 本名は、アカネ=アクラブ=ステイン。
 突然現れた一目惚れ転校生にして、その正体は宇宙人、更に実は妹だったというトンデモヒロインである。
 ちなみにこのゲーム、ツンヒロイン3人、デレヒロイン3人によるゲームなのですが……。
 どちらも主人公に対する想いがありありと見えるように行動してくるので、実際はツンヒロインにもデレヒロインにも相違などありません。

 ちなみにこのアカネは一応デレヒロインの1人。
 主人公に一目惚れし、キスをして婚約者を名乗る。
 最初に出てきたときはインパクト抜群でした。

「アカネ、決めました! アカネ……。この人と結婚するっ!!!」
「アカネ? アカネは……ひろの婚約者ですよ!」
「ね、ひろ? 結婚式はいつにする? ハネムーンは何所がいいですか! アカネは、子供は男の子2人で女の子が1人がいいとおおうんですよ! ぎゅ〜〜〜!!」


 しかし、前述したとおりツンヒロイン、デレヒロイン関係無しに主人公に好意を示してくるこのゲーム。
 そして、どんな選択肢も選んでも、必ずといっていいほど発生する複数のヒロインが絡んでの争奪戦。
 そんな状況下の中、派手に主人公にアピールするアカネでも、ただの女の子になっちゃっています。

 正直このゲーム、プレイしていてきつかった。
 魅力も無いのに気味が悪いくらいにモテる主人公、望みもしないようなハーレム、プレイヤーの気持ちなど関係なしに発生する争奪戦。
 胸焼けを通り越して吐き気がしてくるほどの居心地の悪さに本気でやめたくなったほど。
 実妹がいるという情報がなかったら、間違いなく途中で放棄していました。

 キャラについても、本来はまっすぐな想いを向けてくるアカネのようなヒロインは好みなのですが……こんな状況だと魅力が感じられません。
 ……というか、こんな状況になると、ヒロインの個性なんてあってないもようなものです。
 こういう時には、兄がモテ状況においても、普通に接してくれる『One and Only』の千穂のような妹が欲しくなります。

 酷くて長い共通部分を過ぎ、個別ルートに入ると邪魔で仕方なかった争奪戦が少なくなり、やっとヒロインと恋人としての一時を楽しむ事が出来ます。
 アカネシナリオも色々とありますが、妹としての要素は皆無なので語ることはほとんどありません。

 肝心の実妹発覚シーンは終盤直前。
 主人公の両親の写真と、アカネの持っている母親の写真を見せ合った際、お互いの親があまりに似ている事について不思議がる2人。
 そして、アカネが語るアカネの母親の境遇が、あまりにも自分の母親と一致している事で、自分とアカネの関係に気付いてしまう主人公。
 そこで、主人公は誤魔化すようにアカネにキス。
 その後、十数クリックでスタッフロール。

 ……
 兄妹としての書き込みが全然足りないです。
 兄妹だと気付いてしまってからの描写なんていくらでも書けそうなのに。

 ゲーム自体に難がありすぎて、ヒロインの魅力が発揮できなかったこのゲーム。
 シナリオも作りこまれていないせいか、妹としての魅力も発揮できませんでした。
(2009.4.29記)

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篠森 茜(淫妹LOVE)

 スワンのPCゲームから。
 性格はしっかりしているけど少しおっちょこちょいな主人公の可愛い妹(OHPの紹介文より引用)
 なぜ、OHPの文を引用したかというと、理由があります。
 この妹、管理人の口からどんな妹か形容するのが難しいほど、印象が薄いのです。
 確かに可愛い妹には違いないのですが……没個性
 笑ったり、怒ったり、落ち込んだり、恥ずかしがったり、ヤキモチを妬いたりしますが、全て普通の範囲内で収まっています。
 典型的なゲームの妹像そのままの形のような気がします。
 何か一つでも印象付けるような飛びぬけた要素が欲しかった所。

 純愛ルートと陵辱ルート、2つありますが、ここでは純愛ルートのみ取り上げます。
 陵辱ルートは、ただひたすら陵辱するだけのストーリー性の無いルートなので。

 妹に対して想いを抱いていた兄。
 妹が自分の名前を口にして自慰をしているのを見て告白。
 そのまま両想いになります。
 このストーリーの導入部も、これまた没個性な気が……。
 この展開は、成人向け漫画でかなりよくあるパターンだし、ゲームでも沢山見かけます。
 結ばれる流れは、お世辞にもいい出来とはいえないでしょう。

 その後、Hしたり、デートしたり、茜の友達に構って嫉妬されたりと、ラブラブな感じで話は進んでいきます。
 ですが、ストーリーの終盤ともなると、山場を迎えることに。
 行為の最中を母親に見られてしまいます。
 実妹シナリオを大きく魅せるチャンスである、親バレ展開発生です。
 しかし、その後の展開が、低価格ゲームな為か残念な感じに仕上がっています。
 あまりにも大味すぎて、ダイジェスト感覚であっという間に進められていってしまいました。

 親に問い詰められるシーンは、最初の目撃シーンの2,3言のみ。
 その後は親の台詞などありはしない。
 親だって大きな行動をとっているはずなのに、まるで見えてこない両親像。
 両親との対決や問答どころか、会話シーンすらありません。
 その後に起きる家出シーンなんて、わずか十数クリックで終わり、家に連れ戻されてしまいます。
 家出で田舎に身を隠している場面なんて、逃亡生活の描写や、いろんなことを考え直したり話し合ったりする兄妹など、いくらでも書けそうなものなのに。
 『妹婚っ!』の様にとってつけた感じこそはしないものの、やはり『初恋』や『思春期』と比べると全然書き込みが足りないです。
 親バレシーンは、実妹シナリオの魅力を最大限に発揮出来るイベントなのに実にもったいない。
 やはり、親バレ展開を書く場合は、しっかり書き込んで欲しいものです。

 最後の結婚式は、綺麗なシーンとして締めくくらせる事が出来ましたが。
 全体として、もの足りなさばかりが残る、シナリオとキャラでした。
(2008.1.14記)

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南祢 月灯(ひとづままん!! 〜孕んだくノ一妻みごろ〜)

 スワンアイのPCゲームより。
 スワン系列では、今作が7作目の実妹ゲーになります。
 おそらく商業において最も実妹ゲーを出した会社でしょう。
 だからといって、特に褒める気にもならないのですが。

 OHPの紹介は「ブラコン気味なしっかりものの妹」
 今までの子供っぽい系のスワン実妹とは一風違っていて、少々大人びてます。
 兄に対する呼称は「兄さん」
 スワンの実妹の中では、唯一兄に対する呼称が「お兄ちゃん」じゃない妹です。

 両親がいないため、兄妹で二人暮しをしている。
 この兄妹、昔からお互いで性欲処理をし合っている仲だそうです。
 そんな設定なため、妹は兄の自慰を目撃しても落ち着いています。
「私、手伝いましょうか?」
「遠慮なんて、兄さんらしくないですよ。ふふっ」

 しかし、性欲処理とHないたずらはしていても、兄は妹を特別な存在として見ているわけではないようです。

 少しストーリーを進めると、他の女に告白されてそのまま流されOKを出す主人公。
 そのことを嬉しそうに妹に報告。
「彼女が出来たんだけどさー」
 主人公、無神経すぎて少々不快です。

 そして、他ヒロインの各シナリオにおいても、妹のことを一切考えずあっさり他の女と結ばれます。
 今まで妹とどういうことをしていたのか、これから妹はどのように性欲処理するのか、少しは振り返って考えてほしいものです。
 こういったことを深く考えていないのもスワンらしいですが。

 そして、妹シナリオにおいて、兄の看病中に初めて本番行為に至る兄妹。
 普段から、本番をしていなかっただけなので、ちょっとした事で一歩進んでしまうことは別に不思議ではなかったと思います。
 しかし、その後、異常なほど罪悪感を感じ悩みまくる二人。
「う、ぅう……ひっく、う…ぐすっ。ごめんなさい……ごめんなさい、兄さん」
「私が…っ、私が、我慢しなかったから……」
「……………さようなら。大好きな……兄さん」

 妹も主人公も、体を重ねた事が原因で別れようとすら考え出します。
 この悩みは、いわゆる背徳要素なんでしょうけど、無理矢理すぎて冷めました。

 そして、二人そろって勝手に悩んだ末、お互い別れて家を出て行こうとします。
 でも、結局行くところもないため、お互い家に戻って、悩んだ事自体なかったかのようにハッピーエンド。
 相変わらずスワンは背徳感を出そうとした時も空回りしています。
 こんなしょうもない背徳なら出さない方がまだマシです。
 とりあえず、妹も妹シナリオもいつものスワンだという感想以外もてませんでした。

 しかし、とある他のルートで、月灯と主人公が生き別れの実母と対面するシーンがあります。
 そのシーンが月灯最大の見せ場と言っても私的にはいいほどです。
 母親に対し怒らない兄に代わって、怒りを露にする月灯。
 自分のことよりも、母親に捨てられた後、兄が今までどんな辛い思いをしていたのかを必死で伝えようとします。
 しかし兄は、本当は妹が母親との再会を果たしたかったことに気付き、自分の代わりに怒ってくれたことに礼を言う。
 そのシーンは、助け合って生きてきた兄妹らしさが書かれていて、ぐっと来ました。

 それだけに妹シナリオがいつもの駄目なスワンだった事が残念です。
(2009.9.13記)

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阿倍 明日香(すくぅ〜る・らぶっ!2 〜恋するパフェちっく〜)

 DisAbelからのPCゲームよりの妹。
 ボクッ娘で、時折立ち絵に動物耳が生える妹。
 ちなみにシナリオはありません。
 オフィシャルの紹介文にはこう書かれています。
『超ブラコンな妹』
『特技は兄自慢』
『たとえ相手が嫌がろうが自分の兄を自慢しまくる』
『友人たちは、明日香が兄自慢に入ると「お兄ちゃんモード」に入ったと逃走を図る』

 色々魅力的な事が書かれていますが、そんなシーン全くありませんでした。ある意味詐欺です。
 その上、その他にも彼女の魅力を引き出すようなイベントも、印象に残るシーンもありませんでした。
 キャラ描写が決定的に不足です。

 この妹、本当にキャラ描写がとことん薄いです。
 プロローグで少し出た後、後はほとんど風景と同じです。
 攻略不可であることはまだいいとしても、ここまで空気みたいになってしまうのは正直イヤ。
 本来、実妹キャラの魅力というのは、サブキャラでも存分にそれを生かすことが出来ます。
 どのヒロインのシナリオにも出張ることができたり、イベントとイベントの合間の箸休め的存在だったり、困った時に相談相手になってくれたりと、サブキャラ妹にも色々利点があるんです。
 しかし、この妹は、それのどの利点も使えていません。
 空気のようにダラダラ出演させるより、いっそのこと、『self』の広子の様に、たった3回の出番だけで強烈なインパクトを残すようなやり方の方がよかったです。
 ……キャラ紹介を読んで、そんなタガが外れたような妹を期待していた人も多いでしょうに。

