ちょこっと実妹キャラ紹介

実妹キャラ私的評価のおまけページです。
フリーゲームからの妹多し。


キャラ別索引(ファーストネーム五十音順)

あ行 天道灯(愛娘という名の玩具)日向明里(僕らはまだ学校にいた)今村朝子(星空☆ぷらねっと)いくみ(バトルオブイモウト)イミル(ICEMILK)エリー(グランドソード)
か行 藤木香織(Scorlet-Half)カナ(PIERROT)坂上香苗(遥けき川の流れにのせて)貴島佳菜美(ONE2)林田京子・京香(エ口研究室)クインティ(クインティ)
さ行 佐喜子(Dear heart)羽板さくら(TWilight INSanity)天ヶ瀬時雨(天雨月都)、ソロル(Ark)
た行 村田千果(お嬢様をいいなりにするゲーム)千尋(兄妹〜スピカの呪縛〜)白鳥千冬(魔歌使い)緋乃元燕(TYPE-ORE)
な行 ノリコ(天ノリ)
は行 ハナ(小さな試練)牧原輝春(ガンパレード・オーケストラ)慧本向日葵(朝凪のアクアノーツ)斉藤広子(Self)沖田祐未(りんかねーしょん☆新撰組っ!)ファネス(Until running away with……)丸紅子(空木巴)
ま行 剣崎真由(High Standard)ミコト(INBLEED)ミドリ(楽園)瑞穂(散り逝く花に君を想ふ)川島もなか(おにあい)赤沢桃子(つくしてMY!シスターズ)
や行 持田由香(コープスパーティー)ユミ(SNOW TALES)
ら行 鹿山理佳(ディスコミュニケーション)相茶理佳子(あした出遭った少女)リリア=ミスティーズ(Moonlight Labyrinth)リリィ=クレスティ(Carist)蓮美怜華(月染の枷鎖)
わ行


蓮美 怜華(月染の枷鎖-the end of scarlet luna-)

 ひよこソフトからのPCゲームより。
 OHPでは「謎の少女」と表記されていて、主人公には「雨音」と名乗りますが、本名は「蓮美怜華」
 海岸で主人公の前にだけ姿を現す不思議な少女。メイン級のヒロインですが主人公とのHシーンはありません。

 発売当初、「異母姉」であるという報告を頂いていたため、「ソフ倫近親緩和後、実姉義姉数比較」に載せておいたのですが……。
 しかし後日、「異母姉」ではなく「異母妹」だという新たな報告を頂いたため、自らの手で確認することに。
 ちなみにプレイ前の私の考えでは、「姉」と「妹」が入り混じった表記なのではないかと予想していました。
 それなら、「姉」だという報告と「妹」だという報告の両方が来てもおかしくないので。

 そして、プレイ。
 序章から4章までなるこのゲーム。
 最終章である4章にて、ようやく雨音の正体が分かり、主人公と父親が同じだということが判明します。
「俺と……雨音、いや、蓮美怜華は、姉弟……なのか?」
「えぇ、そうです。正確には異母姉弟となりますね」

 その後もじっくり見てみても全て「姉弟」と書かれており「兄妹」と表記された箇所はありませんでした。
 つまりこれで「異母姉」という確認は完了したわけです。

 でも、釈然としない……。なぜ「姉」とはっきり書いてあったのに「妹」と報告が来たのだろうか?
 本当にこの通りなら「妹」だという報告が来るわけが無い。
 しかし、選択肢が一切無いゲームなので、ルートによって「姉」か「妹」か変わるという可能性はありえない。
 「姉」と「妹」、両方の報告が来た理由は一体なんだったのか?

 そんな時、ふとOHPを見てみたら修正パッチが配布されているのを確認。
 修正パッチを当てずとも、特に不具合も無く既にコンプリート完了したこのゲーム。本来なら修正パッチを当てて再プレイする必要など無い。
 ですが、その時の私は「やれる事は全てやる思想」だったのか、「藁にもすがる気持ち」だったのか、明確な考えなど持たずパッチを当てて再プレイしました。
 すると、何と! 
 信じられない事に姉弟発覚時の台詞が変更されたのです。
「俺と……雨音、いや、蓮美怜華は、兄妹……なのか?」
「えぇ、そうです。正確には異母兄妹となりますね」
 その後も「姉弟」という表記が全て「兄妹」に置き換わってしまいました。

 これが「姉」と「妹」両方の報告が来た理由だったようです。



信じられないかもしれませんがこのキャラは
 
修正パッチを当てると、姉から妹に変わるのです

画像



 私も今まで色々な妹に触れてきて、『PRINCESS WALTZ』のクリス、『麗辱の館』の鴒といった、「姉」か「妹」かの判断が難しいキャラもいました。
 しかし、修正パッチを当てると「姉」だったキャラが「妹」になるなんて、今まで体験した事のないパターンです。
 衝撃を受けると共に困り果てました。一体、どう判断すればいいのだろうと。

 とりあえず、判断材料を探して、ネット上を徹底的に調べてみる事に。
 しかし、感想を書いてあるレビューサイトやブログは数多く見つかったのですが、この件について記載しているサイトは存在しませんでした。2chの作品別スレですらこの件について一切触れていません。
 もしかしたら、パッチを当てれば「妹」になるという事実に気付いたのは、私が最初かもしれません。(発売から半年以上経っているというのに)

 結局、ネット上で判断材料を見つけられなかった私は、メーカーに直接聞いてみる事に。
 そして、どちらが正しいのか返答を求めるメールを送ったところ、即日返信メールが届きました。
 素早い対応には好印象(笑)

 そして、メーカーからの返事によれば、設定上は主人公の方が先に生まれたらしく、修正パッチ導入後の「兄妹」が正解。
 「姉弟」としてしまったのは、単純なミスだそうです。
 とりあえず、この返答をもって「異母妹」とようやく確定できました。


 しかし、この妹キャラ自体について多くは語れません。
 何せ終盤で発覚する上、「姉」でも「妹」でもシナリオは一切変わらないのだから。そんなキャラに妹らしさを求めるのは無理がある。
 兄妹相姦も無いから背徳についても語ることはないし、そもそも恋愛関係にだって発展すらしない。一応メインヒロインなのに。
 「妹」として見るなら何を語っていいのやら……。
 3章のラストや4章で一緒のベッドで寝るシーン等、良いシーンもある程度はあったのですが……。
 修正パッチを当てると「姉」が「妹」になるという出来事は、全てが吹き飛ぶほど衝撃的すぎた。
(2010.8.31記)


天ヶ瀬 時雨(天雨月都)

 Project天月のフリーゲームより。
 主人公の姓が小日向だったばかりに、小日向の姓を持つ者同士の殺し合いに巻き込まれるこのゲーム。

 時雨は、ゲーム開始直後に転校してくる転校生にして、実は主人公の妹です。
 天ヶ瀬が母方の旧姓だったことから親戚なのではと思い声をかけたところ、拒絶の意を受けます。
「ごめんなさい。私は、あなたとは喋りたくありません」
 これが彼女との初遭遇です。非常に冷たい。

 しかし兄のピンチの時に助けに駆けつけて、そこで自分と主人公の関係を語ります。
「あなたは、私の兄です」
 時雨が言うには、母親が兄を連れて小日向に再婚する際、妹は天ヶ瀬の家を継ぐために残されたそうです。

 1stシナリオである椎子ルートと2ndシナリオである都紀子ルートでも、戦いに巻き込まれてしまった兄のために色々と尽くしてくれます。
 木刀『獅月』を手に異能力者たちと互角に戦って守ってくれたり、伝説級の武具である『狼牙』を主人公に渡したりと、兄を冷たく避けながらも危ない時は助けてくれます。

 妹なのになぜ避けるのかと問うと
「あなたを許せないからです」

 なぜ助けてくれるのかと問うと
「あなたを殺すのは、私でありたかったからです。できれば、生き延びて欲しい。私に殺されるまで」

 3rdシナリオである時雨ルートは、現在、途中までの「時雨編 半チャンVER.」が公開されています。
 そこでは時雨が、兄を自分の手によって殺したいがために、小日向の者から守るボディーガードを申し出てきます。
 それにより、奇妙な兄妹生活を送る事になります。
 そんな生活を送る中、プチ記憶喪失である主人公が断面的に妹との事を思い出したり、遊園地に連れて行ってやるという過去にした約束を果たしたり、兄妹らしさを取り戻そうとするシーンもあります。

 中でも、兄妹だと知らない周囲から、付き合っているのではと囃し立てるシーンがお気に入り。
 兄は落ち着いて対応するものの、言われなれてない時雨は真っ赤になって白もどろ。
 その反応が原因で、友人達から攻められる事になったり。
「あんたね、女の子の気持ちを少しは汲んであげたらどうなのよ。この子どう見てもあんたのことが好きじゃないの」
「そこまで鈍感とは、全く救いようがないわね。こうなってしまった以上、あんたから告白しなさい」

っていうか、この人全然わかってないよ。
俺達兄妹なんだよ。


 時雨が主人公を殺そうとしている理由や、このルートの真の敵などが判明したところで、この「時雨編 半チャンVER.」は終わります。
 続きが非常に気になるところです。

 ……しかし、既にOHPの更新が止まって5年が立ちました。
 おそらくもう完成する事は無いでしょう。
 妹シナリオの最中で休止になってしまうとは実に悔しい。

 あの先にはどんな兄妹物語があったのでしょうか?
(2010.8.14記)


千尋(兄妹〜スピカの呪縛〜)

 こーせープロジェクトからの同人ゲームです。このサークルは既に解散済み。
 2003年の冬コミにて発売されたゲームで、実は時代を先取りしていたりします。


 まず、ストーリーを全て説明させていただきます。

 両親が車の運転中の事故で亡くなり、兄と妹が残された事から始まるこのゲーム。
 その日の夜、寂しいので一緒に寝てほしいと妹からお願いされ、なし崩しに一線を超えてしまう。
 そして、それをきっかけにことあるごとに体を重ねる2人。
 しかし、そんな生活を1ヶ月続けていくうち不安を感じてしまう兄。
 そんな中、兄は同僚の女の子から告白されたことをきっかけに、妹との関係をこれまでにしようとします。
 そして、これが最後とばかりに体を重ねた後、いつものように車に乗って出かける兄。

 そして、兄が出かけた後、千尋の独白が始まり、次々と真相が語られます。
おにいちゃんは本当のあたしを知らない…。
あたしがどんなに浅ましい女なのか。
欲しいモノを手に入れるためには、どんなことでもする…。
どんなに酷く、人道的に外れた事でもやってしまう。本当はそんな女なのだ

 初めて関係を持った時も兄の優しさにつけこんで計算づくでやったこと。
 両親は妹の兄への想いに気付いて引き離そうとしたので、それを許せず両親の車に細工をしたこと。
 そして、兄が離れていくくらいなら、いっそ永遠に自分のものになってもらうこと……。

 その直後、兄は車の事故に合い病院に運ばれます。
 そして診断の結果、一生体を動かす事は出来なくなってしまった兄。
 ショックを受ける兄に聖母のような微笑を浮かべて言う千尋。
「大丈夫だよ、おにいちゃん。あたしは側にいるよ。ずっとおにいちゃんの側にいる」
「だって約束したじゃない…ずっとずっと一緒だよ…って。おにいちゃん、ずっとずっと一緒だよ…」
「ずっと…一生、離れないよ…」

 予定は変わってしまったものの、兄が身も心も自分のモノになったことに満足する千尋。
 兄の口にキスをしてエンド。


 ストーリーを見ると私好みで実に良いです。
 2003年に出たとは思えない強烈なヤンデレ妹です。
 にもかかわらず……
 なぜ、このゲームはここまで知名度が低いのか?
 なぜ、実妹好きが集まる場所においても、ヤンデレ好きが集まる場所においても、全く話題に上らなかった?
 そして、なぜ、このサイトにおいても正評価ではなくこのページに書かれたのか?

