ヒルベルト空間の閉部分空間に対して、

へのorthogonal projection とし、

の共通部分空間への

orthogonal projection をとするとき、

次が成立する。

 

テキスト ボックス:  	の任意の元  に対して、  を交互に
作用してできる点列、たとえば  からはじめると、
(*)  
は  に収束する。(  からはじめても同じ)

 

 

 

 

 

 

証明

[1]が0次元のときだけ証明すればよい。何故なら、

とおくと

へのorthogonal projection とすると

でさらに

一般に、

が成立する。

[2]以下 とする。

とおく

は正の対称作用素になる。

次の点列

(**)

 
 

 

 

 


が0に収束することを証明する。

これを示せば十分である。

(**)が0に収束すれば、

 

(*)

 
 

 

 

 

 

 

 

 


もまた0に収束している。

何故なら、

(*)

の第3項以後の奇数項列は

(**)と一致し、

(*)

の第3項の偶数項列は

と一致するから。

つぎに、

であるから

 -------------------------------------(1)

とおく。

を示すことが以下の目的である。

点列(**)は有界列である:

ここで、

ヒルベルト空間の閉球は弱位相でコンパクト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 


を用いると、(**)

の偶数項の部分列

で弱位相で収束するものがある。

この弱収束の極限をとおく。

ここで、が対称であることを使った。

この等式で、とすると、(1)より右辺は

左辺は弱収束を用いて

したがって、

--------------------------------------(2)

さらに、として、

------------------------------------------(3)

が成立する。また、

に弱収束しているから、

上と同じことを繰り返すと、

ここで、として

*        として

-----------------------------------(4)

(3)(4)より

------------------------------(5)

(5)より

ゆえに、*かつがわかる。

すなわち、の元であり、

仮定により、ゆえに(5)をみると

が示され

   証明が終わる

 

 

このprojectionの替わりに、

有限個のProjectinについても

交互に作用

させて同様なことが成立します。

このことを最初に証明したのは、

J.von Neumannです。

元の証明も同じようなものと思います。