 サブキャラ妹好きの人にもこのゲームはお勧めしません。
 このゲームの発売数ヶ月後に『めいくるッ!』『E×E』『こいとれ』と立て続けに、シナリオ無し、Hシーン無しの妹が登場しましたが、どうせならこのゲームよりそちらの方をお勧めします。
(2007.7.8記)

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久遠寺 明日香(コ・コ・ロ…)

 アアルからのPCゲームより。
 このゲーム、まだ近親相姦を禁じていた時代に、実妹との性行為を堂々と描いた作品として有名です。
 しかし結局は発禁になり、回収され、その後、義妹に変更を余儀なくされました。
 管理人は、もちろん実妹である初回版でプレイ。
 思ったより安価で手に入れることが出来ました。

 プレイ開始しすぐに妹が登場。
 「アニキ」と呼ぶ、生意気そうなルックスの妹。
 「きゃはははは」という狂気を連想させるような独特な笑い声。
 兄と友人の性行為を覗いて興奮する異常性癖の持ち主。
 そして、なぜか妹には、決して逆らえない兄。
 そんな妹から、醸し出される妖艶な雰囲気に、何故か虜になってしまいました。
 ……本当に変な妹を好きになるもんだなぁ……自分。

 兄妹2人暮らしで、日常的に妹とHしている様子。
 時々、妹から誘ってきます。
「ねッ、アニキ。Hしよッ!」
 背徳の欠片もありませんが、この妹らしいかも。
 この妹、エッチするときも、バイブレーターを持ってきて"兄"に入れてみたり何気に普通じゃないです。
 そして、Hしている最中、兄は妹に何かを求めているわけではなくほとんどされるがまま。
 基本的に兄は、Hに愛情などを求めない人です。

 愛や恋などの感情を一切持たない主人公ですが、シナリオを進める最中に少しずつ変化があり、妹を意識していく。
 帰宅の途中、妹から腕を組まされて……
「あははは。気にしない、気にしない。腕組んでるんだから、しょうがないじゃん」
「ふぅ……やれやれ」
「きゃははははははは。アニキ、照れてるでしょ?」
「……な」
「えっ!?」
「…………別に」
「ああァッ! ずるゥ〜いッ!
まさか、明日香に《照れてるでしょ》と聞かれて、《まあな》と答えてしまったなどと、一生言えない。

 ほとんど人間らしい感情がない主人公が、少しずつ『心』を取り戻していきます。

 そして、妹に初めて愛情を感じてしまい、妹にキスをする主人公。
「アニキが、初めてあたしにキスしてくれた……ぐすッ!」
 うれし泣きをする明日香。
「いつも、あたしからだから……嫌われてるかと思ってた……ぐすッ! 嬉しいよォ……」
 今まで、ネジが飛んでしまったような妹だったのに、終盤で一気に変貌するのは少々反則な気がします。
 ですが、それでも可愛いと思ってしまったのだから仕方ありません。

 兄といつもHしていながら、兄妹だから出来ない事はちゃんと踏まえていた明日香。
「あたし、ホントにアニキが好きだから……アニキが……ぐすッ! でも……でも兄妹だから……あたしたち……結婚できない……アニキのお嫁さんには……なれな……ぐすッ!」
 その告白を受けての結婚式のシーンは実に美しいです。

 これがこのゲームの最も幸せなエンドですが、兄が廃人になってしまうエンドも好きだったり。
 動く事も話す事も出来なくなった兄に、幸せそうにご飯を食べさせる妹。
「怒られるかも知れないけどさ……あたしね、今の状況って、けっこう好きなんだ」
「誰にも、アニキとのこと邪魔されないからね……」

 兄が廃人になってしまったけど、自分だけのものに出来た明日香。
 狂気系妹らしさが炸裂するこのエンドも大好きです。

 しかし、少々残念なのが、この兄妹の背景が本編にてあまり描かれていないことです。
 本編で描かれていない設定によれば、明日香は過去に、父、母、姉の死体を兄と共にバラバラにして埋めたとか。
 それは、アニメ版にて描写されています。(ただ、アニメ版では規制の関係上、残念ながら義妹扱い)
 そこでは、上記の描写の他、兄と結ばれたヒロインの部屋を荒らしたり、兄の記憶を掘り起こして故意に廃人にするシーンが描かれていました。
 私は、狂気系妹は大好きなので、是非本編でそれを描ききって欲しかったなと思ってしまいました。
(2007.7.29記)

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アプリコット=クロヴィリア(おねだりPrincess〜Hのお勉強=摩って擦って擦って摩って〜)

 softhouse-sealからのPCゲームより。
 ちなみにこの妹オフィシャルHPの紹介文にてこう書かれています。
"主人公の父で現皇帝ラル=クロヴィリアの一人の娘で主人公の腹違いの義妹"
 腹違いの義妹をいうよく判らない表現をOHPだけではなく、ゲーム中でも繰り返し使っています。
 しかし、紛れもなく主人公と父親が同じ血の繋がりのある妹なのでここら辺の表現は以後気にしないで行きます。

 クロヴィリア王国の王子である主人公が、父親から妻を娶れと命令されてお見合いを始めるこのゲーム。
 父親が選び、城に呼ばれた4人の嫁候補の中に、異母妹であるアプリコットも入っていて、いきなり兄妹での恋愛や結婚が親公認のものになっています。

 この妹の愛称はリコ。父親が武者修行の最中に他国の王女と浮気して、生まれた異母妹。
 7歳になるまでクロヴィリア王国で兄と一緒に暮らしていたが、その後母方のレイノス国へ引き取られ、現在はレイノス国の王女。
 ずっと兄に会いたがっており、兄が花嫁を探していると聞いてレイノス国には黙ってやって来た。
「えっと、おにいさまのお嫁さんを探してるって話がレイノスまで届いたから、おにいさまに会えるチャンスかなってきちゃったんだ」

 妹が結婚相手に立候補してどうすると主人公が呆れると、顔を曇らせ
「おにいさま、どうかした? えっと……リコじゃ、ダメなのかな?」

 結婚がどういうものかわかるかと問われると満面の笑みを浮かべ
「うん、知ってるよ。えっと……家族になること、だよね、おにいさまの傍にずっと居れるんだよね」

 幼さ全開の返答をするリコ。結婚したいというよりただ好きな兄の傍にいたいと考えているようです。兄いわく、妹の内面は一切成長していない。


 ちなみに、主人公である兄はそもそも嫁探し自体乗り気でなく、お見合いについてこう考えています。
「……そうだ、適当でいいじゃねえか」
「適当に集められた連中と話して暇潰し、ついてでに軽くつまみ食いってか」
「嫁になるって話を承知した連中だもんな……ははっ、面白くなりそうだ」


 数年ぶりに妹を見た時の感想もこんなかんじです。
こうしてリコを見てみると、結構いい女である。
数年間会ってないうちに成長してるし、やりがいがありそうだ。
しまった、何気に興奮してきたぞ……


 OHPにはこう書かれています。
"女なら誰でもいいとか公言していた主人公だがさすがに妹となると複雑な心境らしい。"
 しかし、そんな心境一気に吹き飛んだらしく、簡単に妹を性の対象にしたようです。


 このゲームは極めて単純で4人の姫の部屋から一部屋選択し、そこにいるヒロインと軽い日常会話をして、夜はHを繰り返すだけです。
 書かれる会話は本当に軽い世間話程度で、2人の仲が発展するようなものはなく、兄妹会話としてもあまり面白くなくイマイチ。
 夜のHシーンも色々と種類があるものの兄妹相姦としてはイマイチです。このゲームの世界観の道徳がどういうものか分かりませんが、父親公認で誰からも咎められず、背徳も葛藤も愛情もないセックスにあまり魅力は感じられません。
 そして、リコはセックスの意味すら判らないくらい知識が幼いため、そんな妹に対して愛情の感じられないセックスを繰り広げるのはあまりいい気分がしませんでした。

 そんな感じで、最後近くまであまり楽しめないままストーリーは進むのですが、最後の山場であるプラムローズとの決着は結構楽しめました。
 リコの叔母であるプラムローズがリコをレイノス国へ連れ戻すため迎えに来ますが、もし連れ戻されたらまた何年も会えなくなってしまうのを分かっているため、リコは必死で反対します。
「折角会えたんだもん……リコ、おにいさまと一緒に居たい! だって、兄妹なんだよ!?」
 そんなリコの反対に耳を貸さず、プラムローズは異母兄妹は兄妹ではなく他人だと反論。
「……失礼ながらリコ様、貴女の母は我が国の王女、でありクロト様の母上ではありません。父親が同じ、ただそれだけの事……そのような兄妹など他人も同然です」
 その言葉にショックを受けたリコ。主人公もリコのためを思って、送り返す決心をする。
 しかし、他人のことを考えるなんて自分らしくないということに気付き、再びプラムローズと対峙する兄。
「確かに俺は、我が妹アプリコット=クロヴィリアを連れて帰ることを認めたぜ、だがな……妹を連れて行くのを許可しても、妻を連れて行くのを見過ごすつもりは毛頭無いぞ」
 妹としてではなく妻として自分の傍に迎えるという主人公。その言葉に呆れるプラムローズ。
「貴方まで何を言うのです……離れて育ったにしろ血の繋がった兄妹でしょう」
 そのプラムローズの言葉に待っていたとばかりに続ける兄。
「アンタの言ってる事は間違って無いと思うぜ、今も、この前もな」
「このまえ……?」
「父親が同じ、ただそれだけの事……そのような兄妹など他人も同然です、だったか? そう言って引き離そうとしたアンタが、同じ言葉で連れ戻そうとする俺にどう返すつもりなのか、気になる所だな」

 結局この勝負は、プラムローズの言葉の盲点を突いた兄が勝利し、リコを嫁に娶ります。
 異母妹である事や、主人公の近親相姦に対する考えの軽さをあえて生かしたこの決着は面白かったです。

 とはいえ、ちょっと前まで妹を性欲を満たす遊び相手としか見てなかった兄が、いつの間に嫁にすると言い張るほどリコに入れ込むようになったのか?という疑問もあり、描写不足は否めない。
 最後だけではなく、兄妹の日常や、主人公の妹や恋愛に対する考え方の変化も丁寧にじっくり書いてくれたら良かったのに。
(2010.5.12記)

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宮内 彩海(しすたぁ孕すめんと)