 理由は、このゲームの描写がとにかく薄すぎるんです。
 期間は長いのにテキスト量はとことん少なく、あっという間にゲームは終わります。
 両親がいなくなってからの兄妹生活の描写などほぼ皆無。

 ストーリーも妹もヤンデレ好きの私にとってかなりのツボですが、骨組みのような状態でしかないシナリオでは、まともに評価することはできません。
 実にもったいない。
 もし、もっと頑張って日常やその他様々な描写に肉付けがされていれば、キモウト好きにとって非常に良い妹が出来上がったというのに。
(2010.7.20記)


天道 灯(愛娘という名の玩具)

 ANIMのPCゲームより。
 主人公の異母妹で、現在は主人公の幼馴染であり医者の光太郎と結婚しており人妻。
 夫婦仲は非常に良好。

 父親が囲っていた愛人の娘だった灯。
 母親が死んだ際、父方である五藤家に引き取られました。
 しかしその五藤家は『五藤家に関わる女は皆で仲良く共有する』という壊れた倫理を持つ一族。
 そのため、灯も引き取られたその時から幾度と父親や兄と性交していたそうです。そのせいでどこかおかしいです。
「屋敷にいた頃は私の部屋やら部屋やらによく来てはレイプ同然に犯したくせに。お父さまと一緒だったときもあるわよね?」

 サブキャラであり専用エンドはありません。
 兄に対する恋愛感情なんてものもありませんが、随所に登場し夫婦共に楽しませてくれます。

 例えば、夫の後輩が開発した快楽マシーンを使うシーン。
 灯が、面白半分でそれを試した所、心肺停止にまで陥ってしまい大混乱。
 何とか一命を取り留めたものの、それに懲りず、開発者のスポンサーにまでなる。
 なんともイカれっぷりを見せるイベントです。


 中でも夫の浮気がばれ、灯が怒り出すイベントが最も印象的です。
 浮気といっても乱交三昧のモラル底抜け夫婦なので、肉体関係は問題ないのですが、愛人にお金を渡してしまったことが逆鱗に触れたようです。
 ちなみに灯の基準は、セックスするだけ=肉便器=問題なし、金を払う=愛人=浮気らしいです。

 愛人を責めるに飽き足らず、夫の前でその場に居た兄とセックス。
灯「なんだか今日は光太郎さんに見せ付けてやりたい気分なの。今ここに他に男はお兄様だけでしょ?」
 しかし、途中から夫である光太郎が嫉妬に駆られて加わり3Pに移行し、あっさり夫婦は仲直り。
灯「でも、良かったわ。ダーリンのあんな激しいの、久しぶりだったんだもの」
夫「ああ、嫉妬って、最高の興奮剤になるのかもね……」
灯「じゃあ、今度からダーリンとのセックスとの前に、他の男と見せつけてからにしようかしら?」
夫「おいおい、止めてよ。そうなったら、僕、死体の山を築いちゃうよ。今日だって君の相手が公考じゃなかったら頚動脈をメスでバッサリやっちゃったかも知れないよ」
灯「あらぁ、返り血に染まって嫉妬の怒りに震えるドクター、なんて素敵じゃない? 私もいつもより興奮しちゃうかも」


 妹としてはこれっぽっちも評価できないキャラでしたが、中々面白い夫婦でした。
(2010.7.2記)


慧本 向日葵(朝凪のアクアノーツ)

 FizzのPCゲームより。
 このキャラは、主人公の妹ではなく、主人公にとっては母親に当たるキャラです。

 しかし、過去に実兄と恋仲になり、結ばれたという誰にもいえないような秘密を抱えています。
 向日葵にとって兄であり、主人公たちにとっての父親は、既に病気でこの世を去っており、出番は一切ありません。
 ですが、1ルートの追想シーンにて、彼女が自分の兄を想う様子が描かれています。

 主人公が父母の兄妹(姉弟)相姦によって生まれた設定は、このゲームの他にも、『シスぽん』『田舎でシよう2』『Dear heart』『麗辱の館』など、結構あります。
 しかし、それらは唐突に語られるようなトンデモ設定だったり、父親に電波な台詞を言わせるだけだったりと、それほど上手く使われていないものが多いです。
 そんな中、このゲームのその設定は最も上手く使われていたと思います。

 この母親は、実姉である友里子ルートにおいて、実妹キャラとしての意味を帯びてきます。
 自分の子供たちが昔の自分と同じように、兄妹(姉弟)同士で惹かれあってくるのを逸早く察知し、必死で引き離そうとします。
 しかし、それに子供が反発して対立していくことになります。

 友里子と対立した時の台詞は、実のところ自分にも向けられた台詞だったりします。
「落ち着いて考えてみなさい。なら、皆にいえるの?」
「亜樹と愛し合ってるんだって、言えるの?」
「実の弟とセックスしてるんだって、言えるの?」
「今はまだいいわ。これから先のこと、考えた事はあるの?」
「子供はどう? もし、ユリと亜樹の間に子供ができたらどうするの?」
「ユリはその子に言えるの? 自分達の関係を、胸を張って子供に伝えられるの?」
「その子は幸せに生きていけるの?」
「親のことで後ろ指刺されることになるとは、思わないの?」


 兄を好きになり子供を作ってしまったばかりに、自分の親を不幸にさせ、父親の事を子供にも話せず、勝手な都合で振り回してしまった自分。
 そんな経験をしているからこそ、子供にそんな思いをさせたくない一心で、反対するのは自然な流れだと思いました。

 この母親は、実姉シナリオに欠かせない良いキーキャラでした。
 しかし、欲を言えば追想シーンにおいてもちゃんと登場しなかった兄の姿や、母親の妹としての姿、兄妹としての日常も、兄妹相姦シーンも見せて欲しかった。
 もし、FDが発売された時、それを期待しているのだが、FD自体出る気配がまるでしない……。
(2009.9.11記)


藤木 香織(Scorlet-Half)

 ETERNAL-SOFTさんが製作したフリーゲームより。
 ツインテールで主人公の双子の妹。
 両親が転勤のため、現在兄と二人暮しをしている。
 フリーゲームでは珍しく声もついていますが、正直いらないかも…。

 このゲームは、正式名称のHalfの名のとおり、未完成品のまま終わってしまったゲームです。(フリゲや同人では良くある事)
 そして、本作には、幼馴染でメインヒロインの由良、クラスメイトで死神の雫、そして双子の妹の香織と3人の女性が登場します。
 しかし、この物語の本筋に妹は全く絡みません。
 それなりに出番はあるのですが、日常シーンのみ。
 朝を兄を手荒に起こして言い訳したり、昼に兄の教室にお弁当を食べに来たり、遅くなって帰ってきたら怖い番組を見たと泣きついてきたり。
 仲の良い兄妹だという事は分かるのですが、その会話が普通すぎて仲の良い兄妹で終わってしまいました。
 恋心とかそれを思わせる要素も全くありません。
 どうせ、すぐ終わる短いゲームなんだから、『self』の広子みたいに、もっとインパクトのあるシーンが欲しかった。

 完全版を出さずに製作終了してしまったこのゲーム。
 もし、完全版が出ていたら妹の扱いが少しは変わっただろうか……?
(2009.8.7記)


日向 明里(僕らはまだ学校にいた)

 雷生音流さんが製作したフリーゲームより。
 初心者無用の超難度ゲームです。

 5年前、父親が失踪してから母と兄とで3人暮らしの妹。
 兄の名前が想生流(ソオル)というDQNネームですが、妹の名前はまとも。

 まず、このゲームの感想から言いますが、キャラの使い方が雑です。
 たくさんのキャラが登場しますが、どのキャラもあまり上手く使いこなせていない印象です。
 ヒロイン的存在の幼馴染の留奈は、2つも年下の女の子が戦っている中何も出来ず、更には最後の戦いの最中に邪魔してくるダメ女な印象が最後までぬぐいきれませんでしたし。
 他プレイヤーキャラの輝や理香も、内面描写が足りず必要性をそれほど感じませんでしたし。
 生徒会長の比奈代も何か裏がありそうなキャラでしたが、ただの冷たい人で終わってしまっていましたし。
 そして、敵である伊神も香奈も結局よく分からないキャラだったし。
 藤嶋先生に至っては、色々過去がありそうなキャラでしたが、自分したことを責められると逆ぎれして子供相手に発砲してくる最低な大人でしかありませんでした。
 製作者がキャラに付けたかった内面がほとんど書かれていなかったんじゃないかと思いました。

 学園祭の準備中に、異形の怪物が次々出現することから始めるこのゲーム。
 まず、一番最初に主人公がやることは、妹を助けることです。
 そして、怪我をした妹をおぶりながらモンスターが徘徊する中を抜けていったり、安全地帯の図書室に留まった時も妹を案じて抜け出したり、常に妹の安否を気にしながら進む物語です。
 主人公も名前はアレですが、なかなか妹想いのいい兄です。
 妹も守られているだけではなく、トイレに閉じ込められた際、その場で調達した鉄パイプで巨大蜘蛛の大群を潰していったり、活躍を見せます。

 しかし、色々分岐があるように見えて、実はほぼ一本道のこのゲーム。クリアを目指す以上、妹の死は避けられません。
 藤嶋先生に、想生流たちの父親を殺した事を責めると逆ぎれされ、撃ち殺されるという何とも理不尽な死を迎えます。
 明里の死を通してプレイヤーが感じるものは、悲しさや喪失感よりも、藤嶋先生に対する憎しみばかりです。

 死の間際に「良かった・・・ぁ・・・おにぃちゃんに・・・当たらなくて良かったぁ・・・」と兄想いな所を見せてくれた明里。
 ですが『コープス・パーティー』での妹の死の間際の命がけの告白に比べると、かなり見劣りします。
 妹の死を通し、物語の完成度を高めた『Carist』『PIERROT』『TYPE-ORE』の展開にもかないません。

 果たして、この妹の避けられない死は、ストーリー上必要だったのか……?
 そして、妹が死んでおきながらその先にあるエンディングは、何とも中途半端です。
 妹の扱いを含め、納得いかないゲームでした。
(2009.8.1記)


沖田 祐未(りんかねーしょん☆新撰組っ!)

 りぷるからのPCゲームより。
 前世、過去、未来、そして多数の平行世界が絡み合う非常にカオスなこのゲーム。
 ちなみに私は一通りプレイしましたが、説明できるほど理解できませんでした。
 以下、そんな理解できなかった人が書く文章ですので、ご了承ください。

 過去に起きた事故によって既に故人となっている妹。
 しかし、ストーリーを進めるごとに様々な祐未を見ていくことになります。
 まず、主人公が時々見る夢に登場する、事故の際に兄が死んだことになっている世界での祐未。
 そして、喫茶店サンジェルマンで働き始めた妹と同姓同名の女の子。
 更に、もう一つの夢の中で兄と妹が同時に暮らす世界にいる祐未。
 他にも祐未はいるのですが、主に登場するのは、この3人の祐未です。


 まず、主人公が死んだことになっている世界での祐未。
 この祐未は正真正銘の主人公の実妹でした。
 事故の際、生き延びた兄と妹を、とある人物によってそれぞれ違う世界に送られたようです。
 トゥルールートでは、彼女と再会するシーンもあります。
 お互い夢で認識があったこともあり、再会した後、兄への想いを露わにし迫る祐未。
「死んだことになって過去の記録も戸籍もないなら、兄妹でも結婚できるよね?」
「これからは、もうずっと、ぼくといっしょだよね?」

 しかし、残念なのは、この話は菊ルート上の出来事であるため、妹をふってしまう選択しかありません。
 ちゃんと、この祐未と結ばれるルートもあればなぁ……。


 それから、喫茶店サンジェルマンで働いている祐未。
 主人公のことを「お兄ちゃん」と呼んできたり、妹ではと思わせる行動をとっていましたが、彼女は妹ではありませんでした。
 彼女は、未来から来た、主人公とヒロイン菊との間に生まれた子供でした。
 途中まで、てっきり上記とは別の並行世界からやってきた実妹(実妹と同一存在)かと思っていたので、少々驚き。


 そして、夢の中に登場した兄と妹が同時に暮らす世界にいる祐未。
 正確に言えば、並行世界の主人公の実妹なのですが、実妹といってもいいでしょう。

 転校してきた菊と仲良くなっていく兄を見てやきもちを焼き、兄に詰め寄る祐未。
「おにーちゃんが好きなのは、ぼくだよ。ちっちゃい頃……約束してくれたもん。おにーちゃんのお嫁さんは、祐未だよって……」
「それは……ただのおままごとの遊び――」
「それは菊さんとのことだよ、おにーちゃん」

 更に力を使って無理やり兄に言わせる。
「おにーちゃん、こう言って。菊さんとのことはただの遊び。本当は産まれたときからずっといっしょのぼくのことが大事だって。お嫁さんにするのは、ぼくだって、ちゃんと言って」

 兄と結ばれた後、菊を挑発。
「ぼくとおにーちゃんは、もう数えきれないくらいたくさん、気持ちいいことしてるんだよ」
「おにーちゃんが誘ってきたんだよ。菊とのことはただの遊びで、本当は産まれたときから、ずっといっしょのぼくのことが大事だって」
「おにーちゃんの、しびれるみたいな熱いの、たくさんもらって、おにーちゃんの赤ちゃん産むのは、ぼくだよ、菊さん?」


 そして、玉藻の言われるまま世界を壊そうとする。
「ぼくたち兄妹がラブラブなのに、一緒にいられないこんな世界なんか、こわしちゃう。ねー、おにーちゃん♪」

 仕舞には、2人を止めにきた、菊や他のヒロインを皆殺しにする。
「おにーちゃんのこと誘惑する悪い菊さんのこと、殺してあげたんだよ♪」
「おにーちゃんが変な気起こさないように、ぜーんぶ殺しちゃった♪」

 ちなみにこれが原因で、その世界での主人公が本作のラスボス化したりします。

 全体を通して見て、祐未という妹は魅力的だったと思います。
 しかし、それでも非常に評価が難しい妹になっています。
 ストーリー上、妹としての祐未は、兄妹の話として完結しないないものだったり惨めな役だったり……。
 何よりこのゲーム、シナリオの本筋に妹が大きく関わっておきながら

 そのシナリオのわけが判らない!

 ということが、この妹を評価しがたくしている一番の原因です。
(2009.7.27改稿)


相茶 理佳子(あした出遭った少女)

 MOON STONEのPCゲームより。
 過去と現在が入り乱れるこのゲーム。
 主人公は、記憶喪失のため、家族等の事を一切憶えていませんが、夢に"妹"らしき女の子が登場します。
 しかし、作中において、昔馴染みのヒロインの口からも一切主人公の妹に関する言及はありません。
 そのため、妹はいるかどうかすら判らない幻のような存在のまま進行します。

 話が進むにつれ次々と判明する様々な事実。
 現在編に登場する理佳という少女の話を聞いた時に、妹の存在が確かなものになります。
 彼女には理佳子という母親がいる事、そしてその母親には主人公と同じ名前の兄がいた事等を聞き、彼女の母親こそが自分の妹である事を確信します。

 とある研究所で、兄と共に実験台にさせられていた過去。
 視線を奪われたまま、何年も1人っきりで監禁されていた妹。
 そして、兄と共に発狂。
 その後、現在の理佳子の夫である男性に拾われたようです。

 このゲームのトゥルーエンドはかなり苛烈です。
 ヒロインの4姉妹が過去になぞる様に死亡し、サブキャラの水穂も狂ってしまいます。
 そして、残された主人公は、妹の子供である理佳を送り出す。
 最後に理佳から電話番号等を教えてもらいますが、二度と会えないと考えます。

「……この夏、ここで、一連の悲しい事件が起こりました」
「彼女は、そのさなかに生まれた、たった一つの希望なんです」

それは希望だ。
かつて、僕の妹だった少女。
今は、夫が居て、可愛い娘も居る。
里佳子は今もこの空の下、幸せに暮らしている。
――見上げる空が、僕の見るものとは異なるとしても。

「僕はその事件の、亡霊のようなもの。だから、彼女には会えないんです」
 
 妹が幸せを掴んだ証拠である、姪の理佳。
 ヒロイン全員死亡という救いの無い絶望の中、妹が幸せに暮らしている希望を見つけ出して終わる。
 妹キャラとしての魅力や萌え要素は一切ない妹ですが、物語を綺麗に締めくくらせてくれました。
(2009.7.7記)


坂上 香苗(遥けき川の流れにのせて)

 みるくかふぇの同人ゲームより。
 作中では既に故人となっている妹。
 主人公が遊びに連れて行った時に事故にあって亡くなったようです。
 ちなみに、妹が事故死した直後、主人公がおかしくなり、妹の遺品である人形を妹だと思い込み、ずっと話しかけていたことがあったそうです。
 それが後々の大きな伏線になってきますが……妹の魅力とかとは無関係な話ですので割愛。

 いつも主人公の夢の中に、助けを求め、あちらの世界へ誘う存在として現れます。
 そして、事故で死にそうになった際も、思い浮かべる事は妹のこと。
そうか。
そうか、仕方ないよな……。
こんな冬の川に落ちたのも、偶然じゃない。
香苗が呼んだに違いない。
だけどさ、香苗……。
どうせ迎えに来るなら、もっと早く来てくれよ。
それとも、それがお前の報復だったのか……?

 この主人公、妹に恨まれていなかったかと心配していたり、自分を責め続けているようです。

 妹の命日に帰郷し、その際に見知らぬ村に迷い込んでしまう事から始まるこのゲーム。
 そこでは妹の夢を見るだけではなく、霊魂とも狂気が生み出した幻ともつかない香苗と対面します。
 村の秘密を教えてくれたり、主人公の逃亡の道案内してくれたりと献身的な姿勢を見せる香苗。
 そして、ヒロインを助け出す事を条件にぎゅっとしてくれることをお願いしてきます。
 しかし、抱きついた瞬間に正体を現し、主人公の体を乗っ取ろうとしている怨霊だと言う事が判明します。
 ショックを受ける主人公と管理人。
 その後、妹の姿を騙ったことに怒りをあらわにした主人公と怨霊との戦いへ以降。
 その戦いの最中に、応援してくれる香苗の姿を見ます。
 最後に見た妹は、本物の妹だったのか…? それとも夢だったのか…? それは判らないまま終わりました。

「お兄ちゃん、あの人助けたいんでしょう? ぎゅっとしてくれたら香苗が助けてあげるよ」
 こう言われた時には、素直に喜んだのに……まさか妹の姿をした怨霊だったとは……。
 兄の妹に対する想いは描かれていますが、明確な回想シーンが一切無いため、キャラ立ちすらなかったこの妹。
 非妹ゲーとはいえ、実妹好きとしては、もう少し何か欲しかったです……。
(2009.6.29記)


丸 紅子(空木巴〜壊虐調教生徒会〜)

 業神からの同人ゲームより。
 ちなみに名前の読みは、かどなし べにこ。
 兄とは双子の兄妹だが、誕生日をまたいで産まれたため学年が違う。
 体は小さいですが、鬼畜じみた調教も嬉々としてやってしまえるほど邪悪な妹です。
 5年くらい前までは兄と仲が良かったそうなのですが、現在では疎遠。
 実家を飛び出した兄に学校ではいつも小言を言ってきます。

 このゲームの主題である、丸グループの跡継ぎをどちらにするかと言う名目で始まる兄妹2人の調教合戦。
 兄は跡を継ぐ気も調教する気も無かったのですが、妹の台詞で思いを改める事に。
「あら、じゃあ私の勝ちね。不戦勝じゃちょっと格好つかないけど……いいわ。丸の跡目は私ね。じゃあ明日にでもお兄様には屋敷に戻ってもらいます。進学もゆるしません。住居は……そうね、地下室で十分かしら」
 妹が跡継ぎになったら、自分がどうなるかを思い知らされた兄は、調教に参加する事になります。

 兄の視点では、恐怖の対象として描かれているこの妹。
 しかし、ゲームを進めていくと、妹視点での物語が描かれ、過去にあった出来事や妹の心情などが見えてきます。
 5年前に兄を逆レイプし、それから兄が逃げるように家を飛び出してしまったこと。
 でも、また一緒に暮らしたいと思い、学校でも兄に付きまとっている事。
「ふ、ふ……絶対に連れ戻してあげる、お兄様……」


 そんな、私好みの妹なのですが、このゲームの妹の使い方がもったいなさ過ぎます。
 兄妹の交流がほとんどなく、兄×妹の18禁シーンも全くありません。
 過去にあった、逆レイプ回想すらありません。