 Parthenonの同人ゲームからの妹です。
 でも、何だか実妹との関係がかなり問題なゲームでした。
 冒頭から、実妹に欲情して悶々としている兄。
 そして、妹が自分の名前を言いながら自慰にふけっているのを見て、欲望のまま襲って関係を持ってしまいます。
 ……実妹の登場からまもなくHになだれこむのは、正直苦手なパターンです。
 行為に至る前にもうちょっと、ドラマや心理描写を見せてくれた方がいいのに。

 最初の方は鬼畜っぽい無理やりエッチですが、後ほど告白と共に、純愛エッチへと変わります。
「彩海ね。おにいちゃんのことが、好き。でもね、彩海、無理やりえっちしちゃうおにいちゃんは嫌い。だって……だって、怖いもん」

 でも、この兄妹の関係、話が進むにつれて萎えてきてしまいました。
 基本的に妹とエッチするばかりで、背徳を感じて悩む所や、兄妹の絆を確かめ合うシーンなどは全くと言っていいほどありません。
 そして、タイトルが示すとおり、選択によって妹を孕ます事が出来ます。
 しかし、逆に孕ます事が出来なれば、どんなに好感度を上げても、倦怠期に入りお互い飽きてしまう、というエンドに突入します。
 ……何だか、本当にこの兄妹は愛し合っていたのかな? と疑問にすら感じてしまったり。

 でも、妹と結ばれないルートにおいて、とあるシーンがあります。
 兄の同級生と三角関係に陥り、彩海と兄の同級生さつきとバトルが発生。
 その時、さつきから考えなしにエッチしていた兄妹にとって、耳が痛くなる台詞が炸裂します。
「私は、あなたとエッチした信司を愛することができるわ。そんなの問題じゃないから。でも、あなたは私とエッチした信司を信じられる? 私は信司を愛している。兄妹での間違った道から救ってみせるわ。絶対にね」

 そして、その言葉を受けて、一晩悩んだ結果出した彩海の答えはこれでした。
「彩海ね、やっぱり……無理みたい。おにいちゃんのこと……」
「だってね、どうしても心配しちゃうの。妹だから……ずっと、それは変わらないから……。普通の、何の血の繋がりも無い女の子には、なれない」
「間違った関係だって……なんでもいいと思ってたけど……でも、それじゃあ、だめなんだよね、やっぱり……」
「こんなに弱くて……ごめんね。おにいちゃん、ごめんなさい……」
「彩海たち、体の相性は抜群なのにね……」
「やっぱり……兄妹って……最初っからうまくいくわけ、ないんだよね……」

 深く考えた末に、自分達には受け入れられないと悟る。
 考えもなしに兄妹でエッチしているだけの正規ルートより、別れてしまうルートの方が近親モノとして優れているという何とも不満な結末。

 でもそんな大事な事を、結ばれるルートでは全く考えていなかったっていうのは、近親を扱った作品としてちょっと不満でした。
 できればハッピーエンドでも、しっかり考えた上で結ばれて欲しかった。
(2006.10.22記)

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亜夢(少女の道草ピコ〜淫・妹・Baby〜)

 sageの同人ゲームより。
 黒髪ロングで、ロリ系な妹。

 朝、妹が起こしに来ることからはじまるこのゲーム。
 しかし、初っ端から駄目っぽいです。

「しかし本当に眠いな。昨日はあまりにもドキドキして眠れなかったんだよな」
「え? どうしてドキドキしたのかって? それは、今日が重要な…とっても重要な日だからなのだ!!」

 いきなり、主人公がプレイヤーに向けて説明してくれます。

「それは…なんとぉ! 今日がわが妹、亜夢の誕生日なのだ〜!!!」
「そう! 僕はこの誕生日に我が妹亜夢の『ヴァージン』を奪うと心に決めていたのだ!!!」

 は?
 一体、この主人公と妹はどんな関係なのか?
 もちろん、こんなこと考えるくらいだから、相当兄妹の仲は進展しているんでしょう。

「しかし強引にとはいけないよな! 亜夢の気持ちだって大切だと思うし…しかし、亜夢だってきっと僕の事をきらいでないはず」
「僕と亜夢は近所でも仲良し兄妹だからね! 亜夢も随分と僕を慕ってくれている…と思う!」

 どうやら、この兄妹は恋仲ではなく、まだ仲のよい兄妹レベルらしい。
 それどころか、妹の気持ちすら確かめていないという……。
 それでいて、ヤることばっかり考えて、しかも何故か自信たっぷり。正気か……この兄貴。
 妹の誕生日を祝う前に病院に行った方がいいような気がしました。

 そんな妹の処女を狙う兄の1日が描かれたゲームです。
 妹と日常生活を送る中、選択肢が出てきますが、その選択肢は大抵……
A.襲わない
B.襲う

 こんなんばっかり。

 襲うを選択してしまいますと……
「………おにいちゃんなんか・・・…大っ嫌い!!」
 陵辱描写の後、5行で妹から嫌われ親にばれて家から追い出される様子が描写されます。

 襲いたくなるのを堪えて、妹が兄の名前を呼んで自慰をしているのを目撃し、改めて妹とエッチ。
 本筋はそんなストーリー。
 終わり。

 背徳、葛藤、恋愛過程、家族愛、兄妹の絆とか……そんなのはあるわけがない。
 妹についても、見た目以外語ることないなぁ……。
(2009.7.17記)

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三浦 亜耶(マクスウェルの悪魔)

 Wosの同人ゲームからです。
 知的で海外の大学へと飛び級で進学しているほどの天才少女。
 ゲーム期間中は長期休講を利用して自宅に帰ってきています。
 ちなみに現在は家に兄と2人きり。
 趣味は料理で創作料理にも挑戦。
 作ったのものは「秘密」「内緒」「教えられません」「貴方の知る必要のないもの」(「内緒」だけは美味しいそうです)
 特技は、放置プレイ(兄がボケるとツッコミも笑いもなしに放置しておくこと)

 このゲームの体験版をプレイした所、兄に桜でんぷでハートをかたどった弁当を作ってくれたシーンを見て、購入決定しました。
 その弁当を見たクラスメイトと幼馴染の反応が笑えます。
「・・・・オイ哲司。『亜耶』って、妹なんだよな?」
「・・・・義理の妹さん?」
「んー、亜耶ちゃんはね、ほんとの妹さんだよ」

 悪戯の一環ですが、そんな悪戯大歓迎です。

 お気に入りの兄妹会話は、隠しているエッチなビデオが妹に見つかって逆ギレするシーン。
「えっちなビデオを見た感想はどうだったかって聞いてるんだ! このエロ妹!!」
「ちょ、ちょっと、私中身なんか見てないよ」
「じゃあ、なぜオレがおっぱい星人か、なんてことがわかるんだ!?」
「そんなのパッケージ見たら分かるじゃん! 美人きょ、きょにゅう教師の・・・ごにょごにょ、とか」
「ああん? 声が小さい。聞こえない」
「・・・・とにかくっ、私は中身はみてないっ!!」
「まったく、ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う。そんなクチ応えをどこで覚えてきたんだか・・・お兄ちゃんは悲しいぞ」
「今のクチ応えなの!? 今のクチ応えだったの? ねえ!??」
「じゃあ聞くが、もしもオレが『フラ犬(ふらけん)』のROMを、アダルトのROMケースに入れてカモフラージュしてるだけだったら? 天に召されるネロ少年を見て爆泣きしていると思われるのが恥ずかしいシャイシャイお兄ちゃんだったら? どうなんだ? ああん?」
「・・・・で、ほんとの中身は『フラ犬』なの?」
「そんなわけないだろうーー!!! えっちなROMにきまってるじゃねーーか!」
「はあ・・・私だんだん疲れてきたよ・・・」

 ……兄貴が放置プレイされるわけです。

 そんなおバカな会話が主となっている日常ですが、とある事を機に物語は一気に加速。
 突然兄に泣きついてきたり、幼馴染である那由佳を突如として拒絶する亜耶。
 少々急展開過ぎる気もしましたが、そこからの亜耶の誘惑っぷりにはかなり萌えました。

 胸を触らせさせられて、慌てながらも彼氏にしてもらえと、兄が言うと
「彼氏いないもーん。作る気もないし」

 そして、興奮しているのを確認して
「やだーっ、変態さんだーっ。妹の胸触って興奮してる人がいるー」

 ベッドに裸でもぐりこんでくる亜耶。
 襲ってしまったらどうするつもりだ、と兄が言うと平然とこう答える。
「どうって・・・近親相姦だね」

 兄が独り言を言うのを聞き、堕ちたのを確認。
「ふふふ、惚れたな、少年」

 普段はあまりH関係には結びつきづらいキャラですが、大胆すぎる行動や、主人公の混乱や葛藤と相乗して、妙にえっちく感じました。
 ここは、主人公と共に実の妹に落されてしまいましょう。

 ちなみに全員を攻略した後に「シュレディンガーの猫」という、亜耶視点のオマケシナリオが展開されます。
 そこで亜耶がどのように考えて行動していたか、より強くわかるようになります。
「お兄ちゃんは、私が助けだすから」
という言葉に隠された本当の意味を感じてください。
(2007.3.3記)

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八雲 綾瀬(裏文化祭〜密室と露出と陵辱と〜)

 パンプキンの同人ゲームからの妹です。
 父親の転勤により、両親とは別居しているため兄妹二人暮し。
 ちなみに兄への呼称は、けんちゃん。

 この作品は、虐められた妹の復讐のために、いじめっ子を陵辱するというゲームなのですが……なんだか全体を通して妹の印象がとことん薄かった。
 妹は、女生徒を陵辱するための起因に過ぎなかったような気がします。
 いじめられているようすもダイジェスト式に語られるだけだし、綾瀬がどんなキャラかは冒頭で淡々と語られるだけ。
 もうちょっと妹に思い入れを持たせられるようなシーンが欲しかった。

 ちなみに妹とのHシーンは、クリア後のエピローグで描かれます。

 復讐後ふと思う主人公。

思い返すのは、あの時・・・神崎を犯している時の事
・・・あの時気づいた・・・いや。
本当はもっと前から気がついていた『好きだ』という感情・・・
しかしそんなもの、言える訳が無い・・・


 どうやらこの兄は、復讐でいじめっ子をレイプしている最中に、妹が好きだと気付いたようです。
 何故と突っ込みたくなるような無理矢理な恋愛過程。

 妹も妹で突然「けんちゃん」から「おにいちゃん」へ呼称を変えて兄を誘います。
「あのねおにいちゃん・・・わた・・・私ね・・・あの・・・知ってるの・・・おにいちゃんが・・・私を助けてくれた事・・・・・・」
「いいよおにいちゃん・・・私・・・おにいちゃんに・・・お礼がしたい・・・」