 兄妹和解エンドでも、2人で奴隷を調教している際のこんな会話で終わります。
「あら、お兄様……緩いのがイヤでしたら私に入れてくれればいいのに」
「近親相姦はダメだ」
「……いじわる」

 もう悪に染まっているのに、近親相姦だけは拒む兄。そういった倫理も超えていく所をみたかった……。

 兄敗北エンドでは、負けた兄が、上機嫌の妹に実家に連れ戻されこの台詞で終わります。
「もう、離しませんからね、お兄様」
 中々、想像をかきたてられる終わり方ですが、ここで終わってしまうのは生殺し過ぎます。
 家に連れ戻された後の兄妹のコミュニケーション、そして起こるであろう逆レイプ等の描写が欲しかったです。

 せっかく可愛い妹なのにもったいなさ過ぎました。
 しかし、こんな妹をすごく可愛いと思える私は相当変だと思う……。
(2009.6.18記)


牧原 輝春(ガンパレード・オーケストラ 緑の章)

 アルファ・システムより発売されたPS2専用ソフトより。
 今作は、ガンパレード・マーチの続編に当たる作品で『白の章』『緑の章』『青の章』で構成される3部作の1つ。

 シュークリームナイト中隊の1人であり、プレイヤーキャラクターの1人です。
 同じくプレイヤーキャラクター牧原倖の双子の妹にあたります。
 メルヘンで人懐っこい兄とは対照的に、輝春はクールで冗談を嫌い、北極アイズと呼ばれる冷ややかな視線を何度もプレイヤーに送りつけます。

 初対面からかなり冷たい感じです。
「牧原輝春(まきはら ひかる)です。輝く春でひかる。ただ、ファーストネームで呼ぶのはやめてください。気持ち悪いんで。 代わりに、兄貴をファーストネームで呼んでください。ゆきりんとか、ゆききゅんとか。それでは。」

 兄に対しても冷たく当たります。
「……なによ。兄貴なんて、どうせ私の事なんてどうでもいいんでしょ。都合のいい時だけそんな笑顔見せないで…!!」

 この兄妹には色々と過去があり、作中でも明かされます。
 昔、妹の身代わりに兄がラボの実験台になってしまい、それから兄がおかしくなってしまったことを気に病んでいるようです。
 そのためか、ことあるごとに兄の事を非常に気にかけます。
 何気ない会話や季節イベントで隠れブラコンっぷりが発揮され、その兄想いっぷりがたまらないです。

 公園で遊んでいる時、笑いながら兄の昔話を語りだす。
「バカ兄貴のおかげで、滑り台は頭の方から滑るのが普通だと十歳くらいまで信じてたのよ」

 散歩中に先に行く兄に語りかける輝春。
「兄貴、待ってよ!」
「…子供じゃないんだ。輝春は一人でも歩けるだろ」
「いや…いやだ!待って!待って!お兄ちゃん!置いていかないで!」
「…おいおい。散歩で何取り乱しているの?」
「だって…」


 この兄妹の会話を聞き比べると面白いです。
 お互いの事を2人に聞くと
兄「ひかる? ひかるはかわいい妹だよ」
妹「兄貴をバカにしたら許さないからね…。」

 非常に仲の良い兄妹です。
 
 石津萌の話を2人にすると
兄「石津さん、かわいいよね。好きだな、ああいう娘。」
妹「石津。あの声とか、作ってるよね、絶対。最低、あんな女好きっていう奴の気が知れない。」

 対照的過ぎて笑えます。

 滝川陽平の話を2人にすると
兄「滝川さん、かわいいよね。家に持って帰りたいや」
妹「滝川は嫌い。だって…だって嫌いだからしょうがないじゃない。」

 同性の滝川をナチュラルにかわいいと言ってのける倖も相当天然ですが、輝春の嫌悪っぷりは実に理不尽。
 もしかして、兄が好きだというから嫌いなのか?

 戦死時の台詞をとっても最期まで兄の事を考えるあたり実に健気……
「……これで……、兄貴の荷物も一つ減るのかな……」

 輝春のキャラストーリーを進めると、少々危険な台詞まで飛び出します。
「…私、兄貴のこと好きなんだ。」
「…兄妹って嫌なものだよね。そんな制度無くなっちゃえばいいのに。そしたら私だって………、いや、なんでもない」


 同性であろうと普通に恋人と関係になれるこのゲーム、もちろんこの兄妹も恋人同士にする事が出来ます。
 しかし、兄か妹をプレイヤーにして恋人同士になっても、特別なイベントは一切発生しません。
 これが残念すぎます。
 兄妹なんだから、告白の台詞や付き合ってからのイベント、恋人同士にしたままでのEDなど何か一つでも、兄妹恋愛を意識させるようなものが欲しかった所。
 近親同士の恋愛なのに全てデフォルト会話で終わらせるのは寂しいです。

 アニメ、漫画、小説、CD等で様々メディア展開しているこのゲームですが、そこでは兄妹の恋愛等は描かれないどころか出番がほとんどありませんでした。
 この作品においての兄妹という設定と輝春というキャラをもっと上手く生かして欲しかった。
(2009.6.6記)


赤沢 桃子(つくして!MYシスターズ)

 すもものPCゲームより。
 ちなみにこの妹は、主人公の妹ではなく、主人公の悪友である赤沢勇人の実妹。
 主人公の妹メグミのクラスメイトでもあります。

 心配になってしまうほど、控えめで大人しそうな子。
 兄いわく、サンショウウオ妹。

 とにかくこのゲーム、この赤沢兄の存在が強烈です。
 初っ端から、主人公を妹萌えの道へと導いてくれます。

赤沢兄「そうか! オマエあれだな!? 妹萌えだな!?」
ハルト「・・よく考えてものを言えよ? 赤沢、オマエにも妹居るだろう? オマエ、妹相手に欲情するか?」
赤沢兄「するよ? 普通に」
ハルト「するのか・・」

しまった・・妹相手に欲情されたら、この話はここで終わりじゃないか・・。

 そして、その後、実の妹に欲情する事がいかに当たり前の事かを語りだす赤沢
 一般的なモラルを完全無視した赤沢兄に主人公唖然。
 更には、妹相手に初体験をしたことやその手口まで聞いてもいないのに語りだす

赤沢兄「分かっている・・なにも言うな! オマエの言いたいことは、俺は理解している・・つまりオマエは、いかようにして俺が妹とエスイーエックスに至ったのかと、ソレが聞きたいのだろう・・?」
ハルト「・・・・いや・・・・まぁいい・・。聞かせてもらおうじゃないか、そのカラクリを・・」
赤沢兄「ズバリ無理矢理っ!!」
ハルト「む、無理矢理・・!?」
赤沢兄「すなわちレイプ!」

 そして、妹をレイプしたきっかけを語る。
 家に誤送された雑誌『月刊妹ライフ9月号』を読んだ事が原因。
 しかも、その雑誌には妹レイプ特集が組んであり、睡眠薬まで同梱されていたという。

 しかし無理矢理でありながら、今でも桃子は兄のために料理を作っているし、時には恋人のように寄り添っているらしい。
「なーに最初は無理矢理でも、惚れさせちまえばこっちのモンだろ!」

 しかし、クリア後のオマケで語られる顛末があります。
 『月刊妹ライフ9月号』は桃子自身が、自分を襲わせるために作った偽雑誌である事。
 その偽雑誌を読んで、赤沢兄はまんまと妹の思惑通りに妹と結ばれた事。
 様々な真実が明かされます。
 赤沢兄は、自分が優位だと思い込んでますが、完全に妹にコントロールされてます。

 兄も妹に対して横暴に見えて、結局妹が本当に嫌がる事は出来なかったりと、何だかんだで幸せな兄妹でした。
(2009.5.13記)


カナ(PIERROT)

 DREAM WISHさんが製作したフリーゲームより。
 一応、ヒロイン2と紹介されているカナですが、このゲームに(主人公を絡めた)恋愛要素は皆無です。
 ヒロイン1がアンティークドールである時点で、分かると思いますが。

 人形遣いである主人公セイジがサーカスに入団したその日、ピエロゲームという殺人ゲームの標的にされてしまいます。
 そして、サーカス内を逃げている最中に、出会った少女カナ。
 セイジにもピエロゲームにも無関心なサーカス団員の1人として登場します。
 しかし、カナも団長に命を狙われていて、団長に会いたがっているため、目的を同じものとして共に行動します。

 ストーリーを進めるごとに、サーカスの全貌や各キャラの生い立ち、人物関係、セイジがこのサーカスに来て標的にされた理由が明かされていきます。
 更には、セイジとカナが、前団長の孫であり、兄妹であると知らされます。

 このゲームの終わり方は、TUREENDとBADENDの二通りありますが、BADENDの方が好きです。

 カナは恋人コウを廃人にさせられ、セイジは家族同然だったアンティークを殺され、共にしていたサトルもラスボスのユエと心中。
 全てを失った二人は、お互いが唯一の肉親だと知ったばかりの兄妹2人でサーカスから逃げ出します。
 しかし、逃亡中に、カナも首を落され絶命。

 祖父が行った人間を人形にする行為を、同じ人形使いとして嫌悪していたセイジ。
 しかし、唯一残された肉親であるカナも目の前で失い、祖父と同じ事を行う決心をする。

なぁ、じいちゃん
なんであんたはアンティークを人形にしたのか
俺には理解できなかった
死んだ奴を人形にするなんて狂ってると思ってた
でも――――
やっと、理解できたんだ
この少女を失いたくない――――
それだけの ことだったんだ
じいちゃんの血を引く人形遣いなら俺にもできるはずだろう?
じいちゃんがアンティークを人形にしたように
俺もカナを人形にできるはずだろう?
たとえ それが
新たなる悲話の始まりだとしても――――


 妹を失いたくないためにカナを人形化させ、異常極まりないサーカスの団長になり、新たなピエロゲームを行う。
 まさに究極のバッドエンドと呼べるラストでしたが、兄妹としての業が深い終わり方でした。
(2009.5.6記)


瑞穂(散り逝く花に君を想ふ)

 Moon Houseの月館楓子さんが製作したフリーゲームより。
 ちなみに小説版もあります。
 明治時代を舞台にした物語で、テーマは『女の嫉妬』だそうです。

 最初、瑞穂というキャラは、主人公の夢の中にだけ存在する謎の少女として登場します。
 主人公である玖蒔は、それが誰か分からないながらも、彼女との心地よい時間をすごしていきます。
 しかし、活発な少女、桜と会った事から、段々と瑞穂との過去を思い出していきます。
 あまりにも辛すぎるため忘れていた過去や病弱の妹の事を。
 瑞穂は実の妹であり、兄妹同士で愛し合ってしまったこと、そして死ぬ間際に一緒に入れなかったこと等を。

 しかし、そんな中、桜と仲良くなっていく兄の前に、怨霊となった瑞穂がついに姿を現します。
 そして、兄をあちらの世界に誘おうとしたり、桜の体をのっとろうとしたりとホラーさながらの行動をやってのけます。

 ちなみに桜エンドと瑞穂エンドに分かれるこのゲーム、瑞穂エンドはどれも衝撃的です。
 瑞穂とずっと一緒に居るため夢の世界にいる事を決めたり、瑞穂に誘われるまま入水自殺をしたり、拒絶して刺されたりと……
 入水自殺の際に、瑞穂が笑いを浮かべるシーンは、かなりぞっとします。

 ただ、トゥルーエンドでは、瑞穂という怨霊に主人公と桜の愛が打ち勝った的な展開に感じてしまい、逆にすっきりしなかったです。
 やっぱり自分は、妹を否定して他の女性と幸せになるより、妹と心中したり刺された方がすっきりするんですよね……。
 しかし、トゥルーシナリオ中の瑞穂は、嫉妬を大爆発させた姿をみせてくれます。
「この女! この女は勝手に私の部屋に入り込んで、私が欲しかったものを! 初めから健康な身体を持っていて、兄様を手に入れようとしている!」
「瑞穂のこと好きって言ったのに、愛してると言ってくれたのに!」
「……この女が大事かっ。裏切り者っ!」

 こういう妹、もう大好きです(笑)

 このゲーム、兄である玖蒔視点の物語の他、桜視点の物語と瑞穂視点の物語も見ることができます。
 それを見れば、瑞穂をただの怨霊で終わらせるつもりがなかったことが分かると思います。
(2008.8.22記)


イミル(ICEMILK)

 Love & Comic のいしいたけるさんが描いたWEBコミックより。
 この方の描く絵は、今風でも萌系でもないですが、独特の作風と合わさって癖になる漫画です。
 この兄妹漫画の他に、魔王漫画も特にお気に入り。
 ちなみに現在は、ニコニコ動画でも、たけるPとして活動しており、たのしいニコニコ一家など発表しております。
 個人的に、漁業に定評のあるntmPと青魚Pとのコラボ作品「ポン酢ティブ!」がお気に入り。
 ……いきなり脱線しましたが、妹の説明に行きましょう。

 19歳、無職で学校にも行っていない、ひきこもり。
 昔、いじめにあって以来、高校を中退して、後は兄に頼りっきり。
 これは、兄を頼る事で生きてきたブラコン妹と、頼られる事を生きがいにしてきたシスコン兄のストーリーです。
 ほのぼのとした漫画かと思いきや、かなり重い設定です。

 兄のことが大好きで、冗談か本気か分からない誘惑っぷりを発揮します。
 その時の兄のかわしっぷりが笑えます。

 朝食時にパンとご飯どちらがいいかと聞かれ、イミルに任すと答えると…
「じゃあ食べごろの妹を召し上がれ♪ お兄ちゃん」
「あーうー。コーヒー一杯飲めばいいや…」


 夕食に好きなものを尋ねられ、好きなものはイミルだと答えると…
「じゃあどうぞ…好きなら食べてくれるよね…」
「う…イミルの作るラザニア、すごくおいしそうだな…」

 そんな会話満載の漫画ですが、ただの妹萌漫画ではなく、成長しようとする妹、妹の兄に対しての依存、兄の妹に対しての精神的な依存、などが描かれ深い内容となっています。
 現在、合計73ページ描かれていますが、しばらく前から更新を止め『ICEMILK』は打ち止めになっています。
 せっかくいい話だったのに、これ以降描かれないと思うとすごく残念。

 ちなみに、ニンジャモノ漫画にても、嫉妬深い妹として登場。
 『ICEMILK』の続きが描かれないのなら、せめてこの兄妹を他の漫画にもっと登場させて欲しい。
(2008.1.6記)


クインティ(クインティ)

 ナムコのFCゲームより。
 1989年に発売された名作ゲームです。
 このゲームを作ったのは、後に『ポケットモンスター』を製作し大ヒットさせたスタッフ達。
 タイトル『クインティ』は、妹の名前であり、そしてラスボスの名前でもあります。

 何故かレオタード姿で魔法使い。
 ファンタジーな世界観なので突っ込みは不用です。

 兄カートンに恋人が出来た事で、「大好きなお兄ちゃんを取られてしまう」と思い込み、兄の恋人を誘拐。
 そこで、主人公である兄は、恋人を救うべく妹を倒す旅に出る。
 ……この設定、まるで現在においては、キモウト、ヤンデレ妹などと呼ばれているタイプの妹です。
 妹萌すら流行っていないこの時代に、この手のタイプの妹を生み出したとは……流石、ポケモンのスタッフだけの事はあります。

 最終的に、ラスボスのクインティを倒した後、泣きじゃくる妹クインティを尻目に恋人にキスする兄カートン。
 なんて可愛そうなクインティ……。

 しかし、このゲームは、FC時代のゲーム性重視のゲームらしく、ストーリーの説明や台詞など作中には、一切出てきません。
 ゆえに妹クインティがどのような性格かは詳しく分からないのです。
 ですが、スタッフ監修の下、『ファミコン必勝本』『HIPPON SUPER!』で5年にわたって連載された漫画版があるそうです。
 でも、どういう訳か、単行本化もされておらず、今では幻の漫画となっているようです。
 是非とも、単行本化して欲しい所です。
(2008.1.6記)


村田 千果(お嬢様をいいなりにするゲーム)

 アリスソフトのPCゲームより。
 3年前に両親を亡くして以来、孤児になった兄と妹。
 妹は、ずば抜けて頭が良く、将来も期待されていたため、特殊な寄宿校で寮生活を送っています。
 一方、兄は、妹の学費のために妹の学費のためにお嬢様の付き人として奴隷のような生活を送る事に……。
 その事で、兄が自分のために身売りしたと思い、妹は少々気にしている様子。
 そこで、兄の学校にメル友を作って、こっそりと兄の事を聞きだしたりしているようです。
 兄、いわく。(というか、千果よ。相手が僕-アニキ-でなかったらそれ、ストーカーだから)
 そんな妹が帰省してくる所から物語は始まります。

 やはり、兄のことが心配だった様子だったよう。
「千果が来たから…もう大丈夫だよ」

 頭はいいが料理は全く出来ないず、兄まかせの千果。
「千果、キャリアウーマンになって料理できる旦那様貰うか、お兄ちゃんとずっと一緒に暮らすから大丈夫だもん」
「やっぱりお兄ちゃんのご飯が、千果、一番好きだな」


 そして、ストレスを欲望に変える不思議なゲームをし始めます。
 そのゲームが表題にもなっている『お嬢様をいいなりするゲーム』です。

 エンディング無し、Hシーン無しの妹ですが、非常に兄思いな妹です。
 しかし、この妹を評価する上でそれ以上に大きな問題が……。
 というのは、この作中に出てくる妹は、一体何者なのかよく分からないのです。
 家に出入りした感じもなしにいなくなったり、体が突然透けて見えたりと、次々と妹に妙な事が起こります。
 そして、家にいるはずなのに、兄を心配するメールを送ってきたりと、明らかにおかしい。
 この主人公に千果という妹がいることは間違いありませんが、作中に出てくる妹が本物かは疑わしいです。
 
 妹の生霊?
 兄がストレスで見た幻?
 妹の学校で行っている不思議な研究?
 など等、様々な事が考えられますが、作中では明らかにされません。……気になってしょうがない。

 ちなみに、アンケートから入れるオマケページにて、千果とのHシーンのミニ小説がUPされています。
 ここはこれでよかったのですが、それ以上に千果が何者か知りたかった。
 シナリオライターのとり氏が『千果のいいなりになるゲーム』というのを作りたいと語っていますが、その時には、詳しく書いていただきたい。
 もし、作中に出てくる妹と本物の妹が別人なら、鉢合わせさせるととか色々面白いかも……。
(2007.12.16記)


ファネス(Until running away with……)

 SPIERAL WINDのpiroさんが製作したフリーゲームより。
 妹を助けるために屋敷へと潜入するRPGです。
 まず妹に会うまでが大変です。
 とにかく広い屋敷の中、どこに行くかも分からない妹を探し出さなくてはいけません。
 そして、遂に再会を果たします。

「兄さん! 来てくれたんだ。細かい話は後にして、見つからないようにこの屋敷から脱出しないと……」

 ファネス、何故かものすごい冷静です。
 しかし、妹を連れて逃げるのはかなり大変です。
 妹が思うように動いてくれないのです。
 動くが遅い上、兄のところまで呼ぶ時に、まっすぐ来てくれないのです。
 あわてんぼなのか、妙にあたふたした動きで兄の元まで来ます。
 大変ですが、ダメな妹ほど可愛いという精神を忘れなければ必ず助け出す事が出来るでしょう。
(2007.9.22記)


ソロル(ARK)

 Sound Horizonによる物語音楽からの妹。
 ちなみに、ソロルは『Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜』パッケージで紫の服を来た女の子です。
 私がこの妹を知ったのは、とある場所で狂気系妹の話になっているときにとある言葉を見つけた時の話です。

『楽園へ還りましょう、お兄様…うふふ』

 この言葉が気になって調べてみた所、浮き上がったのは、ソロルという妹と『ARK』という作品。
 それを調べてみると、ゲームや小説、漫画などではなく、なんと楽曲。
 音楽でどうやって狂気系妹を表現しているのかという疑問がわいて調べてみる事に。
 そして、歌詞を見てそのCDの購入を決意しました。

 上記のような歌詞の他、こんなフレーズが目白押しです。

ねぇ…何故変わってしまったの? あんなにも愛し合っていたのに
涙を微笑みに換え詰め寄る ナイフを握って
愛憎の箱舟(Ark)

脆弱な精神(ココロ)が堪えきれず あの日嘘を吐いた
律すれば律する程堕ちる 赦されぬ想いに灼かれながら
まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う
背徳の箱舟(Ark)


 近親好きにはほっとけない言葉の数々があります。
 ちなみにCDを購入するのは数年ぶりでした。

 買って聞いてみると、歌詞はもちろん曲調などもヒットして、お気に入りの曲に。
 歌唱の合間に台詞やナレーションが入り、そこから物語が分かっていきます。
 兄妹で一線を越えた関係であったが、兄が背徳の罪に絶えられず妹を拒絶。
 それが原因で、ソロルがナイフで兄を殺害したということが分かります。

 しかし、それでも、この作品は分からない事だらけです。
 この兄妹がどのような境遇に置かれているのか?
 被験者1096や被験者1076、監視卿、仮面の男とは?
 そして、一番大事なことである、妹ソロルと兄フラーテルは実兄妹なのか、義兄妹なのかということすら分かりません。
 Sound Horizonの世界は、個々の解釈で成り立っており、おそらく今後もこういった謎は解明されないでしょう。
 しかし、私の中のArk兄妹は、常に実兄妹です
 背徳を感じている以上、私がわざわざ義妹にする意味なんてありませんしね。