 恋愛過程もなにもあったものじゃない、いかにもおまけ的な兄妹の18禁描写。
 呼称変更についても、何故「おにいちゃん」と呼びかえたかの説明もないし、そもそも何で今まで「けんちゃん」と呼んでいたかすら説明がありません。
 今まで違う呼び方をしていた妹に「お兄ちゃん」に呼びかえることで萌えさせようとしたのかもしれませんが、こういう描写が好きでない私にとってはただの萎え要因です。

 H中心の同人ゲームだからというのも分かるのですが、もうちょっと兄妹としての描写がほしいところです。
(2008.12.27記)

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御影 亜由(鬼畜の里〜淫乱義母とヤンデレ妹〜)

 DMMからのPCゲームより。
 現在は、兄同様に実家を出て一人暮らし。大学でチアリーダーを務めている。
 父と母の再婚で出来た義妹だと主人公も妹も思っているが、実は異母妹。
 父親の家庭内暴力から自分を守ってくれた兄に恋心をもっており、それは今も続いている。

 父が死んだため、葬儀から1週間遅れて実家へと帰ってきた兄と妹。
 その時の出来事を描いたゲームです。
 帰宅と同時に兄と母の性交を目撃してしまい、最初からギクシャクしています。

 低価格ゲーだということを差し引いても、かなり短いこのゲーム。
 日常会話を楽しむ暇もなく、あっという間にストーリーは進行します。


 まず、タイトルの副題にもあるこの妹のヤンデレ要素について語らせてもらいます。
 ヤンデレ化するルートは2つほどありますが、そのどちらともかなり唐突です。
 母親と交わっているところを目撃して、ナイフを取り出す亜由。
 こういうのは、おかしくなっていく過程をじっくり見せたり、台詞の節々から滲み出るような狂いっぷりをじわじわ味わせていくのがいいのに。
 しかも妹がヤンデレ化した後、物語はあっという間に終わり、狂った妹と向き合うシーンもない。
 ゲームの短さの煽りを受けたのでしょうが、ヤンデレの使い方が非常に安易です。


 そして、あと一つ、この妹における近親要素について。
 主人公と亜由が、実は血の繋がりのある兄妹だと知るエンドは一つのみ。
 母親に嫉妬する妹は兄を誘い、兄も妹に誘われるままに性交したところを母親に見つかってしまいます。
「血は繋がっていないあくまでも義理の兄妹じゃない! だから好きになったっていいでしょう? Hしたっていいじゃない! お母さんだって、昨夜おにいちゃんとHしてたじゃない! 自分が良くて、どうして私はいけないの?!」
 母親にそう開き直るものの、ここで2人の関係が実の兄妹だと語られます。
 その話を聞いたとたん、兄は更に燃えあがるのですが、亜由は怖気づいて兄を拒絶しだします。
「おにいちゃん、いや、やっぱりダメ、やめて、おにいちゃん!」
「そんな……だって私達、兄妹なんだよ……だめに決まってるじゃない……うううっ……」

 そして、そのままエンド。
 ヤンデレ妹とタイトルに銘打っておきながら、兄妹の倫理すら超えられないとは、とことんダメな似非ヤンデレっぷりです。

 お互い義理の兄妹だと思ってHしている最中に、母親に見つかり本当は異母兄妹だと教えられるパターンは『相姦遊戯2』『義母散華』にもありましたが、これはその中で一番ダメなパターンだったと思います。
 ショックを受けながらもそれでも構わないと結論付けた『義母散華』の茉莉絵の方が近親キャラとして上に感じました。
 そして、今まで騙していた母親に対して憤り、母親の目の前で兄と交わった『相姦遊戯2』の結菜の方が狂気に染まっていたように思えました。

 描写不足と短さのせいで個々のシーンや台詞を生かせず、ヤンデレ妹としても実妹としてもアピールが低かった妹。
 「とりあえず凶器を出しとけ思想」では、到底キモウト好きを満足させる事は出来ません。
(2010.7.2記)

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初島 杏(初恋)

 RUNEからのPCゲームより。
 この妹は、発売当時から、オフィシャル掲示板をはじめ、様々な場所で議論の対象となってきました。
 その議論の内容とは、杏は実妹か義妹か? という内容。
 この『初恋』は、ソフ倫により実妹との性的描写が固く禁じられていた時代の作品。
 その時に、性交渉しているという事は、自動的に義妹という事になってしまうのでしょうが、作中において「義理」「血の繋がりは無い」等は一切表記されていない。
 「誕生日が一ヶ月違い」という表記があるものの義妹という決定的な証拠にはならない(誕生日が1ヶ月違いの双子も存在するし、双子が月をまたいで産まれれば数分違いでも月違いの誕生日になる等の説がある)
 しかし、何よりも重要なのが、シナリオ上、どう見ても実妹として作ったとしか思えないのです。
 おそらくソフ倫に提示したときは、設定上は義妹ということで通したものの、製作者が描きたかったものは、実妹でしょう。
 表向きだけでも、非血縁を装っておかなければ、発売できなかった時代ですから。

 発売から数年たった現在においても、この妹を実妹として扱うか義妹として扱うか、まだ意見が割れています。
 しかし、このサイトにおいては、誰が何と言おうが実妹だというスタンスを通させていただきます。
 ソフ倫を通すためだけの表向きの設定が何を言おうが関係ありません。
 私にとっては、最初に杏シナリオをプレイした瞬間から、彼女はずっと実妹キャラなんです。

 明るい妹だが、実は寂しがりやで甘えんぼ。
 兄をからかっておもちゃにして遊ぶお茶目で小悪魔的な性格。
「くすくす……お兄ちゃん、罠だよ」
 この杏の決め台詞がその性格を表しています。
 使用例は以下の通り。

 両親が帰ってこない夜、寝る前に……。
杏「お兄ちゃん。杏ね、部屋の鍵、かけないでおくから……」
稔「な、何言ってんだよっ! ……? って、俺たちの部屋はもともと鍵なんかついていないじゃないか!」
杏「えへへ、罠だよ〜。ひ・っ・か・か・っ・た」
 からかった時、兄貴が慌てる様子を面白がっているようです。

 ジュースを買ってきてもらうかわりに、スカートの中身を見せてあげるという杏。
 もちろん兄貴はそれにあきれて答えるものの、いつの間にか杏のペースにのせられて……。
杏「それともお兄ちゃん、見たくないんだ?」
稔「それに見たいって答えていい兄貴っているのかな……」
杏「お兄ちゃん……」
稔「そ、なんで泣きそうな顔するんだよ!! わかった! 見る、見るからほんのちょっとでいいから!!」
杏「……そう? はい」
稔「……なに?」

……これ、杏のスカート? って杏、そういえば、ホットパンツじゃん
杏「好きなだけ見ていいよ、スカートの中身。そのかわりジュースよろしく」
稔「さ、サギだあ!!」
杏「えへへ、罠だよ♪」

 それにしても兄貴、弱っ。

 こんな冗談とも本気ともつかない会話が炸裂します。
 実にすばらしい(笑)
 兄妹でこんな危ない事を言いあっていたんじゃ、友人や親は気が気じゃなくなりますね。

 でも、それは単に面白いからからかっているだけでなく、杏の寂しがりやな性格ゆえの悪戯。
 わざと怒らせることを言ってみたり、ケンカを吹っかけたりして、その上で兄から構ってもらえるのが嬉しいそうです。
 両親共働きのため、妹を構ってあげるのが兄しかいなかった家庭。
 兄妹会話を楽しみながらも、そんな背景が見え隠れすると、ちょっとだけ複雑な気分になります。

 両親の仲が悪くなったのをきっかけに、より関係を深めていきます。
 そして、いつしか兄妹お互いに好きであることを自覚し、友人達と紆余曲折ありながらも結ばれます。
 そして、結ばれてから、このシナリオ最大の見せ所というべき展開が発生します。

 妹と結ばれた翌朝。
 顔を付き合わせて兄妹でキスした所……。
母「あなたたち……なにしてるのっ!?」
 その瞬間、2人の関係が親にばれてしまいます。
母「あなた達二人は……兄妹なのよ!?」
杏「やッ! ……痛いッ!」
稔「やめてよ、母さん!」
母「なんてこと……どうして? なんでそんなことになっちゃうのよ……?」
稔「か、母さん……聞いてくれよ……」
杏「えと、違うよ、お母さん……あたしが、お兄ちゃんを……」
稔「違うんだ、俺のせいなんだよ……」
母「どっちの! どっちのせいでも……関係ないわよ! あなたたちがそんな関係なのは……事実なんでしょう……こんな……恥ずかしい……おかしいわよ……こんなの……」

 それにより、ただでさえ仲の悪かった父と母の関係は更に悪化。
 遂には家庭崩壊の上、離れ離れになってしまう事に。
 こういったものとは無縁の妹ゲームが蔓延していた時代。
 この展開には本当に衝撃を受けました。
 当時の血の繋がりは無いからいいか…という結論に達する義妹ゲーとは一線を引いています。

 近親者との恋愛が乾ききっていた時代に、妹との恋愛を真面目に模索した作品でした。
(2007.8.11記)

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湶(夏の燈火)

 Circle Mebiusの同人ゲームからです。
 『Silence』から5年近い月日がたち、経験もつみ、製作体制も整ってきたためゲーム自体のクリオティは格段にあがっています。

 今までのCircle Mebiusの伝統である「妹キャラはなぜかメイド服」に変わって、今回は巫女服。
 しっかり者でお兄ちゃん子でちっこい。
 容姿は、設定上、中の中となっているが十分過ぎるほど可愛い。
 兄と共に親に捨てられ、兄とずっと一緒に生きていたという、お互いを拠所にしている設定なのですが……最後までどこか影の薄い妹でした。

 このゲーム攻略順が決まっており、一番最初にプレイする事になる佳葉ルートでは、完全に脇役に徹しています。
 控えめな性格も加わって、常に存在が佳葉の後ろに隠れている。

 例えば、兄との再開シーンにおいても妹の人柄が表れています。
「お帰りなさいって、言いたいけど……私なんかよりも、お兄ちゃんの帰りを待ち焦がれている人がいるから……」
 脇役だから仕方ないかもしれませんが、私個人としましては、ヒロイン以上に喜んで欲しかったところ。
 兄妹の絆は、恋人や夫婦の絆よりも強いという考えの持ち主ですので……。

 そして、次にプレイする事になる湶ルートにてヒロインを務めることになります。
 前半部は、それなりに(?)出番も増えます。

 美津波の事を聞かれて主人公に
「安心しろ、お前の方がよっぽど可愛いぞ」
 と言われて
「えへへ……」
 と気分を良くしたものの、実際に美津波を見たとたんに怒り出して
「……嘘つき」
 と拗ねられるシーンが印象的。