 この音楽は、桂遊生丸氏によってコミカライズもされています。
 そこでは、色々と大胆な解釈を行っていましたが、肝心な所が暈されているようで、ちょっと消化不良気味な出来でした。
 独自の解釈をしっかり持っているなら、それをはっきり描いてくれてもいいのに…。

 ちなみにこの曲を収録している『Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜』は『Ark』の他、以下のような物語音楽があります。

Baroque …… 同性の少女を好きになってしまい告白したが、拒絶され殺してしまった少女の話。
Yield …… ある男に横恋慕し、自分だけのものにするため首を刈り取った女の話。
Sacrifice …… 妹が村人に殺されたため、村を焼き払った姉の話。
Stardust …… 彼氏の浮気現場を見て、銃殺してしまった女の話。

 どれも、そっち系のヒロインズが活躍する音楽であります。
 これらに気になるようでしたら手を出してみてはいかがでしょうか?
(2007.9.16記)


羽板 さくら(TWilight INSanity)

 永久る〜ぷ製作の同人ゲームより。
 3組の双子の兄妹・姉妹が主人公の弾幕シューティング。
 3組の中で唯一、兄妹の妹になります。

 プログラミングにおいて高い能力を持っており、感覚だけでできる天才タイプ。
 だが、天才らしい生活は送っておらず、普段はごく普通の女子高校生。
 シューティングの機体としても、非常に使いやすく優秀。
 色々な面で恵まれた妹キャラでしょう。


 しかし、このゲームにおいて、管理人はなぜか、お兄ちゃんの方がほうっておけないのです。
 6人のプレイヤーキャラの中では最弱の烙印を押され、ユーザーからも散々な言われようの慎也お兄ちゃん。
「双子なのに男キャラなんて意味が分からない」
「男で出すなら、さくらそっくりのショタにしろ」
等など。
 妹とは違って色々な面で恵まれていない……。

 作中でも、妹に才能の差をつけられてしまっていることにコンプレックスを感じていた様子が書かれています。
 機体としては確かに最弱ですが、どういうわけか、さくらがプレイヤー時の援護攻撃は非常に優秀です。
 居合い切りによる衝撃波は、サポート攻撃として、6キャラ中最も優れているといってもいいでしょう。
 プレイヤー時では最弱なのに、妹の援護時には最強になるなんて、妹のために無理しているお兄ちゃんの姿が浮かび泣けてきます。
 ユーザーの皆さん、お兄ちゃんは才能も無いのに、妹のため頑張っているんです。
 もうちょっと温かい目で見守ってあげてください。

 妹が電波に目覚めたと勘違いした時の台詞がお気に入り。
(いや、たとえ、さくらが世間から冷たい目で見られるようになったとしても、オレだけはこいつを守ってやらないと────)

 頑張れ、慎也。
 兄あっての妹だ。
 誰が何と言おうが、管理人は慎也をいる子だと信じている。

 ちなみに、この紹介文、さくらじゃなくてかわいそうな兄貴のことばかり語ってしまっている気がするが、気にしてはいけない。
(2007.7.19記)


エリー(グランドソード)

 sara-net.comのSara@(当時はサラス@)様が制作したツクールゲームより。
 このコンテンツはじまって以来、初めてゲームもやらずに紹介します。
 管理人は、ニコニコ動画でのプレイ動画を見たのみです。

 このキャラは、主人公の妹で2章から登場します。(ただ、個人的にこのゲームの主人公はミカだと思ってますが)
 1章の最後で兄が魔王に殺された後、唐突に登場。
 兄とはいつの間にか携帯電話で連絡を取り合っていたよう。
 兄の敵を討つ為、生き残りのシグナスの仲間に加わり、旅に出るが……。
 その後、あっさり魔王に殺される。
 ……一体何のために登場したんだろうか。

 妹らしい台詞も「あいつが・…兄さんを殺したのね…」「兄さんを返して!!!」ぐらい。
 最も影の薄いメイルに次いで影が薄いです。
 このゲームの一番の面白キャラにして、真の主人公であるミカの人生に比べれば、全然物足りません。

 ミカの人生の要約
・パソコンで魔王の封印を解いてしまう(っていうか魔王一体どこに封印されていたんだ?)
・魔王に殺されてしまう
・実は死んでいなくて幼児化する
・その後、拾われ育てられる
・何不自由なく育ち、彼氏にも母親にも恵まれた生活を送る
・おかしな夢を見たことにより、自分が拾われた子であることを知る
・育ての母親と彼氏をあっさり捨て、本当の母親を捜す旅に出る
・旅立つための船を海賊から強奪しようとする
・即、海賊に捕まり、牢屋にぶち込まれる
・3ヶ月後、処刑場にて首吊させられる
・10時間近く粘ると、何故か海賊の一人が助け出してくれて、かわりに首を吊って死んでくれる
・その後、お花畑に出て、妖精ミルフィーナから自分は死んだことを告げられる
・ミルフィーナと共に天国へ行く
・天国にて今までの歴代主人公達と遭遇
・地上に戻るためグランドソードを手に入れることを決意
・街でグランドソードが売っていることを知り、買いに行く税金が高くて買えない
・グランドソードを買うためインターネットを使って稼ごうとする
・お金を貯めたはいいが、グランドソードを売っていた商人が魔王に殺される
・魔王が天国にまで攻めてきて、また殺される
・5章の主人公が魔王と戦っている最中歴代主人公と共に助けに来る
・魔王の塔にダイナマイトを仕掛け、魔王を退ける
・結局、故郷に戻り彼氏と結婚する
 なんて濃い人生……

 それに比べてエリーは、キャラとしても、妹としても不十分。
 ED時の台詞も「・・・・・・・」だけだし。
 せめてミカの人生濃度の1割でも譲ってくれれば、面白いキャラになったのに。
(2007.7.19記)


白鳥 千冬(魔歌使い)

 Ray制作のフリーゲームからの妹。
 双子の兄妹のどちらかをプレイヤーキャラに選択して物語は進みます。
 ちなみに、このゲームにおける兄と妹の役割は、主人公ではなく視点。

 年齢は制作者によると20代後半辺り、『2428』の純佳以上の高齢です。
 兄と共に祖父の代から続く出版社を経営している。
 兄と口調がそっくりであるため、どこか口調が男っぽい。

 ストーリーは、兄の千秋と妹の千冬のどちらを選択してもストーリーには全く変わりません。
 そのため、口調だけでなく性格までお互いトレースしたかのようにそっくりです。
 さすがは双子。

 本編では兄妹同時に登場するような事は少ないので、兄妹のしての描写は薄いです。
 しかしながら、お互いの髪の毛をお守りに持っていたり、本命がお互いだったりすることを匂わせていたり。
 作中で、何かある兄妹関係を匂わせたまま、この物語は終わります。

 クリア後のカーテンコールで、やばめな兄妹関係が更に浮き彫りになってきます。
 兄が18禁ゲームに出演すると聞いて暴走する千冬。
「いけない、千秋、そんなゲームに出ては! 千秋が欲望にまみれた女どもの餌食になるなんて、耐えられない!」
「チョイ役でも、うっかり萌える人間がいるかもしれないだろう! 千秋で勝手な18禁妄想をする女が出たらどうしてくれる、いやああああ、私の千秋を汚さないで―――!」


 いつの間にか、来客中にも関わらず、兄妹していちゃつく2人。
「新婚さんの会話みてえ……居場所がない俺」
とは、訪問中の三浦先生の台詞。

 ここまでベタベタした兄妹が周りからどのように見られているのかすごく気になる。
(2007.7.19記)


リリア=ミスティーズ(Moonlight Labyrinth)

 Blue Skyのリュウジさんが製作したフリーゲームより。
 ミスティーズ王家18代目の跡取り王女にして、このゲームの主人公です。
 何よりの魅力は、その死にっぷり(笑)
 ミノタウロスに八つ裂きにされ、動く壁に挟まれ、スライムに毒殺され、鏡の破片に串刺しにされ、レーザーに焼かれ、木の棒に貫かれ、針の山に串刺しにされ、酸の液に解かされ、蟲の大群に食われ……その他多数のありとあらゆる理不尽な方法で殺されます。
 ……その手の筋の人に大人気?
 クリアするために何度も彼女の死を目撃する事になるでしょう。
 このキャラは、主人公であるため妹キャラとしての描写は薄いです。
 むしろ、クリス兄様の妹想いっぷりに注目です。
 さらわれた妹を助けるために、部下も連れず単身で敵の城に乗り込む。
 王子でありながら、無鉄砲なところも憧れます。
「可愛い妹こんなところに押し込めやがって、ただで済むと思うなよ」
「奴の事情なんて知ったことか。俺はリリアを助けに来たんだぞ」
「俺の成すべき事はリリアを連れて一緒に帰る。それだけだ」


 このゲームには、5通りエンディングがありますが、個人的には「NORMAL1」のエンディングがお気に入りです。
 最終戦を前に、妹を助けるため敵と刺し違えるつもりのクリスと、それを感じ取ったリリアの会話に何故か痺れました。
「兄様は死ぬ気なのでしょう……。私には分かります」
「たとえそうであっても、お前は自分の兄を信じていればいいんだ」

 そして、無事生還を果たしたものの、兄を目の前で殺されたリリア。
 大切な兄様の無念を晴らすため、復讐を誓います。
 獣化の血が強いものを婿にして、子供を作り、敵を撃たせるためだけの勇者に仕立て上げる。
 自分の子供を狂人にしてまで、兄の仇を撃とうとするところは、何気に凄まじい。
 何気にリリア、ほとんどのエンディングで暗黒面に染まっていますね。

 考えてみると敵であるガレスの言葉は、実に的確だったかもしれません。
「麗しき兄妹愛とは、かくも悲惨なものか」
(2007.5.10記)


ノリコ(天ノリ)

 eso aparteのWEBコミックより。
 ドジっ子で魔女だが魔法が苦手。
 主人公なのだが……どうにも出番が少ない。
 いつも、脇役のような扱いを受け、アレッタやピュアレに比べると、キャラ的にも印象薄。
 (ちなみに管理人は、この漫画ではアレッタが一番のお気に入り)
 最大の武器は、妹キャラである事なのですが……。
 設定においては、極度のブラコンで兄なくしては生きていけない、とすらあるのだが、どうにも妹キャラとしても弱い。
 原因は、兄と歳が離れすぎていたり、兄の出番が非常に少なかったりと、色々あります。
 しかし、一番の原因は、同作者の『ぱえりあ』の実樹と比べてしまうからでしょう。
 同じHPの作品の妹キャラとあっては、どうしても比較対照になってしまいます。
 ただでさえ、上記のような制約の上、妹キャラとしてほぼ完璧な実樹と比べると太刀打ちできません。
 個人誌でも、妹キャラとしてのアピールは皆無。
 どうやら、このキャラには、妹キャラとしての要素は求められていない様子。
 しかし、そんな冷遇下におかれながらも、人気投票においてはいつも高位をマークしている辺り流石だ……。
(2007.5.5記)


ミコト(INBLEED - 爪痕を君に -)

 かなしい青猫の谷口由紀さんが製作したフリーゲームより。
 主人公である引きこもり兄とは対象的に、明るく社交的、容姿、学力、運動能力ともに優れている。
 兄をコンプレックスで悩ませるのだが、妹はそんな事はお構いなしに、兄に明るく無邪気に接する。
 連れ立って歩いて、自慢できるような兄でないにも関わらず、何かと連れまわす。
 それは何故か?

「……優しい兄さんが好き。……ねえ、私は、ぜったい兄さんを裏切らないよ? だから、兄さんも私のことを、ずっと好きでいてくれる?」
 誰にでも笑顔を見せるミコトだが、本当は他人を信用できず、家族だけしか心を許さない彼女もどこか異常なのか?

「ねえ、他の誰が私のことを嫌いでも、それでいい。でも、兄さんに好かれなかったら、私は、どうすればいいの? ねえ、好きでいてよ! せめて兄さんだけは、私のことを好きでいてよ!」
 全てを持つ彼女が兄にすがりつく理由とは?

「じゃあ、言ってあげるわ。――『また、自分勝手な事を思ってるね』って、そう言ったの」
「まったく、駄目なヤツに限って、あの手この手で『でも、心はキレイです』ってアピールしたがるんだよね。言葉で関係を作れないから、『真実の心を通わせることができれば……』って? そんな事ができれば、他のみんなもやってるってば。それが出来ないからこそ、不自由な言葉に自分の心を託して、誤解を重ねながら、地道に心を通わせていくんじゃないの!」
「兄さん! 兄さんは、他の人間がやっている努力から逃げて、ありもしない『自分の真心を理解してくれる人』を、待っているだけ! それなら……」
「それなら、ひとりでいるしかないじゃない! バカ、バーカ!」

 突如として、悪魔じみた表情で、悪態をつく彼女は一体?

「……いいんだよ。私には、分かってるから」
「兄さんの心が、ほんとはとっても優しいんだってこと。……それをうまく表現できなくたって、いいじゃない。いつかきっと、分かってもらえる日がくるから」

 優しさと言う名の蜘蛛の糸は、本当に妹から紡ぎだされたものなのか?

 一体、どこまでが本当の妹なのだろうか?
(2007.4.30記)


いくみ(バトルオブイモウト)

 脳内の領主さんが製作したフリーゲームより。
 そのタイトルの示すとおり、反抗期の妹との戦いを書いた超短編バトルノベルです。
 超短編バトルノベルといっている通り、5分ほどで終わります。
 短いながらも、生意気で、反抗期な妹の縮図みたいな感じで中々楽しめました。
 会話に失敗した時の台詞が容赦なくて笑えます。
 「へんたい」「そのかおで?」「ばかにい じゃまだから でてってよ」等。
 別に管理人はMではありませんよ……多分。
 最後にツンツンしていた理由が、誕生日を忘れていたのが原因だったり、「おにいちゃんなんて だいっきらい!」と抱きついてくる所も、実に良く分かっています。
(2006.12.18記)


ユミ(SNOW TALES −Flower−)

 月の足跡さん製作のフリーゲームより。
 病気の妹を救うために、兄が旅立つゲームのはずなのですが……。
 途中から、びっくりするほど忘れ去られた妹。
 兄の行動が理解不能すぎます。
 妹を救いたいけど、目の前の人を見殺しに出来ない……それは分かるのですが……。
 何で会ってから1日しかたってない女にあそこまで入れ込んでいるんだろうか?
 妹の事をきれいさっぱり忘れて、会って間もない女の後を追って逝く姿は、酷い兄としか思えません。
 ……感動する場面だったのかもしれない けど、むしろ乾いた笑いすら起きました。

 このゲーム、主人公が凄腕の暗殺者だとか全く意味の無い設定が沢山あるけど、妹の存在意義すら見出せなかった。
(2006.12.18記)


ミドリ(楽園)

 Team Eye maskさん製作のフリーゲームより。
 近未来の農村で機械の管理をしている兄を訊ねに来た妹。
 このゲームは、恋愛要素もなく、これといって何か事件がおきたりするわけでもないノベルゲームです。

 兄が妹の再開した時、精神的にも成長しているのを見て、嬉しさとともに寂しさを感じたり。
 妹が浴衣に着替えた後で、兄の反応を気にしてドキドキしたり。
 花火をした時に、線香花火の火が消えるまでの時間を競い合ったり。

 ここで書かれているのは、そんな何気ない兄妹の日常です。
 でも、それがヒーリングノベルの名のとおり、癒されるようないい雰囲気のゲームです。
 ラストで妹と別れた後、案山子から伝言を伝えられるシーンもいいですね。(このゲーム、案山子がいい味を出してます)
 ハイテク化した田舎と言う事を除けば、どこにでもあるような話でしたが、このまったりとした雰囲気はすごく好きです。
(2006.12.18記)


剣崎 真由(High Standard)

 月恋園のエル・シッドさんが作ったフリーゲームからです
 戦争孤児で浮浪者として、兄や仲間と生活してきた妹。
 その妹が冒頭でいきなり行方不明になります。
 そして、妹が力に目覚め、別世界をつくり、そこで神とされていて、そこで命を狙われていることを知り、助けに向かいます。
 かなり唐突ですが、これがこのゲームの本筋です。
 しかし、真由自身の登場はほとんど全くと言っていいほどなく、姿を見せるのはラスボス直前。

 出番が少なすぎるため、妹のことは一切わからずゲームが進みます。
 そして、最後の最後で、別世界を作った理由等が一気に分かります。

 元の世界に失望して、争いのない世界を作ろうとしていたこと。
 しかし、新しい世界も前の世界と変わらないことを知り、全てを終わらせようとしていたこと。
 確かに戦争孤児というだけで、どれだけの苦労をしてきたのかは分かるのですが、出番が少ない分、唐突に感じます。

「この歪んだ世界で真由がしんじてたのはお兄ちゃんだけ……でも、それだけ…で……幸せ…だっ…た……よ……」
 世界を信じられなくても、兄だけは信じていたという真由。
 良いシーンではあるのですが、やはり唐突な分生かされてはいない。
 とあっては、あのラストはちょっと認められないのです。

 やはり、プロローグをもっと作るべきだったのではないか?
 冒頭で、妹が世界をどう思っているのか、兄をどれだけ信じていたか。
 そういったものを描いてから、ゲーム本筋に入れば、もっと違った物語になったと思う。
(2006.12.3記)


持田 由香(コープス・パーティー)

 祁答院慎さんが製作したホラーRPGからの妹です。
 無料でダウンロードすることができ、現在は携帯ゲームソフトとして配信中。

 中学生だが、口調やビジュアルからしてそれ以上に幼い感じ。
 兄の事が好きだが、控えめな性格ゆえか口に出せずにいる。

 このゲームは全員生還するエンドより、誰かが死亡するエンドの方が力が入っています。
 生還した友人も自殺したり、友人に刺されたり、黒魔術で死亡者を蘇らせようとしたり……。
 その中でも、由香エンドともいえる、エンディングCは必見です。
 妹好きな方なら特に。

 最後、兄を守ろうとして致命傷を負う由香。
 その後の会話が、このゲームの最大の見せ場でしょう。

「…直美お姉ちゃんより、もっともっとお兄ちゃんの事好きだもん」
「……なのに…。いっつも、直美、直美って…」
「……由香の気持ち…知らないで…」
「嘘でもいいから、わたしのこと好きって言って……」


 兄が他に好きな人がいると知っていながら告白する由香。
 死ぬ間際でやっと伝えられた兄への想い。
 かなり心に響きます。

 そして、あのラストは、一体何を何を意味するのでしょうか?
 「おにいちゃん、さびしいよ」と書かれた手紙。
 誰もいないはずの部屋からのノック。
 そして、鍵穴からのぞく由香の目……。
 帰ってきた? それとも、あちらの世界への誘い?
 十中八九後者のような気がしますが、由香と一緒ならそれでもいいかなと思えました。
(2006.12.3記)


佐喜子(Dear heart 〜結ふ花の恋〜)

 仮恋愛組曲の武槻夕花さんが製作したフリーゲームからの妹です。
 腹違いの実妹。
 昔から病弱で、兄の頼り切ってきた妹。

 このゲームは、キャラ絵が存在しないサウンドノベルです。
 兄妹の他に一切登場する人物はいません。
 舞台も、住んでいる屋敷と、敷地内の庭ぐらい。
 そんな背景からも分かるように、この兄妹の世界はかなり閉じられています。
 閉じられた世界の中の兄妹2人、恋に落ちるのは当然だったのかもしれません。

 兄妹がお互い惹かれている場面や、結ばれる場面、事後シーンなど、CGは無いけど美しく描かれています。
「わ、私・・・お兄様のお嫁になったの・・・?」

 しかし、終盤に近づくにつれ、物語についていけなくなりました。
 吸血鬼や親殺しの話、近親交配を永遠と繰り返す呪われた血筋など、世界観が広がりすぎです。
 個人的には、兄妹2人の話だけでもよかったような。
(2006.12.3記)


川島 もなか(おにあい〜だって好き好き大好き〜)

 あおぞら幼稚園の雪双葉さんが製作したフリーゲームからの実妹です。
 もなかという名前は、親が和菓子好きのためにつけられたらしい。ちなみに兄の名前は大福。
 兄への呼称は、兄上。
 どこか淡々とした性格だが、甘えん坊でお兄ちゃん大好きっ子。

 妹の説明はこれくらいにして、問題はこのゲームの実妹の扱いにあります。
 このゲーム、ヒロインが12人もいるのに、エンディングは1つだけです。かなり無茶なコンセプトです。
 そして、その12人のヒロインからもてまくります。
 その12人の中には、1,2回しか口の利いたこと無いような通りすがりに等しい人物までいます。
 そして、EDが1つという形式上、その通りすがりのようなキャラと実の妹を同じような扱いにしてしまっています。
 実妹属性にとっては、かなり苛立たしい状態です。
 もなかと接するシーンで良いシーンはあるのですが、すぐその後で違うキャラにも同じように接していたら、かなり萎える。

 そして、エンディングの衝撃シーン。

「皆、俺の妹になってくれ!」
あの日、俺に12人の妹が出来た。


 このエンディングを見た時、流石に唖然としました。
 ……お前の妹は、もなか一人だけだろうと
 実妹一人いれば、その他大勢の偽妹なんていりません。

 どうやらこのゲームは、私とは相性が悪いようです。
(2006.11.26記)


緋乃元 燕(TYPE−ORE)

 PRESENT CALLの和氏之璧さんが製作したフリーゲームからの妹です。
 父親違いの実妹で、親を失った後、兄と2人暮らしをしています。
 兄を男性として好いていて、血の繋がりがある事を残念に思ってるという、何ともギリギリな設定。