 しかし、影の薄さは拭えず、半ば攻略不可ヒロインの美津波にヒロインの座を奪われているかのような状態でした。
 そして、中盤に差しかかり、物語の本筋である妖怪と人間の争いが始まると、より一層出番もなくなり、更に影が薄くなります。
 玉藻前や牛鬼、白児等の妖怪勢に活躍の場を奪われてしまい、管理人すら妹ルートである事を忘れかけてしまったほど。
(ちなみにこのゲームで一番のお気に入りキャラは、玉藻前だったりする)

 そして、後半のごく一部、ようやく湶がヒロインらしくなります。
 一気に、妹と両想いになって、そして、Hシーンまで突入。
 ……しかし、あまりにも唐突で少々首を捻ってしまいました。
 恋愛過程とか、背徳や葛藤とか、想いや絆の強さとか、『Silence』や『time』の兄妹シナリオでしっかり書かれていたものが全て端折られています。
 何というか……この話は、妖怪と人間の争いの物語であり、妹はヒロインでありながら脇役的な存在でしたね。
 どちらかと言えばこの話は、美津波ルートの方がしっくり来たかも。

 そんな事もあって、この妹は、過去作の妹である『Silence』の一葉や『time』の穂摘と肩を並べる存在にはなれませんでした。
 しかし、このキャラには、もう一つのシナリオ案があったそうです。
 そのシナリオでは、兄妹での恋愛をメインに据えて書かれていたとか……(結局、物語の構成上没になったそうですが)
 できれば、今ある湶ルートを思い切って美津波ルートにしてしまい、兄妹での恋愛話を湶ルートにしたほうが良かったかも。
 もし、『Silence』や『time』の時のように、兄妹の絆を真っ向から書いていたのならば、実妹キャラとして、より上の存在になっていたでしょう。
(2006.8.5記)

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時坂 いのり(月踊亭にて)

 キャラメルBOXの「やるきばこ」収録のゲームからの妹。
 物語は、この妹の病気で他界し、主人公である兄が自暴自棄になっている所から始まります。
 ストーリー上で妹は、ヒロインの一人である葉由にしか見えない幽霊として登場。
 兄への呼称は「アニキ」
 金髪、ツインテールという容姿どおり、中々生意気そうな性格の妹。
 生前は、相当兄を困らせていた様子。
 突然、ファッション雑誌を兄の顔に叩きつけてオシャレになるように強要したり、お菓子を買って帰っても料理を作っても、マズイ、違うのもがいい等と文句しか言わなかったり。
 しかし、それは、喧嘩できる相手が兄しかいなかったという甘えからくるものなのですが……。

 死んだ今では、突っ張るのをやめてブラコンっぷりをみせる。
「あ〜あ、いっそのこと、アニキに初体験の相手になってもらえば良かった〜!」
 心の中では兄の事は大好きだった様子。

 しかし、兄の方は、妹から嫌われていたばかりと思ってしまっています。
 幽霊となった今では、自分が兄をどれだけ想っていたか、兄にどれだけ感謝していたか伝えることも出来ない妹。
 その食い違いな思いこそが、このシナリオの最たる魅力といえるところでしょう。

 葉由と妹の思い出を語る主人公、誓哉。
「いつも俺は結構酷いこと云われてたんだ……実のところ」
「俺、いのりに云われた事…悪口しか覚えてないんだよな……」

 そんな兄の話を聞きながら悲しそうな顔を浮かべるいのりが印象的。

 そして、兄からまるで妹のように扱われる葉由を見て苛立ついのり。
 お兄ちゃんと呼ばせてもらえて嬉しそうにしている葉由に悪態を付くシーンがお気に入り。
「………良かったわね、お兄ちゃんって呼ばせてもらえて」
「……随分と楽しそうね」
「こっちは未だアニキに見えるようになる方法も見つからないって云うのに……ご機嫌で結構よね?」
「葉由なんか血も繋がってないんだからっ! ホントに妹なんかになれるわけないでしょおっ? もうっ、バッカじゃないのっ?!」
「妹だよっ! わかってんのっ?!」
「どんなに好きでもっ! 妹は女の子扱いされないんだよっ! 一番近くにいてっ! アニキの事が何でも解ってっ……!」
「でもっ、それでもっ……! 妹は女の子じゃないんだっ! 一生っ、死ぬまで、死んでもっ……どんなに頑張ってもっ! どんなに苦しんでも………妹は永遠にお兄ちゃんの彼女になんてなれないんだっ………」
「なんで葉由はそんなものになりたがるかなぁ…っ、そんな辛いだけのものになりたがるかなぁ……っ!!」
「妹になって嬉しいなんて……そんなの、そんなの勝手に喜んでれば良いじゃないの……っ!」
「アニキにとって、あたしは背負わなきゃいけない十字架でしかなかったんだから……っ!」

 葉由は、いのりの頬を思い切り引っぱたき泣きながら反論。
「どうして…どうしてそんなコト云うのよ……じゃなんて、なんで先輩はいのりが死んで学校に来なくなるのっ! 説明してみなさいよぉ……っ!」
「先輩のぉ…っ………誓哉さんの中にはっ、まだいのりがいるんだよ……っ!」
「誓哉さんをあんなに悲しませているのはいのりなんだよっ! 葉由じゃないよっ! 葉由なんかじゃ……ないんだよぉ………!」
「誓哉さんの頭の中にはまだいのりがいるんだよ……そんな誓哉さんの心を思い知らされてっ、その上どうしていのりにまでそんなコトいわれなきゃいけないのよっ…どぉして……っ……!」

 いのりは、葉由の気持ちも知らずに、子供っぽい苛立ちをただぶつけてしまっただけ。
 結局、自分がワガママであることを思い知らされただけのいのり。
 ここ辺りのシーンはすごく好きです。

 最後に消える前に、兄の姿に向けて話しかけます。
「ねえ! アニキっ……お願いだよっ、いつもみたいにあたしの事叱ってっ……叱ってよぉっ………!」
「あたし悪い子なんだよ・・・…だから、だからさぁ……ねえ、アニキっ………アニキぃ………………っ!」

 最後の最後で、やっと自分の姿が兄に見えるようになったいのり。
 本来はめでたしなのですが……物語上、ここから一気につまらなくなり冷めてしまいました。
 兄に見えるようになった嬉しさで今までの想いを一気に語り、数クリック分で兄と和解。
 そして、兄に想いを伝えて、そこからすぐにHシーンに突入。
「私の……初めての人に…なってくれる………?」
 兄も兄で、何の考えもなく誘われるまま、あっという間に実妹と18禁行為におよんでしまいました。
 いくら幽霊とはいえ…。

 そして、気に入らない描写が更に一つ。
「あのね……私、私ほんとはね…お兄ちゃんって、呼びたかった」
 この唐突な台詞と共に「アニキ」から「お兄ちゃん」と呼び方を変えるいのり。
 ここら辺の呼称変更描写も納得できません。
 これじゃ、ただ好感を示す証として呼び方を変更したみたいで、「アニキ」という呼称を下位呼称として見ているようで気に入りません。

 やはり、最後に妹の姿が見えるようになった後で、もっと時間をとるべきだったと思う。
 直前までの描写は非常に良かっただけに、最後の詰め込みすぎて安易なラストシーンが残念です。
(2008.2.17記)

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蓮水 伊万里(なでしこ〜朱色のらせん〜)

 F&CからのPCゲームより。
 今作は、赤いCanvasシリーズとも呼ばれ、Canvasシリーズの外伝的な話になります。
 伊万里は、御曹司である主人公の家に仕える主人公専属のメイドであり、最終的に異母妹だと判明するヒロインでもあります。
 メイドだけあって、主人公に忠実で従順、家事も万能にこなします。
 彼女が主人公と身分違いの恋に落ち、結ばれて駆け落ちする所からこのゲームは動き出します。

 二人で狭いアパートに住み、主人公は体育教師、伊万里はその学園の生徒という生活を送るようになります。
 両想いとなった上に、邪魔するものはいないので、思う存分恋人として同棲を送ります。
 いちゃいちゃな同棲生活が、このゲーム最大の売りと言ってもいいでしょう。
 ……しかし残念なことに、兄妹っぽさは全く感じませんでした。
 同じメイド妹の『Natural Another One 2nd』の碧葉は、実妹だと発覚する前でもツン期デレ期含め兄妹っぽい要素を見出せたのに……。
 そこは比べても仕方ないので、先にいきましょう。

 そんないちゃいちゃが続いていた本作ですが……。
 中盤に差し掛かった頃、シナリオが一気に駄目になりました。

 冒頭で流されるまま肉体関係を持ってしまった皐月が、突然、主人公の学園に転校してきます。
 主人公の子供を妊娠した状態で。

 この皐月というヒロインですが、はっきり言って私は嫌いです。
 最初から最後まで少しも好きになれないヒロインでした。

 その皐月に迫られて、拒絶しきれずまた流されてしまう主人公。
 伊万里を選んで駆け落ちしたはずなのに、伊万里か皐月かと言った単純な答えすら出せずにずるずると引きずっていきます。
 伊万里が好きだといいながらも、皐月の機嫌を取っているような台詞の数々にはひたすらイライラし続けました。

 そんな状態が暫く続いた後、ついに二人が兄妹だと知らされる時がきます。
 皐月によって、伊万里が呼び出され、別れる様に言い口論。そして、その最中に知らされます。
「黙りなさいっ! 兄妹が結ばれるはずないでしょう!」
 唐突に伊万里とプレイヤーにのみ知らされる事になります。父親が話している事を聞いて、皐月は知ったようです。
 途中で兄妹だと明かされる話は多々ありますが、これは少しもドラマチックさがなく、正直拍子抜けしました。
 まだ、もう1人の実妹ヒロイン理花が兄妹だと明かされる時の方が、少しはドラマがあります。

 そしてここから、シナリオは更に駄目になります。
 兄妹だと知り怖気づいてしまった伊万里が主人公を拒絶。
 そして、主人公もその後、伊万里が妹だと知らされショックを受け、答えを出せずにひたすら悩みます。
 確かに悩む事自体は近親相姦モノとして正しいし、兄妹で結ばれてしまった事の罪悪感に押しつぶされそうになる描写も悪くないです。
 ですが、兄と妹そろって、あまりにも逃げ腰でネガティブな姿にうんざりしました。

 妹だという事を知り、父親と話す際、間違いだったとまで言い出す主人公には呆れました。
「どうしてそんな大事なことを黙っていた! 初めからそれを知っていれば、俺と伊万里は……」
「俺達は、こんな間違い……犯さずに済んだのに」