 しかし、この妹、冒頭で「INVERSE」という組織にさらわれてしまいます。
 出番は、そこで途切れてしまいます……。
 そして、兄は妹を助け出すために、いつしか「地球統合軍」へと入隊します。
 そこで、「TYPE-ORE」と呼ばれる戦闘機を与えられ、「INVERSE」と戦うことに。

 妹が誘拐されてから半年以上経過したある日、ついに「INVERSE」の本拠地を突きとめて攻め込みます。
 そこで主人公は、信じがたい事実を知る事に。

 「INVERSE」は妹を誘拐などしておらず、「地球統合軍」こそが真犯人であること。
 燕はすでに軍によって殺されていて、その魂を機械に組み込まれていること。
 そして、軍から与えられた主人公の愛機「TYPE-ORE」こそ、妹の魂が込められた機体であること。
 今までずっと、妹と一緒に戦っていたことを。

 それを知った主人公は、妹のカタキを討つため、妹と共に軍と戦う事に。
 軍人でも正義でもなく、沢山の仲間や無実の者を巻き込んだ悪人として。
「なぁ、燕…こんな姿にされて辛かっただろ? もう少しだけ我慢してくれ。一緒に決着をつけに行こう…」

 最後の戦いを終え、沈み行く戦闘機の中、妹が語りかけてくるシーンは、かなり泣けます。
「悪い人になっちゃう位…私の事を思ってくれていたのなら、それもちょっと嬉しいかな…」

 ちなみに外伝においては、本編とは別のパラレルワールドな物語になりハッピーエンドで終わるのですが、どうにも釈然としなかったです。
 やはり、本編の描写の美しさにはかなわないということでしょうか?
(2006.11.13記)


リリィ=クレスティ(Carist)

 Lucifer Brandのロヴァさんが製作したフリーゲームからの妹です。
 この妹はかなり出番が少ないため、どういう性格なのか語ることは難しいです。
 そのため、妹をこの妹を語るためには、まず兄の生い立ちを語らなければいけないようです。

 両親に捨てられ、赤子である妹と共に教会へと拾われた主人公。
 そこの教会で、親代わりの神父、よい友人達に囲まれて、幸せな日々を送っていたのですが。
 しかしある日、教会で保管されている銃と共に、自分と妹を捨てた両親に復讐しに行きます。
 それをきっかけに、主人公は、カリストと名乗り、悪人を殺しつづけるという道を進むことに。

 ……

 時は流れ、数年後。
 ある日、主人公は、突然、マッチ売りの少女に命を狙われます。
 そして、少女に勝って殺した後、その少女の仲間である暗殺者グループと戦いになります。

 しかし、暗殺者グループと戦ううち、その正体が分かってしまいます。
 暗殺者たちは、全て教会にいた主人公の友人達だったのです。
 そこで、真相を聞くことに……。

 主人公が銃を持ち出して両親を殺した後、神父は責任を取らされて処刑。
 その後、行き場を失った友人たちは、生き残るためには殺し屋になるしかなかった。というあまりにも過酷過ぎる真実。

 そして、暗殺者との戦いで、一番最初に殺したマッチ売りの少女。
 そう……あの少女こそが……。
 それを知った主人公は、マッチ売りの少女の死体までいき、こう語ります。

「リリィ・・・・・・・・・」
「思えば・・・オレは兄らしい事をひとつもしてあげた事はなかった・・・」
「それどころか・・・勝手に親を殺し・・・コイツの命も奪った・・・・・・」
「オレはいつも失ってから気づく・・・」
「教会・・・友達・・・家族・・・・・・・・・大切な物は全部、オレ1人のせいで無くなってしまった・・・」
「オレは・・・なんてバカだったんだ・・・・・・」
「少し待ってろよ・・・リリィ」
「やるべきことをしたら、オレもすぐ、そっちへ行くからな・・・・・・」
「だから・・・待っていてくれ・・・・・・」


 大切な妹すら、失ってからしか気づくことができなかった兄。
 何ともいえない気分にさせられました。
(2006.11.13記)


鹿山 理佳(ディスコミュニケーション)

 読めば読むほど不思議になる、摩訶不思議恋愛漫画からの実妹。
 ちなみに主人公の実妹ではなく、とある1エピソードの兄妹カップル。
 主人公の松笛とヒロインの戸川以外にも、様々な異色カップルが登場するこの漫画。
 その中でもお気に入りカップルの1つです。
 ちなみにこの漫画でもお気に入りカップルを挙げるならば……

 松笛 + 戸川
 鹿山蓮太郎 + 鹿山理佳 
 浜野 + 神無月くん
 芝田顕作 + 芝田歩

 ……主人公とヒロインの2人はともかくとしても、後は趣味丸出しです。
 とまあ、それはいいとしても。

 この実妹キャラは、13巻で登場します。
 昔は地味でいじめられっ子の女の子でしたが、今は全国から褒め称えられる美少女アイドル。
 ただ一人、守ってくれた兄のために綺麗になったのに、有名になるにつれ冷たくなってしまった兄。
 そんな兄に振り向いてもらうために猛烈にアタックをかけます。
 そして、兄が冷たくしている理由が、実の妹の事を好きになりかけてしまっていたため、わざと無視し続けていたということが分かります(この場合、兄がツンデレなのか……)
 すると、理佳は『他に好きな人が出来たから』と安心させた上で、兄への思いをふっきるため最後にキスがしたいとねだります。
 それに兄も承諾し、ついに濃厚なキスをし終わります。
 そこで2人の淡い恋物語は終わると思いきや……
 その後、理佳の悪女っぷりを発揮した台詞が最高です。

「くすっ」
「ウ ソ よ」
「橘さんのこと好きなんてウソよ! わたし今でもお兄ちゃんただ1人が一番好き!!」
「ねーねーわたしもそうだけどお兄ちゃんにとっても今のがファーストキスだったんでしょ!」
「やったあ。お兄ちゃんのファーストキスうばっちゃった!」
 上着を脱いで兄に胸を触らせる理佳。
「ほらほら。さわって! お兄ちゃん」
「わかる? 最近ちょっとふくらんできたの」
「わたしお兄ちゃんとならキスだけじゃなくて、他にもいろいろ兄妹の仲を踏み越えるような事、してもいいと思ってるよ」
「だからもっともっとキレイになってお兄ちゃんをわたしのとりこにしてあげる」
「だってお兄ちゃんを他の女の子にとられるなんて絶対ヤだもーーん」
「悪いのは全部――」
 再び兄にキスをする理佳。
「わたしの心をうばったお兄ちゃんだからね」


 最後に実の妹に落とされ、その場で泣き崩れる兄、蓮太郎。
 いや、哀れだけど……羨ましい。
(2006.11.5記)


ハナ(小さな試練)

 ヒガガガ本舗さんのhigaさんが製作したフリーゲームからです。
 病気がちでいじめられっ子だけど、決して暗い性格ではなく、兄の前ではいつも楽しそう。
 趣味は「お兄ちゃんに守ってもらう事」
 そんな妹です。
 ゲーム自体はいかに戦闘を避けるかが要となる、ちょっと意地悪なRPG(でも結構嵌る)
 でも、物語は、妹想いの兄が妹の病気を直すために”聖杯”を探す、という実に分かりやすいストーリー。
 後にも先にも兄妹愛がテーマのゲームです。
 ゲームの随所に出てくる兄妹の会話が、シスコン魂を刺激されます。

 エンドは2つありますが、どちらもお勧めです。
 続エンド時のハナの台詞
「兄妹仲良く逃避行っていうのも魅力的だけどね♪」
 完エンド時のハナの台詞
「【私たち兄妹は常に一緒。幸せも未来も共有するから常に一つ】」

(2006.9.18記)


林田 京子・林田 京香(エ口研究室)

 RaSeNのPCゲームです。
 どちらが年上か、又は双子なのかも不明だけど、常に2人で行動する仲良し姉妹。
 かなりの甘えん坊で2人そろって兄にべたついてきます。
 量が多すぎる料理や、手荒な起こし方など、妹としてのお約束を備えています。
 兄がデートをすると言い出せば、デートコースの下見とかこつけて、自分たちとのデートの約束を取り付ける。
 しかも、そこで妹と必要以上に仲良くしていた所を、ヒロインに見つかり勘違いされるというオマケつき。(そういうシーン大好きです)
(今後改稿予定)


斉藤 広子(Self)

 「Grace」さんのフリーゲームからです。ダウンロードはこちらから。
 主人公が妹をちゃんづけで呼んでいるのは結構新鮮でした。
 広子シナリオが無く、出番も少なくシナリオにも全く、出るシーンはいずれもインパクトがあります。

 スリーサイズを聞くと頬を染めながら教えてくれる。
「朝で興奮しているのはわかるけど・・あたしに矛先向けちゃダメだよ。でもお兄ちゃんだから教えてあげるね」

 お風呂に入る時に誘ってくる。
「・・・お兄ちゃん・・・・一緒に入る?・・・」

 朝、起こされた時に寒そうにしていると服を脱ぎだす。
「暖めてあげよっか・・・?」

と壊れ気味のブラコンっぷりが面白いです(というよりこの3箇所しか出番が無いのですが……)
 ただ、このゲームをプレイしたのは「Silence」と全く同じ日だったため、一葉と比べてしまうと、どうしても霞んでしまいます。
 ちなみにオフィシャルHPにて広子の外伝小説も公開しています。
(今後改稿予定)


今村 朝子(星空☆ぷらねっと)

 D.O.のPCゲームからです。
 主人公は実家から離れて一人暮らしているので、実家にいる妹とは疎遠になっています。ほとんどのシナリオで会う事は出来ません。ごくまれにヒロインを連れて帰省するシーンもあるのですが、そこでも出番薄……。
 しかし、このキャラは誰も結ばれずに終えるENDにて、出番を見せます。帰省した主人公に何気なく地元近くの大学を薦めようとします。それは、口には出せないものの兄と一緒に暮らしたいからの行動でした。
 主人公が夢を諦めてしまうエンドなのですが、これはこれで非常にいい家族愛を体現したハッピーエンドだと思います。
 CGもいかにも田舎者の格好がかなり型にはまってとてもいいです。
(今後改稿予定)


貴島 佳菜美(ONE2 〜永遠の約束〜)

 BaseSonのPCゲームからです。
 主人公が妹と別居しているため電話越しでしか出番はありません。
 そのため立ちCGすら無い……。
 兄とくだらないことで言い争ったりしながらも、困った時に相談にのってくれたり、どんな状況になっても兄を信じてくれたりと、非常にいい妹です。
 リメイク版である「with VOICE」においてCG追加や声が期待されましたが、結果はCGはおろか声すら付かないという状態でした。残念。
 ちなみに彼女の姿は、BaseSonのHPでのコンテンツ「雛太屋」の第40回目にて公開されました。
 ちょっと短めのツインメールっ娘のようです。
(今後改稿予定)



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