 親父も呆れたのか、いいように主人公をあしらいます。
「なぜキサマは自分の行いを『間違い』などと言えるのだ?」
「キサマは結局、今になって伊万里と関係を持ってしまったことが怖くなってのであろう」

 醜悪な豚親父の方が正論と言う不快極まりない状況です。

 そこからの話は、主人公と伊万里がどう向き合っていくかを書かなければいけない筈なのに、それとは関係無しにいつまでも出てくる皐月と皐月絡みの話。
 皐月の家庭での話や生い立ち、父親との関係等、どうでもいいような話がひたすら展開されます。
 主人公も、伊万里のことを悩むだけ悩んでおきながら全く前に進もうとせず、やることは皐月とデートですから訳が分かりません。
 しまいに学校内で皐月との関係が問題になった時は、いい加減にしてくれと言いたくなりました。

 しかし、最終的には、お互い兄妹でも好きで諦めきれないという事でちゃんとハッピーエンドで終わらせる事が出来ました。
 ですが中盤以降の駄シナリオ、兄妹だと判明した後に更にダメになったシナリオ。
 終局にたどり着くまでに、私の神経も伊万里の魅力もすり減らされました。

 妹っぽさが感じることができなかったキャラに問題点が多すぎるシナリオ。
 後に発売される『Canvas3』にもいえることですが、やはりCanvasシリーズでは、実妹を上手く扱えないのでしょうか?
(2009.5.24記)

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川上 伊代(星合いの空)

 Earth Wellの同人ゲームより。
 ちなみに全年齢対象作品です。
 8年前、火事にて行方不明になり、死んだと思われていた妹。
 冒頭で、主人公は妹が生きているかもしれないと言うことを知り、旅に出ます。
 途中知り合ったジョニーやみなとの協力を得て、ついには再会を果たすのですが……。
 おしとやかで引っ込み思案だったはずの妹はどういう訳か、元気で底抜けに明るいおバカっ子に。
 その上、記憶喪失になっているため、兄の事を一欠けらも憶えていません。
 そのどこか気の抜けた再会シーンは必見です。

 みなとに連れられるまま再会する兄妹。
伊代「うわぁ! みなとが男を連れ込んでいる!! あなたが、みなとの彼氏さん? あんさん、やるねぇ〜!ついに、みなとも恋の病に伏したわけだ、こりゃ。みなとって、面食いだと思ってたけど、こんな地味な顔が好きだったんだねぇ〜。伊代はこんなブサイクごめんだけどね〜!!」
 何気に酷い第一印象。

正紀「お、おい、ジョニー……。まさか、こいつって言うんじゃないだろうな」
ジョニー「いや、こいつが伊代だ」
正紀「……違うな、こんな不仕付けな奴は妹のはずが無い」

 兄の方も劣らず酷い。

 みなとに言われ、妹かどうかしっかりと見て確認。
伊代「ほぇ? みちゃいや〜ん。スケベ〜!」
正紀「ああ、やっぱり違う。俺の妹はこんなヤツじゃない」
伊代「さっきから、失礼なヤツだな。みなとの彼氏は……」
正紀「お前の方が失礼だっ!」
伊代「伊代はお前なんかじゃない! 伊代は伊代だよ!!」
正紀「俺もみなとの彼氏じゃない! 正紀は正紀だ!!」
ジョニー「お前ら、すげえソックリに見えるのは、俺の気のせいか……?」

 ジョニー、いいツッコミ。

 事情を知った伊代は、何故かすぐさま納得。
伊代「伊代に兄貴がいたとはねぇ」
正紀「お前さぁ、ほんっとに俺の知ってる伊代なのか?」
伊代「うーん、わかんないけど、別に正紀だったら兄貴でもいいと思うよ」

 ……それでいいのか?

 主人公が兄であることをあっさり認めてしまいますが、兄をすごした記憶は戻らない伊代。
 兄妹というには、どこか違和感のある関係に。
 兄は、無理に兄らしく振る舞おうとしますが、それが空回りして、ついには兄妹喧嘩。
伊代「いきなり現れて……兄貴面しないでよっ!!」
 しまいにはこんなことまで言われ、ショックを受けた主人公は家を飛び出してしまします。
 昔どおりやっていけると信じていた主人公。
 しかし、8年という年月は長く、いきなり元に戻るには無理があったことを悟る。
 再会したばかりなのに、兄貴面してしまったことを後悔して、頭を冷やし考えを改めることに。
 そして、謝ろうと家に帰ると、伊代が神妙な顔で玄関で待っていた。
伊代「あ…ウン。……あ、あの。……ゴメン。ごめんね」
正紀「あ、あぁ……俺も悪かった。ごめんな」
伊代「あんなこと……言うつもりじゃなかったんだよ。伊代、悪い子だよね………ごめんね。お、おにいちゃん」

 ここで初めて兄の事を「おにいちゃん」と呼ぶ伊代。
 兄が悩んでいたのと同じように、伊代も悩んでいたことが感じ取れるこの描写はかなり好きです。
 少しずつ兄妹の関係を戻そうとしているのは、兄貴だけじゃなかったんですよね。

 その後、物語が進むにつれ、妹に関する真実が次々明らかになっていきます。
 定期的に伊代に起こる発作の理由。
 8年前の火事の真相。
 実は、現在の伊代と、昔の伊代とは別の人格であること。
 過去の伊代の人格とも再会します。
 最後で記憶を取り戻すが、変わらず以前の通り底抜けの元気を見せる伊代。

俺の記憶の中の伊代は引っ込み思案で泣き虫で……
でも負けず嫌いなところもあったんだっけ……
時折見せたお転婆な一面もあった
記憶を失っている間の伊代もあながち別人というわけではなかったのかもしれない
これは伊代に対する見方を変える必要がありそうだな……
記憶なんて実に曖昧なものだ


 記憶を取り戻した伊代も、記憶を失っている間の伊代も、紛れも無い妹です。
(2007.7.8記)

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沢崎 海(こいとれ)

 銀時計のPCゲームからの妹です。
 小学2年生とこの手のゲームでは珍しく作中ではっきり表記されてます。
 人見知り、一人称は「うみ」、抱きつき癖がありことあるごとに兄に抱きついてくる。
 一見、年相応に子供っぽい設定なのですが、時おり高校生の主人公やヒロイン以上に大人びた所をみせる妹です。

 体験版のこの兄妹会話ですぐさま購入決定いたしました。
「……いいか、海。よく聞けよ」
「…………」
「僕は海のそばにいたいから、海のそばにいるんだ。友達と遊ぶより彼女を作るより、僕は海のそばにいたいから、こうしてるんだ。だから海が気に病む必要なんかないんだ」
「……告白みたい」
「そうだな。僕は、海が好きだって告白したんだ」
「それ、ロリコンだよ」
「ああ」
「それにシスコンだよ」
「ダメかな?」

海は、ぎゅうっと強く僕の腰を抱きしめた。
「ダメじゃない。ぜんぜんダメじゃないよ」

 こんな会話を初っ端から繰り出しながらも残念ながら攻略不可。
 ですが、主人公にとって誰よりも重要な存在であり、サブキャラでありながら見所も非常に多いです。

 この作品は、成長が大きなテーマになっていて、主人公だけでなく、ヒロイン、そして妹の成長もしっかり書いています。

 妹のために周りを頼らず自分ひとりで頑張ろうする主人公。
 しかし、その兄の姿を見て、同じように誰にも頼らずに自分ひとりで頑張ろうとする海。
 友達すらも作ろうとしなくなってしまった海をみて、自分の取っていた行動が誤りだったことに気付くシーン。
 兄妹と共に成長していく描写は非常に上手いです。
 
 海に生理がきてしまい身体的にも成長を迎える海。
 それからというもの、兄妹の間に距離が出来てしまい、兄にいつもどおり抱きついてこなくなります。
 その後、ヒロインうたはの理不尽ともいえる行動に頭を悩ませている最中に、妹が自分の事も含めて語ります。
「うみは、お姉ちゃんの気持ち、わかるよ」
「うみもお姉ちゃんと同じで、恥ずかしがりだから」
「好きな人が人が相手だと、やりたいことできないから。抱きつくとかできないから……」

 兄の事が好きな事には変わりないけど、男女として意識してしまい、普段できていた事が出来なくなってしまう。
 そんな寂しくも嬉しい妹の成長がこの一連の会話で描かれています。
 このシーンを見ると、海が攻略対象でも、しっかりシナリオを書けていたのではないかと思えて非常に惜しく思えます。

 そして、天邪鬼的な行動ばかりとって主人公を困らせるうたはへの台詞。
「お姉ちゃん、ちょっとは素直にならないと、お兄ちゃんに嫌われちゃうよ」
 主人公や海にとって姉的存在であるうたは以上に大人びた存在になった海。
 主人公だけでなくヒロイン達も未熟な存在として描かれているこのゲームにおいて、ある意味一番の大人になったのかもしれません。

 しかし、一つ、思う事が。
 時々、妹と一緒にお風呂に入っているという設定があるのになぜそのCGがない。小学時代のうたはとお風呂に入っているCGがあるなら海のも可能なはずなのに。
 Hシーンを入れろとは言わないけど、それぐらいサービスがあってもいいのに……。
(2009.3.22記)

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ウラシル(ぼーん・ふりーくす!)

 ライアーソフトのPCゲームからの妹です。
 幼い頃から病を患い、現在は兄から治療を受けている妹。
 病人ではあるものの、典型的な大人しく弱弱しい子ではなく、明るさと快活さを持っていて元気な印象すら受ける子です。
 管理人は、大人しい妹より、元気な妹の方が好きなので、個人的には良かったです。
 それにこのゲームは、病に臥されていくゲームではなく、病に立ち向かうゲームですので、コンセプトとも一致しているでしょう。

 このゲームのシナリオライターは発売前、兄と妹がひたすらノーテンキにHしてるものばっかりを書いている、と言ったそうです。
 確かに、冒頭から抵抗力を高めるために兄妹でHするという、18禁ゲームならではの無理矢理な展開が発生します。
 それに、ライトな作風ゆえ、インモラルな雰囲気や、背徳感は濃く作られてはいないです。
 でも、決して軽いノリでエッチするだけのいい加減な兄妹ではありませんでした。
 その分、妹ウラシルの心理描写がしっかり描かれていました。

 病気を治すために、兄とセックスしなければいけないことを知って取り乱すウラシル。
「ちょちょちょ、ちょっと待ってーーーーっ!!」「わー! お兄ちゃん、勝手に納得しちゃやだぁ!」「納得がいかないよぉ!」

 それでも、納得せざるを得ず、決心をする。
「お兄ちゃんは、平気なの……? あ、あたしと、Hするの……」「あたし……。……いやじゃないよ……。お兄ちゃんとだったら、いいよ……。お兄ちゃんが、あたしの体を治してくれるんだから……」

 そして、兄の部屋での告白シーン。
「お、お兄ちゃん……。あ、あのね……! あ、あたし、あのね……。お兄ちゃんのことが……、好き……。大好き、なの……」
「ご、ごめんね、ちがうの! いや、あの!お兄ちゃんが嫌いなんじゃなくって! 困らせるつもりじゃないの! た、ただ……。あ、憧れていたの……。好きな人に好きって言って、好きって答えてもらって、それから……、そ、その、む、結ばれるって言うか……。初めての時は、そういうのが、いいなって……」
「でも、これって……。自分の気持ちを、ごまかしていることになるのかな……。でも、今はお兄ちゃん以外に好きな人っていないし……。この、好き、も、ほんとはちがうのかな……。でも……あたし、。おにいちゃんにだったら……って、思う……。思ってるの……、ほんとうに……」


 この初Hシーン前の一連の台詞、戸惑いや戸惑いや混乱といった、ウラシルの心情が表れていて、かなりお気に入りです。
 好きだからいいと、大した考えを持たずに、エッチするだけのゲームとは、一線を引いています。
 更に2週目になれば、ウラシルの視点でゲームを進める事が出来ます。
 より強くウラシルの心情が分かる辺り、どうやら心理描写についてはシナリオライターも意識して作ったよう。
 それを自身がノーテンキにエッチしているだけ、なんていうあたり、ライターの謙遜っぷりに好感度UPです(笑)

 ライトな作風で物語は進むのですが、終盤になるにつれ、かなりシリアスになってきます。
 軽いノリだからと油断していると、一気に反転しますので注意。
 明らかになる治療の全貌や、ウラシルの秘密……こういった所は実妹キャラとしての評価が分かれるところかもしれません。私は気になりませんでしたけど。
 ウラシルのエンディングは、大きく分けて3通り存在します。
 どちらか片方が生き残るエンドが2つ、両方が生き延びるエンドが1つ。
 最も幸せなのは、もちろん両方が生き延びるエンドですが、物語として美しいのはどちらか片方が生き残るエンドでしょう。
 中でも、一番最初に見る事になるエンドで、ウラシルと話しながらの主人公の独白が忘れられません。

同じことを、言っていたね。
あの子は。
ちがうのは、元気いっぱいにあたりを駆けめぐりながらだったこと。
どうしてだろう。
今、振り返って笑う君の姿に、あの少女の姿が重なって見える。


 ウラシルが病気がちでありながら、年相応の元気さと活発さを持っているという設定をここで使ってくるとは……。
 かなり変化球な病弱妹とシナリオでしたが、兄妹の絆は確かにそこにありました。
(2006.12.11記)

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木田 恵美梨(天使のいない12月)

 Leaf東京開発室のPCゲームからの妹。
 ゲーム開始して、間もなく発せられる妹の第一声。
「アホアホお兄ぃのクソバカァ〜っ!!」
 それから分かるとおり、かなり生意気な妹です。
 この妹は、どのシナリオにおいても素敵な罵倒が炸裂します。

「クソお兄ぃのクソったれぇっ!! お父さんたちに言いつけてやるんだからぁ〜!!」
「お兄ぃのバカぁ……」
「お兄ぃなんか死んじゃえーっ!!」

 恵美梨にとって「バカ」「クソ」「死んじゃえ」はデフォ台詞です。

「お兄ぃの根スケベェ! バイバイキン〜!!」
「この18禁男!」
「赤裸々スケベぇーっ!」

 罵倒の中にはよく分からない単語まで出てきます。

 行動も登校時間をわざとずらして兄と一緒に居ることを避けたりと徹底しています。
「当たり前じゃない。お兄ぃみたいなのと血がつながってるなんて、一生の恥だもん」
 しかし、教室で兄の愚痴を言っているため、バレバレどころか、ブラコン妹だと思われている可能性あり。
 少なくとも兄は、シスコン兄貴だと思われている。

 現在ではあまり珍しくないタイプの実妹ですが、当時では結構ここまでの罵倒系妹は非常に希少でした。
 しかし、この二人の会話は聞いていて楽しいです。
「バカ兄ぃだぁ〜」
「バカはおまえだ、バカ」
「バカって言ったぁ! バカって言ったほうがバカなんだもん〜!」
「じゃあ、おまえもバカだ」

 退廃的な雰囲気が漂うゲームの中、生き生きしている妹には癒されます(笑)

 でも、ここまで言い合える仲なのは、お互い気心が知れているからだと思います。
 恵美梨も普段は、死んじゃえ等を口癖のように言っていますが、本当に気に障る事を言ってしまった時は素直に謝ったり、落ち込んでいる時は恵美梨なりの気遣いを見せてくれます。

 兄である主人公にしても駄目主人公の烙印を押されていますが、兄としては悪いやつではなかったと思います。(駄目主人公には違いありませんが)
ガキはうざったくてキライだ。
いなくなればいいのに。

 普段はこんな事いっていますが、妹の想い人が自殺願望所持者である事を知り、恵美梨がそれに巻き込まれないかと気が気でない態度を見せたりと、ちゃんと恵美梨を家族として意識している様子。
 やはり、いて当たり前の家族の大切さは、中々分かりにくいものですよね。

 その恵美梨に、個別シナリオはありませんが、雪緒シナリオにおいて活躍の場を見せます。
 しかし、それは応援とか嫉妬とかではなく、「恋敵」として。
 恵美梨は、雪緒(女)に淡い恋心を抱いているという設定なのです。
 しかも、ルートによっては、ヒロインを実妹に寝取られます。
 私自身は、寝取られは嫌いなのですが、これはこれでOKだという気持ちになりました。
 元より兄との恋愛に発展しそうにない妹だったこともあり、どのルートでも恵美梨像を崩さず通せたのは感心します。

 2003年、妹は無条件でお兄ちゃん大好きなのが当たり前だった時代において、自分にとって非常に新しい妹でありました。
(2009.5.18改稿)

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エリ(がんばる妹さん2006)

 高臥舎の同人ゲームからの妹。
 クマの人形を抱いた立ち絵から分かるとおりのロリ妹。
 主人公が中学の時に生まれたためかなり歳が離れた兄妹です。

 このゲームは、お風呂上りにエリが裸のまま、部屋に入ってくる事から始まります。
「お兄ちゃん、お風呂あいたよ?」
 妹は他人に裸を見られる事を気にしていません。
 そして、兄も妹の裸を見てもほとんど無反応。
 ちっとも妹を意識していないです。

 そんな二人の関係が変化する出来事が起きます。
 その出来事は、。妹が兄の本を使って自慰をしているのを目撃するというもの。
 ……漫画等で、使いまわされた展開です。
 しかも、その後の展開もイマイチすぎます。
 いくつかルートがありますが以下の通り。

・自慰現場に踏み込む
「服脱げよ。もっと気持ちよくしてやるよ」
 その後、H三昧のままEND。

・露出ものの本を見せる
 妹が夜、裸で外を散歩するようになる。
 その後も、兄は妹に様々な本を見せて遠まわしに調教してEND。

・近親相姦ものの本を見せる
「あのね……してほしいの。この本みたいに」
 その後、HしてEND。

 背徳どころか、兄妹愛や恋愛過程まで皆無です。
 どのルートでも同意を得ているものの、好きあっている様子は少しもありません。
 ただ、快楽を求めてしているだけのように思えます。
 1200円という低価格で販売されているゲームですが、この値段でももっといいゲームや妹は、あると思う。
 いくら低価格で軽めのHゲーとはいえ、もう少しぐらい中身を作りこんで欲しいです。

 見事なくらい、何も考えていない兄妹とゲームでした。
(2009.5.18記)

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浅生 恵理栖(めいくるッ!〜Welcome to Happy Maid Life!!〜)

 ASa ProjectのPCゲームより。
 両親とも仕事で家を空けており、兄と二人暮し。
 兄より一つ下の学校なので中学生かと思われる。
 OHPにて行われた2度にわたる人気投票で、サブキャラでありながら2連覇を果たした妹です。

 このキャラが起用された経緯は、「これからは実妹の時代だぜー!」なんていうライターの叫びかららしいが……それは正直怪しい(笑)
 それだけの考えがあったのなら、攻略可能ヒロインになっていたのでは……?
 思うに起用されたのは、ASa Project同人時代の作品『月光のアドニス』に出てくる同名キャラの形を変えて、再登場させたかったのいうのが本音でしょう……多分。
 ちなみに『月光のアドニス』におけるエリスは、ゼファー・クロウに作られた改造人間で、沙夜という戦闘用の人格を持ち、爪で空間を切り裂くというトンデモキャラです。
 そんなエリスから受け継がれているのは、眠そうな赤い目と髪の色くらいなので、ゼファー先生や沙夜同様に、ただのスタッフのお遊びでしょうけど。

 普段は無口なため、無愛想に見られがちな妹。
 ですが、時折、悪女というかお茶目な一面を見せてきます。
 兄をからかって遊んできたり、兄の小学生時代の黒歴史作文を公表したりと、少々たちが悪い。
 
 序盤、女に無関心な兄を心配してのこんな一言にやられた人も多いそうです。
「…このままだと…お兄ちゃんの童貞は私で捨てる事になる確率が高い…」

 後半においてもその会話は発展を見せます。
 ヒロインの一人、真央と付き合い始めた後での妹との会話が強烈です。
恵理栖「良かったね。私に童貞ささげずにすんで」
義明「ああ、もう少しで本当に……って、誤解するようなコト言うなっ!」
真央「だ、だんな様と恵理栖はんが、そんな関係やったとは……はっ!? もしやふたりは血が繋がってへんとか!?」
義明「ほらみろ! 真央のやつ、もう誤解しちまったじゃねぇかっ!!」
恵理栖「安心してマオ。私たちはちゃんと血が繋がってるから……多分」
義明「多分とか言うなっ! 100%つながってるわっ!」
真央「ということは、近親相姦……!?」

恵理栖「まぁ……そうなるのかな」
真央「うちショックどすっ!!」

 その後、誤解は解けましたが、なかなか危なっかしい妹です。

 そんな風にからかって遊んでくるような妹ですが、根っこのところではちゃんと兄を慕っているようで、瑠璃シナリオでのブランシェと対決でそれを見せてくれます。
 しかし、この兄妹、昔はお互い仲が良くなかった様子。
 それが今では、兄はシスコンとまで呼ばれるようになったり、妹は兄を慕うようになったりした理由は、プロローグと水恋シナリオにて書かれています。
 子供の頃は、無愛想な妹に苛立ちを感じて無視し続けてその時の事を後悔し続けている事、恵理栖を大切にしているのは罪滅ぼしのつもりだった事などが語られています。
 その話は消化不良とはいえ非常にいい題材なので、サブキャラである事が残念になってきます。
 やはりヒロインにしてもっと掘り下げて欲しかった。

 そして、予約特典のディスクでも、親がいなくなってから、どのようにこの兄妹がお互いの溝を埋めていった事が書かれています。
 ちなみに、この予約特典を作ったのは、発売前人気投票で1位を取ったため急遽製作したらしいです。
 超短編とはいえ、人気投票の結果に応じたサービスには、このメーカーの期待が高まります。
 現在、シナリオはありませんが、メーカーが3作目あたりまで作られる頃に、ファンBOXが作られるらしいです(スタッフの日記参照)
 その時に、恵理栖シナリオも作られる可能性があるため、ASa Projectの存命に期待しましょう。
(2007.12.22記)

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エルザ・バリエール(娼囚令嬢)

 RED-ZONEのPCゲームより。
 主人公の腹違いの妹である事は作中ではっきり書かれていますが、何故か繰り返し義妹と表記されています。
 そこら辺は気にしないでいきましょう。

 バリエール商会の娘ですが、知能を生かし商会の仕事をしている父や兄とは違い、お小遣いを使って遊び回っている妹。
 しかしながら、兄にも負けない知能もあり裏の情報に精通している。
 そして、父親の腹黒さを最も引き継いでいる妹らしい……

 作中における妹との会話は、趣味の美術に関することや欲しい物のおねだり等が殆どです。あまり取り上げるような会話はありません。
 そして、彼女自身にHシーンはありませんが、兄の婚約者アニエスとのHシーンに少し貢献してくれます。
 媚薬を仕入れて手渡ししてくれたり、アニエスの入浴の時間を兄に教えて一緒に入るように仕向けたり、バイブの使い方を教えてくれたりといった事をしてきます。
 しかし、エルザ自身はHの現場に一度も居合わせないし、一緒に攻めるようなシチュエーションも無い。それどころか服を脱ぐ場面すらありません。
 H重視のゲームと邪悪と銘打った妹が合わさったはずなのに、かなりぬるいです。

 この妹には、Hシーンは無くとも、専用エンドはあります。
 アニエスの裏切りにあい、バリエール商会の不正を告発されて、父親は逮捕、兄は妹と共に逃亡するというエンドです。
 そこでエルザによって、アニエスの裏切りを知っていながら兄とどちらが勝つかを楽しみながら鑑賞していたことが楽しそうに語られます。
「結局、お姉様は耐え切って勝利を手にし、一番の愚か者は牢の中。まあ良い結末ではないかしら」

 そして、妹を恐れる兄のモノローグによって幕を閉じます。
どうやら、僕にはまだ
エルザの玩具としての価値があるらしい。
それがなくなったときが僕の破滅なのだろう―――

 主人公は妹をとことん畏怖していますが、この妹がやったことって、アニエスを放置したり夜のグッズを提供するぐらいだったような…
 それぐらいしかしていないのに主人公は怖がりすぎです。

 エルザは黒い妹ではありましたが、残念ながらその黒さにゾクゾクするようなものを感じられませんでした。
 私は邪悪な妹は大好きだし、同じようにH不可で邪悪だった『空木巴』の紅子にはゾクゾクするものを感じたのに…
 兄に対しての恋愛感情が最後まで一切無かったことも大きいですが、それでなくとも妹の黒さが全く発揮されていなかったのは残念すぎる。

 ふと思い出すと、作中で兄と外国の刀を欲しがるエルザとのこんなやり取りがありました。
「実はこの本の扉絵に出てくるこの剣が欲しくなりましたの。お兄様のお知り合いでこういう物を取り扱っている方がいらっしゃるかと思ったのですが」
「これは……」
「そうですの?」
「そうだな……本物が欲しいわけじゃないだろう?」
「できれば本当に斬れるのがいいですけど贅沢は言いませんわ」
「……刃をつぶした模造刀扱いならそう難しくはないかもな。外国周りの船に帰りがけに買って来てくれるよう頼んでおこう」
「わあ、ありがとうお兄様」
「そのかわり物騒なことには使うんじゃないぞ」

「もちろんですわ。こういうのは本当に斬っても面白くありませんもの。粗粗をしたら斬られるかもと怯えるあの侍女の表情がいいんですのよ……?」
 この会話に出てきた『刃をつぶした模造刀』というのが、このエルザにぴったりな形容詞ではないでしょうか?
 兄を怖がらせるだけでしかない黒さ。実際は危険でも何でもないのに…

 結局はその黒さを全く発揮できず、観賞用の凶器で終わってしまった妹。
 妹としても邪悪ヒロインとしてもこれじゃ満足できない。
(2010.3.9記)

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栗原 音(LIKE〜妹〜)

 おでんやの同人ゲームより。
 現在『10』まで作られている、このシリーズ。
 それの記念すべき第一作目になります。

 小学4年生で兄への呼称は「に〜ちゃ」
 舌足らずな口調で話し、いまだおねしょ癖が直らないらしい。
 体育が苦手だけど走る事だけは得意。
 第一作目ということもあって、シリーズ中一番有名かも知れない妹です。
 しかし、私的には、実の所、あまり印象に残っていない妹です。
 印象に残っている事といえば、ロリコンな主人公が少々やばかったことぐらい。

 この主人公、かなりのロリコンで、自分のPCに相当な数のロリ動画を秘密のフォルダに入れているようです。
 そして、妹の事を好きであり、実妹のヌード写真までその中に入れている。
 妹が寝ている時にこっそり脱がして撮ったそうです。

 それが妹に見つかった事によりこのストーリーは始まります。
 ストーリーといっても、その後、それをきっかけにHしちゃうだけですけど。
 ……何というか、あまり深く考えていない話ですね。

 兄の方は、妹の言う『好き』と自分の言う『好き』が違う事を感じて、胸を痛めていたりと少しは考えている様子。
 ならば、すぐにHするのではなく、一拍子おけばよかったのに。
 即Hに即落ちの展開では、前半の妹を好きなことに対する葛藤が全く無意味になってしまっています。
 兄妹の愛を描いた作品ではなく、ロリっ子を落とす事に成功したゲームという感じがしてならない。

 ちなみにこのシリーズ現在、管理人は『9』までプレイしていますが、管理人の評は以下の通り。

 4>2>>>>>7=8>1=3=5=9>>6

 『4』と『2』だけ頭一つ浮き出ていて、後は団子状態。その下に『6』
 このシリーズ、自分的には『4』と『2』だけでいいかなと……。
 シリーズの基点ともなった作品ですが、あまり印象に残らない妹でした。
(2007.9.2記)

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東雲 乙矢(あねいも痴漢)

 X-BANGBANGからの同人ゲームより。
 気弱でちょっとブラコン気味な妹。
 両親が家を空けており、姉と兄の主人公とで3人で暮らしている。

 このサークルが以前に出した実妹ゲー『さわさわ絵にっき〜妹と××編〜』と最も違う点は、妹キャラではなく姉もいるということ。
 そのため、その兄と2人暮らしの生活描写があった前作に比べ、兄妹としての描写より、家族としての描写の方が色濃いです。

 姉妹が痴漢にあった際、姉甲矢から攻められるワンシーン
甲矢「せっかくあんたがついているのに、姉も妹も守れないとは何事かっ! ったく、男のくせにだらしないっ!」
在郎「そ、それは・・・その・・・す、すまん・・・」
乙矢「やっ、あのっ、お兄ちゃんは悪くないよ、お姉ちゃん。恥ずかしくて・・・乙矢が黙ってたんだもん・・・」
在郎「いやっ、姉妹を痴漢の間の手から守れなかった罪、万死に値する! かくなるうえは、死んでお詫びを!!」
乙矢「きゃあああああっ!! おにいちゃあんっ! はやまっちゃだめぇっっ!」
甲矢「・・・三門芝居につきあう必要ないよ、乙矢。定規で死ねるほどアローは器用じゃないって」
 ここら辺が実にこの家族の特徴が現れていてお気に入り。

 ちなみにこのゲームは、痴漢依存症の主人公が、実の姉と実の妹の手をかけていくゲームですが、ダーク面に落ちて陵辱になるという事は無いです。
 姉も妹もあっさり許してくれて、主人公が犯罪者にならないために、自分に対する痴漢はOKしてくれます。
 その後の、痴漢もHシーンも全て同意の下行われるなんともライトな痴漢ゲームです。
 ここら辺は、いかにも仲のいい家族らしいノリです。

 シナリオや背徳はほとんどなく、兄妹描写という点では『さわさわ日記』に軍配が上がるこのゲーム。
 確かに可愛い妹なのですが、特記するべきことはあまりなかった妹です。
(2008.9.1記)

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皇 愛 ・ 牧村 雛乃 ・ 白井 美紀 ・ 神城 晶 ・ 結城 真琴(いもうと大作戦)

 田辺組からの同人ゲームより。
 作中に登場する妹全員まとめての評価です。
 このゲームは5人もの妹が出てきて、それぞれお菓子好き、不思議系、黒髪ロング、スポーティ、お姉さん系と設定は様々。
 しかし、妹キャラとしての価値はどれも同じです。
 どの妹も、妹キャラとしての価値はありません。
 妹ゲームとして、ストーリー展開があまりに酷いのです。
 その展開は以下の通り。

@ 妹と遭遇
  ↓
A 即H
  ↓
B 次の妹に会う
  ↓
C Aへ戻る

 こんな展開じゃ、キャラの個性なんて生かせるわけがありません。
 性格付けなんて、全く無意味といっても過言じゃないです。
 この子はこんな性格ですと、軽い紹介の後、Hするだけの展開でキャラ萌えなんてあるわけがない。
 初対面の兄に対して何の考えもなしに、即Hする馬鹿さだけが目立ちます。
 これは「妹」以前の問題です。

 そして、主人公も意味不明。
 自分に腹違いの妹がいると聞いて、妹に会う前から、禁断の愛という言葉を使って大喜び。

アブナイ……そうだ、それだよッ!
妹と燃え上がる禁断の愛! 切なくも危険なロマンス!!
それこそが、オレの人生に足りなかったモノなんだッ!!!


 ……一体、それのどこが禁断の愛?
 こんな禁断の愛の大安売りは見たことがありません。
 頭が空っぽな兄妹が、深い関係になろうが、Hしようが禁断の匂いは全くしません。

 このゲームは、ネタゲーとしてもお勧めできません。
 妹ゲームは「妹」というものをもっとよく理解してから作るべきだと思いました。
(2007.9.2記)

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